2026.03.06更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

アンドエスティHDは、水戸の紳士服店から出発し、チェーンストア化・OEM/ODM・垂直統合型SPAを経て成長してきたマルチブランド企業です。現在は自社ECモール「and ST」と約1,600店舗、スタッフボードなど現場発のコンテンツを武器に、ファッションと雑貨・飲食・海外事業を束ねる「Play fashion! プラットフォーマー」への5回目のチェンジに挑戦中です。リアルとデジタル、国内と海外、ブランドとパートナー企業をつなぎ、一人ひとりの日常に「もっと楽しい」選択肢を増やしながら、「なくてはならぬ企業」へ進化する長期ストーリーが描かれています。

目指す経営指標

・2030年2月期までに連結売上高4,000億円
・2030年2月期までに連結営業利益率8%を達成
・2030年2月期までに自社ECモール「and ST」GMV1,000億円、外部ブランド構成比40%
・2030年2月期までにand STアクティブ会員数1,100万人、総会員数2,600万人、年間平均購入回数4.5回
・海外売上高を400億円まで拡大し、海外売上比率10%を目標
・中期的にROE15%超を目標水準とし、ROE15%×配当性向30%を株主還元の目安とする
・DOE(株主資本配当率)4.5%を配当方針の下限とし、安定配当を継続・プラットフォーム・物流・DX・M&Aなど成長投資を計画的に実行しつつ、資本効率の改善と高収益体制の確立を図る

用語解説

■ Play fashion! プラットフォーマー
「Play fashion!」というミッションのもと、服だけでなく雑貨・飲食・サービス・コンテンツなどを束ねて、人や情報、ブランド同士をつなぐ“場”になることを目指すビジネスコンセプトです。単なるアパレル企業ではなく、ファッション起点の生活プラットフォームに進化する姿を指します。

■ 垂直統合型SPA
商品企画・素材開発・生産・物流・店舗販売までをグループ内で一気通貫で行うアパレルのビジネスモデルです。中間業者を減らすことで、トレンドへの対応スピードを高めつつ、コスト管理や品質管理もしやすくしている点が特徴です。

■ マルチブランド
一つの企業グループの中で、テイストや価格帯、ターゲットの異なる多数のブランドを同時に展開する戦略です。10〜40代向けカジュアル、ライフスタイル雑貨、飲食など、生活シーンごとに最適なブランドを揃え、景気やトレンド変化に強いポートフォリオをつくる狙いがあります。

■ 自社ECモール「and ST」
グループ各ブランドや外部ブランドの商品をまとめて購入できる公式オンラインモールです。店舗とポイントが共通化されており、ファッション以外に家電・美容・食品なども扱う「暮らしの総合モール」として位置づけられています。スタッフのコーデ投稿や特集記事など、読み物・メディア機能も備えています。

■ スタッフボード(STAFF BOARD)
ショップスタッフが自分のコーディネート写真や動画、コメントを投稿できるスタイリング投稿サービスです。and ST上の人気コンテンツで、スタッフ個人をフォローできる仕組みや、投稿経由の売上を可視化する機能を持ち、最近は他社ブランドにも外部提供される「ソリューション」としても活用されています。

■ STAFF VOICE
店舗スタッフが接客で得た「買わなかった理由」やお客さまの生の声を、音声で簡単に記録・共有できる仕組みです。録音内容をテキスト化・分類することで、価格・デザイン・サイズ感などに関する意見を素早く本部に集約し、商品企画や売場改善に役立てる“現場発のデータ基盤”として機能しています。

■ モール&メディア
and STが「商品を買う場所(モール)」であると同時に、「記事や動画、スタッフ投稿などのコンテンツを楽しむ場所(メディア)」でもあるという考え方です。ショッピングと情報発信を一体で設計することで、単なるECサイトではなく、毎日アクセスしたくなるプラットフォームを目指しています。

■ OMO/OMO型店舗「and STストア」
「Online Merges with Offline」の略で、オンラインとオフラインを融合した店舗モデルです。and STストアでは、アプリやECサイトで見た商品を店頭で受け取ったり、店舗からEC在庫を案内したりと、チャネルを意識せずに買い物できる体験を重視しており、オンラインの品揃えとリアル店舗の接客を組み合わせた新しい売り場づくりを行っています。

■ プラットフォーム事業
and STやSTAFF BOARD、STAFF VOICEなど、同社が培ってきたデジタル基盤やコンテンツ運用ノウハウを、グループ内外のブランド・企業に開放していく事業です。自社商品を売るだけでなく、他社の販売やマーケティングも支えることで、「Play fashion! プラットフォーマー」としての収益源を広げる役割を担います。

■ ブランドリテール事業
グローバルワーク、ラコレ、ジョージズなど、同社グループが保有する各ブランドの店舗運営を直接行う事業です。立地戦略や内装、スタッフ育成、在庫運用などをブランドごとに最適化しながら、旗艦店や新業態を通じてブランド価値と収益性を高めていくことを目的としています。

■ グローバル事業
香港・台湾・中国本土・タイ・フィリピンなど海外市場で、マルチブランドとECを組み合わせて展開する事業です。現地パートナーとの協業や合弁会社、M&Aなども活用しながら、日本と東南アジアを双方向につなぐECプラットフォームづくりや、現地に根ざしたブランド育成を進めています。

■ ECDC
公式WEBストア and ST向けの商品在庫の管理・発送を担うEC専用物流センターです。自動搬送ロボットやLED仕分け機などのマテハン設備を導入し、ピッキングや仕分けの効率を大幅に高める一方で、梱包は人の手で丁寧さを維持するなど、「機械化」と「人らしさ」を両立した拠点として位置づけられています。

■ WeOur
アダストリアグループの特例子会社で、障がいのあるメンバーを中心としたインクルーシブな雇用と、サステナビリティ関連業務を担う会社です。店舗・物流・事務のサポートに加え、廃棄在庫やサンプル品の検品・再販、リペア・リユース・リサイクルなどのサーキュラー事業を行い、グループの「人を輝かせる」「服を捨てない」取り組みの中核になっています。

■ ID(会員基盤)×LTV(顧客生涯価値)
and STや共通会員制度で得られる会員IDと購買履歴を活用し、一人ひとりの顧客と長く付き合い、トータルの売上・利益(LTV)を高めていく経営の考え方です。新規顧客の獲得だけでなく、リピート購入やカテゴリ拡張、サービス利用などを組み合わせて「長く・深く」選ばれる関係を作ることを重視しています。

■ マテリアリティ
同社グループが中長期の成長にとって重要だと特定したサステナビリティの重点テーマです。具体的には「ファッションロスのない世界」「未来につながるものづくり」「自分らしくファッションを楽しめる社会」などが挙げられ、環境、サーキュラーエコノミー、人材多様性・地域連携といった分野で優先的に取り組む指針になっています。

■ 「なくてはならぬ企業/店」
代表取締役会長がメッセージの中で繰り返し使う表現で、お客さま・取引先・地域から「ここがないと困る」と思ってもらえる存在を指します。売上や店舗数の拡大だけでなく、約束を守る商い、地域・パートナーへの感謝、スタッフの自発的な提案を大切にしながら、長く信頼されるインフラのような企業になるという意思を込めたキーワードです。
2026年2月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

年月

沿革

1953年10月

紳士服小売業を目的として、茨城県水戸市に株式会社福田屋洋服店(資本金1,000千円)を設立。

1973年3月

メンズカジュアルウェア小売業に進出。

1979年8月

茨城県水戸市泉町に本部を設置。

1988年6月

商品企画、海外調達の強化を目的として、有限会社ベアーズファクトリー(1991年4月 株式会社ベアーズファクトリーに組織変更、1998年2月 株式会社ポジックに商号変更)を設立。

1990年1月

東京都台東区に東京営業所を設置。

1990年11月

茨城県水戸市西原に本部を移転。

1993年3月

商号を株式会社ポイントに変更。

1993年7月

東京都墨田区に東京営業所を移転。

1995年5月

本部を東京都墨田区に移転し、東京営業所と統合。営業と管理の集約により業務を効率化。

2000年12月

日本証券業協会に株式を店頭上場。

2002年12月

波茵特股份有限公司(2020年3月 愛德利亞台灣股份有限公司に商号変更)を台湾台北市に設立。

2002年12月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

2004年2月

東京証券取引所市場第一部に株式を上場。

2004年11月

東京本部を東京都中央区に移転。

2007年10月

自社サイトでのEコマース事業を開始。

2008年1月

POINT HOLDING CO.,LTD(2013年9月 Adastria Asia Co.,LTD.に商号変更)に出資し子会社化。

2009年7月

POINT HOLDING CO.,LTDの100%出資により、方針(上海)商貿有限公司(2020年11月 你可安(上海)商貿有限公司に商号変更)を中国上海市に設立。

2012年11月

「バビロン」などのショップを展開する株式会社トリニティー(2013年4月 株式会社バビロンに商号変更)を子会社化。

2012年11月

東京本部を東京都千代田区に移転。

2013年4月

会社分割(吸収分割)を行うための準備会社として株式会社ポイント(新ポイント社)設立。

2013年6月

株式会社NATURAL NINE HOLDINGS及びその子会社である株式会社NATURAL NINEを子会社化。

2013年8月

株式会社NATURAL NINEを存続会社、株式会社NATURAL NINE HOLDINGSを消滅会社とする吸収合併を実施。

2013年9月

株式会社トリニティアーツを株式交換により子会社化。

2013年9月

当社を分割会社、株式会社ポイント(新ポイント社)を承継会社とする会社分割(吸収分割)により、当社は持株会社へ移行し、株式会社アダストリアホールディングスに商号変更。

2013年12月

株式会社アダストリア・ゼネラルサポート(現 株式会社WeOur)を設立。

2014年2月

株式会社ポジックを存続会社、株式会社NATURAL NINEを消滅会社とする吸収合併を実施し、株式会社N9&PGに商号変更。

2014年4月

株式会社トリニティアーツを存続会社、株式会社バビロンを消滅会社とする吸収合併を実施。

2015年3月

当社を存続会社、株式会社ポイント(新ポイント社)及び株式会社トリニティアーツを消滅会社とする吸収合併を実施。

2015年6月

商号を株式会社アダストリアに変更。

2015年9月

株式会社N9&PGが営む衣料品等企画製造に関する一切の事業を、当社へ承継させる吸収分割を実施し、株式会社N9&PGを株式会社アダストリア・ロジスティクスに商号変更。

2016年11月

「ページボーイ」などのショップを展開する株式会社アリシアの事業承継を行うための準備会社として、株式会社アリシア(子会社)を設立。

2017年2月

米国における事業基盤として、Adastria USA,Inc.を設立。

2017年2月

株式会社アリシアを分割会社、株式会社アリシア(子会社)を承継会社とする吸収分割を実施。

2017年3月

株式会社エレメントルールを設立。

2017年4月

米国アパレル企業であるVelvet,LLCの持分の全部をAdastria USA,Inc.を通じて取得し子会社化。

2017年7月

東京本部を東京都渋谷区に移転。

2018年8月

株式会社アリシアを株式会社BUZZWITに商号変更。

2019年8月

愛徳利亜(上海)商貿有限公司を設立。

2020年11月

株式会社ADOORLINKを設立。

2022年2月

株式会社ゼットンの株式を第三者割当増資の引受け及び株式公開買付けにより取得し、同社及び同社の子会社であるZETTON,INC.を子会社化。

2022年2月

賽愛思国際物流(上海)有限公司を設立。

2022年3月

株式会社オープンアンドナチュラルの株式の全部を株式会社BUZZWITを通じて取得し子会社化。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。

2023年1月

Adastria (Thailand) Co., Ltd.を設立。

2023年7月

株式会社BUZZWITを存続会社、株式会社オープンアンドナチュラルを消滅会社とする吸収合併を実施。

2024年4月

ADASTRIA PHILIPPINES INC.を設立。

2024年6月

株式会社ゼットンを株式交換により完全子会社化。

 

 

年月

沿革

2024年7月

株式会社トゥデイズスペシャルの株式を取得し子会社化。

2024年9月

株式会社アンドエスティを設立。

2024年12月

当社が営むECモール運営事業を、株式会社アンドエスティへ承継させる吸収分割を実施。

2025年3月

当社を存続会社、株式会社ADOORLINKを消滅会社とする吸収合併を実施。

2025年3月

当社を存続会社、株式会社トゥデイズスペシャルを消滅会社とする吸収合併を実施。

2025年3月

当社が営むプロデュース事業及びシステムソリューション事業を、株式会社アンドエスティへ承継させる吸収分割を実施。

2025年3月

株式会社アダストリア・ゼネラルサポートを株式会社WeOurに商号変更。

2025年3月

伊藤忠商事株式会社との共同取得によりカリマーインターナショナル株式会社を子会社化。

2025年4月

会社分割(吸収分割)を行うための準備会社として株式会社アダストリア(新アダストリア社)設立。

2025年7月

Velvet,LLCの出資持分の全部を譲渡。

2025年9月

当社を分割会社、株式会社アダストリア(新アダストリア社)を承継会社とする会社分割(吸収分割)により、当社は持株会社へ移行し、株式会社アンドエスティHDに商号変更。

2025年10月

株式会社アダストリア・ロジスティクスを株式会社アンドエスティ・ロジスティクスに商号変更。

2026年1月

ADASTRIA (MALAYSIA) SDN.BHD.を設立。

 

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

主要な
事業内容

議決権の
所有割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

株式会社アダストリア
(注)3、4

東京都渋谷区

10
百万円

アパレル・雑貨関連

100.00

役員の兼任あり。(4名)

株式会社BUZZWIT

茨城県水戸市

10
百万円

アパレル・雑貨関連

100.00

株式会社エレメントルール

東京都港区

10

百万円

アパレル・雑貨関連

100.00

資金の貸付

役員の兼任あり。(2名)

株式会社アンドエスティ
(注)3

東京都渋谷区

10

百万円

アパレル・雑貨関連

100.00

役員の兼任あり。(2名)

株式会社ゼットン

東京都渋谷区

90

百万円

その他(飲食事業)

100.00

資金の貸付

役員の兼任あり。(1名)

株式会社アンドエスティ・
ロジスティクス

茨城県水戸市

10
百万円

アパレル・雑貨関連

100.00

愛徳利亜(上海)商貿有限公司
(注)3

中国上海市

1,800

百万円

アパレル・雑貨関連

100.00

資金の貸付

你可安(上海)商貿有限公司
(注)3

中国上海市

208
百万香港ドル

アパレル・雑貨関連

100.00

資金の貸付

Adastria Asia Co.,Ltd.
(注)3

KOWLOON,
HONG KONG

290
百万香港ドル

アパレル・雑貨関連

100.00

愛德利亞台灣股份有限公司

台湾台北市

10
百万台湾ドル

アパレル・雑貨関連

100.00

Adastria (Thailand) Co., Ltd. (注)3

タイバンコク

200

百万バーツ

アパレル・雑貨関連

100.00

(0.00)

資金の貸付

ADASTRIA PHILIPPINES INC.

(注)3

フィリピン
マニラ

160百万

フィリピンペソ

アパレル・雑貨関連

75.00

(0.00)

その他連結子会社8社

 

(注)1.「主要な事業内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。

2.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合を内数で示しているものであります。

3.特定子会社に該当しております。

4.株式会社アダストリアについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等 (1) 売上高        121,532百万円
(2) 経常利益          7,303百万円
(3) 当期純利益           2,222百万円
(4) 純資産額           47,813百万円
(5) 総資産額           83,707百万円