人的資本
OpenWork(社員クチコミ)-
社員数524名(単体) 1,289名(連結)
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平均年齢43.0歳(単体)
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平均勤続年数18.0年(単体)
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平均年収7,359,861円(単体)
従業員の状況
5【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況
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2024年3月31日現在 |
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セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
物流事業 |
1,197 |
(121) |
不動産事業 |
24 |
(-) |
報告セグメント計 |
1,221 |
(121) |
全社(共通) |
68 |
(-) |
合計 |
1,289 |
(121) |
(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。
2.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。
(2) 提出会社の状況
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2024年3月31日現在 |
従業員数(人) |
平均年齢 |
平均勤続年数 |
平均年間給与(円) |
|||
524 |
(10) |
43歳 |
3ヵ月 |
18年 |
4ヵ月 |
7,359,861 |
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
物流事業 |
451 |
(10) |
不動産事業 |
5 |
(-) |
報告セグメント計 |
456 |
(10) |
全社(共通) |
68 |
(-) |
合計 |
524 |
(10) |
(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。
2.平均年間給与(税込み)は、基準外賃金および賞与を含んでおります。
3.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。
(3) 労働組合の状況
当社における労働組合の組織および活動の状況は次のとおりであります。
① 組織の状況
1946年12月澁澤倉庫従業員組合が結成され、その後1969年11月に澁澤倉庫労働組合と改称して今日に至っております。
本部を東京に、支部を関東、名古屋、関西の3地区に置き、2024年3月31日現在の所属組合員数は、245名であります。
また、同組合は、全日本倉庫運輸労働組合同盟に加盟し、名古屋を除く各支部は、それぞれその地区連合会に加盟しております。
② 活動の状況
現在、会社・組合間では、労働協約に基づいて原則として毎月1回労使協議会が開催され、従業員の労働条件に関する事項、人事に関する基本的事項等につき協議が行われておりますが、常に会社・組合双方誠意をもって交渉に当たり、未だかつて争議の発生をみておりません。目下特別の懸案事項はありません。
(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
① 提出会社
当事業年度 |
||||
管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1 |
男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2 |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1 |
||
全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・有期労働者 |
||
1.1 |
50.0 |
73.0 |
73.9 |
65.8 |
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3.出向者は出向先の労働者として集計しております。
② 連結子会社
当事業年度 |
||
名称 |
管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1 |
男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2 |
澁澤陸運㈱ |
0.0 |
0.0 |
大宮通運㈱ |
7.1 |
- |
日正運輸㈱ |
4.4 |
0.0 |
平和みらい㈱ |
0.0 |
- |
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3.「-」は男性の育児休業取得の対象となる従業員が無いことを示しております。
4.出向者は出向先の労働者として集計しております。
5.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき公表義務のある会社のみ記載しております。
サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループのサステナビリティに関する考え方およびサステナビリティ関連のリスク・機会に対処するための取組みは、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) サステナビリティ課題全般
① ガバナンスおよびリスク管理体制
当社グループでは、「物流を越えた、新たな価値創造により、持続的で豊かな社会の実現を支えること」をグループミッション、果たすべき社会的使命と規定しております。また、サステナビリティ推進基本方針において「地球温暖化の防止」「循環経済への転換」「安全・安心の実現」「イノベーションの活用」「人権の尊重」「共存共栄の追求」の六つをマテリアリティ(重要課題)として特定し、事業活動を通じてその解決に貢献することとしております。
当社は、サステナビリティを巡る課題の解決に取り組むため、次のとおりのガバナンス体制・リスク管理体制を構築しております。
取締役会は、年1回または必要に応じて、サステナビリティを巡る課題に対する取組みについて議論し、サステナビリティ推進基本方針や、マテリアリティ(重要課題)に関する数値目標などの重要事項を決議し、その執行を監督します。
サステナビリティ推進委員会は、取締役社長を委員長として、サステナビリティ推進基本方針や、マテリアリティ(重要課題)に関する目標の設定と重要事項の立案を行うとともに、サステナビリティに関する全社的な取組みを指導・監督しつつ、サステナビリティに係るリスクを識別・評価し、これらを取締役会に報告します。
また、サステナビリティ推進室は、サステナビリティ推進委員会の監督・指導のもと、当社グループのサステナビリティ推進に関わる事項について、適切な対策を遂行し、関係会社を含む各事業部門に指示・指導を行うとともに、目標の達成状況のモニタリングと、必要な改善策の策定と実行を行い、重要事項や行動計画をサステナビリティ推進委員会に報告します。
当社のグループのサステナビリティ推進に関するガバナンス体制・リスク管理体制は以下に示すとおりです。
② 戦略および指標・目標
マテリアリティ(重要課題)に対処するための取組みと指標は次のとおりです。
なお、2023年度の評価指標に対する実績値につきましては、当社コーポレートサイトおよび統合報告書にて2024年度に掲載を予定しております。
マテリアリティ |
地球温暖化の防止 |
優先する取組み |
物流事業における温室効果ガスの削減 環境配慮型施設へのバリューアップ |
目指す姿(KGI) |
環境負荷低減に貢献する企業 2030年度の売上あたりCO2排出量 2019年度比50%削減 |
評価項目 |
倉庫業務におけるCO2排出量削減 陸運業務におけるCO2排出量削減 不動産事業における再生可能エネルギー導入 |
2023年度の評価指標 |
営業面積あたりCO2排出量 前年度比3%削減(注1) 環境規制対応車両導入率 前年度比3%増加 再生可能エネルギー導入率 60%(注2) |
(注)1.当社所有営業倉庫における電力消費によって排出されるCO2排出量を対象としています。
2.当社賃貸オフィスビル(茅場町・永代・蛎殻町地区)を対象としています。
マテリアリティ |
循環経済への転換 |
優先する取組み |
循環経済(サーキュラーエコノミー)転換への貢献 |
目指す姿(KGI) |
循環経済転換に貢献する企業 |
評価項目 |
循環経済転換に対する貢献 |
2023年度の評価指標 |
セキュリティボックス設置台数(注3) 前年度比増加 循環経済に貢献する新規事業件数 2件 |
(注)3.セキュリティボックスとは、廃棄文書を投入し、安全に回収・溶解・リサイクルをするサービス用容器です。
マテリアリティ |
安全・安心の実現 |
優先する取組み |
安全安心な物流事業の運営 レジリエントな事業運営体制の構築 |
目指す姿(KGI) |
安全な事業運営による安心な社会の実現 |
評価項目 |
社会に対する安全安心向上 事業内における安全安心向上 |
2023年度の評価指標 |
営業収益あたりの物流事業における事故件数 前年度比10%削減 労働災害度数率 前年度比3%削減 |
マテリアリティ |
イノベーションの活用 |
優先する取組み |
物流事業の生産性向上と業域の拡大 |
目指す姿(KGI) |
事業の競争力強化と持続可能な社会の実現 |
評価項目 |
技術導入による業務効率化 |
2023年度の評価指標 |
技術導入による業務効率化推進の新規案件数 10件 |
マテリアリティ |
人権の尊重 |
優先する取組み |
ダイバーシティの推進 労働環境の改善 |
目指す姿(KGI) |
多様な人材が集い活躍する環境の創出 |
評価項目 |
ダイバーシティの推進 人財への積極投資 |
2023年度の評価指標 |
管理職員に占める女性の割合 前年度比増加 有給休暇取得率 前年度比増加 階層別研修ののべ受講者数 前年度比増加 業務研修ののべ受講者数 前年度比増加 |
マテリアリティ |
共存共栄の追求 |
優先する取組み |
パートナーシップ強化によるサプライチェーンの進化 地域コミュニティ発展への貢献 災害支援 |
目指す姿(KGI) |
パートナー企業や地域社会との共存共栄 |
評価項目 |
事業パートナー・地域コミュニティとの連携強化 |
2023年度の評価指標 |
パートナーミーティングの開催 3回 社会活動への協働 5件 |
(2) 気候変動
当社グループは、金融安定理事会(FSB)の気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)が公表した提言に沿った形で適切な情報開示を行います。
また、当社グループはガバナンス体制を強化するとともにグループ事業における気候変動が及ぼすリスクと機会による影響について毎年分析を行い、当社グループのみならず社会にとっても持続可能な成長につながる課題の解決に事業活動を通じて取り組み、企業価値を向上させてまいります。
① ガバナンスおよびリスク管理体制
気候変動に関するガバナンスおよびリスク管理体制は、サステナビリティ課題全般のガバナンスに組み込まれております。詳細は「(1) サステナビリティ課題全般 ① ガバナンスおよびリスク管理体制」をご参照ください。
② 戦略
当社グループでは、シナリオ分析を活用し、当社グループの事業活動に中長期にわたって影響を与えると想定される気候変動に起因する重要なリスクと収益機会をサステナビリティ推進委員会にて特定、評価するとともに、対応策を検討しております。
シナリオ分析におきましては、主要事業地域である日本国内を中心に、連結子会社を含めて、4℃シナリオ、1.5℃シナリオ(一部2℃シナリオも併用)の2つのシナリオで「Shibusawa 2030 ビジョン」でも指標としている2030年を想定し、次のとおり考察いたしました。
気候変動に起因する重要なリスク
分類 |
種類 |
項目 |
想定されるリスク |
影響度 |
時期 |
|
4℃ |
1.5℃ |
|||||
移行リスク |
政策・法規制 |
・炭素価格の上昇 ・GHG排出規制の強化 ・再エネ/省エネ政策への移行 |
・炭素税をはじめとする気候変動に関する操業コストの増加 ・施設や設備等のGHG排出削減対応コストの増加 ・エネルギー価格の上昇 |
- |
大 |
中期 |
技術 |
・再エネ/省エネ/次世代技術の普及 |
・GHG排出削減に関わる環境技術導入コストの増加 ・環境技術導入の遅れによる企業評価の低下 |
中 |
大 |
||
市場 |
・重要商品の需要変化 |
・GHG排出量が少ない保管・輸送を希望する顧客への不十分な対応による顧客流出 |
小 |
大 |
||
評判 |
・社会からの評価 |
・GHG排出削減への取組みや開示の不十分さに起因する企業評価の低下 |
小 |
大 |
||
物理リスク |
急性 |
・異常気象に起因する自然災害の激甚化 |
・保有する施設の被災による復旧コストの増加 ・業務の停止や、陸・海・空路の運輸サービス停止による不稼働の発生 |
大 |
小 |
短期 |
慢性 |
・平均気温の上昇 |
・ヒートストレスによる労働生産性の低下や人材確保難の発生 |
大 |
小 |
中期 |
(注)1.移行リスクとは、低炭素経済への移行に伴い、GHG排出量の大きい金融資産の再評価によりもたらされるリスクです。
2.物理リスクとは、洪水や高潮、暴風雨等の気象現象によってもたらされる財物損害等の直接的なインパクトリスクです。
3.評価(大・中・小)は、定性的に分析し、相対的な影響度として評価しています。
4.4℃シナリオとは、気候変動対策が現状から進展せず、地球の平均気温が産業革命以前と比較して2100年時点で約4℃上昇するとされているシナリオです。異常気象の激甚化など、物理的な損害が大きくなる一方、気候変動対策としての法規制は現行から変わらないとされています。(参考シナリオ:IEA Stated Policies Scenario)
5.1.5℃シナリオとは、カーボンニュートラル実現を目指した積極的な取組みが活発化し、地球の平均気温が産業革命以前と比較して、2100年時点で約1.5℃の上昇に抑えられるとするシナリオです。異常気象の激甚化は4℃シナリオと比べ抑制される一方、気候変動対策としての法規制は現行から大きく強められるとされています。(参考シナリオ:IEA Net Zero Emissions by 2050、一部Sustainable Development Scenarioも併用)
この気候変動への対応として、GHG排出量およびエネルギー使用量の削減・効率改善のため、また収益機会の創出のため、当社グループでは様々な取組みを行っております。
リスク項目 |
対応の方向性 |
具体的な対応策(機会の創出) |
・炭素価格の上昇 ・GHG排出規制の強化 ・再エネ/省エネ政策への移行 |
・脱炭素化の推進 |
・モーダルシフトの推進 ・倉庫の大型化による拠点集約や、最適立地への配置を通じた物流効率化の推進 ・再生可能エネルギーの導入 ・創電設備の設置 |
・再エネ/省エネ/次世代技術の普及 |
・施設運営の省エネ化(太陽光パネル、BEMS、LED等省エネ機器の導入) ・低GHG排出への投資を促進する制度の運用による環境技術導入の推進 |
|
・重要商品の需要変化 |
・低炭素な事業運営体制 |
・事業運営における脱炭素化の推進と適切な情報開示 |
・社会からの評価 |
・気候変動ソリューションの創出と発信 |
・ステークホルダーへの情報発信の強化 |
・異常気象に起因する自然災害の激甚化 |
・施設の強靭化 ・防災/減災対策の強化 ・運送システムの多様化 ・BCPを考慮した施設の立地 |
・台風や豪雨を想定した定期的な施設の点検・補修 ・BCPの定期的なアップデートと訓練の実施 ・モーダルシフト運営体制の強化 ・被災リスクを考慮した新規施設の開発 |
・平均気温の上昇 |
・職場環境の改善 ・省力化の推進 |
・快適な作業環境の整備 ・DXの推進等による省力化・省人化の推進 |
③ 指標・目標
当社グループでは、気候変動が経営に及ぼすリスクと機会等の影響を測定・管理するため、温室効果ガス(GHG)排出量を指標としております。
年間目標 |
長期目標 |
倉庫業務における営業面積あたりのCO2排出量を |
営業収益あたりのCO2排出量を2030年度に2019年度比で50%削減する |
(注)当社が所有する営業倉庫において電力消費によって排出されるCO2を対象としています。
(3)人的資本
① 戦略
当社グループは、長期的に人材が活躍できる経営基盤を確保するため、多様な人材の採用を継続的に行い、それぞれの能力を最大限に発揮できる職場環境の整備や人材育成への取組みが重要と考えています。
2030年に当社が目指す姿として「Shibusawa 2030 ビジョン」を制定し、多様な人材が働き甲斐を感じる労働環境や企業風土の確立により企業価値を向上させることを目指す姿と定めています。この「Shibusawa 2030 ビジョン」を具現化するため、人材育成方針、社内環境整備方針を以下のとおり定めています。
・人材の育成に関する方針
お客さまや社会の変化に伴い、わたしたちのビジネスは日々変化しています。コーポレートスローガン「永続する使命。」を果たし続けるためには、わたしたち一人ひとりと組織とがともに成長しあう好循環を継続し、挑戦を続けていく必要があります。
OJTとジョブローテーション、各種指名研修による人材教育とともに、自身のキャリアを見据えて学ぶ意欲のある人に公平で持続的な能力開発の機会を提供し続けます。また、成長に向けた努力や挑戦が正当に評価され、更なる成長を後押しする評価制度を整備します。そして、自律的な人材が互いの成長をサポートし協力し合う企業風土の醸成に取り組んでまいります。
・社内環境整備に関する方針
多様な価値観を尊重し、ワークライフバランスの推進、健康経営などに取り組むことで、性別、年齢、国籍、障がいの有無などにとらわれず、誰もが心身ともに健康で、安全かつ安心して活き活きと働ける社内環境を整備してまいります。
以上の方針を踏まえた具体的な取組みは以下のとおりです。
・人的資本経営の基盤構築
2023年度より対面型のタウンミーティングを全国で展開し、幅広く従業員の意見やアイデアを聞き取り、人事諸施策の改善につなげる活動を推進しています。また、年に一度の自己申告制度において、現在の担当職務への意欲・適性、将来のキャリア意向、職場環境に対する意見等を申告してもらい、適材適所の人材配置、キャリア開発、環境整備に活用しています。そして、これらの人的資本情報に関するデータを蓄積できるように、タレントマネジメントシステムの導入準備を進めています。一方でエンゲージメントサーベイを継続実施し、その結果の分析を行うことで、制度や企業風土改善につなげる活動を行います。
・教育育成プログラムの充実
従業員のスキルアップをサポートする教育育成プログラムとして、キャリアに応じた階層別研修や担当業務の品質向上のための業務研修を拡充するとともに、チームビルディングやコーチング等のヒューマンスキル向上を目的とした研修を導入しています。また、海外で活躍するために必要となる国際的な感覚や視点、異文化に対する理解を身につけてもらう海外実務研修を実施しています。今後は、従業員自身の自律的キャリア形成を後押しする希望性研修の新規導入やe-Learningのコンテンツを追加する等、能力開発の機会を順次拡充していきます。
・ダイバーシティの推進
事業環境が大きく変化する中で新たな価値を生み出すために、多様な価値観や経験を有する人材を確保するとともに、その多様性を尊重し、個々が活躍できる企業風土の醸成を図っています。特に女性の活躍は組織の活性化につながると考え、他社と協働で女性社員座談会を開催し、女性のキャリア形成の在り方や、ライフイベントとキャリアの両立、望ましいサポート制度などについて幅広く意見交換を行いました。また、育児との両立支援制度を整備するとともに、男性の育児休業取得促進にも積極的に取り組んでいます。
・健康経営の推進
一人ひとりが心身ともに健康であることが挑戦を続けるエネルギーの源泉であると考え、澁澤健康保険組合とのコラボヘルスにより、データヘルス計画に基づき従業員とその家族の健康増進に努めています。定期健康診断に特定健診項目を加えた特定健康診査を実施し、特定保健指導の対象者に参加を呼びかけ、生活習慣病予防と健康増進を図るプランを推進しています。また、ストレスチェック制度、外部機関による24時間健康相談サービス、メンタルヘルスのカウンセリングサービスを導入しています。
② 指標・目標
指標 |
2022年度実績 |
2023年度実績 |
目標 |
管理職員に占める女性の割合(%)(注) |
10.6 |
10.6 |
前年度比増加 |
有給休暇取得率(%) |
55.4 |
57.7 |
前年度比増加 |
階層別研修のべ年間受講者数(人) |
165 |
150 |
前年度比増加 |
業務研修のべ年間受講者数(人) |
350 |
1,256 |
前年度比増加 |
(注)管理職員は管理職に任用できる資格者を表しています。