2026.05.26更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

SGホールディングスは、京都―大阪間の「飛脚」から始まり、「飛脚の精こころ神」を軸に宅配便・3PL・低温物流・国際物流・不動産・ITを束ねるトータルロジスティクスグループへ進化した。全国の営業所網と10万人規模の従業員、幹線輸送協力会社や宅配サポーターなどのパートナー網、DXや「HIKYAKU LABO」で磨いた現場力を武器に、リアルコマースや越境EC、冷凍食品など多様な産業の物流をつなぎ、「Grow the new Story. 新しい物流で、新しい社会を、共に育む。」という長期ビジョンに向けて挑戦している。

目指す経営指標

・2027年度の中期経営計画では、営業収益1兆8,300億円、営業利益1,100億円、親会社株主に帰属する当期純利益700億円、ROE12%、ROIC8%を経営目標とする
・2030年度の経営目標として、営業収益2兆2,000億円、営業利益1,400億円、親会社株主に帰属する当期純利益980億円、ROE15%、ROIC10%を掲げる
・温室効果ガス排出については2013年度比▲15%の削減を起点に、CO₂排出量(国内グループみなし排出量)を2014年3月期比で2031年3月期▲46%、2050年3月期までにゼロとする目標を設定している

用語解説

■飛脚の精こころ神
SGホールディングスグループが大切にしている原点の価値観で、「飛脚のように誠実で迅速に荷物を届ける心構え」を指します。単に荷物を運ぶのではなく、お客さまや地域社会の役に立つことを第一に考える姿勢を表した言葉です。

■トータルロジスティクス
宅配便の集配だけでなく、倉庫での保管・在庫管理、流通加工、輸出入手続き、ITシステムまでを一体で提供する総合物流の考え方です。荷主企業のサプライチェーン全体をまとめて任せてもらうことで、コスト削減と業務効率化を同時に実現するモデルを指します。

■3PL
「サードパーティ・ロジスティクス」の略で、荷主企業に代わって物流業務全体を請け負う形態を意味します。SGホールディングスグループの場合、佐川急便による輸配送に加え、グループのロジスティクス会社が倉庫運営や在庫管理を担うことで、企業の物流機能そのものを外部パートナーとして支えるスタイルを指します。

■低温物流
冷蔵・冷凍設備を備えたトラックや倉庫を使い、一定の温度帯を保ちながら食品などを運ぶ物流のことです。名糖運輸やヒューテックノオリンなどグループ会社が担い、アイスクリームや冷凍食品、チルド食品などの鮮度や品質を守りながらスーパーや外食チェーンに届ける役割を果たしています。

■フォワーディング
国際輸送において、海運会社や航空会社と荷主の間に入り、貨物スペースの手配や通関、現地配送手配などを一括して行う業務を指します。SGホールディングスグループでは、EFLやエクスポランカ、Morrisonなどのグループ会社がフォワーダーとして機能し、グローバルな物流ネットワークを構築しています。

■宅配サポーター
佐川急便と業務委託契約を結び、主にラストワンマイル(お客さまの玄関先まで)の配達を担う個人事業主や小規模事業者の呼称です。社員ドライバーと宅配サポーターが協力することで、荷物量の増減やエリア特性に柔軟に対応できる配送体制をつくっています。

■リアルコマース
ネット通販だけでなく、実店舗での販売や街中の購入行動など、現実空間で行われる商取引全体を指す表現です。SGホールディングスグループは、店舗への納品や倉庫からの補充配送、ECとの在庫一元管理などを組み合わせ、リアルな売場とオンライン販売を両方支える物流を目指しています。

■越境EC
国境をまたいで行われる電子商取引を指し、日本の事業者が海外の消費者に商品を販売したり、海外ブランドが日本向けに販売したりする形態です。SGホールディングスグループは、海外拠点やフォワーディング機能を活かし、海外への配送や返品フローなどを含めた越境EC向け物流を提供しています。

■HIKYAKU LABO
SGホールディングスグループが設けたイノベーション拠点の名称で、社内外のパートナーとともに新しい物流サービスや現場改善のアイデアを検証する「実験の場」です。ドライバーや現場スタッフ、スタートアップ企業などと協働し、デジタル技術や新しい仕組みを試しながら事業化につなげていく役割を担っています。

■Xフロンティア
グループが開発した大型物流拠点の名称で、荷物の集約・仕分け・保管機能などを一体化したハブ施設です。複数の輸送モードや倉庫機能を集約することで、幹線輸送からラストワンマイルまでを効率的につなぎ、リードタイム短縮とコスト削減の両立を狙った中核拠点として位置づけられています。

■GOAL
営業開発組織「GOAL」は、法人顧客の物流課題を聞き取り、最適な輸配送・倉庫・ITの組み合わせを提案するための社内横断の専門チームです。従来の荷物単位の受注ではなく、顧客のサプライチェーン全体を見渡し、オーダーメイドの物流ソリューションを設計する役割を担っています。

■SGHビジョン2030
SGホールディングスグループが掲げる2030年までの長期ビジョンで、「Grow the new Story. 新しい物流で、新しい社会を、共に育む。」というメッセージのもと、トータルロジスティクスとグローバル物流を強化していく方向性を示したものです。事業ポートフォリオの転換や人材・DX・環境投資を通じて、次世代の物流インフラ像を描いています。

■SGH Story 2027
SGHビジョン2030を実現するための中期経営計画の名称で、2027年度までの具体的な成長シナリオをまとめたものです。デリバリー・ロジスティクス・グローバル物流の3本柱をどう伸ばすか、低温物流や国際物流をどう成長エンジンにするかといった重点テーマを整理し、収益構造の強化と投資方針を示しています。

■Grow the new Story. 新しい物流で、新しい社会を、共に育む。
SGホールディングスグループの長期ビジョンを象徴するスローガンで、荷主企業やパートナーと一緒に新しい物流の仕組みをつくり、その結果として社会の姿も変えていこうという意思を表現したフレーズです。単に効率化を追うのではなく、生活者の利便性や産業の発展につながる「新しい物語」を共創する姿勢を示しています。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

当社は、2006年2月開催の佐川急便株式会社臨時株主総会決議に基づき、2006年3月、佐川急便株式会社を株式移転完全子会社とする単独株式移転により設立された純粋持株会社であり、資本金11,275百万円にて発足し現在に至っております。次では当社グループ設立の沿革として、現子会社である佐川急便株式会社の設立からの経緯を記載しております。

 

1965年11月

佐川急便株式会社を設立

1975年7月

京都自動車興業株式会社(現・佐川アドバンス株式会社)を設立

1980年5月

佐川自動車工業株式会社(現・SGモータース株式会社)を設立

1980年9月

佐川航空株式会社(現・SGHグローバル・ジャパン株式会社)を設立

1983年2月

佐川コンピューター・システム株式会社(現・SGシステム株式会社)を設立

1988年10月

翼運輸株式会社(現・SGムービング株式会社)を子会社化

1990年8月

佐川急便(香港)有限公司を子会社化

1997年6月

SAGAWA EXPRESS VIETNAM CO., LTD.を設立

2003年9月

保利佐川物流有限公司(現・佐川急便国際物流(深圳)有限公司)を設立

2005年3月

佐川フィナンシャル株式会社(2020年10月にSGシステム株式会社を存続会社とする吸収合併により消滅)を設立

2006年3月

純粋持株会社体制へ移行、SGホールディングス株式会社を設立

2006年6月

SGホールディングス株式会社が、佐川急便株式会社から佐川グローバルロジスティクス株式会社(現・SGHグローバル・ジャパン株式会社)他子会社10社の株式を譲受

2007年8月

SGリアルティ株式会社を設立

2008年11月

佐川ロジスティクスパートナーズ株式会社(2019年4月に佐川グローバルロジスティクス株式会社を存続会社とする吸収合併により消滅)を設立

2009年2月

ワールド・ロジ株式会社が保有する株式会社ワールドサプライの全株式を譲受け、同社を子会社化

2011年4月

SGエキスパート株式会社(2020年10月にSGシステム株式会社を存続会社とする吸収合併により消滅)を設立

2011年4月

SGフィルダー株式会社を設立

2012年6月

SG HOLDINGS GLOBAL PTE. LTD.を設立

2013年5月

佐川グローバルロジスティクス株式会社において、SGHグローバル・ジャパン株式会社に商号を変更するとともに、会社分割により佐川グローバルロジスティクス株式会社を新設し、国内ロジスティクス事業を承継

2013年5月

シンガポール国内の物流事業強化のため、AMEROID LOGISTICS(S)PTE. LTD.(現・SG SAGAWA AMEROID PTE. LTD.)を買収

2013年11月

当社グループの国内ネットワークを活かした高品質な一貫物流サービスの提供を目的とし、SG SAGAWA USA, INC.を設立

2014年6月

国際貨物事業の拡大を目的とし、スリランカの物流企業であるEXPOLANKA HOLDINGS PLC(現・EXPOLANKA HOLDINGS Limited)を買収

2015年3月

ベトナム国内で貨物・物流サービスを行うための事業会社として、SG SAGAWA VIETNAM CO., LTD.を設立

2016年11月

ベトナムにおけるデリバリー事業の拡大・強化と顧客基盤拡大を目的とし、Phat Loc Express and Trading Joint Stock Company.(2017年3月にSG SAGAWA EXPRESS VIETNAM., LLCへ商号変更、2019年4月にSG SAGAWA VIETNAM CO., LTD.を存続会社とする吸収合併により消滅)を買収

2016年12月

電報類似サービス事業の拡大を目的とし、株式会社VST(現・佐川ヒューモニー株式会社)を設立

2017年12月

東京証券取引所市場第一部に株式を上場

2019年5月

ベトナムにおける車載冷凍冷蔵設備の供給事業を目的として、SG Motors Vietnam Co., Ltdを設立

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2024年7月

コールドチェーンの強化を目的として、株式会社C&Fロジホールディングス(2025年4月に名糖運輸株式会社を存続会社とする吸収合併により消滅)を買収

2025年5月

グローバル物流の事業領域拡大を目的として、Morrison Express Worldwide Corporationを買収

2025年8月

SDトランスライン株式会社を設立

2025年11月

サービスインフラの維持・安定化を目的とし、株式会社ディーラインを買収

 

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金

(百万円)

主要な事業

の内容

議決権の所有

割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

佐川急便㈱

(注)3、4、5

京都市南区

1,000

デリバリー事業

100.0

・役員の兼任1名

・資金の借入

・経営指導

佐川ヒューモニー㈱

東京都江東区

100

デリバリー事業

100.0

(100.0)

・資金の借入

・経営指導

SGムービング㈱

東京都江東区

100

デリバリー事業

100.0

・資金の借入

・経営指導

佐川グローバルロジスティクス㈱

(注)3

東京都品川区

3,450

ロジスティクス

事業

100.0

・資金の貸付

・資金の借入

・経営指導

㈱ワールドサプライ

東京都江東区

95

ロジスティクス

事業

100.0

・資金の借入

・経営指導

名糖運輸㈱

(注)3

東京都新宿区

2,176

ロジスティクス

事業

100.0

・役員の兼任2名

・資金の借入

・経営指導

㈱ヒューテックノオリン

(注)3、6

東京都新宿区

1,217

ロジスティクス

事業

100.0

(100.0)

・役員の兼任2名

SGHグローバル・ジャパン㈱

東京都江東区

203

グローバル物流

事業

100.0

・役員の兼任1名

・資金の借入

・経営指導

SGリアルティ㈱

(注)3

京都市南区

20,000

不動産事業

100.0

・役員の兼任1名

・資金の貸付

・経営指導

佐川アドバンス㈱

東京都江東区

27

その他

100.0

・資金の借入

・経営指導

SGモータース㈱

東京都江東区

10

その他

100.0

・資金の借入

・経営指導

SGシステム㈱

京都市南区

350

その他

全社(共通)

100.0

・資金の貸付

・資金の借入

・経営指導

SGフィルダー㈱

東京都江東区

100

その他

100.0

・資金の借入

・経営指導

SG HOLDINGS GLOBAL PTE. LTD.

(注)3、7

シンガポール

USD

1,526百万

全社(共通)

100.0

・役員の兼任2名

・資金の貸付

佐川急便国際物流 (深圳)

有限公司  (注)3

中国

深圳

CNY

110百万

グローバル物流

事業

90.0

(90.0)

SG SAGAWA VIETNAM CO., LTD.(注)3

ベトナム

ホーチミン

VND

382,653百万

グローバル物流

事業

100.0

(100.0)

SG SAGAWA AMEROID PTE. LTD.

シンガポール

SGD

1百万

グローバル物流

事業

100.0

(100.0)

SG SAGAWA USA, INC.

米国

カリフォルニア州

USD

1百万

グローバル物流

事業

100.0

(100.0)

EXPOLANKA HOLDINGS Limited

(注)3

スリランカ

コロンボ

LKR

4,097百万

グローバル物流

事業

100.0

(100.0)

EFL GLOBAL LOGISTICS (PTE.) LTD.

シンガポール

USD

1百万

グローバル物流

事業

100.0

(100.0)

・資金の貸付

EFL GLOBAL LLC

米国

フロリダ州

USD

10,000

グローバル物流

事業

100.0

(100.0)

EFL Container Lines, LLC

米国 ニューヨーク州

USD

10,000

グローバル物流

事業

100.0

(100.0)

EXPOLANKA FREIGHT (VIETNAM) LTD

ベトナム

ホーチミン

VND

1,027百万

グローバル物流

事業

99.0

(99.0)

 

 

 

名称

住所

資本金

(百万円)

主要な事業

の内容

議決権の所有

割合(%)

関係内容

EXPO FREIGHT PRIVATE LIMITED

インド

チェンナイ

INR

10百万

グローバル物流

事業

100.0

(100.0)

Locher Evers International Inc

(注)3

カナダ ブリティッシュコロンビア州

CAD

30百万

グローバル物流

事業

100.0

(100.0)

Expo Freight (Shanghai) Limited

中国

上海

CNY

5百万

グローバル物流

事業

100.0

(100.0)

EXPOLANKA FREIGHT LTD

ケニア

ナイロビ

KES

87百万

グローバル物流

事業

100.0

(100.0)

PT EFL GLOBAL INDONESIA

インドネシア

ジャカルタ

USD

2百万

グローバル物流

事業

90.0

(90.0)

Expofreight (Hong Kong) Limited

中国

香港

HKD

1百万

グローバル物流

事業

100.0

(100.0)

EXPOLANKA FREIGHT (PRIVATE) LIMITED

スリランカ

コロンボ

LKR

100百万

グローバル物流

事業

100.0

(100.0)

Expofreight (Shenzhen) Limited.

中国

深圳

CNY

5百万

グローバル物流

事業

100.0

(100.0)

EXPOLANKA FREIGHT DUBAI (L.L.C)

アラブ首長国連邦 ドバイ

AED

300,000

グローバル物流

事業

100.0

(100.0)

EXPOLANKA FREIGHT (CAMBODIA) LIMITED

カンボジア

プノンペン

USD

5,000

グローバル物流

事業

100.0

(100.0)

EFL HUB (PVT) LTD  (注)3、8

スリランカ

コロンボ

LKR

7,037百万

グローバル物流

事業

100.0

(100.0)

EXPOLANKA FREIGHT (PHILIPPINES) INC.

フィリピン

パサイ

USD

200,000

グローバル物流

事業

100.0

(100.0)

EFL MALAYSIA SDN. BHD.

マレーシア

セランゴール

MYR

1百万

グローバル物流

事業

100.0

(100.0)

Morrison Express Worldwide  Corporation  (注)3

サモア

アピア

USD

18百万

グローバル物流

事業

100.0

(100.0)

Maxyork Investments Ltd (注)3

サモア

アピア

USD

9百万

グローバル物流

事業

100.0

(100.0)

MEC Labuan Holding Co., Ltd

(注)3

マレーシア

ラブアン

USD

8百万

グローバル物流

事業

100.0

(100.0)

他162社  (注)9

 

 

 

 

 

(持分法適用の関連会社)

 

 

 

 

 

7社

 

 

 

 

 

 

(注) 1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。

2.議決権の所有割合の( )内は、内数で間接所有割合であります。

3.特定子会社に該当しております。

4.佐川急便株式会社については、営業収益(連結会社相互間の内部営業収益を除く)の連結営業収益に占める割合が10%を超えております。当連結会計年度における主要な損益情報等は次のとおりです。

主要な損益情報等

(1) 営業収益

1,077,628

百万円

 

(2) 経常利益

65,561

百万円

 

(3) 当期純利益

45,177

百万円

 

(4) 純資産

345,579

百万円

 

(5) 総資産

501,394

百万円

 

5.佐川急便株式会社は、2026年3月に減資を実施いたしました。

6.株式会社ヒューテックノオリンは、名糖運輸株式会社を通じての間接所有となっておりましたが、2026年4月1日より当社の直接所有となっております。

7.SG HOLDINGS GLOBAL PTE. LTD.は、2025年5月、7月及び10月に増資を実施いたしました。

8.EFL HUB (PVT) LTDは、2025年5月に増資を実施いたしました。

9.当連結会計年度において、子会社46社を増加したことにより当連結会計年度から連結の範囲に含め、子会社14社を減少したことにより連結の範囲から除外しております。また、持分法適用の関連会社1社を持分法適用の範囲から除外しております。