人的資本
OpenWork(社員クチコミ)-
社員数2,606名(単体) 344,196名(連結)
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平均年齢41.4歳(単体)
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平均勤続年数15.6年(単体)
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平均年収10,562,434円(単体)
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平均年収の
対前年増減率-1.2%(単体)
従業員の状況
人材戦略に関する基本方針等
(1)【人材戦略に関する基本方針等】
当社は、中期経営戦略の1つ目の柱を「新たな価値の創造とグローバルサステナブル社会を支えるNTTへ」とし、サステナビリティを経営戦略の中核に据えた取り組みを進めています。また、1つ目の柱を支えるための2つの柱として、「お客さま体験(CX)の高度化」、「従業員体験(EX)の高度化」を進めており、人材戦略を経営戦略を支える重要な柱と認識し、取り組みを進めています。こうした人材戦略の具体的な内容については、「第2 事業の状況 2.サステナビリティに関する考え方及び取組 人的資本に関する戦略」をご参照ください。
上記基本戦略をもとに、NTTグループにおいては、事業環境・人材市場の動向も踏まえつつ(1)従業員個々人のキャリアの自己実現と事業成長の両方の実現に資する人事給与制度を整備するとともに、(2)競争力ある水準の維持、従業員のエンゲージメント向上や更なる生産性の向上に資する観点から、継続的な賃金改善も適時適切に実施しています。
具体的には、管理職には、適所適材へと転換を図り、会社業績や個人の業績と報酬がより連動するジョブ型の人事・給与制度を、一般社員には専門性・スキルレベル、事業への貢献度を処遇へ反映する専門性を軸とした人事・給与制度を導入しており、年次・年功によらずチャレンジ機会を創出・拡大する仕組みとしています。
月例賃金については、継続的な賃金改善を基本に13年連続で改定しており、2026年度は査定昇給含めて平均約6%の改定を行いました。また、新卒の採用給についても大学卒の標準的なケースで月額30万円以上に引上げるなど、更なる採用競争力の強化及び能力の高い人材の確保を企図した継続的な改善を行っています。
なお、2025年11月、当社は、当社及び当社が定める主要グループ会社の一定の要件を満たす管理職を対象とする株式交付制度を導入しました。詳細については、「1 株式等の状況 (8) 役員・従業員株式所有制度の内容」をご参照ください。
(2)【従業員の状況】
① 連結会社の状況
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セグメントの名称 |
従業員数(人) |
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総合ICT事業 |
53,780 |
〔7,379〕 |
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グローバル・ソリューション事業 |
201,140 |
〔10,657〕 |
|
地域通信事業 |
61,567 |
〔20,541〕 |
|
その他(不動産、エネルギー等) |
27,709 |
〔6,073〕 |
|
合計 |
344,196 |
〔44,650〕 |
(注)従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は〔 〕内に年間の平均人員を外数で記載しています。
② 提出会社の状況
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従業員数(人) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(円) |
平均年間給与の 対前事業年度増減率 (%) |
|
|
2,606 |
〔128〕 |
41.4 |
15.6 |
10,562,434 |
△1.2 |
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セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
|
その他(不動産、エネルギー等) |
2,606 |
〔128〕 |
|
合計 |
2,606 |
〔128〕 |
(注)1.平均年間給与は、基準内・基準外給与及び賞与を含めています。
2.従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は〔 〕内に年間の平均人員を外数で記載しています。
③ 最大人員会社等の状況
(a) 最大人員会社
株式会社NTTデータ
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従業員数(人) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(円) |
平均年間給与の 対前事業年度増減率 (%) |
|
|
13,189 |
〔1,799〕 |
37.8 |
13.0 |
9,583,906 |
4.6 |
(b) 最大人員会社の次に従業員数が多い会社
NTTビジネスソリューションズ株式会社
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従業員数(人) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(円) |
平均年間給与の 対前事業年度増減率 (%) |
|
|
10,981 |
〔3,088〕 |
47.2 |
15.4 |
6,919,938 |
3.0 |
(注)1.提出会社は子会社の経営管理を行うことを主たる業務とする会社であるため、当社グループのうち、当連結会計年度における最大人員会社について記載しています。また、最大人員会社の従業員数が当社グループの従業員数の過半数を超えないため、従業員数が次に多い会社についても記載しています。
2.平均年間給与は、基準内・基準外給与及び賞与を含めています。
3.従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は〔 〕内に年間の平均人員を外数で記載しています。
4.NTTデータは、NTTデータグループの子会社として、官公庁、金融機関、企業等向けに、システムインテグレーションを中心としたITサービスの提供を主な事業とし、コンサルティングからシステム開発、運用・保守に至るまで一貫したサービスを提供しています。
NTTビジネスソリューションズ株式会社は、NTT西日本の子会社として、法人(主に中堅中小)・自治体向けICTソリューションの提供、保守運用業務を主な事業としています。
④ 労働組合の状況
NTTグループにおいては、労使関係は安定しており特記すべき事項はありません。
⑤ 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
(a) 提出会社
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当事業年度 |
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管理職に占める女性労働者の割合(%)※1 |
男性労働者の育児休業取得率(%)※2 |
労働者の男女の賃金の差異(%)※1 |
||
|
全労働者 |
うち正規雇用労働者(無期雇用含む) |
うち非正規 雇用労働者 |
||
|
12.7 |
113.3 |
79.1 |
78.5 |
79.8 |
※1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。
※2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものです。
(b) 主なグループ会社※1
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当事業年度 |
|||||
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名称 |
管理職に占める |
男性労働者の育児 |
労働者の男女の賃金の差異(%)※2、※5 |
||
|
全労働者 |
うち正規雇用労働者(無期雇用含む) |
うち非正規 |
|||
|
㈱NTTドコモ※4 |
15.7 |
132.6 |
81.9 |
81.5 |
83.9 |
|
NTT東日本㈱ |
15.2 |
168.9 |
78.1 |
78.8 |
83.9 |
|
NTT西日本㈱ |
14.2 |
116.5 |
82.2 |
81.7 |
121.6 |
|
㈱NTTデータグループ※4 |
14.0 |
103.1 |
79.7 |
78.5 |
97.1 |
※1.主なグループ会社の「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づく管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率、労働者の男女の賃金の差異を記載しています。主なグループ会社を含む連結子会社については、「第7 提出会社の参考情報 2 その他の参考情報 (6) 連結子会社における管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異」に記載しています。
※2.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。
※3.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものです。
※4.㈱NTTドコモにはNTTドコモビジネス㈱の数値、㈱NTT データグループには㈱NTTデータ及び㈱NTT DATA, Inc.の数値が含まれます。
※5.NTTグループの人事・給与制度において、性別による賃金の差異は設けていません。正規労働者においては、より上位職に占める男性割合や育児による短時間勤務等の女性割合の差、また、非正規労働者においては、給与水準の高い専門職における男女比率の差に起因し、それぞれ男女の賃金差異が生じているものと分析しています。
(参考) 任意の連結グループ
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当事業年度 |
||||
|
管理職に占める女性労働者の割合(%)※1 |
男性労働者の育児休業取得率(%)※2 |
労働者の男女の賃金の差異(%)※1 |
||
|
全労働者 |
うち正規雇用労働者(無期雇用含む) |
うち非正規 |
||
|
14.7 |
125.5 |
80.3 |
80.1※3 |
74.2※3 |
※1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。
※2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものです。
※3. NTTグループの人事・給与制度においては、性別による賃金の差異は設けていませんが、正規労働者においては、女性従業員に占める管理者比率が男性よりも低いため、また、非正規労働者においては、給与水準の高い専門職において男性比率が高いため、それぞれ男女の賃金差異が生じているものと分析しています。
(注) 集計範囲は、当社、NTTドコモ*、NTTデータグループ*、NTT東日本、NTT西日本です。
*NTTドコモにはNTTドコモビジネスの数値が含まれます。また、NTTデータグループにはNTTデータ及びNTT DATA, Inc.の数値が含まれます。
⑥ 使用人その他の従業員のみを対象とした役員・従業員株式所有制度の内容
当社は、使用人その他の従業員のみを対象とした役員・従業員株式所有制度を導入しています。当該役員・従業員株式所有制度の内容については、「1 株式等の状況 (8) 役員・従業員株式所有制度の内容」に記載しています。
サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において判断したものです。
〇 NTTグループサステナビリティ憲章
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NTTグループは、サステナビリティ憲章を制定しています。高い倫理観と最先端の技術・イノベーションに基づくIOWN構想の推進により、①「自然(地球)」との共生(環境とエネルギー課題への対応)、②「文化(集団・社会~国)」の共栄(社会課題への対応)、③「Well-being(幸せ)」の最大化(人権及びダイバーシティ&インクルージョンへの対応)に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、企業としての成長と社会課題の解決を同時実現し、持続可能な社会の実現に貢献しています。
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また、2023年5月公表の中期経営戦略を一部見直し、2026年5月に「中期的な利益成長に向けた取り組み『New value creation & Sustainability 2030 powered by AIOWN』」を公表しました。引き続き、新たな価値創造とグローバルサステナブル社会を支えるNTTをめざす等、様々な取り組みを進めています。
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(1)サステナビリティに関するガバナンス
NTTグループでは、サステナビリティの推進を重要な経営課題と捉え、特に重要な事項については取締役との議論を踏まえて決定しています。
取締役による監督体制としては、取締役会直下にサステナビリティ委員会(委員長:社長)を設置し、グループ全体の活動方針やその進捗状況を管理しています。サステナビリティに関する方針(憲章及び付随する方針等の制定・改廃、特に重要な指標の決定)は、サステナビリティ委員会を経て取締役会で決定しています。また、持続可能な社会の実現に向けた取り組みと事業戦略の連携を強化するため、経営企画部門内にサステナビリティ推進室を設置し、重要な解決すべき課題やアクティビティに関する指標をモニタリングのうえ、年1回サステナビリティ委員会へ報告しています。
サステナビリティに関する課題のうち、重要な解決すべき課題・アクティビティとして選定したプロセスについては、2021年度に、第三者機関・ISO26000・GRI Standards等評価機関、SDGs、世界トレンド、社内ワークショップ、他企業のマテリアリティ等を参考に、サステナビリティを取り巻く新たな課題を網羅的に考慮し、NTTグループとして取り組むべき課題をグローバル規模で議論、選択し特定しました。また、取り組むべき優先度については、「企業としての成長」と「社会への課題解決」へのインパクトの両面で評価を行い、社会課題の解決と事業の成長を同時実現するマネジメントをめざし、外部有識者の意見も取り入れ、優先度を評価しました。
サステナビリティを巡る課題及びその優先度の設定に関する妥当性は、サステナビリティ委員会での審議を経て、取締役会にて適宜レビューし、随時見直しを行っており、①気候変動、②人的資本、③新たな価値創造、④レジリエンスの4項目をサステナビリティに関する重要項目としています。
(2)サステナビリティに関するリスク管理
サステナビリティに関する重要項目のリスクや機会については、サステナビリティ委員会に付議し、取締役会に報告しています。なお、NTTグループのリスク管理プロセスとして、身近に潜在するリスクの発生を予想・予防し、万一リスクが顕在化した場合でも損失を最小限に抑えること等を目的として、リスクマネジメントの基本的事項を定めたリスクマネジメント規程を制定し、代表取締役副社長が委員長を務めるビジネスリスクマネジメント推進委員会及びグループビジネスリスクマネジメント推進委員会が中心となって、リスクマネジメントのPDCAサイクルを構築し運用しており、サステナビリティ関連のリスクの識別、評価、管理に関するプロセスはNTTグループの総合的なリスク管理プロセスに統合されています。
(3)戦略、指標及び目標
① 気候変動
〇 気候変動に関する戦略(リスク及び機会に対処するための取り組み)
気候変動問題が世界的に重要なリスクとして広く認識されている中、NTTグループの気候変動や資源循環・自然資本等への対応や開示が不十分と評価された場合には、顧客・パートナー・株主・社員・地域社会等のステークホルダーからの理解が十分に得られず、事業運営に支障をきたす可能性があります。また、新たな法令・規制の導入や強化等がなされた場合にはコスト負担が増加する等、NTTグループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。
このようなリスクへの対応として、NTTグループでは、環境エネルギービジョン NTT Green Innovation toward 2040を策定し、2040年度のカーボンニュートラル(Scope1&2)実現に向けて環境負荷低減の取り組みを推進しています。また、この取り組みをScope3に拡大し2040年度のネットゼロ(Scope1&2&3)もめざしています。そのため、自らのグリーン電力化の推進として再生可能エネルギーの活用を進めるほか、圧倒的な低消費電力をめざしたIOWNの研究開発の推進、インターナルカーボンプライシング制度の活用、グリーンボンドの活用、サプライヤとの更なる連携強化、お客さまの脱炭素への貢献等を進め、環境エネルギーへの取り組み及び情報開示の充実を図っています。また、資源循環に関するリスクへの対応として、通信設備・携帯端末等(金属、プラスチック等)のリユース・リサイクルや、有害廃棄物の適正な処理、保管・管理徹底等に努めているほか、生物多様性に関するリスクへの対応として、自然保護区等における事業状況等に関する調査及び情報開示の充実等を進めていきます。
機会への対応としては、データセンターにおける再生可能エネルギーメニューの提供拡大や、温室効果ガス排出量可視化プロセスの構築支援、法人や個人のお客様に対するグリーン電力販売の拡大等に取り組んでいます。また、グリーンエネルギー×ICTで実現するグリーンソリューションの推進、再生可能エネルギー発電事業の拡大及び地産地消型の最適化・効率化された電力の安定供給の実現や、様々な産業間での資源の循環、地域創生の更なる加速による循環型ビジネスの創造を進めていきます。
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シナリオ設定 |
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リスクと機会の特定(全体像) |
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(注)
1. 2030年度時点での1.5℃シナリオ・4℃シナリオにおける影響度
2. 時間軸短期(3年未満)、中期(3-6年未満)、長期(6年以上)を記載、
影響度を3段階で記載(▲:小、▲▲:中、▲▲▲:大)
3. 省エネルギー化の推進として、インターナルカーボンプライシングの社内炭素価格を、国際エネルギー機関の炭素税の2035年将来予想価格(180USD/t-CO₂)に基づき、2026年4月より27,000円/t-CO₂に設定。調達(製品選定)等の意思決定に活用している
〇 気候変動に関する指標及び目標
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指標 |
中長期的な目標 |
2025年度実績 |
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温室効果ガス排出量 |
[Scope1&2] 2030年度:80%削減(2013年度比) 2040年度:カーボンニュートラル [Scope1&2&3] 2040年度:ネットゼロ |
[Scope1&2] 速報値: 204.1万t、56%削減(2013年度比) [Scope1&2&3] 速報値: 2,032万t、28%削減(2018年度比) |
(注)1. 温室効果ガス排出量の集計範囲は、当社及び連結子会社です。
2. 温室効果ガス排出量(Scope1,Scope2,Scope3)の確報値は、2026年10月頃、当社コーポレートサイトに掲載予定です。
・NTTグループの環境活動 環境データ 詳細データ集(GHG):
https://group.ntt/jp/sustainability/environment/decarbonization
3. Scope1&2は、日本政府が掲げる地球温暖化対策計画に合わせ2013年度を基準年に、Scope3を含むScope1&2&3は、海外グループ会社を含む現在と同等の集計範囲での算定を開始した2018年度を基準年に設定しています。
② 人的資本
〇 人的資本に関する戦略(リスク及び機会に対処するための取り組み、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針)
<従業員体験(EX)の高度化>
情報通信及び関連する市場では、AIの急速な進展や、国際情勢を含む不確実性の高まりにより、事業環境はかつてないスピードで変化しています。企業には、自社の成長のみならず、社会や産業の持続性を支える役割が、これまで以上に求められていると考えています。また、2023年5月に発表(2026年5月一部見直し)した中期経営戦略では、国内外の法人事業や金融を中心としたスマートライフ事業におけるAIを軸とした利益成長の加速に加え、GPU・ネットワーク・電力といったリソースを最適化し、エッジを含めたオペレーションを担う、AI時代の次世代インフラ「AIOWN」への転換に向けた取り組みを進めることで、社会や産業の持続的な成長に貢献し、中長期的な企業価値の向上に努めています。このような状況の中で、EXの強化は、生産性や創造性の向上、及び優秀な人材のリテンションのために重要です。EXの低下は、新技術の開発、新サービスの企画、既存サービスの改善、成長戦略の実行等に影響を及ぼす場合があり、NTTグループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。
このようなリスクへの対応として、人材戦略ポリシーを策定し、取り組みを強化しています。新たな価値を創出し、顧客体験(CX:Customer Experience)を高め、サステナブルな社会を実現していくために、私たちは従業員体験(EX:Employee Experience)を重視し、新たな価値を生む好循環をめざしています。具体的には、(a)自律的キャリア形成の支援強化、(b)オープンで革新的な企業文化、(c)働きやすい環境の整備を行っていきます。
また、NTTグループでは、従業員エンゲージメント調査を実施し、把握した課題の改善に向けた取り組みを強化しています。調査結果の分析及び改善に向けた各種取り組み方針について、サステナビリティ委員会等に付議し、社員へのフィードバックも実施していきます。
機会への対応としては、人材戦略に係る3つの柱に対して、指標を設定し、経年で施策効果を確認していきます。施策を適切に見直しながら、継続的に取り組んでいくことで、CX向上・生産性向上につなげ、事業成長、企業価値の向上を実現します。
人事領域における価値創造プロセス ~人材力・組織力の強化に向けた取り組みを推進~
<人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針>
NTTグループでは、多様な人材が入社からキャリアを自律的に考え、業務経験を積み、研修等でスキルを補完し、振り返りや棚卸を経て新たなチャレンジをすることが、EX向上の鍵となると考えています。社員一人ひとりが自律的なキャリア形成を実現するために、成長支援と多様な働き方・働く環境整備の両面から各種人事施策を展開していきます。
(a)自律的キャリア形成の支援
社員の成長支援として、2021年10月から全管理職に導入しているジョブ型の人事給与制度は、年次・年功から脱却し、従来の適材適所から適所適材へと転換を図り、会社業績や個人の業績と報酬がより連動する仕組みとしました。これにより、戦略実現に必要な役割・仕事(ポスト)に見合う人材の配置を可能とし、社員のチャレンジ機会の創出・拡大を図っています。また、一般社員については、高い専門性やスキルを発揮し、自らのキャリアを切り拓き、真に実力あるプロフェッショナル人材へと成長していくことを目的として、2023年4月に新たな人事給与制度を導入しました。採用・育成・配置全てのフェーズにおいて、専門性を意識した運用へ転換を図り、社員の自律的なキャリア形成を支援しています。
また、高い専門性やスキルの獲得の実効性を高める観点で研修メニューを拡充しています。約1,800講座の研修メニューを準備し、社員は自身のキャリアプラン、スキルアップ計画に応じてこれらの研修メニューを選択し、学習を実施することができます。さらに、社員が主体的・自律的にキャリアデザインをすることをサポートするために、2023年7月よりグループ専用のキャリアコンサルタントを配置しました。国家資格を有し、経験豊富なコンサルタントが、個々の社員に寄り添ったキャリア相談に応じています。
加えて、多様なキャリアパス実現にむけ、公募やダブルワークを推進しています。人事異動における自発的なチャレンジを支援する仕組みとして、常時募集を行いタイムリーに応募が可能な"NTT Group Job Board"を設置しており、2025年4月~2026年3月の1年間で約1,400件の応募があり、約800人の社内公募が成立しました。
また、社員自身のスキルの研鑽や自律的なキャリア形成を支援するため、現在の所属組織での業務を継続しながら、勤務時間の一部を他組織での業務に充てることができる社内副業の仕組み(ダブルワーク)を整備しました。NTTグループで働く社員の積極的なチャレンジや自己成長につながる環境整備を継続推進していきます。
(b)オープンで革新的な企業文化
NTTグループの持続的成長と、サステナブルな社会の実現のために、オープンで革新的な企業文化に向けて取り組みを強化しています。特にトライ&エラー、オープン、コラボレーション及びその土台となるD&Iのある組織・企業への変革に向けて、取り組みを進めています。
経営層と社員との対話機会の拡大、カンファレンスによるチャレンジ志向などを通じて、NTTグループの取り組みと自身の想いを発信し、様々な分野でチャレンジをしている社員の姿をフォーカスして紹介することで、グループ全体でチャレンジ志向を高めています。
また、外部環境の変化に柔軟に適応し、新たな価値を創出し続ける企業であるためには、同質的な組織から、多様な人材が活躍する組織へと自ら変革する必要があると考えています。そのため、ダイバーシティ&インクルージョンを推進しています。具体的な取り組みとして、経営中核人材への継続的な女性の輩出をめざし、“NTT University”において対象者の女性比率を約30%確保しているほか、女性の新任管理者登用率30%以上を目標に掲げ、各階層の女性社員に対する研修等を実施しています。さらには、女性・障がい者・LGBTQ等、属性のマイノリティや子育て・介護等の制約を持つ社員が働きやすい職場環境を構築するため、人的ネットワークの構築や周囲(特に上司)の知識習得・マインド改革・風土醸成のための研修等を実施しています。
(c)働きやすい環境の整備
NTTグループでは、多様な人材の活躍機会を増やしてきました。特に、育児、介護、パートナーの転勤等、ライフイベントを通じてキャリアが分断されることを課題としてとらえ、社員をサポートする仕組みを取り入れてきました。多様な働き方を促進することで、生産性向上、モチベーションの向上等につながると考えています。これからも、社員の声を聞きながら、すべての社員がより自分らしく働くことができる環境づくりに取り組んでいきます。
具体的には、ハイブリッドワークを推進しています。リモートスタンダードやコアタイムを設定しないフレックスタイム、分断勤務の導入等により、働く時間・働く場所・住む場所の自由度が高まり、社員のライフスタイルに応じたワークスタイルの選択肢は、さらに拡大しました。対面と非対面の双方のよさを組み合わせた最適な働き方(ハイブリッドワーク)を実践し、社員の働き方の柔軟性と組織・チームの生産性向上の両立をめざしていきます。自律的な働き方(働き方を選択できる)とエンゲージメントについては、ポジティブな相関性があることが分かってきており、引き続き多様な働き方・働く環境整備を推進していきます。
さらに、社員のワークインライフの充実に向け、積極的な育児参画、介護・治療の両立ができる職場環境づくりを進めています。男性の育児事由休職・休暇取得率については、目標100%に対し、実績は125.5%となりました。引き続き、長期の育児事由の休職・休暇が取りやすい環境構築を推進していきます。
<健康・安全>
社員の健康・安全が十分に確保できない場合、労働生産性の低下等に繋がり、NTTグループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。
このようなリスクへの対応として、NTTグループでは、労働基準法等の関係法令の遵守はもとより、安全管理及び健康管理を目的に安全管理規程、健康管理規程等を定めています。NTTグループの事業を支える電気通信設備工事における事故の防止や安全な作業環境の整備に向け、委託先会社等の協力会社も含めたNTTグループ全体で各種対策や安全意識の向上に継続的に取り組んでいます。
機会への対応としては、従業員の健康維持・増進への取り組みがモチベーションや生産性を向上させ、企業の収益拡大にもつながるとの方針のもと、経営戦略の一環として健康経営に取り組んでいます。具体的には、スマートフォンアプリを活用した社員の健康活動促進のための取り組みや、社員の健康状態・変調を把握するための定期アンケート(パルスサーベイ)、外部相談窓口による健康相談・メンタルヘルスカウンセリングの実施といった取り組みを進めています。
<人権>
当社グループ及びサプライチェーンにおいて強制労働や児童労働等の人権侵害行為が発生した場合には、NTTグループの信頼性や企業イメージが低下、ひいては経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。
このようなリスクへの対応として、NTTグループでは、外部評価機関も活用した人権デューデリジェンスの実施や、人権課題に関する研修、人権に関する相談窓口の設置・運営等、グループ一体となった人権意識の向上、人権マネジメントの強化に取り組むとともに、2024年7月には「NTTグループカスタマーハラスメントに対する基本方針」を策定しました。サプライチェーン全体での企業の人権尊重の取組が求められている昨今の状況に鑑み、サプライヤのみならず、社内における人権デューデリジェンスについても対象範囲を拡大し実施を図っています。
機会への対応としては、人権デューデリジェンスにおける改善要請が必要なサプライヤや改善要請が必要な全てのNTTグループ事業会社への直接対話の実行及びそれらのプロセスや結果を情報開示することにより、ステークホルダーの皆さまから信頼される企業として、ブランドイメージの向上につながると考えています。
〇 人的資本に関する指標及び目標
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指標 |
中長期的な目標 |
2025年度実績 |
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従業員エンゲージメント率 |
改善(対基準年(2022年度:57%)比) |
64% |
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女性の新任管理者登用率 |
毎年:30% |
28% |
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男性育児休業取得率 |
毎年:100% |
125.5% |
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改善要請が必要なサプライヤとの直接対話率 |
毎年:100% |
100% |
(注)1. 従業員エンゲージメント率は、エンゲージメントを測る指標4項目をNTTグループKPIとして設定し、その肯定的回答者の割合です。従業員エンゲージメント率の集計範囲は、当社、NTTドコモ、NTTデータグループ、NTT東日本、NTT西日本、NTTアーバンソリューションズ、NTTアノードエナジー及びこれらが指定する子会社※1です。
※1.指定する子会社とは別に、従業員エンゲージメント調査は順次拡大しており、2024年度より海外グ
ループ会社も開始しています。
2. 女性の新任管理者登用率及び男性育児休業取得率の集計範囲は、国内主要5社(当社、NTTドコモ※2、NTTデータグループ※2、NTT東日本、NTT西日本)です。
※2.NTTドコモにはNTTドコモビジネスの数値が含まれます。また、NTTデータグループにはNTTデータ及びNTT DATA,
Inc.の数値が含まれます。
3. 改善要請が必要なサプライヤとの直接対話率の集計範囲は、NTTグループ全調達額の約90%を占める重要サプライヤ(約130社)のうち、第三者機関評価結果を踏まえて選定した、年間10社程度です。
(参考)多様性に関するその他の指標及び目標
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指標 |
中長期的な目標 |
2025年度目標 |
2025年度実績 |
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女性 |
採用率 |
毎年:30% |
30% |
34.1% |
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管理者比率 |
2030年度:20% |
15% |
14.7% |
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役員比率 |
2030年度:30%以上 |
25~30% |
2026年6月:27.7% |
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(注)1. 上記指標の集計範囲は、いずれも国内主要5社(当社、NTTドコモ※、NTTデータグループ※、NTT東日本、NTT西日本)です。
※NTTドコモにはNTTドコモビジネスの数値が含まれます。また、NTTデータグループには、NTTデータ及びNTT DATA, Inc.の数値が含まれますが、女性役員比率についてはNTTデータ及びNTT DATA, Inc.の数値は含まれません。
2. 上記の役員比率は、提出日現在において定時株主総会が未開催である会社については当該総会に付議予定の役員選任議案が原案どおり承認可決されることを前提として算出しており、定時株主総会が開催済である会社については当該総会の決議内容に基づき算出しています。
③ 新たな価値創造
〇 新たな価値創造に関する戦略(リスク及び機会に対処するための取り組み)
<お客さま体験(CX)の高度化>
NTTグループは、お客さまの新たな体験や感動創造の高度化に向け、様々なパートナーと連携し、新たな価値の創造及び社会的課題の解決をめざす取り組みを推進しています。お客さまに新たな価値を提供するビジネス創造が想定どおりに進展しなかった場合、市場競争力が低下し、結果としてNTTグループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。
このようなリスクへの対応として、社長を委員長とするマーケティング戦略委員会を設置・運営しているほか、各社にCXを検討するCX推進ラインを組成し、各社にて実施している、お客さまの声を収集し、サービス改善へ取り込むプロセスの可視化等の取り組みを進めています。また主要会社にCCXOを設置するとともに、2024年度から主要会社の注力領域事業を対象に、非財務指標の重要指標として顧客エンゲージメント指標を設定し、グループのCX向上の取り組みを加速・強力に推進しています。
機会への対応としては、グループ横断の社内カンファレンスの開催等を通じて、各社の優良事例の水平展開によるビジネスの拡大に取り組んでいるほか、申込み・契約・問い合わせまでの体感調査を行うことでより顧客接点の改善に取り組んでいくとともに、AIを活用することで、お客さまサポート・通信品質の改善を加速させ、CXの更なる向上にも努めてまいります。今後もCX指標を継続的にモニタリングし、分析・改善のサイクルを回すことで、お客さまに選ばれ続ける体験価値を実現していきます。
<責任あるAIの活用推進>
NTTグループは、AI活用を推進するため、「もし、全ての業務をAIに任せるとしたら」という発想で抜本的な業務プロセス変革や生成AI関連ビジネスを通じた新たな価値創造に取り組んでいます。しかしながら、AIの急速な進化に対して社内実装に向けた体制整備の遅れ、導入に係るコスト負担の増加、市場やニーズの急速な変化に対して、モデル開発の遅れ、エコシステム形成に向けたパートナー等との連携の遅れ、法規制や社会的受容性への対応の遅れなどにより、当該ビジネスが想定どおりに拡大しない場合には、競争力の低下やサービス品質維持に伴うコスト増、成長機会の逸失を招き、結果としてNTTグループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。
また、多種多様な業界でAI利用が活性化する一方で、AIの不適切な利用により、金銭的負担が発生するおそれがあるほか、NTTグループ及びお客さま企業のイメージが低下するおそれがあり、その結果として、NTTグループが社会的責任を果たせなくなる可能性があります。
このようなリスクを踏まえ、NTTグループでは、グループ社員約34万人を対象に、AIに関する基礎知識の習得に向けた研修やAI活用の実践人材の育成を推進するとともに、重大インシデントの防止及び確実なグループAIガバナンスの実現に向けて、AIガバナンスに関する規程類を制定しています。また、AIの積極的な活用を阻害しないよう、リスクの規模に応じたリスクベースアプローチを採用しています。具体的には、過去のAIインシデント事例や政府ガイドライン等に基づきチェックリストを整備し、リスクを分類した上で、各事業会社におけるAIリスクマネジメント責任者がプロジェクトマネージャーと連携し、各AIプロジェクトのリスク評価および対策を検討・実施するAIマネジメントシステムを確立しています。持株会社においては、各事業会社における上記のAIマネジメントシステムが適切に運用されていることをモニタリングし、必要に応じて指導していきます。こうしたAIガバナンスを通してお客さまが安心してご利用いただけるAIサービスの提供に努めます。
また、企業のコア業務へのAIの適用の進展やAI主権の重要性の増大といった市場やニーズの変化をとらえ、業界や用途ごとの要件に応じた最適化・チューニングへの対応力を強化した純国産モデル「tsuzumi 2」をリリースしました。今後もニーズの変化に合わせて機能および性能の強化に取り組みます。さらに、自社のAIモデルだけでなく、お客さまのニーズに応じた最適なAIモデルや、それを組み込んだソリューションをご提供できるよう、パートナー等との連携も推進しています。こうした取り組みを加速し、国内外を問わずビジネスエコシステムの形成を進めることで、お客さまのニーズの変化に対応し、より高度なコア業務へのAI適用等を支援していきます。
機会への対応としては、NTTグループでは、お客さまのバリューチェーンの変革に向けてパートナー等との連携を推進し、「tsuzumi 2」をはじめとした多様な生成AIサービスを提供することで、お客さまがAIの力を活用してイノベーションと成長を加速できるよう支援します。また、生成AIを活用した抜本的な業務効率の向上やイノベーションの促進、企業文化の醸成等社内バリューチェーンの変革を推進するため、各社とAI推進者との定期的なミーティングを通じて優良事例の共有や水平展開を行うことにより、グループ全体でAI活用を推進しています。
<知的財産>
NTTグループや事業上のパートナーがその事業を遂行するために必要な知的財産権等について、その一部であっても当該権利を他者が保有する場合には、当該他者から実施許諾等を得ることを基本としています。もし、当該他者から実施許諾等が得られない、あるいは、許諾が失効した場合には、NTTグループや事業上のパートナーの特定の技術、商品又はサービスの提供ができなくなるリスクがあります。
また、NTTグループが他者の知的財産権等を侵害したとの主張を受けた場合には、その解決に多くの時間と費用を要する可能性があり、さらに当該他者の主張が判決等により認められた場合は、当該他者への損害賠償責任等の発生、権利を侵害した事業の差止め等のリスクがあります。
さらに、NTTグループが保有する知的財産権等について、第三者による不正な使用等により、競争上の優位性が損なわれることで、NTTグループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。
このようなリスクへの対応として、NTTグループでは、権利調査による状況把握・リスクマネジメント等を通じた他者が保有する知的財産権等への対策に取り組んでいます。
機会への対応としては、事業活動の源泉となる研究開発成果を、特許に代表される知的財産権として確保、もしくは社内に閉じたノウハウとすることで積極的かつ適切に保護・管理し、事業の優位性確保に努めています。また、産業界の発展に貢献する技術や標準化され社会での活用が期待されている技術を幅広くライセンスすることによって成果の普及を図る一方で、NTTグループ各社が研究開発成果を事業で活用する場面においては、他者の知的財産権を十分尊重しながら多様な活用と社会実装を進めており、新たな価値の創造と地球のサステナビリティへの貢献をめざしています。
〇 新たな価値創造に関する指標及び目標
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指標 |
中長期的な目標 |
2025年度実績 |
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顧客エンゲージメント |
[NPI] 改善(前年度比) [NPS] 改善(前年度比) |
[NPI] 71.9% [NPS] -29.5 |
(注)顧客エンゲージメント NPI(Next Purchase Intention)は継続利用意向、NPS®(Net Promoter Score®)※1は他者への推奨度を測る指標です。顧客エンゲージメントの対象は、NTT東日本、NTT西日本並びにNTTドコモ※2の注力領域である中堅中小法人向けサービス、NTTドコモ※2のコンシューマ向けサービスです。(2026年度より大規模法人向けサービスについて拡大予定)
※1. 本文中に記載されているNet Promoter Score及びNPSは、ベイン・アンド・カンパニー、フレッド・ライクヘルド、サトメトリック
ス・システムズ(現NICE Systems, Inc.)の登録商標です。
※2. NTTドコモにはNTTドコモビジネスの数値が含まれます。
④ レジリエンス
〇 レジリエンスに関する戦略(リスク及び機会に対処するための取り組み)
<自然災害、大規模故障等>
NTTグループは国内外において事業を展開しており、通信ネットワーク・情報システムをはじめ、社会と経済活動を支え、国民生活の安全を守るライフラインとして欠かせないサービスや金融・決済等生活基盤を支えるサービスを数多く提供しています。
これらのサービス提供に関して、地震・津波・台風・洪水等の自然災害、武力攻撃やテロ等の物理的な攻撃、重要システムにおける開発遅延や不具合、大規模なネットワーク故障の発生等により、お客さまへのサービス提供に影響を与える場合があり、NTTグループの信頼性や企業イメージが低下するおそれがあります。
このようなリスクへの対応として、NTTグループでは、通信ビルの耐震機能・水防機能の強化、伝送路の異経路化、長期停電に対する通信ビル・基地局の非常用電源の強化等サービス提供に必要なシステムやネットワークを安全かつ安定して運用できるよう様々な対策を講じています。
加えて、当社は、国内通信事業者が協力して社会貢献をめざす「つなぐ×かえるプロジェクト」を、2020年9月よりKDDI株式会社と開始しています。2024年12月にはソフトバンク株式会社及び楽天モバイル株式会社も参画し、大規模災害時のネットワーク早期復旧に向けた新たな協力体制を構築しました。さらに、2025年7月には避難所支援にも対象を拡大し、各社で支援情報を共有すること等により、迅速かつ効率的な支援の実現を目指しています。
大規模故障への具体的な対策として、迅速かつ的確なサービス復旧を行うとともに、故障原因を早期に究明し、①顕在化したリスクのグループ横断的な総点検・再発防止、②想定外のことは必ず起こることを前提に、グループ横断的なリスクの棚卸に基づく、より強靭なネットワークの実現に向けた施策をグループ全体で実施していきます。さらに非常時における通信の代替手段の提供を目的とした「JAPANローミング™」を2026年4月1日より開始しました。
機会への対応としては、ネットワークの強靭化や復旧対応の迅速化等を通じて、通信ネットワーク・情報システムの信頼性が高まれば、顧客満足度やブランドイメージの向上につながると考えています。また、更なる信頼性を求めるお客さまに対しては、BCPを強化するソリューションのラインアップを充実することで新たな価値を提供します。
<セキュリティインシデントによるサービスレベル低下及び情報漏洩等>
サイバー攻撃や重要情報の管理不備等によるセキュリティインシデントにより、サービスレベルの低下や情報の漏洩等が発生した場合、NTTグループの信頼性や企業イメージが低下、ひいては経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。
また、お客さま情報をはじめとする個人情報保護への要求が社会的に高まるとともに、法制面からも個人情報保護に対する要請は大きくなっています。しかしながら、個人情報等を狙った犯罪行為が高度化、巧妙化する等、個人情報等の機密情報の流出や不適切な取り扱いが発生するリスクを排除できない場合があります。
このようなリスクへの対応として、NTTグループでは、グループCISO(Chief Information Security Officer)を最高責任者とするマネジメント体制を整備し、「サイバーインシデントは必ず起きる、被害の最小化が大切」という考えに基づいて、持株会社並びにグループ各社のトップリーダーシップのもと、世界でも広く活用されている米国国立標準技術研究所(NIST)のサイバーセキュリティフレームワークを採用し、四半期ごとにリスク評価し、優先度をつけた情報セキュリティ対策に体系的に取り組んでいます。
具体的には、「三線防御」の原則の導入、グループ全体で守るべき規程の整備及び順守の徹底、セキュアなリモートワーク環境を提供するゼロトラスト型ITシステムへの移行・刷新、「二線」の取り組み強化とグループとしての人材育成を通じた各社のセキュリティ力向上、地政学リスクや安全保障の動向も踏まえたグローバルな脅威情報の収集/活用、早期検知・迅速対応のための最新技術の導入、セキュリティ対策の攻撃者目線での検証、国内外政府関連機関・重要インフラ事業者等との連携及び万一のインシデント時の対応演習、最新のサイバー攻撃・サイバーセキュリティ政策・経済安全保障分野の関連法制度等の動向を踏まえた対策、グループ国内全社長に対する研修や社員全員に向けた基本動作研修等の取り組みを行っています。
近年、DX化の進展によりシステム間がリアルタイムに連携しているため、ランサムウェア被害時に復旧が困難となり、業務影響が長期化する蓋然性が高まっています。長年の実績がある災害対策の仕組みでサイバー攻撃からの復旧も取り扱うことを確認するなど、BCPも含めた取り組みを進めています。また、生成AIの進展により脆弱性探索や攻撃の自動化が進み、脆弱性発見や攻撃の数が高まる可能性がありますが、従来からの基本動作を徹底すると共に、AI活用による防御強化、官民連携や重要インフラ事業者間での情報共有を通じた脅威動向の把握等を通じ、事業継続に取り組んでいます。
セキュリティインシデントによるサービスレベルの低下及び情報漏洩等、いずれにおいても、実際のインシデント対応から得られた「学び」を風化させないよう、グループ内で共有するとともに、共有内容を活用した対策をグループ全体で推進し、各社の事業特性に応じて実行しています。
また、NTTグループでは、個人情報等の機密情報の厳重な管理等に努めるとともに、「NTTグループ情報セキュリティポリシー」を制定し、グループ内における管理体制の整備、役員や従業員への啓発活動等に取り組んでいます。
機会への対応としては、最新技術と高度知識を持つセキュリティ専門人材を育成するとともに、上記リスクへの対応を通じて蓄積されてきた知見や情報を活かし、グループ外の企業やコミュニティに対するリスク対策支援サービスの提供等にも取り組んでいます。
<広報対応>
インターネット上でのNTTグループに関するネガティブ情報の拡散や、システム不具合、ネットワーク故障、サービス不具合等が発生した際に広報対応が遅れる、または誤情報が発信された場合、NTTグループの信頼性やブランドイメージの低下につながるおそれがあります。
このようなリスクへの対応として、NTTグループでは、故障発生時の迅速な広報対応等の実現に向け、総務省の定める周知・広報に関するガイドライン順守に向けた体制を整備しているほか、緊急時の広報対応に関する各社の優良事例の水平展開等を通じて、広報対応の品質向上に取り組んでおり、こうした取り組みを推進することで、顧客満足度やブランドイメージの向上につながると考えています。
<コンプライアンス>
NTTグループは、国内外で多くの拠点を持ち、様々な製品やサービスを取り扱う関係上、関連する法令や規則は多岐にわたり、事業活動を営むにあたり免許・届出・許認可等が必要とされるものもあります。特に海外での事業運営においては、当該国での法令の存在又は欠如、法令の予期しえない解釈、法規制の新設や改定等によって、法令遵守のための負担が増加する場合があります。また、近年では法令・規制に加えて、人権、児童労働、環境破壊、中間搾取等、サプライチェーン上に存在するグローバルレベルでのリスクへの対処も問題視されています。
これらに関して、従業員による個人的な不正行為等を含めたコンプライアンスに関するリスクもしくは社会的に信用が毀損されるリスクを排除できない場合があります。結果として、NTTグループの信頼性や企業イメージが低下し、契約者獲得や入札資格停止等事業への影響が生じるおそれがあり、NTTグループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。
このようなリスクを踏まえ、NTTグループでは、法令遵守は極めて重要な企業の責務であるとの認識のもと、国内外を問わず、反競争的な違反行為、贈収賄等の防止をはじめ、より一層コンプライアンスを強化しています。
〇 レジリエンスに関する指標及び目標
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指標 |
中長期的な目標 |
2025年度実績 |
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重大事故発生件数 |
毎年:ゼロ |
3件 |
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外部からのサイバー攻撃に伴う重大なインシデント件数 |
毎年:ゼロ |
ゼロ |
(注)1. 重大事故発生件数及び外部からのサイバー攻撃に伴う電気通信サービス停止件数の集計範囲は、指定公共機関である通信4社(NTTドコモ、NTTドコモビジネス、NTT東日本、NTT西日本)です。
2. 重大事故とは、電気通信事業法施行規則の58条2項に該当する事故です。
3. 外部からのサイバー攻撃に伴う重大なインシデントとは、外部からのサイバー攻撃に伴う「重大事故」を指します。