2026.03.06更新

用語解説

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: M3 Report for Investors
■1人1円
エムスリーグループのミッションを一言で表した言葉で、「インターネットを活用し、健康で楽しく長生きする人を1人でも増やし、不必要な医療コストを1円でも減らす」という目標を指します。売上や利益ではなく、医療費のムダ削減と人々の健康改善を同時に追いかける“ものさし”として使われています。

■医療版サグラダファミリア
サグラダ・ファミリアのように長い時間をかけて作り続ける巨大建築になぞらえ、エムスリーが医療分野で少しずつ事業ドメインを増築し続ける構想を指します。各国・各領域の事業セルを積み重ね、最終的に医師・医療機関・患者・企業が立体的につながる巨大な医療エコシステムをつくるイメージです。

■トリプル成長エンジン
エムスリーの成長を支える3つの柱を指す社内用語で、「事業ドメイン(医療版サグラダファミリア)の拡張」「既参入市場での継続的な事業拡大」「エコシステムシナジーの創出」の3つをまとめた呼び名です。単発のヒット事業ではなく、この3つを同時に回すことで長期的な成長を狙う考え方です。

■プログラマティックM&A
中小規模のM&Aを高い頻度で繰り返し実行し、累積で大きなリターンを狙うエムスリーのM&A戦略の呼び方です。1件ごとのリスクを抑えつつ、医療版サグラダファミリアを広げるためのピースを計画的に集めていく手法として位置づけられています。

■インターネットサービス期
創業直後のフェーズを指し、医師向け専門サイトなどインターネットに特化したサービスで高付加価値・高収益なビジネスをつくった時期を意味します。この段階で医療×インターネットの基盤と収益性を確立し、次の投資の原資を生み出しました。

■e×リアルオペレーション
インターネット(e)と、病院やクリニックなどの現場オペレーション(リアル)を組み合わせる事業スタイルを指します。オンラインのプラットフォームと現場での運営・業務支援を一体で設計することで、単なるWebサービスにとどまらない効率改善や価値提供を目指すという考え方です。

■エコシステムシナジー
エムスリーグループ内の複数事業を組み合わせることで、生まれてくる相乗効果を指す概念です。例えば、医師向けプラットフォームと治験支援、医療現場DXサービス、患者向けサービスなどを連携させることで、1つ1つの事業単体よりも大きな価値や収益性を生み出す狙いがあります。

■メディカルプラットフォーム
「m3.com」に代表される医療従事者向けの情報・マーケティング基盤を中心とした事業セグメントです。医師34万人以上の会員基盤とリアルワールドデータ、テクノロジーを活用し、製薬企業や医療機器企業のマーケティング支援、情報提供、医療現場の課題解決サービスを展開しています。

■エビデンスソリューション
CRO、SMO、PROなどを束ねた、臨床開発や大規模臨床研究を支援する事業セグメントです。治験の企画・運営支援、治験実施医療機関での業務支援、被験者募集などを通じて、新薬開発のスピードアップとコスト削減を目指し、患者に新しい薬を1日でも早く届けることを狙っています。

■キャリアソリューション
エムスリーキャリアを中心とした医療人材サービスの事業セグメントです。医師・薬剤師向け転職支援、医療機関向け採用・経営支援、企業向け産業保健・健康経営サービスなどを通じて、「医療人材不足・偏在の解消」や「医師の過重労働の是正」に取り組んでいます。

■サイトソリューション
グループ会社シーユーシーを中心に、病院、ホスピス、訪問看護、メディカルケアレジデンスなど「医療の提供場所」そのものを運営・支援する事業セグメントです。病院から在宅まで垂直にカバーする独自の医療プラットフォームを構築し、医療費の適正化や「自宅で最期を迎えたい」というニーズへの対応を目指しています。

■ペイシェントソリューション
エランの「CSセット」事業を中核とする、新設の事業セグメントです。入院・入所生活に必要な衣類やタオル、紙おむつ、日用品などを日額定額制で提供し、患者や家族、病院・施設側の準備や洗濯の負担を減らすことで、「手ぶらで入院・入所・面会」を実現しようとしています。

■医療従事者向けプラットフォーム
医師・薬剤師などの医療従事者が登録するオンライン基盤(m3.comなど)全体を指します。情報提供、教育、調査、AI診断支援、キャリア支援などを一体で展開し、多数の医療従事者とつながることで各事業の起点となる“土台”になっています。

■医療現場DXプラットフォーム
クリニックや病院の現場オペレーションをデジタル化・効率化するためのサービス群をまとめた呼び名です。電子カルテやオンライン診療システムなどを組み合わせ、医療機関の人手不足や業務負荷、収益性の課題をDX(デジタルトランスフォーメーション)で解決することを目指します。

■一般生活者・従業員向けプラットフォーム
患者やその家族、企業の従業員など、医療従事者以外の人たちを対象にした事業群を指します。健康診断や保健指導、福利厚生サービス、重い病気の方の願いをかなえるCaNoWなどを通じて、「病気になる前」「働きながら」「療養中」といった生活の場面に寄り添う取り組みです。

■三大リソース
エムスリーが「強み」として掲げる3つの経営資源で、「圧倒的なプラットフォーム力」「世界最高水準のテクノロジー」「超一流の課題解決力」を指します。巨大な会員基盤とデータ、高度なエンジニアリング力、多様な医療課題を具体的に解いてきた経験値を組み合わせ、他社が真似しにくいビジネスモデルを支えています。

■医療AIプラットフォーム事業
胸部X線AI診断ツールなど、医療画像AIを中心とした診断支援サービスを提供する事業です。地方のクリニックなど、専門外の診療も幅広く担当する医師でも、高い診断精度を維持できるように支援し、微細な陰影の指摘を通じて疾患の早期発見・早期治療につなげることを目指しています。

■第三者継承支援事業
医師向け専門サイト「m3.com」の会員基盤を活用し、引退を考える開業医と後継者候補をマッチングする事業です。後継者探しからM&A・事業承継契約の締結支援まで一気通貫でサポートし、地域医療の担い手とスタッフの雇用を守りながら、クリニックの閉院を1件でも減らすことを狙っています。

■エムスリーデジカル
クリニック向けクラウド型電子カルテで、医療現場DXプラットフォームの中心的なプロダクトのひとつです。カルテ管理をクラウド化することで、診察や会計、予約などの業務を効率化し、クリニックのシェアでも高いポジションを獲得していると説明されています。

■デジスマ診療
オンライン予約・問診・決済などを一体で提供する診療支援システムで、エムスリーデジカルと連携させて使われます。来院前の予約・問診から、診察後の支払いまでをスマートフォンなどで完結させることで、「診察まで待たない」「診察後の待ち時間ゼロ」といった体験を目指し、患者と医療機関双方の待ち時間と事務負担を減らします。

■CaNoW
がんや難病など重い病を抱える人の「やってみたいこと」や「行ってみたい場所」といった願いを、医療面の安全も確保しながら実現するサービスです。主治医や滞在先の医療機関と連携し、旅行や外出、VR体験などを支えることで、本人と家族が「自分らしく過ごせた」と思える時間をつくることを大切にしています。

■超拡大GIVER
ベストセラー書籍で語られる「GIVER(与える人)」の考え方をさらに一歩進め、エムスリー流に「自分たちが受け取る以上に、社会や顧客に価値を与え続けることで、結果的に大きく成長していく存在」を指す言葉です。短期の利益ではなく、医療現場や利用者の課題解決をとことん追求することで、長期的な成長余地(ソリューションスペース)が広がるという、経営陣のスタンスを表しています。