2026.02.19更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: Integrated Report2025

サマリ

寿スピリッツは、全国の駅・空港などで買える地域色豊かなプレミアムギフトスイーツを企画・製造・販売する菓子グループ。経営理念手帳「こづち」と「全員参画による超現場主義経営」により現場起点でブランドを育て、因幡の白うさぎやココリス、花福堂などのブランドを、パッケージや接客、売場づくりまで一体で磨き込み、旅先での一期一会を「また買いたい」体験に変えている。

目指す経営指標

・2030年ごろをターゲットとした長期ビジョンのもとで、プレミアムギフトスイーツ事業の売上と利益の持続的な成長を重視していること。
・食品安全マネジメントシステムの運用と「昨日よりもおいしく」という合言葉に基づく品質水準の維持・向上を、経営管理上の重要な指標として位置づけていること。
・株主・投資家との信頼関係の構築に資する安定的な収益の確保とともに、地域の持続的な発展に貢献するための投資水準を保つという、財務面と社会的価値の両面を意識した経営指標のバランスを志向していること。

用語解説

■プレミアムギフトスイーツ
寿スピリッツグループが全国各地で展開している主力事業の中核となるお菓子の呼び方で、「贈る人と受け取る人に“喜びの連鎖”を生み出す」ことを目指したギフト用スイーツを指します。味や素材だけでなく、ブランドストーリーやパッケージ、売場づくりまで一体で磨き込み、旅先や駅・空港などで「心に残る価値提供」をする存在として位置づけられています。

■経営理念「喜びを創り喜びを提供する」
寿スピリッツグループが創業以来大切にしてきた経営理念であり、グループ全体の行動の軸となる言葉です。単にお菓子を売るのではなく、プレミアムギフトスイーツブランドの創出や価値提供を通じて、贈る人と受け取る人の双方に喜びが広がる状態を生み出すことを、事業活動の目的として明確に示しています。

■喜びの連鎖
プレミアムギフトスイーツを介して「贈る人」と「受け取る人」の双方にうれしさや感動が波及していく様子を表現した言葉です。寿スピリッツグループは、ブランドを磨き続けることでお客様一人ひとりの心に残る体験を生み出し、その積み重ねが次の購入や別の人への贈り物につながる「連鎖」を起こすことを目指しており、その状態を象徴する表現として用いています。

■経営理念手帳「こづち」
寿スピリッツグループの経営哲学をまとめた手帳で、全120カ条の経営哲学を「経営に対する考え方」「志事への取り組み姿勢」「判断の基準」など6つの章に整理して掲載したものです。社員がこの手帳を活用することで、経営理念や考え方を日々の業務判断に落とし込み、「全員が経営に参画する組織文化」をつくるための実践ツールとして位置づけられています。

■全員参画による超現場主義経営
寿スピリッツグループが掲げる経営スタイルを表すキーワードで、「全員参画」と「現場主義」を組み合わせた独自の概念です。現場の社員一人ひとりが経営理念や経営哲学「こづち」を自分ごととして理解し、商品づくりや売場づくり、接客などあらゆる場面で主体的に工夫・改善を重ねることによって、持続的な企業価値向上を実現していこうとする姿勢を示しています。

■因幡の白うさぎ
寿製菓グループが展開する自社ブランド第1号の商品で、出雲神話に登場する白兎をモチーフにした山陰地方の名菓です。地元の大山バターの風味を生かした味わいを強みに、営業・商品企画・生産が集う「うさぎ会議」で改良を続けながら育ててきたブランドとして紹介されており、寿スピリッツグループの「現場発のブランドづくり」を象徴する存在となっています。

■COCORIS(ココリス)
グループ会社シュクレイが東京駅などで展開するプレミアムギフトスイーツブランドで、統合報告書では「東京駅売上No.1ブランド」として紹介されています。東京駅という特別な立地において、パッケージデザインや味の設計、売場づくりを通じて「東京らしい手土産」としてのポジションを築いており、寿スピリッツグループのブランド育成力を示す代表例とされています。

■花福堂
寿スピリッツグループのブランド会社の一つで、福岡・博多エリアを中心にプレミアムギフトスイーツを展開しています。「博多まっかな苺のラングドシャ」など地域色の強い商品を扱い、パッケージ刷新や売場演出の工夫によって、地域の魅力を際立たせながら売上拡大とブランド価値向上に取り組んでいる会社として位置づけられています。

■うさぎ会議
「因幡の白うさぎ」ブランドの価値向上を目的に、営業・商品企画・生産の担当者が毎月集まって行う社内会議の名称です。売上やお客様の声を共有しながら、味や餡の配合、ラインアップ、パッケージなどについて議論し、「抹茶餡をより濃くする」といった具体的な改良を決めて実行することで、現場の知見を生かしたブランド進化を実現する場となっています。

■12のマトリクス
店頭での接客レベルを高めるために寿スピリッツグループが用いている独自の接客指針で、販売員一人ひとりが自分らしい最高の接客を目指すための「12の視点」を整理したものです。試食の勧め方やお客様との会話の運び方、ブランドの世界観の伝え方などをこのマトリクスで振り返り、ロールプレイングなどを通じて日々改善していくことで、ブランド体験の質を上げていく仕組みとして使われています。

■「昨日よりも今日、今日よりも明日、おいしいものをつくろう」
社長メッセージの中で述べられているフレーズで、商品づくりに対する現場の姿勢を象徴する言葉です。同じレシピでも焼き時間や温度、原料の扱い方などを一工夫することで味が大きく変わるという考え方のもと、「昨日よりも今日」「今日よりも明日」と小さな改善を積み重ねて、おいしさを更新し続けることを社員に求めるメッセージとして引用されています。

■「昨日よりもおいしく」
上記のフレーズを短く表現した合言葉で、統合報告書の中では品質とおいしさの改善に関するスローガンとして使われています。製造現場やブランド会社が日々の業務の中で「きのうよりも少しでも良くする」という意識を持ち続けることを促すための言葉であり、食品安全マネジメントシステムの運用とともに品質向上を支える文化の一部となっています。

■こづち発表全国大会
経営理念手帳「こづち」の実践事例を共有するために開催される全社イベントで、各社の予選会を勝ち抜いた社員が、自らの業務の中で「こづち」の内容をどう実践したかを発表する場です。日々の仕事の工夫や成果、今後の決意を本人の言葉で語り合い、互いに称賛し合うことで、経営理念と現場の実務を結びつけ、「全員参画による超現場主義経営」を体現する人材を育てる機会とされています。

■まっか苺レッド
花福堂が展開する「博多まっかな苺のラングドシャ」のパッケージ・売場リニューアルで用いられたデザインコンセプトで、売場全体を鮮やかな苺色で統一することを指します。パッケージの赤色をより明るくし、浮き出し加工などで苺のシズル感を表現するとともに、店舗自体も「まっか苺レッド」に染めることで、遠くからでも目を引く売場を実現し、ブランドの存在感と売上回復に貢献した事例として紹介されています。

■超絶マッハ経営!
2024年に寿スピリッツグループが掲げた経営スローガンで、「マッハ」の名の通りスピード感のある経営を強調する言葉です。インバウンド対策の強化や新ブランドによる新規出店、生産体制の最適化など、プレミアムギフトスイーツの創造とブランド育成に関連する重点施策を、現場起点で素早く実行していく決意を込めた表現として社長メッセージに登場します。

■マッハ経営
社長メッセージの中で「現場起点の『マッハ経営』が成長を支える」として語られている、寿スピリッツグループのスピード重視の経営スタイルを表す言葉です。「超絶マッハ経営!」というスローガンのもと、おいしさの追求やブランド育成に関わる施策を、現場の気づきからすぐに実行・改善することで、成長を加速させるという考え方を示しています。

■マッハで実践!実践!実践!
2025年度の経営スローガンとして掲げられたフレーズで、現場での行動をとにかく素早く、繰り返し実行することを促す言葉です。社長メッセージでは、このスローガンに「寿スピリッツ流PDCAサイクルをこれまで以上に各現場が超高速で回していこう」という思いを込めていると説明されており、30周年を迎えた同社が、なお一層のスピード感を持って挑戦を続ける姿勢を表しています。

■寿スピリッツ流PDCAサイクル
一般的な「PDCA」(計画→実行→確認→改善)の考え方を、寿スピリッツグループの現場運営に合わせて実務レベルに落とし込んだものを指す表現です。社長メッセージでは、「マッハで実践!実践!実践!」というスローガンの背景として、各現場がこのPDCAサイクルを超高速で回すことが強調されており、試食や売場づくり、レシピ調整など日々の細かな改善を通じて成長を積み上げていく同社ならではの運営スタイルを示しています。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

2【沿革】

年月

事項

1952年4月

鳥取県米子市角盤町に寿製菓株式会社を設立し、飴菓子等の製造を開始。

1957年1月

業容の拡大により工場が狭小となり、米子市旗ヶ崎に新築移転。

1972年4月

石川県加賀市に株式会社コトブキ(旧 株式会社北陸寿)を設立。(2005年1月 社名を株式会

 

社九十九島グループに変更し、本店所在地を長崎県佐世保市に移転。)

1975年4月

鳥取支店、松江営業所、米子営業所を別法人とし、寿販売株式会社(鳥取県米子市)を設立。

1975年10月

山口県長門市に株式会社コトブキ屋(現 株式会社寿堂)を設立。

1979年5月

協同組合米子食品工業団地に加入し、現在地(鳥取県米子市)に本社工場を新築移転。

1980年4月

宮崎県宮崎市に宮崎県土産株式会社(現 南寿製菓株式会社)を設立。(1992年5月宮崎県宮崎

 

郡清武町に移転。)

1980年8月

神戸市北区に株式会社コトブキ香寿庵(現 株式会社寿香寿庵)を設立。(1986年12月 兵庫県

 

西宮市に移転。)

1981年10月

株式会社山陰フードセンター(鳥取県米子市)に経営参加し、株式会社香寿庵とする。

1982年3月

岐阜県下呂市に飛騨コトブキ製菓株式会社(現 株式会社ひだ寿庵)を設立。

1982年8月

三重県鳥羽市に株式会社三重コトブキ製菓(現 株式会社三重寿庵)を設立。

1987年3月

兵庫県美方郡新温泉町に株式会社但馬寿を設立。(2016年1月 吸収分割により株式会社但馬寿の

製造部門及び販売部門の一部を寿製菓株式会社へ譲渡。)

1987年10月

岡山県倉敷市に株式会社瀬戸内コトブキ(現 株式会社せとうち寿)を設立。(1990年4月 岡

 

山県岡山市に移転。)

1988年3月

奈良県大和郡山市に株式会社奈良コトブキ(現 株式会社なら寿庵)を設立。(2004年2月 合

 

併により解散。)

1989年3月

名古屋市中村区に株式会社東海コトブキ(現 株式会社東海寿)を設立。

1989年9月

香川県仲多度郡琴平町に株式会社国武商店を設立。(2014年3月解散、同年7月清算結了。)

1990年4月

京都市山科区に株式会社京都コトブキ(現 株式会社寿庵)を設立。

1990年4月

寿販売株式会社及び株式会社香寿庵を吸収合併。

1993年4月

福岡市博多区に株式会社花福堂を設立。(1998年7月 福岡市東区に移転。)

1993年4月

鳥取県米子市に淀江工場(『お菓子の壽城』)を設置。

1994年5月

和歌山県海南市に株式会社海南堂を設立。(1999年2月 和歌山県和歌山市に移転。)(平成16

 

年2月 合併により解散。)

1994年11月

日本証券業協会に株式を店頭登録。

1996年4月

北海道千歳市に株式会社コトブキチョコレートカンパニー(現 株式会社ケイシイシイ)を設立。

1998年6月

東京都中央区に株式会社つきじちとせを設立。(2012年1月解散、同年6月清算結了。)

北海道小樽市に株式会社コトブキチョコレートカンパニー(現 株式会社ケイシイシイ)が小樽洋

 

菓子舗ルタオを設置。

2004年2月

株式会社寿香寿庵が株式会社なら寿庵及び株式会社海南堂を吸収合併。

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。

2004年12月

株式会社北陸寿より営業を譲受け、石川県加賀市に株式会社加賀寿庵を設立。(2012年1月解

 

散、同年4月清算結了。)

2005年2月

株式会社九十九島グループ(旧 株式会社北陸寿)が営業譲受けにより株式会社九十九島エスケイ

 

ファーム他3社より菓子の製造・販売事業を継承。

2006年9月

株式会社ケーエスケーを株式交換により完全子会社化。

2006年10月

純粋持株会社体制への移行に伴い、商号を寿スピリッツ株式会社に改称、新設分割により寿製菓株

 

式会社を設立し営業の全てを承継。

2007年10月

株式会社ケーエスケーが新設分割により損害保険代理業会社(〈新〉株式会社ケーエスケー)と持

 

株会社(〈現〉株式会社ケーエスケー)に分離。〈現〉株式会社ケーエスケーは当社に吸収合併。

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現 東京

 

証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場。

2011年12月

東京都港区に株式会社シュクレイを設立。

2012年11月

台湾台北市に台灣北壽心股份有限公司を設立。

2013年4月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

2014年4月

東京証券取引所市場第一部に指定。(2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場へ移行。)

2014年9月

東京都港区に純藍株式会社を設立。

2016年1月

株式の取得により、株式会社フランセを連結子会社化。(2017年4月 合併により解散。)

2017年4月

株式会社シュクレイが株式会社フランセを吸収合併。

2018年11月

合弁会社の持分取得によりHoney Sucrey Limitedを子会社化。(2022年7月清算結了。)

2024年7月

沖縄県宮古島市に合弁により株式会社ケーエムエフを設立。

2026年4月

北海道千歳市に株式会社箱根ときのみを設立。(2026年7月に本社住所移転予定)

関係会社

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

(百万円)

主要な事業の内容

議決権の所有割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

㈱九十九島グループ

長崎県佐世保市

99

菓子の製造・販売

100

経営指導を行っている。

役員の兼任      3名

㈱寿堂

山口県長門市

20

菓子の販売

100

経営指導を行っている。

役員の兼任      4名

南寿製菓㈱

宮崎県宮崎市

40

菓子の販売

100

経営指導を行っている。

役員の兼任      4名

借入金      110百万円

㈱寿香寿庵

兵庫県西宮市

75

菓子の販売

100

経営指導を行っている。

役員の兼任      3名

土地・建物の賃貸

借入金      300百万円

㈱ひだ寿庵

岐阜県下呂市

40

菓子の販売

100

経営指導を行っている。

役員の兼任      4名

借入金      20百万円

㈱三重寿庵

三重県鳥羽市

40

菓子の販売

100

経営指導を行っている。

役員の兼任      4名

土地・建物の賃貸

借入金      220百万円

㈱但馬寿

兵庫県美方郡

新温泉町

50

菓子の販売

100

経営指導を行っている。

役員の兼任      3名

借入金       50百万円

㈱せとうち寿

岡山市北区

90

菓子の販売

100

経営指導を行っている。

役員の兼任      4名

㈱東海寿

名古屋市中村区

10

菓子の販売

100

経営指導を行っている。

役員の兼任      4名

借入金      360百万円

㈱寿庵

京都市山科区

30

菓子の販売

100

経営指導を行っている。

役員の兼任      3名

借入金      220百万円

㈱花福堂

福岡市東区

70

菓子の販売

100

経営指導を行っている。

役員の兼任      4名

借入金      90百万円

㈱ケイシイシイ

(注)1.3

北海道千歳市

80

菓子の製造・販売

100

経営指導を行っている。

役員の兼任      2名

土地・建物の賃貸

借入金     4,200百万円

寿製菓㈱

(注)1.3

鳥取県米子市

90

菓子の製造・販売

100

経営指導を行っている。

役員の兼任      3名

業務委託

借入金     1,500百万円

㈱ケーエスケー

鳥取県米子市

5

損害保険代理業

100

経営指導を行っている。

役員の兼任      2名

借入金      20百万円

 

 

 

名称

住所

資本金

(百万円)

主要な事業の内容

議決権の所有割合(%)

関係内容

㈱シュクレイ

(注)1.3

東京都港区

60

菓子の販売

100

経営指導を行っている。

役員の兼任      3名

純藍㈱

東京都港区

30

健康食品の販売

100

経営指導を行っている。

役員の兼任      4名

貸付金      75百万円

㈱ケーエムエフ

沖縄県宮古島市

30

菓子の製造

81

役員の兼任      3名

台灣北壽心股份有限公司

台湾台北市

22,000

(千NT$)

菓子の販売

100

経営指導を行っている。

役員の兼任      3名

 (注)1.特定子会社に該当しております。

2.有価証券届出書または有価証券報告書を提出している会社はありません。

3.㈱ケイシイシイ、㈱シュクレイ及び寿製菓㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等

 

㈱ケイシイシイ

㈱シュクレイ

寿製菓㈱

(1)売上高

23,184百万円

34,368百万円

16,096百万円

(2)経常利益

4,914百万円

6,896百万円

3,865百万円

(3)当期純利益

3,241百万円

4,612百万円

2,569百万円

(4)純資産額

9,565百万円

9,357百万円

9,270百万円

(5)総資産額

13,483百万円

13,875百万円

12,371百万円

4.2026年4月1日付で株式会社ケイシイシイが、株式会社箱根ときのみを100%出資により設立しております。