2026.06.15更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: Integrated Report 2025

サマリ

博報堂DYホールディングスは、「生活者発想」と「パートナー主義」を核に、広告の枠を超えて価値を生み出す「クリエイティビティ・プラットフォーム」を目指すグループです。AIやデータを扱うテクノロジービジネスと、マーケティング、コンテンツ、インキュベーション、コンサルティング、グローバルの6つの事業領域を組み合わせ、企業の事業変革や新産業の創出に伴走します。人とテクノロジーの力で生活者・企業・社会の関係を編み直し、「Aspirations Unleashed. 人の欲求を、世界の期待へ。」というグローバルパーパスのもと、「希望のナラティブ」を共創しようとしています。

目指す経営指標

・2027年3月期までに調整後のれん償却前営業利益の年平均成長率+10%以上を目標
・2027年3月期までに調整後売上総利益の年平均成長率+5%以上を目標
・2027年3月期までに調整後のれん償却前オペレーティング・マージン15%以上を目標
・2027年3月期までに国内4事業領域(コンサルティング、テクノロジー、コンテンツ、インキュベーション)合計の売上総利益年平均成長率+10%以上、のれん償却前オペレーティング・マージン12.6%を目標
・2027年3月期までにグローバルビジネスの売上総利益年平均成長率+5%程度、のれん償却前オペレーティング・マージン10%程度を目標
・2030年度までにCO2排出量を2019年度比50%削減
・2030年度までにスコープ1+2のCO2排出量を2019年度比30%削減
・2050年度までにCO2総排出量のカーボンニュートラルを達成
・2030年度までにグループの管理職における女性比率30%を目標
・2030年までに再生可能エネルギー由来電力比率を60%に引き上げ

用語解説

■生活者発想
人を「消費者」ではなく、暮らしや価値観・感情を持った「生活者」として捉え、その生活のリアルな気持ちや行動から発想する博報堂DYグループの基本哲学です。商品の売り方ではなく、生活者が本当にうれしい体験は何かから考える姿勢を指します。

■パートナー主義
クライアント企業やメディア、社外の専門家を「取引先」ではなく長期的に価値を創る仲間=パートナーと位置づける考え方です。短期的な案件単位ではなく、中長期の事業成長やブランドづくりに並走するスタイルを意味します。

■クリエイティビティ・プラットフォーム
多様な専門人材やテクノロジー、データ、ネットワークを結集し、広告にとどまらず事業変革や新産業創出まで支える「企業体のあり方」を指すコンセプトです。生活者発想を起点に、マーケティング、テクノロジー、コンテンツ、コンサルティングなどを横断して価値を生み出す基盤という位置づけです。

■事業変革エンジン
グループが持つ人材、データ、AIやテクノロジー、クリエイティブ力を組み合わせ、クライアント企業の事業やビジネスモデルそのものを変えていくための推進力を指す言葉です。広告やプロモーションにとどまらず、経営課題の解決や新事業開発まで踏み込むためのエンジンという意味合いがあります。

■Aspirations Unleashed. 人の欲求を、世界の期待へ。
博報堂DYグループが掲げるグローバルパーパス(存在意義)です。人の中にある小さな「こうなりたい」「こうあってほしい」という欲求や想いを解き放ち、それを社会や世界全体が望む「期待」へと変えていくという決意を表したフレーズです。

■希望のナラティブ
生活者や企業、社会が共有できる「前向きな物語」を指す言葉です。不安や分断ではなく、希望につながるストーリーを企業やパートナーと共に描き、その物語を実際の事業やコミュニケーションで形にしていくという意味合いがあります。

■マーケティングビジネス(博報堂DYグループにおける用法)
広告コミュニケーションだけでなく、ブランド戦略、商品・サービス開発、データマーケティング、販促など、企業のマーケティング活動全体を支援する事業領域を指します。生活者発想にもとづき、調査・戦略立案から実行までを一気通貫で行う点が特徴です。

■テクノロジービジネス
データ分析、AI、クラウドなどのテクノロジーを活用し、マーケティングや事業運営の高度化・効率化を支援する事業領域です。生活者データの統合・分析基盤や、広告・クリエイティブの自動最適化ツールなどを開発・提供する役割を担います。

■コンテンツビジネス
番組、イベント、キャラクター、IPなどのコンテンツを企画・制作・運営し、企業のブランド体験やファンづくりにつなげる事業領域です。メディアやプラットフォームと連携しながら、広告枠を超えたエンターテインメントや体験価値を生み出すことを狙いとしています。

■インキュベーションビジネス
企業や自治体、スタートアップなどと共同で新事業や新サービスを立ち上げる事業領域です。アイデア創出、ビジネスモデル設計、検証、事業化までを伴走し、新市場や新産業の立ち上げを目指す点が特徴です。

■コンサルティングビジネス
経営や事業、ブランド、組織、人材などに関する課題に対して、戦略立案から実行支援まで行う領域です。マーケティングやクリエイティブの知見を生かしつつ、経営目線での課題設定や変革プランの策定を行う役割を担います。

■グローバルビジネス
日本国外のグループ会社やパートナー企業と連携し、海外市場でのマーケティング支援や事業展開を行う事業領域です。各地域の文化や市場特性に根ざしたソリューションを提供し、グローバル企業や日本発ブランドの海外成長を支えます。

■博報堂テクノロジーズ
博報堂DYグループのテクノロジー領域を担う会社で、データやAI、クラウド基盤などを活用したソリューション開発や業務基盤の高度化を進める組織です。テクノロジーとクリエイティビティをつなぎ、グループ内外のプロジェクトを技術面から支える役割があります。

■CREATIVITY ENGINE BLOOM
博報堂DYグループが開発を進める、業務の効率化・高度化と新たな事業価値創出を支援するテクノロジー基盤です。生成AIなどを活用し、アイデア発想やクリエイティブ制作、データ分析を後押しすることで、グループのクリエイティビティを「咲かせる」ことを狙ったエンジンという位置づけです。

■戦略事業組織 kyu
博報堂DYグループが2014年に立ち上げた戦略事業組織で、主に北米や欧州の先進的なマーケティング・デザイン・イノベーション企業を束ねるネットワークです。個性的な専門エージェンシーに投資し、そのケイパビリティをグループ全体の提案力や競争力向上につなげる役割を持ちます。

■フルモデルチェンジ(本報告書での使い方)
自動車のモデルチェンジのように、一部の改善ではなく、ビジネスモデルや組織のあり方を根本から作り替えるレベルの変革を指す言葉として使われています。ここでは「広告会社グループ」から、クリエイティビティ・プラットフォームとしての企業体へと全体像を作り替えることを意味します。

■グループガバナンスの進化
多数のグループ会社を束ねる持株会社として、意思決定プロセス、リスク管理、監査、報酬・指名などの枠組みを継続的に見直し、より透明性と実効性の高い統治体制へと高めていく取り組みを指します。取締役会の機能強化や社外役員の活用なども含めた、グループ全体の統治の高度化という意味合いがあります。

■ビジネス意識・行動改革委員会
博報堂内に設置された委員会で、過去の不祥事を踏まえた教訓をもとに、社員一人ひとりのビジネスに対する意識や行動を見直し、健全な業務運営を根づかせるための施策を推進する組織です。全社的なPDCAサイクルを回しながら、意識・行動改革を具体的に進める役割を担います。

■グループコンプライアンス委員会
博報堂DYホールディングスとグループ各社をまたいで、法令遵守や社内ルールの徹底状況をモニタリングし、改善策を企画・推進する委員会です。コンプライアンスに関する情報共有や教育、再発防止策の検討を通じて、グループ全体のコンプライアンス体制を強化する中核組織となっています。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

 提出会社は、2003年10月1日、株式会社博報堂、株式会社大広及び株式会社読売広告社の経営統合にあたり、これら3社の株式移転による共同持株会社として東京都港区に設立されました。

 

2003年10月

株式会社博報堂、株式会社大広及び株式会社読売広告社の3社の経営統合にあたり、共同持株会社として株式会社博報堂DYホールディングス(資本金10,000百万円)を設立。

2003年12月

株式会社博報堂、株式会社大広及び株式会社読売広告社の3社のメディア・コンテンツ関連組織を分割型新設分割の手法により分社・統合し、100%子会社として株式会社博報堂DYメディアパートナーズを設立。

2005年2月

株式会社東京証券取引所第一部に株式を上場。

2008年3月

本社を東京都港区東新橋から東京都港区赤坂に移転。

2009年2月

株式会社博報堂がデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社の第三者割当増資を引き受け、同社を子会社化。

2016年10月

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社と株式会社アイレップが株式移転によりD.A.コンソーシアムホールディングス株式会社(現 株式会社Hakuhodo DY ONE)を設立。

2018年10月

D.A.コンソーシアムホールディングス株式会社(現 株式会社Hakuhodo DY ONE)の株式を公開買付けにより取得し、同社を完全子会社化。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所プライム市場に移行。

2025年4月

株式会社博報堂を承継会社とし、株式会社博報堂DYメディアパートナーズを分割会社とする吸収分割を実施。

2025年4月

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社と株式会社アイレップは、株式会社Hakuhodo DY ONEを存続会社とした吸収合併により消滅。

2025年12月

株式会社デジタルホールディングスの株式を公開買付け等により取得し、同社を子会社化。

 

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

名称

住所

資本金又は
出資金
(百万円)

主要な事業
の内容

議決権の所有
(被所有)割合

関係内容

所有割合
(%)

被所有割合
(%)

(連結子会社)
㈱博報堂   (注) 2、4

東京都港区

35,848

広告業

100.00

経営指導
資金貸借関係
役員の兼任

㈱大広   (注) 2

大阪府大阪市

2,800

広告業
その他の
事業

100.00

経営指導
資金貸借関係

㈱読売広告社   (注) 2

東京都港区

1,458

広告業
その他の
事業

100.00

経営指導
資金貸借関係

役員の兼任

㈱北海道博報堂

北海道札幌市

350

広告業

100.00

(100.00)

資金貸借関係

㈱東北博報堂

宮城県仙台市

350

広告業

100.00

(100.00)

資金貸借関係

㈱新潟博報堂

新潟県新潟市

350

広告業

100.00

(100.00)

資金貸借関係

㈱北陸博報堂

石川県金沢市

350

広告業

100.00

(100.00)

資金貸借関係

㈱静岡博報堂

静岡県静岡市

350

広告業

100.00

(100.00)

資金貸借関係

㈱中国四国博報堂

広島県広島市

450

広告業

100.00

(100.00)

資金貸借関係

㈱九州博報堂

福岡県福岡市

60

広告業

80.00

(80.00)

資金貸借関係

㈱TBWA\HAKUHODO

東京都港区

50

広告業

60.00

(60.00)

資金貸借関係

㈱OMD HAKUHODO

東京都港区

50

広告業

100.00

(100.00)

 

㈱中央アド新社

東京都中央区

30

広告業

85.10

(85.10)

資金貸借関係

㈱博報堂プロダクツ

東京都江東区

100

広告業

100.00

(100.00)

資金貸借関係

㈱博報堂キャスティング&エンタテインメント

東京都千代田区

100

広告業

100.00

(100.00)

資金貸借関係

㈱博報堂Gravity

東京都中央区

60

広告業

100.00

(100.00)

資金貸借関係

㈱オズマピーアール

東京都千代田区

20

広告業

100.00

(100.00)

資金貸借関係

㈱博報堂アイ・スタジオ

東京都千代田区

260

広告業

100.00

(100.00)

資金貸借関係

㈱大広WEDO

大阪府大阪市

100

広告業

100.00

(100.00)

資金貸借関係

㈱大広九州

福岡県福岡市

80

広告業

100.00

(100.00)

資金貸借関係

㈱読広クロスコム

東京都港区

40

広告業

100.00

(100.00)

資金貸借関係

㈱セレブリックス

東京都江東区

100

広告業

100.00

(100.00)

 

日本トータルテレマーケティング㈱

東京都渋谷区

100

広告業

100.00

(100.00)

資金貸借関係

㈱バックスグループ

東京都豊島区

423

広告業

100.00

(100.00)

 

㈱ディー・ブレーン

東京都港区

37

広告業

99.00

(99.00)

資金貸借関係

㈱ジェーピーディーエイチ

東京都港区

50

広告業

100.00

(100.00)

資金貸借関係

㈱ディー・クリエイト

東京都港区

50

広告業

100.00

(100.00)

 

㈱Hakuhodo DY ONE

東京都港区

100

広告業

100.00

資金貸借関係

㈱カラック

東京都港区

100

広告業

100.00

(100.00)

 

㈱デジタルホールディングス 

(注) 2

東京都千代田区

8,858

広告業

100.00

 

㈱オプト

東京都千代田区

100

広告業

100.00

(100.00)

 

ソウルドアウト㈱

東京都文京区

100

広告業

100.00

資金貸借関係

役員の兼任

㈱博報堂コンサルティング

東京都千代田区

100

広告業

100.00

(100.00)

 

ENND PARTNERS㈱

東京都港区

100

広告業

100.00

資金貸借関係

SO Technologies㈱

東京都文京区

45

広告業

100.00

(100.00)

 

 

 

名称

住所

資本金又は
出資金
(百万円)

主要な事業
の内容

議決権の所有
(被所有)割合

関係内容

所有割合
(%)

被所有割合
(%)

㈱博報堂DYスポーツマーケティング

東京都港区

136

広告業

100.00

(100.00)

資金貸借関係

㈱博報堂DYミュージック&ピクチャーズ

東京都港区

100

広告業

100.00

(100.00)

資金貸借関係

HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND投資事業有限責任組合 (注)2

東京都港区

6,600

その他の
事業

100.00

(0.76)

 

HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND2号 投資事業有限責任組合 (注)2

東京都港区

2,760

その他の
事業

100.00

(1.09)

 

省广博報堂整合営銷有限公司

(注)1

中国 広州

千CNY
6,000

広告業

50.00

(50.00)

 

北京代博広告有限公司

中国 北京

千CNY
10,000

広告業

90.00

(90.00)

 

広東省広代博広告営銷有限公司

(注)1

中国 広州

千CNY
7,000

広告業

50.00

(50.00)

 

Hakuhodo Taipei Investment Inc.(注)2

台湾 台北

千TWD
2,498,600

広告業

100.00

(100.00)

 

Hakuhodo(Bangkok) Co., Ltd.

タイ バンコク

千THB
12,000

広告業

100.00

(100.00)

 

Hakuhodo First Co.,Ltd.

タイ バンコク

千THB
10,000

広告業

90.00

(90.00)

 

Hakuhodo Integrated Communications Group Pte. Ltd.

シンガポール

千SGD

600

広告業

100.00

(100.00)

 

DAC ASIA PTE. LTD. (注)2

シンガポール

千SGD
25,602

広告業

100.00

(100.00)

 

Square Communications Joint Stock Company

ベトナム ホーチミン

千VND

55,000,000

広告業

50.99

(50.99)

 

 

Hakuhodo & Saigon Advertising Co., Ltd.

ベトナム ホーチミン

千VND
16,687,605

広告業

65.00

(65.00)

 

AdGlobal360 India Pvt. Ltd.

インド グルガーオン

千INR

-

広告業

100.00

(100.00)

 

kyu Investment Inc.

米国 ニューヨーク

千USD
0

その他の
事業

100.00

資金貸借関係

SYPartners LLC

米国 ニューヨーク

千USD

広告業

100.00

(100.00)

 

Kepler Group LLC

米国 ニューヨーク

千USD
11,838

広告業

100.00

(100.00)

 

Godfrey Dadich Partners LLC

米国 サンフランシスコ

千USD

16,500

広告業

100.00

(100.00)

 

IDEO LLC

米国 カリフォルニア

千USD
1,116

広告業

100.00

(100.00)

 

Sid Lee Inc.

カナダ ケベック

千CAD
12,917

広告業

100.00

(100.00)

 

Lexington Communications

Limited

イギリス ロンドン

千GBP

広告業

100.00

(100.00)

 

Public Digital Limited

イギリス ロンドン

千GBP

0

広告業

70.00

(70.00)

 

㈱博報堂テクノロジーズ(注)2

東京都港区

100

その他の
事業

100.00

経営指導

資金貸借関係

㈱博報堂DYコーポレートイニシアティブ(注)2

東京都港区

100

その他の
事業

100.00

経営指導

資金貸借関係

役員の兼任

㈱博報堂DYトータルサポート

東京都千代田区

78

その他の
事業

100.00

経営指導

資金貸借関係

㈱博報堂DYキャプコ

東京都港区

80

その他の
事業

100.00

経営指導

資金貸借関係

㈱博報堂DYアイ・オー

東京都江東区

50

その他の
事業

100.00

経営指導

資金貸借関係

その他  388社

 

 

 

 

 

 

 

 

(注) 1 持分は50%以下でありますが、実質的に支配しているため子会社としたものであります。

2 特定子会社であります。

3 「議決権の所有(被所有)割合」欄の( )内は子会社による間接所有の割合で内数であります。

4 ㈱博報堂については、収益(連結会社相互間の内部収益を除く)の連結収益に占める割合が10%を超えております。主要な損益情報等は、以下のとおりであります。

 

 

 

㈱博報堂
(百万円)

 

 

 

① 収益

 

376,728

 

 

 

② 経常利益

 

29,737

 

 

 

③ 当期純利益

 

24,669

 

 

 

④ 純資産額

 

226,408

 

 

 

⑤ 総資産額

 

569,965