2025年12月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

日本 米州 欧州 東アジア 南アジア・オセアニア 警備輸送 重量品建設 物流サポート
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
日本 1,260,364 44.8 - - -
米州 138,004 4.9 - - -
欧州 527,949 18.8 - - -
東アジア 165,801 5.9 - - -
南アジア・オセアニア 155,437 5.5 - - -
警備輸送 69,504 2.5 - - -
重量品建設 48,597 1.7 - - -
物流サポート 446,727 15.9 - - -

 

3 【事業の内容】

当社は、国内・海外各地域で貨物自動車運送業、鉄道利用運送業、航空利用運送業、海上運送業、港湾運送業、倉庫業等を行っている「ロジスティクス事業」を主軸とし、更に専門事業である「警備輸送事業」、「重量品建設事業」、及び各事業に関連する販売業・不動産業等の「物流サポート事業」を展開しているグループ会社の経営管理及びそれに附帯または関連する業務を行っております。

当社グループの事業に係る位置づけ及び報告セグメントとの関連は、次のとおりであります。

 

○ ロジスティクス事業(日本通運㈱、及びNXアメリカ㈱以下275社)

日本

 日本各地で、日本通運㈱、子会社並びに関連会社が、鉄道利用運送事業、貨物自動車運送事業、倉庫業、利用航空運送事業、海上運送業、港湾運送事業及び付随する事業を行っております。また、㈱NXワンビシアーカイブズ並びにその子会社が、情報資産管理業を行っております。

米州

 米州の各都市で、NXアメリカ㈱等の子会社並びに関連会社が、利用航空運送事業、海上運送業、倉庫業等を行っております。

欧州

 欧州の各都市で、NX UK㈱、NXオランダ㈱、NXフランス㈱、NXイタリア㈱、カーゴパートナーホールディングス㈲、シーモン・ヘーゲレホールディングス㈲等の子会社並びに関連会社が、利用航空運送事業、海上運送業、倉庫業等を行っております。

東アジア

 東アジアの各都市で、NX国際物流(中国)有限公司、NX香港㈱、APCアジア・パシフィック・カーゴ㈱、NX韓国㈱、NX台湾国際物流㈱等の子会社並びに関連会社が、利用航空運送事業、海上運送業、倉庫業等を行っております。

南アジア・
  オセアニア

 南アジア・オセアニアの各都市で、NXシンガポール㈱、NXオーストラリア㈱、NXマレーシア㈱、NXタイ㈱、NXロジスティクスインドネシア㈱等の子会社並びに関連会社が、利用航空運送事業、海上運送業、倉庫業、重量品建設事業等を行っております。

 

○ 警備輸送事業(NXキャッシュ・ロジスティクス㈱)

 

 NXキャッシュ・ロジスティクス㈱が警備業及び付随する事業を行っております。

 

○ 重量品建設事業(NXエンジニアリング㈱、他2社)

 

 NXエンジニアリング㈱並びに関連会社等が重量物の運搬、架設、設置及び付随する事業を行っております。

 

○ 物流サポート事業(NX商事㈱以下42社)

 

 NX商事㈱等の国内外の子会社並びに関連会社が物流機器・包装資材・梱包資材・車両・石油・LPガスをはじめとする各種商品の販売、車両の整備、保険代理店業務、不動産業、ロジスティクスファイナンス事業等を行っております。

 

 また、㈱NX総合研究所が調査・研究業等を、NXキャピタル㈱がグループファイナンス事業等を、NXキャリアロード㈱が労働者派遣業を行っております。

 

 

なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断されます。

 

 

事業の系統図は次のとおりであります。

 

2025年12月31日現在

 

 


業績状況

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当連結会計年度において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前連結会計年度との比較分析にあたっては、当該見直し反映後の金額によっております。

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてNXグループが判断したものです。

 

(1)経営成績

当連結会計年度の世界経済は、インフレの鈍化と漸進的な金融緩和が追い風となり、新興国を中心に底堅さをみせ、緩やかに成長した一方で、米国の関税政策や各国の対応策を巡る経済の不透明感の高まりや、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化、中東情勢の不安定化等、地政学リスクや経済安全保障上の不確実性は依然として高い状況で推移いたしました。

このような経済情勢のなか、当社事業を取り巻く環境としましては、国際物流では、米国の関税措置の影響による駆け込み需要が一部ではみられたものの、その反動も含めて当社の主力である日本を含むアジア発は総じて低調な荷動きとなりました。加えて、航空貨物、海運貨物ともに運賃相場の下落の影響を受ける状況で推移いたしました。国内物流では、個人消費が緩やかな回復をみせ、設備投資にも持ち直しの動きがみられたものの、荷動きは総じて力強さに欠ける状況で推移いたしました。また、労働力不足の深刻化、燃料費の高止まりや物価高による輸送原価の上昇、環境規制対応に伴うコスト増等、物流業界全体で構造的な課題への対応が必要な状況にありました。

引き続き、地政学リスクや経済安全保障上の不確実性によるサプライチェーンへの影響、労働力不足や各種コストの上昇等に注視が必要な状況にあります。

NXグループは、このような経営環境のもと、2024年1月にスタートいたしました5年間の経営計画「NXグループ経営計画2028 Dynamic Growth 2.0 “Accelerating Sustainable Growth ~持続的な成長の加速~”」の2年目となる当連結会計年度は、よりスピード感をもって長期ビジョンである「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」の実現に向け、経営計画に掲げる「グローバル市場での事業成長の加速」「日本事業の再構築」「サステナビリティ経営の推進」の取組みを進めるとともに、「企業価値向上に向けた取組み」を強化してまいりました。

当連結会計年度につきましては、売上収益は、Simon Hegele社のグループ参入による増収要因があった一方、国内における特積み事業の統合等による減収要因が影響し、前年同期に比べ減収となりました。セグメント利益は、国内事業の収益性改善や物流サポート事業が堅調に推移したこと等により、前年同期に比べ増益となりました。

 

「グローバル市場での事業成長の加速」

サプライチェーン全体を俯瞰し、トータルなロジスティクスソリューションを通じてお客様の課題解決を実現することをコンセプトとして、アカウントマネジメントの高度化の取組みを進めるとともに、End to Endソリューションの提供に注力してまいりました。日本を中心に蓄積された知見を共通インフラとして、成功事例の積み上げによるソリューションの展開を進め、日系企業のみならず非日系グローバルアカウントにおいて、高品質なサービス提供が評価され、それを契機として他地域の業務獲得へと発展する事例も増えてきました。

M&Aによるグローバル事業の強化の取組みとして、cargo-partner社とのシナジー創出を目的とした、フォワーディング事業における共同購買の推進や営業面でのクロスセル、世界各地の法人や拠点の集約・統廃合に取り組んでまいりました。また、2025年2月には、医療機器等のロジスティクスサービスに強みを持ち、ドイツを主たる拠点とするSimon Hegele社を買収し、コントラクトロジスティクスの主戦場とされる欧州において、同社のインフラを活かしたヘルスケア産業の取扱い拡大に取り組んでまいりました。

重要なエリア戦略であるインド事業の拡大につきましては、重点エリア・産業別に営業戦略を定め、半導体やテクノロジー、ライフスタイル関連を中心にフォワーディングやロジスティクスの拡販を推進してまいりました。

 

主なKPIの進捗は、以下のとおりです。

重点産業
(売上収益)

2025年
実績

2024年度
実績

前年対比
増減率

2028年
目標

テクノロジー

基盤領域:電機電子
成長、挑戦領域:産業用機械

3,001億円

3,054億円

△1.7%

4,000億円

モビリティ

基盤領域:自動車
成長、挑戦領域:建機、農機、鉄道、航空機

2,490億円

2,650億円

△6.0%

2,600億円

ライフスタイル

基盤領域:アパレル
成長、挑戦領域:家具、装飾品、コスメティクス

1,503億円

1,543億円

△2.7%

1,600億円

ヘルスケア

成長、挑戦領域:医薬品、医療機器

1,127億円

1,077億円

+4.7%

1,300億円

半導体

成長、挑戦領域:半導体

625億円

593億円

+5.4%

1,000億円

 

※日本通運株式会社、海外4セグメント合計(cargo-partner社、Tramo社、Simon Hegele社は除く)

 

フォワーディングの拡販

2025年
実績

2024年
実績

前年対比

増減率

2028年
目標

航空フォワーディング数量

93.3万t

92.1万t

+1.3%

130万t

海運フォワーディング数量

85.1万TEU

89.9万TEU

△5.3%

140万TEU

 

 

ロジスティクスソリューションの
提供強化(売上収益)

2025年
実績

2024年
実績

前年対比

増減率

2028年
目標

倉庫・配送等売上

4,974億円

4,818億円

+3.2%

5,900億円

 

※倉庫・配送等売上にはcargo-partner社、Simon Hegele社は含まない。

 

「日本事業の再構築」

日本事業の再構築の根幹となる事業基盤の変革の取組みとして、日本通運では2025年1月に社内カンパニー制を導入し、マーケット特性の異なるエリアごとに組織を区分けし、それぞれの経営目標の達成に向け、経営資源の適切かつ効率的な再配置を進めてまいりました。

関東甲信越・中部・関西エリアでは売上拡大を伴う利益の最大化を目的として、これまでのエリア軸組織からフォワーディング・ロジスティクスの事業軸及びアカウント営業を主とする顧客軸組織への再編を進めてまいりました。一方、各カンパニー(East:北海道・東北、West:中国・四国・九州)は利益率・資本効率の向上に注力すべく、ROICを経営目標数値として設定し、事業構造の改革や組織の統合による作業・事務の効率化に取り組んでまいりました。

 

 

「サステナビリティ経営の推進」

サステナビリティ経営を全ての事業活動の基盤と位置付け、企業価値の向上と社会価値の創出の両立を実現するため、重要課題(マテリアリティ)の解決に向けた取組みを着実に進めてまいりました。

重要課題の一つである「サステナブル・ソリューションの開発・強化」においては、モーダルシフトや低炭素輸送商品などの脱炭素ロジスティクスソリューションの提供をはじめ、お客様のサステナビリティ課題の解決やビジネス成長に資するソリューションをサプライチェーン全体で提供する体制を強化いたしました。

また、お客様や社会からの期待も高い気候変動への対応として、2025年6月にSBT短期目標の認定を取得したほか、人権尊重への取組みとして、主要グループ会社においてサプライヤー人権デューデリジェンスを開始する等、持続可能なサプライチェーンの構築に向けた基盤整備を進めてまいりました。

 

「企業価値向上に向けた取組み」

長期ビジョンの実現に向けた第2ステップと位置づけた現経営計画目標の達成に向けて2025年2月に「企業価値の向上に向けた取組み」をアップデートし、アセットの保有戦略の見直しを含めたバランスシートマネジメントの強化、資本政策の見直しと事業ポートフォリオマネジメント等の取組みを強化してまいりました。

アセットの保有戦略の見直しとしまして、資産の時価に対してハードルレートとして設定したROIC5%を下回る低収益な事業用資産及び投資用不動産を対象に、売却あるいはセール・アンド・リースバックを進めてまいりました。また、事業ポートフォリオマネジメントでは、「事業ポートフォリオに関する基本方針」を定め、事業の資本収益性と成長性による定量評価と、NXグループにおける位置付けやシナジー、事業の成長性、ベストオーナー観点等の定性評価をおこない、別荘地管理事業等の事業譲渡を進めてまいりました。

 

NXグループの当連結会計年度の業績は、売上収益は2兆5,748億円と前年同期に比べ28億円、0.1%の減収となり営業利益は514億円と前年同期に比べ24億円、4.9%の増益となりましたが、為替の影響等により、税引前利益は417億円と前年同期に比べ101億円、19.5%の減益となり、親会社の所有者に帰属する当期利益は26億円と前年同期に比べ290億円、91.5%の減益となりました。

 

 

報告セグメントの業績概況は以下のとおりであります。

 

売上収益の明細

セグメントの名称

前連結会計年度
(自 2024年 1月 1日
  至 2024年12月31日)
(百万円)

当連結会計年度
(自 2025年 1月 1日
  至 2025年12月31日)
(百万円)







日本

1,262,027

1,260,364

米州

153,068

138,004

欧州

501,757

527,949

東アジア

173,913

165,801

南アジア・
オセアニア

157,655

155,437

警備輸送

68,538

69,504

重量品建設

50,068

48,597

物流サポート

420,489

446,727

2,787,518

2,812,386

調整額

△209,874

△237,560

合計

2,577,643

2,574,826

 

 

セグメント利益の明細

セグメントの名称

前連結会計年度
(自 2024年 1月 1日
  至 2024年12月31日)
(百万円)

当連結会計年度
(自 2025年 1月 1日
  至 2025年12月31日)
(百万円)







日本

40,529

44,511

米州

5,363

5,768

欧州

11,247

4,796

東アジア

4,532

5,708

南アジア・
オセアニア

5,472

3,257

警備輸送

2,407

2,493

重量品建設

5,301

5,307

物流サポート

12,233

16,129

87,088

87,972

調整額

△23,504

△21,991

合計

63,584

65,980

 

 

①日本(ロジスティクス)

料金改定の効果があったものの、航空貨物及び海運貨物を始めとした各種取扱いが減少し、売上収益は1兆2,603億円と前年同期に比べ16億円0.1%の減収となりましたが、各種コスト削減効果により、セグメント利益は445億円と前年同期に比べ39億円9.8%の増益となりました。

 

②米州(ロジスティクス)

航空貨物及び海運貨物の取扱いが減少し、売上収益は1,380億円と前年同期に比べ150億円9.8%の減収となりましたが、昨年実施した子会社清算の反動増の効果等により、セグメント利益は57億円と前年同期に比べ4億円7.6%の増益となりました。

 

③欧州(ロジスティクス)

航空貨物の取扱いが増加したことに加え、Simon Hegele社を新たに連結の範囲に含めたことにより、売上収益は5,279億円と前年同期に比べ261億円5.2%の増収となりましたが、各種コスト増の影響により、セグメント利益は47億円と前年同期に比べ64億円57.4%の減益となりました。

 

④東アジア(ロジスティクス)

航空貨物の取扱いは増加したものの、海運貨物の取扱いがアパレル、生活家具関連を中心に減少し、売上収益は1,658億円と前年同期に比べ81億円4.7%の減収となりましたが、事業再編・機能統合によるコスト削減効果により、セグメント利益は57億円と前年同期に比べ11億円25.9%の増益となりました。

 

⑤南アジア・オセアニア(ロジスティクス)

航空貨物の取扱いが減少したことに加え、販売単価の下落の影響により、売上収益は1,554億円と前年同期に比べ22億円1.4%の減収となり、各種コスト増の影響により、セグメント利益は32億円と前年同期に比べ22億円40.5%の減益となりました。

 

⑥警備輸送

設定便の減便や前年の改刷対応の反動減があったものの、料金改定の効果により、売上収益は695億円と前年同期に比べ9億円1.4%の増収となりましたが、各種コスト増の影響により、セグメント利益は24億円と前年同期並みとなりました。

 

⑦重量品建設

シャットダウンメンテナンス工事等の取扱いが増加したものの、風力工事関連の取扱いが減少したことから、売上収益は485億円と前年同期に比べ14億円2.9%の減収となりましたが、各種コスト削減効果により、セグメント利益は53億円と前年同期並みとなりました。

 

⑧物流サポート

物流商品部門、整備製作部門、不動産部門の取扱い増加により、売上収益は4,467億円と前年同期に比べ262億円6.2%の増収となり、セグメント利益は161億円と前年同期に比べ38億円31.8%の増益となりました。

 

 なお、NXグループの取り扱う輸送手段は多岐にわたるとともに、実運送や利用運送も行っており、セグメント情報に関連付けて、輸送手段ごとの販売実績の的確な表示を行うことは困難であります。

 このため、生産、受注及び販売の状況につきましては、上記セグメントの業績に示しており、記載を省略しております。

 

 

(2) 財政状態

当連結会計年度末の資産合計は2兆4,149億円となり、前連結会計年度末に比べ1,173億円、5.1%増となりました。

流動資産は1兆333億円で前連結会計年度末に比べ984億円、10.5%増、非流動資産は1兆3,816億円で前連結会計年度末に比べ189億円、1.4%増となりました。

流動資産増加の主な要因は、営業債権及びその他の債権の増加等によるものです。

非流動資産増加の主な要因は、使用権資産の増加等によるものです。

流動負債は7,595億円で前連結会計年度末に比べ16億円、0.2%増、非流動負債は8,063億円で前連結会計年度末に比べ1,397億円、21.0%増となりました。

流動負債増加の主な要因は、営業債務及びその他の債務の増加等によるものです。

非流動負債増加の主な要因は、社債及び借入金の増加等によるものです。

当連結会計年度末の資本合計は8,490億円で、前連結会計年度末に比べ239億円、2.7%減となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、2,833億円となり、前連結会計年度末に比べ320億円増となりました。

営業活動によるキャッシュ・フローは2,086億円の収入となり、前年同期に比べ192億円収入が減少しました。その主な要因は、法人所得税の支払額が増加したこと等によるものです。

投資活動によるキャッシュ・フローは32億円の支出となり、前年同期に比べ1,375億円支出が減少しました。その主な要因は、有形固定資産の売却による収入が増加したこと等によるものです。。

財務活動によるキャッシュ・フローは1,739億円の支出となり、前年同期に比べ98億円支出が増加しました。その主な要因は、短期借入金の返済による支出が増加したこと等によるものです。

 

NXグループの資本の財源及び資金の流動性につきまして、NXグループの主要な資金需要は、利用運送費、燃油費、販売費及び一般管理費等の営業費用並びにNXグループの設備の新設、改修及びM&A等に係る成長投資であります。

これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金のほか、金融機関からの借入及び社債発行等による資金調達にて対応していくこととしております。

手許の運転資金につきましては、当社及び一部の連結子会社においてCMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を導入することにより、各社における余剰資金の一元管理を行うことで、資金効率の向上を図っております。

 

(4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

連結財務諸表は、IFRS会計基準に準拠して作成しています。この連結財務諸表の作成にあたり採用した重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 2.作成の基礎 (4)重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載しております。

 

セグメント情報

 

4.セグメント情報

(1) 報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象としているもので、エリア別セグメントと事業別セグメントの組合せにより構成されております。

ロジスティクス事業においては、「日本」、「米州」、「欧州」、「東アジア」及び「南アジア・オセアニア」の5つを報告セグメントとし、ロジスティクス事業以外では専門事業である「警備輸送」、「重量品建設」及び各事業に関連する販売業・不動産業等を行っている「物流サポート」を報告セグメントとしております。

 

この結果、各報告セグメントの主要製品及びサービス、主要な事業内容は、以下のとおりです。

報告セグメント

主要製品及びサービス

主要事業

日本(ロジスティクス)

鉄道取扱、自動車運送、積合せ貨物、航空運送、海運、引越・移転、倉庫・流通加工、工場内作業、情報資産管理、不動産賃貸、美術品、重量品建設

鉄道利用運送業、貨物自動車運送業、利用航空運送業、海上運送業、港湾運送業、倉庫業、工場内運搬作業、情報資産管理業、不動産業

米州(ロジスティクス)

航空運送、海運、倉庫・流通加工、引越・移転、自動車運送

利用航空運送業、港湾運送業、倉庫業、貨物自動車運送業

欧州(ロジスティクス)

鉄道取扱、航空運送、海運、倉庫・流通加工、引越・移転、自動車運送

鉄道利用運送業、利用航空運送業、港湾運送業、倉庫業、貨物自動車運送業

東アジア(ロジスティクス)

鉄道取扱、航空運送、海運、倉庫・流通加工、引越・移転、自動車運送

鉄道利用運送業、利用航空運送業、港湾運送業、倉庫業、貨物自動車運送業

南アジア・オセアニア
(ロジスティクス)

鉄道取扱、航空運送、海運、倉庫・流通加工、引越・移転、自動車運送、重量品建設

鉄道利用運送業、利用航空運送業、港湾運送業、倉庫業、貨物自動車運送業、重量物運搬架設設置業

警備輸送

警備輸送

警備業、貨物自動車運送業

重量品建設

重量品建設

重量物運搬架設設置業

物流サポート

石油等販売、その他販売、不動産、ファイナンス、その他

物流機器・包装資材・梱包資材・車両・石油・LPガス等の販売業、車両整備、保険代理店業、不動産の仲介・設計・監理・管理業、調査・研究業、ロジスティクスファイナンス事業、労働者派遣業

 

 

(2) 報告セグメントに関する情報

報告セグメントの会計方針は、「3.重要性がある会計方針」で記載している当社グループの会計方針と同一です。なお、セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。

 

前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

(単位:百万円)

 

ロジスティクス

日本

米州

欧州

東アジア

南アジア・

オセアニア

売上収益

 

 

 

 

 

外部顧客への売上収益

1,228,517

134,388

491,505

161,585

138,752

セグメント間の内部売上収益

33,509

18,680

10,252

12,328

18,902

1,262,027

153,068

501,757

173,913

157,655

セグメント利益

(事業利益)

40,529

5,363

11,247

4,532

5,472

その他の収益

その他の費用

持分法による投資損益

営業利益

金融収益

金融費用

税引前利益

その他の項目

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

118,466

11,226

20,840

9,055

9,656

減損損失(非金融資産)

9,420

327

 

 

 

警備輸送

重量品建設

物流サポート

調整額

(注)1、2

連結財務諸表計上額

売上収益

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上収益

67,851

50,021

305,020

2,577,643

2,577,643

セグメント間の内部売上収益

686

46

115,469

209,874

△209,874

68,538

50,068

420,489

2,787,518

△209,874

2,577,643

セグメント利益

(事業利益)

2,407

5,301

12,233

87,088

△23,504

63,584

その他の収益

13,048

その他の費用

29,651

持分法による投資損益

2,097

営業利益

49,078

金融収益

12,902

金融費用

10,095

税引前利益

51,885

その他の項目

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

4,023

2,064

8,162

183,496

△57

183,438

減損損失(非金融資産)

9,747

9,747

 

(注) 調整額は、以下のとおりです。

 1 セグメント利益(事業利益)の調整額△23,504百万円には、セグメント間取引消去△850百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用△22,654百万円が含まれております。

全社費用は、主に純粋持株会社である当社の企業イメージ広告に要した費用及びグループ管理費用です。

 2 減価償却費及び償却費の調整額は、報告セグメントに帰属しない純粋持株会社である当社における減価償却費等です。

 

 

当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)

(単位:百万円)

 

ロジスティクス

日本

米州

欧州

東アジア

南アジア・

オセアニア

売上収益

 

 

 

 

 

外部顧客への売上収益

1,222,355

121,416

513,815

147,561

129,006

セグメント間の内部売上収益

38,008

16,588

14,134

18,239

26,431

1,260,364

138,004

527,949

165,801

155,437

セグメント利益

(事業利益)

44,511

5,768

4,796

5,708

3,257

その他の収益

その他の費用

持分法による投資損益

営業利益

金融収益

金融費用

税引前利益

その他の項目

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

116,959

11,673

28,434

7,869

10,891

減損損失(非金融資産)

929

226

61,218

608

 

 

 

警備輸送

重量品建設

物流サポート

調整額

(注)1、2

連結財務諸表計上額

売上収益

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上収益

68,597

45,136

326,937

2,574,826

2,574,826

セグメント間の内部売上収益

906

3,460

119,789

237,560

△237,560

69,504

48,597

446,727

2,812,386

△237,560

2,574,826

セグメント利益

(事業利益)

2,493

5,307

16,129

87,972

△21,991

65,980

その他の収益

93,007

その他の費用

106,639

持分法による投資損益

△867

営業利益

51,481

金融収益

6,796

金融費用

16,509

税引前利益

41,768

その他の項目

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

5,119

2,116

8,675

191,741

65

191,806

減損損失(非金融資産)

872

63,856

4,822

68,678

 

(注) 調整額は、以下のとおりです。

 1 セグメント利益(事業利益)の調整額△21,991百万円には、セグメント間取引消去△1,764百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用△20,227百万円が含まれております。

全社費用は、主に純粋持株会社である当社の企業イメージ広告に要した費用及びグループ管理費用です。

 2 減価償却費及び償却費の調整額は、報告セグメントに帰属しない純粋持株会社である当社における減価償却費等です。

 

 

(3) 製品及びサービスに関する情報

(単位:百万円)

外部顧客への売上収益

前連結会計年度

(自 2024年 1月 1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年 1月 1日

至 2025年12月31日)

鉄道取扱

79,178

77,552

積合せ貨物

35,757

13,366

自動車運送

361,838

352,467

引越・移転

61,966

59,451

倉庫・流通加工

418,354

462,007

工場内作業

84,649

84,548

不動産賃貸

17,260

19,434

航空運送

569,974

535,234

海運

422,952

396,327

美術品

4,094

4,285

警備輸送

67,526

67,798

重量品建設

73,681

88,678

その他運送

72,676

87,321

リース

7

4

石油等販売

213,055

219,409

その他販売

75,192

84,799

その他

19,475

22,139

合計

2,577,643

2,574,826

 

 

(4) 地域に関する情報

①外部顧客への売上収益

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2024年 1月 1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年 1月 1日

至 2025年12月31日)

日本

1,483,198

1,535,496

米州

309,108

216,268

欧州

385,359

409,747

東アジア

237,563

260,937

南アジア・オセアニア

162,413

152,377

合計

2,577,643

2,574,826

 

(注) 売上収益は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

   各区分に属する主な国又は地域

 1 米州

:アメリカ、カナダ及び中南米

 2 欧州

:イギリス、オランダ、ドイツ等ヨーロッパ及びアフリカ

 3 東アジア

:中国、台湾及び韓国

 4 南アジア・オセアニア

:シンガポール、タイ等南アジア及びオセアニア

 

 

②非流動資産

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2024年 1月 1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年 1月 1日

至 2025年12月31日)

日本

857,508

819,372

米州

59,448

58,207

欧州

209,959

256,044

東アジア

25,124

26,050

南アジア・オセアニア

41,952

49,113

合計

1,193,994

1,208,788

 

 

(注) 非流動資産は、資産の所在地を基礎とし、金融商品、繰延税金資産及び退職給付に係る資産等を含んでおり

   ません。

     各区分に属する主な国又は地域

 1 米州

:アメリカ、カナダ及び中南米

 2 欧州

:イギリス、オランダ、ドイツ等ヨーロッパ及びアフリカ

 3 東アジア

:中国、台湾及び韓国

 4 南アジア・オセアニア

:シンガポール、タイ等南アジア及びオセアニア

 

 

(5) 主要な顧客に関する情報

連結損益計算書の売上収益の10%以上を占める特定の顧客はありませんので、記載を省略しております。