2025.11.10更新
コーポレートストーリー
価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。
情報ソース:
統合報告書2025
サマリ
日鉄鉱業は、石灰石の国内トップクラス供給力(鳥形山)と、チリでの銅鉱山(アタカマ操業・アルケロス開発)を核に、資源の安定供給を担う総合資源会社。環境分野では鉄系無機凝集剤「ポリテツ」や集じん機などの技術を展開。地熱・太陽光も含む再エネや不動産まで事業を広げ、ROIC経営とCVC活動で長期成長を描く。
過去
1939年、旧日本製鐵から独立して設立。石炭・鉄鉱石から出発し、鳥形山の開発成功を機に石灰石へ軸足を移し、2000年代以降はチリで銅鉱山の操業・開発に挑戦してきた。
設立当初は製鉄原料の総合開発・確保を目的に国内外で鉱山を展開。1960~70年代に市況悪化や鉱量枯渇で閉山が相次ぐなか、鳥形山の開発で国内有数の石灰石メーカーへ転進した。1980~90年代は、チリの銅...
現在
石灰石は国内トップクラスの生産・供給体制で鉄鋼・セメント向け中心に販売し、輸出も拡大。金属はチリでアタカマ操業、アルケロスを建設中。環境・機械、不動産、地熱・太陽光なども展開。
鳥形山を中核に高品質石灰石を安定供給し、臨海鉱山・大型船積み設備・専航船を活かして海外需要も取り込む。金属はアタカマで銅精鉱を生産し、日比共同製錬と連携。アルケロスは2026年度操業開始を目指し工事が...
未来
ROIC経営の浸透を軸に、銅の生産能力拡大(アルケロス稼働・新規権益)、石灰石の輸出拡大と供給最適化、ポリテツの原料多様化・海外展開、地熱など再エネの拡大で持続成長を狙う。
長期的に銅需要の拡大を見据え、アタカマの追加鉱量確保とアルケロスの着実立ち上げ、ブラウンフィールド(例:プキオス)への参入で生産量の増強を計画。石灰石は国内需要の漸減に備え、鳥形山の品質・船積み能力を...
目指す経営指標
2033年度までにROIC7%以上(長期ビジョン)
2033年度に向け、銅の生産量(鉱山・製錬合算、銅量換算)5万トン/年以上を視野(アタカマ増強+アルケロス稼働+新規案件)
機械・環境事業:セグメント利益30億円の達成(長期ビジョン)
2033年度に向け、銅の生産量(鉱山・製錬合算、銅量換算)5万トン/年以上を視野(アタカマ増強+アルケロス稼働+新規案件)
機械・環境事業:セグメント利益30億円の達成(長期ビジョン)
トップメッセージの要約
「総合資源会社」への進化
安全・保安の確保
ROIC経営
アルケロス鉱山
CVC(企業価値創造)活動
安全・保安の確保
ROIC経営
アルケロス鉱山
CVC(企業価値創造)活動
代表取締役社長・森川玲一は、火災事故を教訓に「安全・保安の確保」を最優先に掲げつつ、資本コストを意識したROIC経営の導入、組織再編(経営企画部復活、海外資源事業部新設、人事部強化)で成長基盤を整えた...
専門用語
■鳥形山
日鉄鉱業の主力となる石灰石鉱山の名称。国内有数の規模と埋蔵量を持ち、同社の石灰石安定供給を支える中核拠点です。
■アタカマ(銅鉱山操業)
チリ北部アタカマ地域で同社が携わる銅鉱山事業の総称。銅鉱石から銅精鉱を生産し、同社の金属事業の柱を形成します。
■アルケロス鉱山
チリで同社が開発を進める銅鉱山プロジェクトの名称。アタカマ地域の事業と並び、今後の銅生産力拡大を担う計画です。
■ポリテツ
同社の環境・機械事業で展開する鉄系無機凝集剤のブランド名。水処理工程で微細な汚濁物をまとめて沈降させ、排水の清浄化を図る薬剤です。
■日比共同製錬
同社が銅精鉱の取り扱いで連携する製錬パートナー。鉱山で生産された銅精鉱を受け入れ、金属としての銅に精製する製錬機能を担います。
■専航船(石灰石輸送)
石灰石の大量・安定輸送のために運航される専用船のこと。鉱山の出荷設備と組み合わせ、国内外の需要地へ効率的に供給する仕組みを支えます。
日鉄鉱業の主力となる石灰石鉱山の名称。国内有数の規模と埋蔵量を持ち、同社の石灰石安定供給を支える中核拠点です。
■アタカマ(銅鉱山操業)
チリ北部アタカマ地域で同社が携わる銅鉱山事業の総称。銅鉱石から銅精鉱を生産し、同社の金属事業の柱を形成します。
■アルケロス鉱山
チリで同社が開発を進める銅鉱山プロジェクトの名称。アタカマ地域の事業と並び、今後の銅生産力拡大を担う計画です。
■ポリテツ
同社の環境・機械事業で展開する鉄系無機凝集剤のブランド名。水処理工程で微細な汚濁物をまとめて沈降させ、排水の清浄化を図る薬剤です。
■日比共同製錬
同社が銅精鉱の取り扱いで連携する製錬パートナー。鉱山で生産された銅精鉱を受け入れ、金属としての銅に精製する製錬機能を担います。
■専航船(石灰石輸送)
石灰石の大量・安定輸送のために運航される専用船のこと。鉱山の出荷設備と組み合わせ、国内外の需要地へ効率的に供給する仕組みを支えます。