2025.10.02更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

建設技術研究所(CTI)は、河川・ダム・砂防など“水”に強みを持つ総合建設コンサルタント。公共セクターが約9割の安定顧客基盤を背景に、企画・調査・計画・設計から発注者支援・施工管理までを一気通貫で提供します。2024年は売上高976億円、営業利益率9.6%、ROE11.6%を達成。中長期ビジョン「SPRONG 2030」で、コア深化と成長分野拡大(エネルギー、CM/PM、情報提供サービス)を加速します。

目指す経営指標

2030年:売上高1,300億円、社員数5,000人、海外売上比率30%程度、営業利益率11%以上、ROE12%以上。

2027年:海外売上高325億円、新規事業売上30億円。

2025–2027年:DX投資35億円。

用語解説

■SPRONG 2030
建設技術研究所の中長期ビジョンの名称。2030年に向け、コア領域の深化と成長分野(エネルギー、情報提供サービス、CM/PMなど)を拡大し、売上規模や収益性、海外比率の引き上げを目指す全社方針です。

■CM/PM(建設マネジメント/プロジェクトマネジメント)
発注者の立場で、品質・コスト・工程・リスクを一体で管理し、事業全体を最適化するサービス。設計・施工の各段階で意思決定を支援し、プロジェクトの成功確度を高めます。

■発注者支援
国や自治体などの事業主体(発注者)が行う調査・設計・工事発注・施工監理などの業務を、専門家として側面支援するサービス。仕様書作成、入札・契約手続き、技術審査、工事監理補助などを含みます。

■情報提供サービス
同社が保有・整備する技術データや分析結果を、レポートやデジタルプラットフォームを通じて提供する事業。インフラ計画や防災対策の意思決定をデータで後押しします。

■Waterman Group
同社グループの海外中核会社(英国)。建築・都市・環境分野のエンジニアリングサービスを担い、欧州を中心に海外売上の拡大と技術交流を牽引します。

■プロポーザル方式/総合評価落札方式
公共調達で用いられる選定手法。プロポーザル方式は技術提案の内容で選ぶ方式、総合評価落札方式は価格に加え技術点などを総合評価して落札者を決める方式で、同社はこれらでの受注実績を積み重ねています。

■一次官庁
国土交通省など中央省庁本体(本省や直轄部局)を指す言い方。大規模・高難度案件が多く、同社はこの領域での受注拡大を成長ドライバーと位置づけています。

■流域・国土(事業部門名)
国内体制の一部門。河川・ダム・砂防・海岸など“水”と国土保全に関わる計画・設計・維持管理を担当し、同社のコア領域を支える中核機能です。

■DX投資
業務のデジタル化やデータ活用のための投資。BIM/CIM、3D計測、解析自動化、クラウド連携などを通じて、提案力・生産性・品質の向上を狙う取り組みを指します。
2024年12月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

当社は、1945年8月に創立された財団法人建設技術研究所を前身としております。終戦を経て国土復興が急がれる中、電力確保のためのダム建設をはじめ、社会資本整備のさまざまな分野で調査・計画・設計業務を展開してきました。その後、更なる業容拡大を図るため、1963年4月に新たに株式会社を設立しました。

株式会社設立以降の主な変遷は、次のとおりであります。

年月

事項

1963年4月

建設コンサルタント業を営むことを目的として、東京都中央区銀座西(現  銀座三丁目)に建設技研株式会社を設立

設立と同時に本社及び大阪市南区(現  中央区)の大阪支社(現  大阪本社)で開業

1964年2月

商号を株式会社建設技術研究所に変更

1964年12月

建設省に建設コンサルタント登録(第39-133号)

1967年6月

福岡県福岡市に福岡出張所(現  九州支社)を開設

1969年4月

本社を東京都中央区日本橋小網町に移転

1973年9月

本社を東京都中央区日本橋本町に移転

1975年1月

本社に海外プロジェクトの受注拡大を図るため海外業務室(現  株式会社建設技研インターナショナル)を開設

1976年4月

宮城県仙台市に仙台出張所(現  東北支社)を開設

1976年9月

名古屋市中村区に名古屋出張所(現  中部支社)を開設

1977年4月

広島県広島市に広島出張所(現  中国支社)を開設

1980年7月

沖縄県浦添市に沖縄出張所(現  沖縄支社)を開設

1983年4月

新潟県新潟市に新潟出張所(現  北陸支社)、香川県高松市に高松出張所(現  四国支社)を開設

1983年12月

施工管理業務などを専業させる目的でシーティーアイ調査設計株式会社(現  株式会社CTIリード)を設立

1988年6月

札幌市中央区に札幌出張所(現  北海道支社)を開設

1989年7月

ダム、河川及び砂防に関する水理模型実験を担当するフロント事業部を開設

1991年4月

業容拡大に備えるため東京都中央区日本橋本町に東京支社(現  東京本社)を開設

1994年4月

本社に建設工事の企画、設計から施工業者選定、施工管理までを代行する「コンストラクション・マネジメント(CM)事業」に参入するためCM本部を開設

1994年6月

日本証券業協会に株式を店頭登録

1996年8月

フロント事業部を改組し、茨城県つくば市に研究センターつくばを開設

1996年10月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場

1999年3月

海外部門の分離独立を目的として株式会社建設技研インターナショナルを設立

1999年4月

株式会社建設技研インターナショナルに海外部門の営業を譲渡

1999年6月

東京証券取引所市場第一部に株式を上場

1999年12月

マネジメント事業などを専業させる目的で株式会社マネジメントテクノを設立

2003年4月

研修及びセミナー運営事業などを専業させる目的で株式会社CTIアカデミー(現 株式会社CTIフロンティア)を設立

2005年5月

創業60周年を機に、本社を東京都中央区日本橋浜町に移転

2006年6月

財団法人福岡土地区画整理協会の事業の一部を譲り受け、当社100%子会社の福岡土地区画整理株式会社(現 日本都市技術株式会社)が営業を開始

2008年1月

長江科学院と共同で環境分野のコンサルティングを行う目的で武漢長建創維環境科技有限公司を設立

2010年10月

住鉱コンサルタント株式会社(現  住鉱資源開発株式会社)の建設コンサルタント事業を当社100%子会社の株式会社地圏総合コンサルタントが承継し、営業を開始

2014年3月

DUWUN社と合弁で建設コンサルティングを行う目的で株式会社CTIミャンマーを設立

2015年7月

ユニチカ株式会社から株式を譲り受けた、当社100%子会社の株式会社環境総合リサーチが営業を開始

2015年11月

新設分割により株式を譲り受け、当社100%子会社として株式会社日総建が営業を開始

2017年6月

公開買い付けにより、当社100%子会社としてWaterman Group Plcが営業を開始

2020年10月

当社連結子会社の株式会社建設技研インターナショナル株式を追加取得し、完全子会社化

2021年4月

アジアでの現地生産及び人材育成の拠点として、フィリピンに当社孫会社の株式会社CTIフィリピナスを設立

当社連結子会社である株式会社建設技研インターナショナルが、株式会社CTIミャンマーの株式を全株取得して同社を完全子会社(当社完全孫会社)とし、当社とDUWUN社との合弁を解消

2022年4月

 東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

2023年1月

酒類の製造及び販売を目的とする子会社として株式会社CTIアセンドを設立

2024年6月

湯浅コンサルタント株式会社の株式を取得して同社を完全子会社化

2024年11月

広建コンサルタンツ株式会社の株式を取得して同社を完全子会社化

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

主要な事業内容

議決権の
所有

(間接所有)

割合
(%)

関係内容

(連結子会社)

株式会社建設技研
インターナショナル

東京都中央区

100百万円

海外建設

コンサルティング

100.0

当社とともに海外における建設コンサルタント業務を受注している。

Waterman Group

Plc (注1)

英国ロンドン

3.3百万ポンド

海外建設

コンサルティング

100.0

主に英国における建設コンサルティング業務及びビルディング関連業務を直接受注している。

Waterman Group(Aus)
Pty Limited (注1)

豪州メルボルン

7.6百万豪ドル

海外建設

コンサルティング

62.5

(62.5)

(注2)

主に豪州におけるビルディング関連業務を直接受注している。

Waterman

Aspen Limited(注3)

英国ロンドン

0.2百万ポンド

海外建設

コンサルティング

100.0

(100.0)

(注2)

主に英国において技術者派遣業務を直接受注している。

その他Waterman Group Plc子会社14社

海外建設

コンサルティング

日本都市技術株式会社

東京都中央区

100百万円

国内建設

コンサルティング

100.0

当社から建設コンサルタント業務を受注しているほか、土地区画整理業務を直接受注している。

株式会社地圏総合
コンサルタント

東京都荒川区

100百万円

国内建設

コンサルティング

100.0

当社から建設コンサルタント業務を受注しているほか、地質調査業務を直接受注している。

 株式会社日総建

東京都渋谷区

100百万円

国内建設

コンサルティング

100.0

建築設計、監理業務を直接受注している。

 株式会社環境総合

 リサーチ

京都府相良郡

精華町

40百万円

国内建設

コンサルティング

100.0

当社から環境調査・分析業務を受注しているほか、環境計量証明事業を直接受注している。

 広建コンサルタンツ

 株式会社(注4)

広島県福山市

10百万円

国内建設

コンサルティング

100.0

主に広島県内を中心に建設コンサルタント業務を受注している。

その他広建コンサルタンツ株式会社の子会社2社

国内建設

コンサルティング

 

(注) 1 Waterman Group Plc及びWaterman Group (Aus) Pty Limitedは、特定子会社であります。

     2 子会社Waterman Group Plcが所有しており、全て間接所有であります。

3 Waterman Aspen Limitedは、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

   主要な損益情報等(IFRS) ①売上高              12,622百万円

                ②経常利益             386百万円

                ③当期純利益              287百万円

                ④純資産額              2,742百万円

                ⑤総資産額              4,684百万円

4 当連結会計年度において株式を取得したことにより、広建コンサルタンツ株式会社とその子会社2社を連結の範囲に含めております。