2026年3月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

メディアコンテンツ関連 不動産関連 その他
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
メディアコンテンツ関連 32,094 90.6 758 37.2 2.4
不動産関連 2,058 5.8 1,147 56.2 55.7
その他 1,283 3.6 135 6.6 10.5

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社、連結子会社9社、非連結子会社1社、関連会社5社で構成されており、事業の種類別ではメディアコンテンツ関連、不動産関連およびその他で構成されております。

各事業の内容等は次のとおりです。

なお、次の3部門は、「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

 

事業部門

主要な事業の内容

事業の構成会社

メディアコンテンツ関連

放送法による放送事業(テレビおよびラジオの放送)
放送番組の制作・販売

動画コンテンツ等の制作・販売
音楽、スポーツ等のイベント
住宅展示場関連事業
広告代理業

当社
㈱CBCテレビ
㈱CBCラジオ
㈱CBCクリエイション
㈱CBCコミュニケーションズ
㈱ケイマックス

㈱CBC Dテック

㈱massenext

㈱エヌティーピー

㈱デンナーシステムズ

不動産関連

不動産賃貸・管理、太陽光発電事業

当社
㈱千代田会館
㈱CBCビップス

その他

ゴルフ場の経営、保険代理業

㈱南山カントリークラブ
㈱CBCビップス
春日井開発㈱
㈱中日新聞保険サービス
㈱インターシンク

 

 

事業の系統図は次のとおりであります。


 

業績状況

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

(1)経営成績等の状況の概要

① 経営成績の状況

 

売上高
(百万円)

営業利益
(百万円)

経常利益
(百万円)

親会社株主に帰属する
当期純利益
(百万円)

2025年3月

33,296

1,546

2,116

1,331

2026年3月

34,942

2,041

2,832

1,836

増減率(%)

4.9

32.0

33.8

38.0

 

当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により緩やかに回復し、物価の上昇があるものの、個人消費は持ち直しの動きがみられました。しかし、金融資本市場の変動リスクや中東情勢の影響、アメリカの政策動向などにより、先行き不透明な状況が続きました。

一方、当社グループに影響を与える広告市況につきましては、概ね堅調に推移しました。

このような事業環境の下、当社グループの当連結会計年度の売上高は349億42百万円(前期比4.9%増)となりました。利益面では、営業利益は20億41百万円(前期比32.0%増)、経常利益は28億32百万円(前期比33.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は18億36百万円(前期比38.0%増)となりました。

セグメントの業績は、次のとおりであります。

 

メディアコンテンツ関連

不動産関連

その他

売上高
(百万円)

営業利益
(百万円)

売上高
(百万円)

営業利益
(百万円)

売上高
(百万円)

営業利益
(百万円)

2025年3月

30,490

359

1,862

1,079

943

107

2026年3月

32,062

758

1,905

1,147

975

135

増減率(%)

5.2

111.1

2.3

6.3

3.3

26.5

 

(注)売上高については、セグメント間の取引を相殺消去しております。

 

〈メディアコンテンツ関連〉

当セグメントは、当社、㈱CBCテレビ、㈱CBCラジオ、㈱CBCクリエイション、㈱CBCコミュニケーションズ、㈱ケイマックスならびに㈱CBC Dテックで構成されます。

「地域」「コンテンツ」「人財」の3つをキーワードに掲げる「中期経営計画2024-2026」では、「従来の放送ビジネス」の再価値化(リブランディング)により視聴率の向上と広告価値の適正化を目指す一方で、アニメやドラマ、映画など「知的財産(IP)事業」や、放送枠以外の商品を開発する「ビジネスプロデュース(BP)事業」を成長させ、新たな収益ポートフォリオ構築を進めました。

視聴率向上への取り組みとしてCBCテレビでは、平日午後の生情報番組強化に注力しました。放送開始から13年を迎えた情報生ワイド番組『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』(月~金曜 13:55~15:49放送、金曜は東海地方のみ16:50まで放送)は、現在全国25局40都道府県で放送されており、名古屋地区の個人視聴率で3期連続同時間帯1位を獲得したほか、関東地区でも2期連続、関西地区で初の同時間帯1位になりました。

情報生ワイド番組『なるほどプレゼンター!花咲かタイムズ』(土曜 9:25~11:30放送)は、個人および世帯視聴率で放送開始から18年連続同時間帯1位となるなど、週末の情報番組として地域を代表する存在になっています。

爆笑問題の太田光と『ゴゴスマ』の石井亮次アナウンサーが東海地方のご当地ネタに徹底的にこだわり、地元の人しか知らない情報まで掘り下げて取材する『太田×石井のデララバ』(水曜 19:00~20:00放送)は、全国ネット番組がひしめくゴールデンタイムで同時間帯1位を当期5回獲得するなど健闘しています。

また平日夕方のニュース情報番組『チャント!』(月~木曜 15:49~17:50放送、金曜 16:50~17:50放送)は、東海3県の暮らしに役立つ情報から社会派ニュースまで、テンポ良く伝えています。さらに当期からは、“きょう”に徹底的にこだわった新たなニュース番組『newsX』(月~金曜 18:15~19:00放送)をスタートし、SNSにはない、地元の取材網に基づく“ファクト”で地域の皆様に“信頼”をお届けしています。

地道な取材の蓄積が番組制作にも活かされています。新型コロナワクチン接種後の課題を追ったドキュメンタリー番組『評価不能γ ワクチンの影』は、日本民間放送連盟賞の番組部門(テレビ報道)で最優秀に輝きました。

こうした放送活動の結果、当期のCBCテレビの年間視聴率は、個人全体で全日帯(6:00~24:00)が2.7%、ゴールデンタイム(19:00~22:00)が4.3%、プライムタイム(19:00~23:00)が4.1%となりました。

IP事業では、前期から開始した全国ネット『アガルアニメ』枠(日曜 23:30~24:00放送)において、当期は『戦隊大失格 2nd season』や『ガチアクタ』、『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』に出資し、放送しました。なかでも『ガチアクタ』は、北米のアニメ配信プラットフォームの平均視聴数ランキングで1位を獲得するなど大きな話題を呼びました。また1月から放送した『火喰鳥』では、出資にとどまらず初めて共同幹事を務めました。この他、有力な映画・ドラマへの出資も積極的に行いました。映画は計10作品に出資し、なかでも『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』は、興行収入50億円を超える大ヒットになりました。ドラマは、『もしも世界に「レンアイ」がなかったら』と『家庭教師の岸騎士です』の2作品に出資し、パートナー企業との戦略的な協業を通じ、市場訴求力の高い良質なコンテンツの確保に注力しています。

イベント開催や配信などを組み合わせてスポンサーニーズに寄り添うBP事業では、名古屋・栄の久屋大通公園で開催した『5チャン春祭り』(3月)や『超十代2025NAGOYA』(12月)などで協賛セールスを積極的に進めたほか、商業施設でのタイアップイベントを受託し、収益の向上に寄与しました。

配信部門では、プラットフォームとしての価値が高まっているTVerをより効果的に活用するため、ユーザー特性を見極めたコンテンツラインナップの拡充に努めており、『ゲンキの時間』や『太田×石井のデララバ』などのレギュラー番組のほか、『キッズ・ウォー』シリーズ等の過去ドラマ作品も配信しています。またUーNEXTなどの有料配信プラットフォームにも精力的にコンテンツを展開しているほか、YouTube事業でも各チャンネルにて順調に登録者数を増やしています。

イベント部門では、『第65回中日クラウンズ』(5月)に4日間で約1万9,000人の観客が来場したほか、CS放送への番組販売で販路を拡大したことなどにより、売上は前年を上回りました。また、名古屋を代表するクラシックの祭典『第48回名古屋国際音楽祭』(4~7月)では、14歳の天才ヴァイオリニストHIMARIとスイス・ロマンド管弦楽団の共演が話題となるなど、注目を集める多彩なラインアップの公演で、新しいファン層の獲得につなげました。

CBCラジオでは、大枠は変えずコンテンツを充実させる方針で、編成面での強化を図りました。春改編では『ドラ魂キング』(月曜 16:00~18:00放送、火~金曜 16:00~17:53放送)に若手の佐藤楠大アナウンサーを、秋改編ではBOYS AND MENの辻本達規をそれぞれ起用するなどし、リスナー層の拡充を目指しパーソナリティの若返りと多様化を図りました。

radikoでは、ライブ聴取、タイムフリー聴取、トータル聴取の指標において、ユニーク聴取者数、再生回数、占有率のすべてで中京圏エリア1位を維持しています。

ポッドキャストでは、2025年2月から配信を始めた『真誠presents 大久保佳代子・森本晋太郎のどうぞご自由に』(土曜 21:30~22:00放送)が、大手音声メディアにおいて2025年の新番組の中で再生数が1位となりました。

イベントでは、恒例の『CBCラジオ夏まつり』(7月)や『CBCラジオ春の終活文化祭』(3月)に加え、当期は『CBCラジオ オータムラジオフェス』(11月)などの新規の大型イベントを開催しました。また、番組ごとのイベントも積極的に展開し、『#むかいの喋り方』(12月)や『梅原裕一郎 Saturday Machiavellism night』(9月、1月)などのイベントではグッズ販売も好調で、収益の向上に大きく貢献しました。

 

 このような事業活動の展開により、当期はテレビスポット収入をはじめ、クロスメディア収入、イベント収入、テレビタイム収入が増加したほか、ラジオ事業の堅調により「メディアコンテンツ関連」の売上高は320億62百万円(前期比5.2%増)となりました。

 利益面では、主に利益率の高いテレビスポット収入やテレビタイム収入の増加により、営業利益は7億58百万円(前期比111.1%増)となりました。

 

〈不動産関連〉

当セグメントは、当社と㈱千代田会館ならびに㈱CBCビップスで構成されます。

「不動産関連」は、名古屋栄の賃貸ビルにおいてテナント撤去に伴う原状回復工事の収入があったことや、東京の賃貸ビルにおいて空室が減少したことにより、売上高は19億5百万円(前期比2.3%増)となりました。

利益面では、営業利益は11億47百万円(前期比6.3%増)となりました。

 

〈その他〉

ゴルフ場事業を営む㈱南山カントリークラブならびに保険代理業などを営む㈱CBCビップスで構成される「その他」は、オフィス関連工事の受注が増加したことにより、売上高は9億75百万円(前期比3.3%増)、営業利益は1億35百万円(前期比26.5%増)となりました。

 

 

② 財政状態の状況

  (a)資産の部

当連結会計年度末における資産は、前連結会計年度末に比べて127億70百万円増加し、1,015億53百万円となりました。

主な増加要因として、保有株式の時価上昇などにより投資有価証券が80億93百万円、退職給付に係る資産が20億81百万円それぞれ増加したほか、現金及び預金が11億30百万円増加したことなどによるものです。

  (b)負債の部

当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べて47億75百万円増加し、217億23百万円となりました。

これは、保有株式の時価上昇などにより繰延税金負債が29億86百万円、流動負債その他が9億46百万円、未払費用が5億50百万円それぞれ増加したことなどによるものです。

    (c)純資産の部

当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べて79億95百万円増加し、798億29百万円となりました。

これは、保有株式の時価上昇に伴いその他有価証券評価差額金が54億57百万円、退職給付に係る調整累計額が13億21百万円、親会社株主に帰属する当期純利益と配当金の支払額の差額により利益剰余金が12億29百万円それぞれ増加したことなどによるものです。

 

 

 ③ キャッシュ・フローの状況

 

2025年3月

2026年3月

増減額

(百万円)

(百万円)

(百万円)

営業活動によるキャッシュ・フロー

2,945

3,598

653

投資活動によるキャッシュ・フロー

△2,743

△1,562

1,180

財務活動によるキャッシュ・フロー

△486

△704

△217

現金及び現金同等物の増減額

△284

1,331

1,616

現金及び現金同等物の期首残高

14,264

14,012

△252

現金及び現金同等物の期末残高

14,012

15,343

1,331

 

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて13億31百万円増加し、153億43百万円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動による資金の増加は35億98百万円となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益の計上29億68百万円、減価償却費の計上17億21百万円です。また主な減少要因は、法人税等の支払額9億12百万円です。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動による資金の減少は15億62百万円となりました。これは、有形及び無形固定資産の取得による支出13億11百万円や投資有価証券の取得による支出12億69百万円などによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動による資金の減少は7億4百万円となりました。これは、配当金の支払額6億6百万円や預り保証金の返還による支出1億18百万円などによるものです。

 

 

 ④ 販売の状況

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。

セグメントの名称

金額(百万円)

前期比(%)

メディアコンテンツ関連

32,062

5.2

不動産関連

1,905

2.3

報告セグメント計

33,967

5.0

その他

975

3.3

合計

34,942

4.9

 

(注) 1  セグメント間の取引については相殺消去しております。

2  主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりです。

 

相手先

前連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

当連結会計年度

(自  2025年4月1日

至  2026年3月31日)

金額(百万円)

割合(%)

金額(百万円)

割合(%)

㈱電通

7,468

22.4

8,027

23.0

㈱博報堂

6,075

18.2

6,290

18.0

 

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

 

(a)当連結会計年度の経営成績の分析

 (売上高および営業利益)

 当社グループは2024年を初年度とする「中期経営計画2024-2026」を策定し、当連結会計年度は2期目となります。当計画においては、当社の最大の財産である長年かけて培ってきた「信頼」を活かして、「従来の放送ビジネス」の拡大、そして「新たな収益の柱」の構築を通じてメディアコンテンツ関連セグメントを強化する収益構造改革を掲げ、取り組んでおります。

 計画2期目となる当連結会計年度は2期連続の増収、連結営業利益は3期連続の増益となりました。テレビのタイム、スポットを中心としたメディアコンテンツ関連セグメントの伸長が増収増益につながっています。

 2025年の日本の総広告費は4年連続で過去最高を更新しました。テレビの総個人視聴率・PUT(=Persons Using Television)は減少傾向が続いていますが、放送広告の公共性や信頼性に対する広告主からの評価はあらためて高まりつつあります。このような環境の下で「従来の放送ビジネス」の再価値化(リブランディング)を進め、視聴率や聴取率の向上、および広告価格の適正化を目指してまいります。

 同時に、アニメを中心とするIP(知的財産)事業や、当社のIP、デジタル、リアルを複合的に組み合わせ、スポンサーの課題を解決するBP(ビジネスプロデュース)事業も、「新たな収益の柱」にすべく積極的に取り組んでまいります。

 そして、グループの成長を支える体制と基盤も常に強化し続けていく必要があります。不動産関連セグメントは、今後も保有資産の収益率向上を図ることで、主力のメディアコンテンツ関連事業を支え、グループの持続的成長を促進していこうと考えております。

 また、メディアとして、地域住民の生命、生活、財産の維持に全力を尽くすことを最優先とし、中期経営計画の実行で将来にわたる経営基盤の安定化を進め、今後いかなる状況においても、地域の情報インフラとして存在し続けていくことを目指してまいります。

 なお、上記事項を含むセグメント別の売上高および営業利益の詳細については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。

 

 (経常利益)

当連結会計年度における営業外収益は、受取配当金の増加などにより、前期比2億45百万円(41.9%)増8億31百万円となりました。また、営業外費用は、前期比24百万円(147.7%)増41百万円となりました。この結果、経常利益は前期比7億16百万円(33.8%)増28億32百万円となりました。

 

 (親会社株主に帰属する当期純利益)

特別利益は、固定資産売却益1億67百万円を計上したほか、投資有価証券売却益31百万円を計上し、前期比139百万円(230.1%)増199百万円となりました。また、特別損失は、減損損失63百万円を計上し、前期比55百万円(785.9%)増63百万円となりました。

以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比5億5百万円(38.0%)増18億36百万円となりました。

 

(b)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

キャッシュ・フローの状況の分析

 「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

 

  資本の財源及び資金の流動性

  当社グループの主な資金需要は、テレビやラジオの放送における番組制作や送出に係る費用のほか、多額を要する放送設備の更新と社屋関係へのインフラ投資、持続的な成長を維持するための事業展開に向けた投資が見込まれております。また、株主還元等については、財務の健全性等に留意しつつ、配当政策に基づき実施してまいります。

  当社グループは、健全な財務状態及び営業活動によるキャッシュ・フローを生み出す能力により、当社グループの成長を維持するために将来必要な運転資金および設備投資ならびに株主還元等に要する資金を調達することが可能と考えております。

 なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は153億43百万円となっております。

 

 ② 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。

連結財務諸表の作成に際し、決算日における資産・負債の数値ならびに当連結会計年度における収益・費用の数値に影響を与える見積りおよび仮定設定を行っております。実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、見積りと異なる場合があります。

連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しておりますが、経営者による見積りを要する主な会計方針およびその見積り要素は下記のとおりです。

なお、この連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

(a)固定資産の減損

当社グループは、減損の兆候が認められた場合には事業計画に基づく将来キャッシュ・フロー及び不動産鑑定評価額等から関連する経費を差し引いた正味売却価額を用いて、減損損失の認識の要否を判定しております。今後、経営環境の悪化により将来キャッシュ・フローが減額された場合や保有資産の市場価額が下落した場合には、回収可能価額が低下し損失が発生する可能性があります。

 

(b)投資の減損

当社グループは、長期的な取引関係維持のため、また余資運用目的で有価証券および投資有価証券を所有しております。この中には市場価格のある公開会社への投資と、市場価格のない非公開会社への投資が含まれております。今後、投資価値の下落が一時的でないと判断した場合、投資の減損が計上されることになります。投資価値の下落が一時的でないとの判断は、「金融商品に関する会計基準」に従って行っております。

 

(c)繰延税金資産

当社グループは、課税所得の将来見積額や一時差異等のスケジューリングの結果に基づき繰延税金資産を計上しております。今後、経営環境の悪化により課税所得の見積りが減額となった場合には繰延税金資産を取り崩す必要が生じる可能性があります。

 

セグメント情報

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1  報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
 当社グループは、テレビおよびラジオの放送事業を中心に、事業活動を展開しております。
 したがって、当社グループは、事業内容を基礎とした事業の種類別セグメントから構成されており、「メディアコンテンツ関連」、「不動産関連」の2つを報告セグメントとしております。また、「メディアコンテンツ関連」には当社と子会社6社を、「不動産関連」には当社と子会社2社をそれぞれ集約しております。
 「メディアコンテンツ関連」は、放送法によるテレビおよびラジオの放送を行い、放送時間の販売ならびにコンテンツの制作・販売を主な事業とし、これに付帯する事業を営んでおります。また、広告代理業を行っております。
 「不動産関連」は、不動産の賃貸・管理ならびに太陽光発電事業を行っております。

 

2  報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産及びその他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部収益および振替高は市場実勢価格に基づいております。

 

 

3  報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産及びその他の項目の金額に関する情報

  前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注) 1

合計

調整額

(注) 2

連結財務諸表計上額

(注) 3

メディア

コンテンツ関連

不動産
関連

売上高

 

 

 

 

 

 

 

  外部顧客への売上高

30,490

1,862

32,352

943

33,296

33,296

  セグメント間の内部
 売上高又は振替高

29

146

176

296

472

△472

30,520

2,008

32,528

1,239

33,768

△472

33,296

セグメント利益

359

1,079

1,439

107

1,546

0

1,546

セグメント資産

33,349

16,487

49,836

7,206

57,042

31,740

88,782

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

  減価償却費

1,447

220

1,667

40

1,708

△0

1,707

 のれんの償却額

88

88

88

88

 減損損失

6

6

  有形固定資産及び
  無形固定資産の増加額

980

64

1,044

109

1,154

1,154

 

(注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ゴルフ場事業、保険代理業、
OA機器販売等を含んでおります。

2 調整額は、以下のとおりです。

(1) セグメント利益の調整額百万円は、セグメント間取引消去額です。

(2) セグメント資産の調整額31,740百万円には、主に各報告セグメントに配分していない全社資産32,850百万円が含まれております。全社資産は、主に当社での余資運用資金(現預金及び信託受益権)、長期投資資金(投資有価証券及び会員権)であります。

3 セグメント利益1,546百万円は、連結損益計算書の営業利益1,546百万円と調整を行っています。

 

 

  当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注) 1

合計

調整額

(注) 2

連結財務諸表計上額

(注) 3

メディア

コンテンツ関連

不動産
関連

売上高

 

 

 

 

 

 

 

  外部顧客への売上高

32,062

1,905

33,967

975

34,942

34,942

  セグメント間の内部
 売上高又は振替高

32

153

185

308

494

△494

32,094

2,058

34,153

1,283

35,436

△494

34,942

セグメント利益

758

1,147

1,906

135

2,041

0

2,041

セグメント資産

36,427

16,634

53,062

7,304

60,367

41,186

101,553

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

  減価償却費

1,448

223

1,672

49

1,721

△0

1,721

 のれんの償却額

88

88

88

88

 減損損失

63

63

63

63

  有形固定資産及び
  無形固定資産の増加額

1,729

316

2,046

77

2,123

2,123

 

(注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ゴルフ場事業、保険代理業、
OA機器販売等を含んでおります。

2 調整額は、以下のとおりです。

(1) セグメント利益の調整額百万円は、セグメント間取引消去額です。

(2) セグメント資産の調整額41,186百万円には、主に各報告セグメントに配分していない全社資産42,020百万円が含まれております。全社資産は、主に当社での余資運用資金(現預金及び信託受益権)、長期投資資金(投資有価証券及び会員権)であります。

3 セグメント利益2,041百万円は、連結損益計算書の営業利益2,041百万円と調整を行っています。

 

 

【関連情報】

前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

1  製品及びサービスごとの情報

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

メディアコンテンツ

関連

不動産関連

その他

合計

外部顧客への売上高

30,490

1,862

943

33,296

 

 

2  地域ごとの情報

 (1) 売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

 (2) 有形固定資産

 本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。

 

3  主要な顧客ごとの情報

 

 

(単位:百万円)

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

㈱電通

7,468

メディアコンテンツ関連

㈱博報堂DYメディアパートナーズ

6,075

メディアコンテンツ関連

 

(注)  ㈱博報堂DYメディアパートナーズは、2025年4月1日付で㈱博報堂を承継会社とする吸収分割により、㈱博報堂に統合しております。

 

当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)

1  製品及びサービスごとの情報

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

メディアコンテンツ

関連

不動産関連

その他

合計

外部顧客への売上高

32,062

1,905

975

34,942

 

 

2  地域ごとの情報

 (1) 売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

 (2) 有形固定資産

 本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。

 

3  主要な顧客ごとの情報

 

 

(単位:百万円)

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

㈱電通

8,027

メディアコンテンツ関連

㈱博報堂

6,290

メディアコンテンツ関連

 

 

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

重要性がないため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

合計

調整額

連結財務諸表計上額

メディア

コンテンツ関連

不動産
関連

当期償却額

88

88

88

88

当期末残高

609

609

609

609

 

 

当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

合計

調整額

連結財務諸表計上額

メディア

コンテンツ関連

不動産
関連

当期償却額

88

88

88

88

当期末残高

521

521

521

521

 

 

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

該当事項はありません。