2025年12月期有価証券報告書より

リスク

 

3 【事業等のリスク】

当社グループの事業に関し、経営者が投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると認識しているリスクは以下のようなものがあります。同時に、これらのリスクに適切な対策を講じることは持続的な成長の機会としてとらえております。また、以下に記載の内容は当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではありません。

なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書の提出日(2026年3月26日)現在において入手し得る情報に基づいて、当社が判断したものです。

 

1.事業に関するリスク

区分

リスク

主な対策

顕在化した場合の影響度

(大・中・小)

顕在化する可能性

(高・中・低)

評

価

前

年

比

較

市場環境

国内

・消費者の消費動向の変化、多様化する消費者ニーズへの対応遅れによる既存事業への影響、成長機会の損失
・他社との競争激化を起因とする主力ブランド商品の販売減少、リベート増加等による収益性低下

・主力ブランド商品の販売拡大並びに高価値商品、新ブランドの上市
・国内キャンディ市場のシェア拡大によるコア事業強化、競争優位性の確立
・デジタルマーケティングの推進
・デジタルプラットフォーム「Kanro POCKeT」、「Kanro POCKeT X(クロス)」を通じた新たな商品、サービス提供等による新たな収益モデルの構築
・糖の価値創造活動の実施

 

中

高

極

め

て

重

要

→

・少子高齢化、人口減少の影響による国内キャンディ市場の縮小
・糖に対するネガティブな風評の拡大による事業への影響

中

中

重

要

→

海外

・TPP、日EU経済連携協定等関税引き下げによる輸入品との価格競争

・戦略的な輸出売上の増加
・Kanro America Inc.による営業、マーケティング活動の展開
・海外専用商品、国内外統一規格商品の開発

 

小

中

注

視

→

食

の

安

全

・

安

心

・製品の品質、表示不備によるお客様からの信頼低下
・輸出国の品質基準を充足しない製品輸出による現地のお客様からの信頼低下
・SNS等における風評被害の発生による企業価値毀損

・カンロ品質方針に基づく、サプライチェーン全体での総合品質向上を目指した取組みの強化
・食品安全マネジメント充実のため、FSSC22000運用による品質管理
・CS向上委員会の設置
・SNS等の継続的なモニタリングによる不適切な情報の早期発見

大

中

極

め

て

重

要

→

 

 

区分

リスク

主な対策

顕在化した場合の影響度

(大・中・小)

顕在化する可能性

(高・中・低)

評価

前年 比較

サ

プ

ラ

イ

チ

ェ

|

ン

原材料調達

・調達価格の変動による原価上昇
・調達先の倒産等、調達先起因による供給の不安定化

・計画的な購買による原価低減
・同一原材料の複数購買の実施
・代替原料の検討
・サプライヤーとのエンゲージメント向上

 

中

中

重

要

↘

生産

・製造設備トラブルによる生産遅延、停止
・製造工場のオペレーションを担う人材の確保

・エネルギー価格上昇による収益性の低下

 

・計画的な設備保守、メンテナンスの実施

・生産合理化に向けた設備投資

・スマートファクトリーの実現に向けた取組み

中

中

重

要

→

物流

・欠品発生による機会損失
・需要予測の見誤りによる長期滞留在庫の発生
・輸送コスト上昇による利益圧迫

・需給予測精度の向上
・配送スケジュール及び発注ロット見直し等安定供給に向けた配送体制の構築

中

高

極

め

て

重

要

→

自感

然染

災症

害等
・  

・大規模地震、河川氾濫等の自然災害による企業活動の停滞、停止
・感染症等のまん延による企業活動の停滞、停止

・企業活動の早期回復に向けた災害、感染症BCP運用
・工場の水害に備えた浸水対策の実施

大

中

極

め

て

重

要

→

 

 

2.経営基盤に関するリスク

区分

リスク

主な対策

顕在化した場合の影響度

(大・中・小)

顕在化する可能性

(高・中・低)

評価

前

年 比較

情

報

シ

ス

テ

ム

・システム障害による企業活動停滞、停止
・サイバーテロ、不正アクセス等による企業活動の停滞、停止や情報漏洩

・基幹システムの誤作動等による企業活動の停滞

 

・情報セキュリティポリシー及び情報セキュリティ管理規程の遵守
・サイバー事故対応に関する規程、マニュアル整備
・定期的な社員情報セキュリティ教育及び訓練の実施
・サイバーセキュリティリスク対策の強化
・SaaS利用に関する内部管理体制の強化

 

大

中

極

め

て

重

要

→

地

球

環

境

・企業活動における環境配慮への欠如による企業価値毀損
・気候変動による原材料の調達不全
・気候変動による当社製品需要への影響

・温室効果ガス排出量削減、食品廃棄物削減のための生産設備投資

・製品の賞味期限延長などフードロス削減に向けた各種取組み
・包装資材等の新たな環境配慮型素材への変更
・各工場における排水処理の適切な実施

 

小

中

注

視

↘

 

 

区分

リスク

主な対策

顕在化した場合の影響度

(大・中・小)

顕在化する可能性

(高・中・低)

評価

前年
比較

人ダ

権イ

のバ

尊|

重シ

・テ

  ィ

・人権に関する取組み不十分による企業価値毀損
・多様な人材確保の困難
・多様な人材活躍を推進する、働く環境の整備遅れによる競争力低下

・カンロ人権ポリシー策定、運用
・人的資本経営の推進
・カンロファームの取組み強化
・ダイバーシティに係る社員教育の定期的実施

大

中

極

め

て

重

要

→

ガ

バ

ナ

ン

ス

・コーポレート・ガバナンス、内部統制の機能不全による事業継続のリスク
・コンプライアンス違反発生による企業価値毀損
・事業過程で取得した個人情報の漏洩や不正利用等

・コーポレート・ガバナンス体制の強化
・投資家向け説明会の開催による機関、個人投資家とのエンゲージメント向上
・ガバナンス委員会、コンプライアンス委員会の設置
・定期的な社員コンプライアンス、ハラスメント研修の実施
・ソーシャルメディア規程の遵守
・個人情報保護規程の遵守

 

大

中

極

め

て

重

要

→

 

 

 

配当政策

 

3 【配当政策】

(1) 株主の皆様への利益還元は重要な政策であり、「中期経営計画2030」においては、配当性向40%を基本に1株あたり31円(株式分割後換算)を下限に設定することを株主還元方針としております。

当社の剰余金の配当は、中間配当及び期末配当の年2回を基本的な方針としております。当社は、毎年6月30日を基準日として、中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。また、会社法第459条の規定に基づき、取締役会の決議によって剰余金の配当を行うことができる旨を定款に定めております。

 当期の期末配当金につきましては、1株につき17円としております。なお、当社は、2025年7月1日を効力発生日として普通株式1株につき3株の割合で株式分割を実施しております。株式分割前の2025年6月30日を基準日として1株につき45円の中間配当金をお支払いしておりますので、当期の年間配当金は、株式分割前に換算いたしますと、中間配当金45円と期末配当金51円を合わせた1株当たり96円、株式分割後に換算いたしますと、中間配当金15円と期末配当金17円を合わせた1株当たり32円に相当し、配当性向は39.9%となります。

  今後も営業キャッシュフローの伸長により、成長投資と安定配当を両立してまいります。

 

(2) 内部留保につきましては、企業価値の持続的な向上に向けた成長投資及び経営基盤の強化を図るために有効活用してまいります。

 

(3) 自己株式の処分・活用につきましては、当社成長発展のためのより良い資本政策を検討し、時宜にかなった決定をしてまいります。

 

 (注) 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、次のとおりであります。

決議年月日

配当金の総額
(千円)

1株当たり配当額
(円)

2025年7月29日

取締役会決議

647,670

45.00

2026年2月13日

取締役会決議

734,023

17.00