リスク
3 【事業等のリスク】
(1) リスクマネジメントの考え方
当社グループでは、「ビジョン2030」や中期経営計画「Value Up+」で目指す姿の実現や当社が取り組む事業に対してネガティブな影響を及ぼす不確実性を「リスク」と定義し、リスクコントロールを行っています。リスクマネジメントに対する主体的な取組みを通じて、企業として安定した収益を上げるだけでなく、社会的責任を果たすことを通じて更なる企業価値の向上と発展を目指すことを目的としています。リスクマネジメント体制については、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1) コーポレート・ガバナンスの概要 ③ 企業統治に関するその他の事項 (b) リスク管理体制の整備の状況」をご参照ください。
(2) 当社グループにおける重要リスクについて
以下は、リスクマップの中から、リスクマネジメント委員会で選定した当社グループの重要リスクを示しています。
当社グループの重要リスクの内容と対応については次のとおりです。
なお、文中においては将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものです。
2024年度のリスクマネジメントにおいては、引き続き、「日清オイリオグループビジョン2030」で示した6つの
重点領域における機会とリスクのガバナンス強化に努めてまいります。
配当政策
3 【配当政策】
当社は株主の皆様への利益還元を経営上の最重要課題の一つとして認識しております。中期経営計画「Value Up+」においては、最終年度である2024年度の経営目標としてROE8%以上を目指すとともに、2030年度に向けてはROE10%を経営目標に掲げ、積極的な投資による成長と資本収益率の向上に取り組んでおります。この利益成長を伴う資本収益率の向上の成果を株主の皆様に確実に還元するため連結配当性向を重要指標としており、「Value Up+」の最終年度である2024年度の連結配当性向40%に向けた配当を実施することとしております。
また、内部留保につきましては、企業価値向上に向けた投資や、必要な利益還元への備えなど長期的視野で、株主の皆様のご期待に応えるよう活用してまいります。
この方針のもと、当期の期末配当につきましては、これらを総合的に勘案し、前期の75円から35円増配し、1株につき110円といたしました。なお、これにより、中間配当金60円を加えた年間配当金は、1株につき170円となります。
当社は毎年9月30日を基準日として中間配当をすることができる旨を定款にて定めております。
(注) 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、以下のとおりであります。
■配当金及び配当性向推移
(注)2017年10月1日付で普通株式5株を1株とする株式併合を行っており、1株当たり配当金は株式併合後に換算した金額を表示しております。