2023年12月期有価証券報告書より
  • 社員数
    1,329名(単体) 1,715名(連結)
  • 平均年齢
    42.4歳(単体)
  • 平均勤続年数
    14.8年(単体)
  • 平均年収
    4,440,422円(単体)

従業員の状況

 

5 【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

2023年12月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

クリーニング

1,048

(1,007)

レンタル

545

(803)

不動産

2

(0)

物品販売

23

(11)

全社

97

(8)

合計

1,715

(1,829)

 

(注) 1 従業員数は就業人員であります。

2 従業員数欄の( )内の数字は、外書で臨時従業員の年間平均雇用人員であります。

 

(2) 提出会社の状況

2023年12月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

1,329

(1,229 )

42.4

14.8

4,440,422

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

クリーニング

926

(920)

レンタル

304

(301)

不動産

2

(0)

物品販売

0

(0)

全社

97

(8)

合計

1,329

(1,229)

 

(注) 1 従業員は就業人員であります。

2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3 従業員数欄の( )内の数字は、外書で臨時従業員の年間平均雇用人員であります。

 

(3) 労働組合の状況

当社の労働組合は企業内組合であって、「白洋舍労働組合」と称しており、連結子会社及び関連会社等には労働組合はありません。特に記す事項はありません。

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金差異

①提出会社

当事業年度

管理職に占める女性労働者の割合(%)

(注1)

男性労働者の育児休業取得率(%)

(注2)

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注1)(注3)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

10.2

45.0

59.4

68.9

88.7

 

(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

 

2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3 男女の賃金差異について、賃金制度・体系において性別による差異はありませんが、勤続年数および管理職比率における男女差等を要因として差異が発生しております。女性管理職比率の向上も含めた人的資本経営に関する取り組み、および指標と目標については「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (3)人的資本と多様性」をご参照ください。

 

②連結子会社

当事業年度

名称

管理職に占める女性労働者の割合(%)

(注1)

男性労働者の

育児休業取得率(%)

(注2)

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注1)(注3)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

共同リネンサプライ株式会社

0.0

64.9

79.9

72.6

白洋舎北海道リネンサプライ

株式会社

6.7

53.4

64.9

67.4

 

(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3 男女の賃金差異について、賃金制度・体系において性別による差異はありませんが、勤続年数および管理職比率における男女差等を要因として差異が発生しております。

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

 

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

(1)サステナビリティ共通

 ①ガバナンス

  イ.サステナビリティに関する基本方針

白洋舍グループは、基本精神である「奉仕の徹底」「一人代表」「開拓者精神」のもと、経営理念(社会的存在意義)である「人々の清潔で、快適な生活空間づくりのために、たゆまぬ技術革新と感動を与えるサービスを提供し、社会に貢献します」を実践しています。

経営にあたってはESGを重視し、サステナビリティを巡る課題への対応は重要な経営課題であるという認識のもと、事業と環境(Environment)や社会(Social)とのかかわりに注視し、それらへの影響、それらからの影響を経営戦略に組み込み、規律づけられた企業統治(Governance)のもとで持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指します。

また、事業活動にあたってはSDGsの17のゴールを白洋舍グループの3つの経営ビジョン「お客さま第一」「魅力ある職場」「自然との調和」に紐づけ、事業を通じて社会課題の解決に貢献すると共に、社会課題の解決に貢献することで企業価値の向上を目指します。

 

ロ.サステナビリティ推進体制

当社グループでは、代表取締役社長執行役員を委員長とする部門横断の会議体として「サステナビリティ委員会」を設置し、グループ全体のサステナビリティ課題に関する検討・審議を行うなど、サステナビリティ推進の役割を担っています。また、サステナビリティ委員会の下部には、各拠点単位にSDGs委員会を設置し、委員会と連携しながら個別テーマの取組み・推進を担っています。

サステナビリティ委員会で検討・審議された具体的な取組み事項は、経営会議を経て取締役会に報告・審議され、意思決定を行っています。取締役会では、サステナビリティに関するリスクや機会、マテリアリティに関して設定したKPIに対する進捗等について継続的にモニタリング・監督を行っています。

 

ハ. 戦略

当社グループは、自社およびステークホルダーにとって重要度の高い課題の中から、特に優先して取り組むべきマテリアリティを8つ設定しております。

それぞれの課題ごとの「解決に向けた手段」は以下の通りです。また、マテリアリティを達成することにより、社会課題(SDGs)への貢献を目指します。

 

マテリアリティ

解決に向けた手段

社会

1.事業収益力の改善

グループ総合力の発揮

事業ポートフォリオの再構築

イノベーションの創出

2.たゆまぬ品質向上

品質管理・品質監査の充実

洗濯科学研究所の機能強化

 

3.人的資本の充実

プロフェッショナル人財の育成

エンゲージメントの向上

労働生産性の向上

女性活躍の推進

多様な人材の雇用と育成

 

4.職場の安全と健康

職場の安全対策

健康維持・増進への取組

 

5.地域社会との共生

地域における社会貢献

事業に対する理解促進

学校教育・社会教育への参画

環境

6.気候変動対策と

 環境負荷低減

CO2排出削減

環境配慮型溶剤・機械への転換

水使用量の削減と排水管理

7.廃棄物削減と

 使用資源の循環

プラスチックの使用量削減・

回収・再利用

紙資源の使用量削減・

ペーパーレス化

 

統治

8.強固な経営基盤の確立

取締役会の実効性向上

リスクマネジメント

コンプライアンス

企業理念の浸透

人権の尊重

パートナーシップ

 

特に重要度の高い項目に関する取り組みについては、「(2)気候変動」「(3)人的資本と多様性」をご参照ください。

 

②リスク管理

当社グループでは、代表取締役社長執行役員を委員長とする「リスクマネジメント委員会」において、事業継続に影響するリスク項目の特定及び発生頻度や影響度に基づくリスク評価を定期的に行い、重点管理すべきリスク項目を洗い出したうえで、対応策について検討しています。

サステナビリティに関連するリスクについても、上記リスクに包含されており、リスクマネジメント委員会で検討された内容は、案件に応じて経営会議及び取締役会に報告・審議され、意思決定を行っています。

 

(2)気候変動

①戦略

気候変動は異常気象や大規模な災害をもたらし、経済・社会の持続性を脅かす最も深刻な環境問題であり、企業として取り組まなければならない重要課題と位置付けています。具体的な取組として、継続して実施している省エネ設備の導入、生産効率の改善、再生可能エネルギーの導入・調達などに加え、GHG排出量(Scope1,2合計)の削減目標およびロードマップを策定し、進捗を管理してまいります。

フッ素溶剤であるHFC365mfc(商品名:ソルカン)は衣類に対する影響が小さく、ソフトに洗浄できる一方、地球温暖化の原因となると言われています。代替溶剤の開発を進め、将来的は全て移行することにより100%削減します。また、クリーニング品質を維持しながら省エネ、生産効率の改善や水の使用量削減などを実現する洗浄方式の研究開発及び技術革新を推進しています。

循環型社会に向けた取組を通じて、資源の有効活用と経済価値の最大化に貢献します。継続して実施しているハンガー回収の推進に加え、衣類の中古品買取事業を開始いたしました。また、リサイクルへの取組として、廃棄リネン・ユニフォーム資源のリサイクルシステムを構築し、脱炭素に貢献するとともに、クライアントの価値向上を目指します。

 

②指標と目標

2030年度までにGHG排出量(Scope1,2合計)の50%以上削減(2015年度比)を目指します。ロードマップは以下の通りです。


気候変動に関する指標と目標

項目

2030年度目標

2022年度実績

GHG排出量

(Scope1,2合計)

50%以上削減(2015年度比)

32%削減

ハンガー回収

回収率60%以上

56.0%

水使用量削減

リネン・ユニフォーム工場水使用量

10%削減(原単位2020年度比)

9.29%削減

 

 

(3)人的資本と多様性

①戦略

 イ.人財育成方針


「白洋舍の基本精神を体現できる人財」「多様性を尊重した自律的な人財」「プロフェッショナル人財」の育成に向け、人財育成プログラムを再構築しています。あわせてDX推進と労働生産性を向上していくことで、人的資本投資額の拡大を目指します。

具体的には、階層別育成、キャリア支援(含むリスキリング)、資格支援の3つで構成される「人財育成プログラム※1」への資源配分の強化や、従業員の自主性を尊重した公募型研修・キャリアチャレンジ制度の活性化、当社が培ってきた技術の伝承及び品質の向上等を企図した工場技術者資格制度の拡充、洗濯科学研究所における研究開発の強化など、戦略的な投資を行います。

また、当社事業に知見のあるメンバーを中心に、デジタル人財教育として研修の受講、データ分析ツールの導入・活用、ITコンサルタント会社出身者によるアドバイス・教育等を行い、データを有効に活用して現状の可視化を図り、改善につなげ、収益に貢献できる人財の育成を目指します。

※1 人財育成プログラムの概要


 

ロ.社内環境整備方針

「能力開発機会の提供」「従業員エンゲージメント向上への風土醸成」「ダイバーシティ推進」「人事情報の基盤整理」により環境を整え、従業員一人ひとりがイキイキ働きサステナブルで魅力ある職場作りを推進していきます。

 

②指標と目標

当社グループは、中期経営計画との連動をより強め、従業員一人ひとりの「物心両面の幸せの追求」と「成長に向けた環境づくり」の2項目を実現し、中長期的な企業価値向上の源泉である“人的資本の価値”を最大限に引き出すことを目指しています。

経営資源の成長分野への重点的な投入、従業員の能力開発やスキル向上等を通じて、持続的な成長と生産性向上に取り組み、付加価値の最大化に注力します。

人財育成方針・社内環境整備方針を維持・向上するための指標とその現状及び目標は以下のとおりになります。

 

人財育成方針に関する指標と実績・目標

指標

2023年12月期実績

目標

達成年度

手挙げ社員率

1.7%

25.0%

2026年12月期

工場技術者 上級資格保有率

22.0%

25.0%

2026年12月期

 

 

 社内環境整備方針に関する指標と実績・目標

指標

2023年12月期実績

目標

達成年度

女性管理職比率

10.2%

15.0%

2026年12月期

男性育児休業取得率

45.0%

70.0%

2026年12月期