2026.05.25更新

用語解説

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: ”K”LINE REPORT2025
■ドライバルク
鉄鉱石・石炭・穀物など、袋やコンテナに入れず「バラ」の状態で大量に運ぶ貨物のことです。川崎汽船は、このドライバルクを載せる専用船(バルカー)で鉄鋼原料などを世界各地へ運び、安定した需要を持つ基幹事業の一つとしています。

■LNG燃料自動車船
自動車や建設機械などを運ぶ自動車運搬船のうち、重油ではなくLNG(液化天然ガス)を燃料として走るタイプの船です。SOXやNOX、CO2の排出量を従来船より大きく減らせるため、環境対応と競争力強化の「看板商品」の一つになっています。

■液化CO2船
工場などから集めた二酸化炭素を冷却・加圧して液体にし、貯蔵・輸送するための専用船です。川崎汽船は、欧州でCCS(Carbon Capture and Storage)事業を展開するNorthern Lights向けに複数の液化CO2船を運航・管理しており、CO2を輸送して海底下に貯留するバリューチェーンの重要な一部を担っています。

■洋上風力支援船
洋上風力発電の建設やメンテナンス、海底地盤調査などを支える作業船の総称です。川崎汽船グループは、風車の設置前段階で必要となる地盤調査やケーブル敷設を支援する船を運航し、日本の洋上風力発電サプライチェーンの基盤づくりに参加しています。

■自動カイトシステム「Seawing」
フランス子会社OCEANICWINGが開発する、自動制御の大型カイト(たこ)を船の前方で飛ばし、風の力を推進力として利用するシステムです。通常のエンジン推進に「帆の力」を上乗せすることで燃料消費と排出ガスを減らすことを狙った、風力活用の次世代技術です。

■統合船舶運航・性能管理システム「K-IMS」
「Kawasaki Integrated Maritime Solutions」の略で、船から送られてくる運航データや機関データ、気象情報などをクラウド上で一元管理する川崎汽船独自のシステムです。リアルタイム監視や性能解析、最適航路提案を行うことで、安全運航と燃費削減、運航管理の効率化を同時に実現します。

■“K” LINE環境ビジョン2050
2050年をターゲットとした川崎汽船グループの長期環境方針です。温室効果ガス削減、生物多様性保全、海洋汚染防止などに関する目標と行動計画をまとめたもので、環境対応投資や新技術導入、船隊構成の転換など、同社の環境戦略のベースとなっています。

■LNGバンカリング船「かぐや」
船舶用燃料としてのLNGを、他の船に洋上で供給するための専用船です。川崎汽船が電力会社や商社などと組んだジョイントベンチャーが保有し、日本で初めて本格的な船対船(Ship-to-Ship)方式のLNGバンカリングを行った船として位置づけられています。

■環境フラッグシップ自動車運搬船「DRIVE GREEN HIGHWAY」
川崎汽船が「DRIVE GREEN PROJECT」のフラッグシップとして建造した、自動車約7,500台を積載できる大型自動車運搬船です。SOXスクラバーや排熱回収装置、太陽光パネルなど最新の環境技術を多数搭載し、従来大型船に比べてCO2や大気汚染物質の排出削減を実現した“見本船”的な存在です。

■FSRU(浮体式貯蔵再ガス化設備)
「Floating Storage and Regasification Unit」の略で、LNGを貯蔵し、陸上へ送る前に再ガス化する機能を持った船または船型設備です。港に常駐して“海に浮かぶLNG受入基地”のような役割を果たし、陸上設備よりも短期間・低コストでガス供給インフラを整えられる点が特徴です。

■High & Heavy貨物
自動車船で運ぶ貨物のうち、背が高く重い建設機械や農業機械、大型資材などを指す川崎汽船の実務用語です。乗用車とは異なる積み付け技術や専用の台車・固定具が必要で、同社はこの分野の取り扱い能力の高さを自社の強みとして打ち出しています。

■地質調査船「EK HAYATE」
川崎汽船グループなどが出資するEK Geotechnical Survey合同会社が保有する、日本籍の洋上地質調査船です。洋上ボーリングやサンプル採取、現場試験を行うための機器と船上ラボを備え、洋上風力発電向けの海底地盤調査などを専門的に担います。

■“K” LINE UNIVERSITY
川崎汽船が本社で開催するグループ向け研修プログラムの名称です。世界各地のグループ会社から社員を集め、経営方針や事業戦略の共有、リーダーシップ研修、シミュレータ見学、ワークショップなどを通じて、多様な価値観を持つ人材同士の一体感とリーダー育成を図る場になっています。

■“K” LINEスピリット
「自主独立」「自由闊達」「進取の気性」という3つの価値観から成る、川崎汽船グループの行動指針です。社員一人ひとりが大きな裁量と責任を持ち、慣習にとらわれず挑戦し続ける姿勢を重んじる企業文化を表す言葉で、採用・人材育成・経営メッセージなどで繰り返し強調されています。

■アニマルスピリット
もともと経済学で「投資や行動を後押しする人間の本能的な意欲」を指す言葉で、川崎汽船では五十嵐社長が社内向けメッセージの中で多用している表現です。変化を恐れず勇気と情熱を持って挑戦し、リスクと機会を見極めながら前に進むマインドセットを社員に求めるキーワードとして使われています。

■Northern Lightsプロジェクト
ノルウェーの企業連合が進める、世界初の商業規模のCO2輸送・貯留(CCS)プロジェクトの名称です。欧州各地で回収したCO2を液化して船でノルウェーの受入基地まで運び、海底下の地層に長期貯留します。川崎汽船はこのプロジェクト向けに複数の液化CO2船を提供・運航し、欧州の脱炭素インフラを支えるパートナーとして関わっています。