2025.11.20更新

コーポレートストーリー

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

双日は、合併後の逆境をテコに「先読み・変革・挑戦」のDNAで事業創造を加速。EPC/IPPで培った機能を省エネ・ESCO、豪州インフラ、ベトナム流通などに横展開し、点を面へ「カタマリ化」。人的資本とDigital-in-Allで収益基盤を太くする総合商社。

目指す経営指標

・Next Stage:当期純利益2,000億円、ROE15%、時価総額2兆円

・中計2026(2025-2027):3ヵ年平均 当期純利益1,200億円超、ROE12%超

・CROIC:本部別ターゲット設定でモニタリング(例:化学12%、金属・資源12% 等)

・株主資本DOE4.5%の累進配当、自己株式の機動取得を継続

専門用語

■カタマリ/カタマリ化
単発の取引や案件を点で終わらせず、隣接する機能・顧客・地域をつなげて収益源の束(クラスター)に育てる発想です。省エネ、インフラ、流通など関連する事業を面として組み合わせ、継続的な稼ぐ仕組みを増やすことを指します。

■KATI(カタマリ/幅出し/変革/イノベーション)
双日の成長フレームで、①カタマリ:収益の束をつくる、②幅出し:地域・顧客・機能を横に広げる、③変革:業務・組織・契約構造を見直し収益質を高める、④イノベーション:新技術や新モデルで非連続の伸びを生む、の4要素で事業を強化します。

■Digital-in-All
「デジタルを別プロジェクトでなく全事業に最初から組み込む」方針です。現場のデータ取得・可視化・分析を標準装備にし、提案精度や運営効率、契約後のサービス提供まで一気通貫で高度化します。

■1 on 1
上司と担当者が定期的に1対1で行う対話・レビューの運用です。案件の選別基準や仮説検証の質を上げ、意思決定のスピードと生産性を引き上げる狙いで、事業部の運営手法として徹底されます。

■リードデベロッパー
インフラなどの開発で、初期段階から主体的に企画・権益形成・許認可・資金調達・パートナー組成までを主導する役割です。請負中心から脱し、上流の設計権と収益配分を取りにいく立ち位置を意味します。

■面展開
成功した点(1案件・1地域・1顧客)を、同類の現場へ短期間で水平展開することです。共通の仕様・運用ノウハウ・契約スキームを再利用して、再現性高くスケールさせます。

■ESCO(エスコ)
Energy Service Companyの略で、建物や工場の省エネ改修を提案・施工し、削減できたエネルギーコスト等の成果に連動して対価を得るビジネスです。機器更新、運用最適化、保守までを打ち包みにして長期で価値を提供します。

■EPC/IPP
EPCはEngineering, Procurement, Constructionの略で、設計・調達・建設を一括で請け負う方式です。IPPはIndependent Power Producerの略で、自ら発電設備を保有・運営し電力を販売する事業者・事業モデルを指します。

■リードデベロッパー機能の内製化
開発の初期検討、事業性評価、許認可・資金組成、パートナー連携などの中核機能を自社の標準プロセスとして持ち、案件ごとに外部任せにしない体制を整えることです。上流の付加価値を自社に取り込みます。

■Next Stage
双日が掲げる次の成長段階の呼称です。人材とKATIを軸に、カタマリ化・面展開・開発主導への移行を加速し、企業価値の非連続な伸長を狙う全社コンセプトを表します。