2026.06.24更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

紀文グループは、スリミ製品を中心に日本の食を磨いてきた企業です。タンパク加工技術、品質衛生管理技術、チルド物流を強みに、安全・安心とおいしさを届けています。「すこやかなおいしさ、日本から」を掲げ、日本食の力を世界へ広げる挑戦を進めています。

目指す経営指標

・2026年度までに売上高1,203億円
・2026年度までに営業利益60億円
・2026年度までに営業利益率5%以上
・2026年度までに海外売上高比率13%以上
・2038年までに売上高2,500億円
・2038年までに営業利益175億円
・2038年までに営業利益率7.0%
・2038年までに海外売上高比率30%

用語解説

■スリミ製品
紀文グループが、従来の「練り製品」を言い換えて使っている呼称です。蒲鉾、カニカマ、竹輪、はんぺんなど、魚肉すり身を使った食品の魅力を国内外に伝えるための表現です。

■すこやかなおいしさ、日本から
紀文グループのコーポレートブランドメッセージです。安全・安心であることに加え、体や心にもおいしく、食べる時間や空間まで豊かにする食を日本から届けたいという考えを表しています。

■ハートフラワー
紀文グループのプロモーションマークです。「作り手の私たち」「流通業の皆様」「消費者の皆様」の三者の心のふれあいを表し、パートナーシップと感謝の気持ちを込めています。

■紀文ものづくり理念
紀文グループが、食品づくりの根幹として大切にしている考え方です。「疑わしきは仕入れせず、製造せず、出荷せず、販売せず」という言葉で、安全・安心を最優先する姿勢を示しています。

■タンパク加工技術
魚肉、大豆、鶏卵、畜肉などのタンパク質素材を加工し、独自の食感や味わいを生み出す紀文グループの技術です。代表例として、魚肉タンパクと大豆タンパクを組み合わせた「魚河岸あげ®」があります。

■品質衛生管理技術
安全・安心な食品を届けるために、原材料、製造、出荷、販売までの品質と衛生を管理する技術です。紀文グループでは、食品メーカーとしての信頼を支える重要な強みと位置づけています。

■チルド物流
冷蔵温度帯を保ったまま、食品を新鮮な状態で届ける物流の仕組みです。紀文グループは、受注、製造、出荷、仕分け、配送をつなぎ、作りたての商品を全国へ届ける体制を強みとしています。

■KIBUNブランド
紀文グループが海外市場で展開するブランド名です。米国、アジア、欧州などの拠点を活かし、カニカマやHealthy Noodleなどを通じて、日本食のおいしさを現地市場に広げています。

■Healthy Noodle
紀文グループが海外で展開する商品名です。日本名は「糖質0g麺」で、食による健康に貢献する商品として、海外食品事業の重要な商材に位置づけられています。

■糖質0g麺
紀文グループの商品名です。糖質を抑えた麺状の商品で、健康志向や低糖質ニーズに応える商品として展開されています。

■総合食品グループ
紀文グループが2038年に向けて掲げる「目指す姿」の一つです。スリミ製品を中心に、魚肉以外のタンパク質製品や日本食の領域を広げ、より幅広い食品を扱う企業グループになることを意味します。

■開発型企業
紀文グループが2038年に向けて掲げる「目指す姿」の一つです。マーケティングと商品開発を強化し、既存事業にとらわれすぎない新しい商品や事業を生み出す企業を目指す考え方です。

■グローバルカンパニー
紀文グループが2038年に向けて掲げる「目指す姿」の一つです。日本食の浸透と商社機能を活かし、国や地域ごとの食文化に合った商品を開発して、海外市場で成長する企業を目指す考え方です。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

2【沿革】

当社の前身は、保芦 邦人が1938年6月に、東京の八丁堀に「山形屋米店」を個人創業にて開店したことに始まります。その後築地場外に「紀伊国屋果物店」を開店、後に店名を「紀文」と改名、1941年には築地場外にて海産物卸売業に進出、戦争中の休業をはさんで、1945年11月に築地場外にて「紀文商店」として海産物卸売業を再開いたしました。

スリミ製品(※)の製造は、1947年に戦後の再建支援を目的として、山久蒲鉾㈱(後に釜文蒲鉾㈱へ商号変更)へ出資したことに始まります。1957年11月には、製販一体での事業展開を目的として、海産物の卸売を営む㈱紀文商店と、スリミ製品の製造を営む釜文蒲鉾㈱の両社の新設合併により、㈱紀文を設立いたしました。

その後、株式の額面変更を目的として、1976年3月に当社子会社興業資源㈱を㈱紀文に商号変更し、同社を存続会社として1977年9月に吸収合併しております。したがって、実質的には㈱紀文商店の事業が継続されていることから、合併期日以前の会社の沿革については、実質上の存続会社について記載しております。

年月

事項

1948年5月

水産物類の製造・加工及び販売を目的として、㈱紀文商店を東京都中央区に設立

1952年2月

松坂屋銀座店(名店街)に出店

1957年11月

釜文蒲鉾㈱と新設合併し、㈱紀文を東京都中央区に設立

1959年3月

大阪市西区に大阪出張所を開設(現 関西支社)

1961年11月

名古屋市中村区に名古屋出張所を開設(現 中部支社)

1962年12月

本社を東京都中央区東都水ビルに移転

1963年10月

横浜市戸塚区に横浜工場を建設

1968年2月

宮城県仙台市(現 仙台市青葉区)に仙台駐在所を開設(現 東北支社)

1970年6月

静岡県島田市に静岡工場を建設

1970年6月

北海道札幌市(現 札幌市西区)に㈱札幌紀文を設立(現 北海道支社)

1970年10月

福岡県福岡市(現 福岡市中央区)に九州支店を開設(現 中四国・九州支社)

1970年11月

北海道札幌市(現 札幌市西区)に札幌工場を建設

1977年9月

旧㈱紀文の株式の額面変更を目的に、新㈱紀文を存続会社とした吸収合併を実施

1977年11月

豆乳を発売し、飲料事業に参入

1978年10月

千葉県船橋市に船橋工場を建設

1978年11月

北米におけるスリミ製品の販売を目的として、アメリカにHOSHO AMERICA,INC.(現 KIBUN FOODS (U.S.A.),INC.)を設立(現連結子会社)

1982年3月

本社を東京都中央区日交銀座ビルに移転

1982年3月

アジア圏でのスリミ製品の販売を目的として、香港にKIBUN HONG KONG COMPANY LIMITEDを設立(現 連結子会社)

1982年6月

アジア圏でのスリミ製品の販売を目的として、シンガポールにKIBUN FOODS SINGAPORE PTE.,LTD.を設立(現 連結子会社)

1982年6月

海外における生産の拠点として、タイにHOSHO BANGKOK CO.,LTD.(現KIBUN (THAILAND) CO.,LTD.)を設立(現 連結子会社)

1982年9月

佐賀県鳥栖市に佐賀工場を建設

1982年12月

大阪府泉佐野市に大阪工場を建設

1985年1月

コーポレート・アイデンティティ(CI)を導入し、ハートフラワーマークを採用

 

 

年月

事項

1992年4月

㈱紀文食品に商号変更

1993年1月

物流と情報処理インフラの複合ロジスティクス業務を目的として、東京都大田区に㈱紀文フレッシュシステムを設立(現 連結子会社)

1993年4月

タイに、東南アジア、アメリカ、ヨーロッパ向けの生産工場建設

1993年12月

グループ内の飲食事業、リース事業等を集約し、東京都中央区に㈱豊珠興産(現 ㈱紀文ビジネスクリエイト)を設立(現 連結子会社)

1995年3月

札幌工場を閉鎖し、北海道恵庭市に恵庭工場を建設

1997年1月

珍味事業進出を目的として、㈱北食を買収し子会社化

1997年8月

千葉県印旛郡栄町に東京工場を建設

2005年1月

農畜水産物の販売及び輸出入等を目的として、東京都中央区に㈱紀文産業を設立(現 連結子会社)し、食品の卸売事業開始

2007年4月

大阪工場及び佐賀工場を集約して、岡山県総社市に岡山総社工場を建設

2007年7月

本店を東京都中央区南海東京ビルディングに移転すると共に、本社事務所ビルを日の出オフィスとして東京都港区住友不動産竹芝ビルに移転(現 野村不動産海岸ビル)

2012年2月

㈱豊珠興産から保険事業部門を分離し、東京都港区に㈱豊珠保険サービス(現 ㈱紀文BC保険サービス)を設立(現 連結子会社)

2012年12月

韓国でのスリミ製品の製造販売を目的として、韓国にKIBUN KOREA INC.を設立(現 連結子会社)

2013年7月

豆乳を中心とするチルド飲料拡売を目的として、キッコーマンデイリー㈱に出資し、当社チルド飲料販売機能を同社に移管(2015年11月キッコーマン飲料㈱に株式を譲渡)

2015年11月

西日本地域におけるスリミ製品、惣菜の製造・販売を目的として、大阪市西区に㈱紀文西日本を設立、2016年4月に当社の会社分割により、西日本地域での食品の製造・販売事業を継承

2016年8月

食品の安全衛生検査事業を目的として、千葉県船橋市に㈱紀文安全食品センターを設立(現 連結子会社)

2018年2月

欧州におけるスリミ製品の販売を目的として、オランダにKIBUN EUROPE B.V.を設立(現 連結子会社)

2019年6月

中国におけるスリミ製品の販売を目的として、中国にKIBUN CHINA CO.,LTD.を設立(現 連結子会社)

2021年4月

東京証券取引所市場第一部に株式を上場

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行

2024年3月

国内市場及び海外市場での協業による成長を目的として、マルハニチロ㈱(現 Umios㈱)と資本業務提携契約を締結

2024年5月

創業100周年に向け、当社グループのビジョン・ミッション・バリューを定義するとともに、コーポレートブランドメッセージ「すこやかなおいしさ、日本から」を策定

2025年1月

国内事業再編のため、当社を存続会社として㈱北食を吸収合併

2025年4月

国内事業再編のため、当社を存続会社として㈱紀文西日本を吸収合併

 

※ 当社では、従来、蒲鉾・竹輪・はんぺん・さつま揚など日本ならではの練りものを総称し、「水産練り製品」としておりました。しかし海外では、カニカマや独自に発展した練りものが「SURIMI」と呼ばれ、日本発のヘルシーフードとして人気を得ております。そこで当社は、2025年2月より、日本の練りもの文化を次世代に継承すべく、世界で愛される「SURIMI」の魅力に再注目し、「水産練り製品」を「スリミ(SURIMI)製品」と呼称し、そのおいしさと魅力を広く発信することに取り組んでおります。

 

関係会社

4【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金

(千円)

主要な事業の内容

議決権の所有割合又は被所有割合

(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

㈱紀文産業

(注)4

東京都港区

100,000

国内食品事業

100.0

当社へ原材料を販売しております。

当社賃借建物を賃借しております。

当社による債務保証があります。

役員の兼任 1名

KIBUN (THAILAND) CO.,LTD.

 

タイ王国

サムットサコーン県

420,000千

バーツ

海外食品事業

100.0

当社から製品を仕入れ主にタイ国内において販売しております。

KIBUN FOODS (U.S.A.),INC.

アメリカ合衆国

ワシントン州

498千

ドル

海外食品事業

100.0

当社から製品を仕入れ米国地区において販売しております。

当社による債務保証があります。

KIBUN HONG KONG COMPANY LIMITED

中華人民共和国

香港特別行政区

7,290千

香港ドル

海外食品事業

100.0

当社から製品を仕入れ香港地区において販売しております。

KIBUN FOODS SINGAPORE PTE.,LTD.

シンガポール共和国

 

550千

シンガポール

ドル

海外食品事業

100.0

当社から製品を仕入れシンガポール国内及びオセアニア地区において販売しております。

KIBUN KOREA INC.

 

大韓民国

ソウル特別市

100百万

ウォン

海外食品事業

100.0

-

KIBUN EUROPE B.V.

 

オランダ王国

アムステルダム市

740千

ユーロ

海外食品事業

100.0

当社による債務保証があります。

KIBUN CHINA CO.,LTD.

(注)3

中華人民共和国

上海市

4,200千

人民元

海外食品事業

100.0

(100.0)

-

㈱紀文フレッシュシステム

(注)5

東京都大田区

332,000

食品関連事業

85.0

当社の物流、情報処理、ソフトウエア等開発業務を受託しております。

当社建物及び当社賃借建物を賃借しております。

また、当社との資金貸借があります。

役員の兼任 2名

㈱紀文ビジネスクリエイト

東京都中央区

90,000

食品関連事業

100.0

当社の広告宣伝等を受託しております。

当社賃借建物を賃借しております。

当社に土地の一部を賃貸しております。

当社による債務保証があります。

また、当社との資金貸借があります。

役員の兼任 1名

㈱紀文BC保険サービス

(注)3

東京都港区

3,000

 

食品関連事業

100.0

(100.0)

-

㈱紀文安全食品センター

千葉県船橋市

30,000

食品関連事業

100.0

当社の検査分析業務を受託しております。

当社建物を賃借しております。

役員の兼任 2名

名称

住所

資本金

(千円)

主要な事業の内容

議決権の所有割合又は被所有割合

(%)

関係内容

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

海洋食品㈱

沖縄県浦添市

90,000

国内食品事業

50.0

役員の兼任 1名

YILIN KIBUN CORPORATION

台湾 雲林県

67,950千

台湾ドル

海外食品事業

32.0

当社から製品を仕入れ台湾地区において販売しております。

(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。

2.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

3.「議決権の所有割合又は被所有割合」欄の( )内は、間接所有割合で内数であります。

4.㈱紀文産業については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等(連結会社相互間の内部取引消去前)

(1) 売上高          45,187,043千円

(2) 経常利益           732,367千円

(3) 当期純利益         468,420千円

(4) 純資産額         1,211,255千円

(5) 総資産額        11,653,260千円

 

5.㈱紀文フレッシュシステムについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えておりますが、セグメント情報の売上高に占める割合が90%を超えておりますので、記載を省略しております。

6.連結子会社の㈱紀文西日本については、2025年4月1日付にて、㈱紀文食品に吸収合併されております。

7.持分法適用関連会社のPULMUONE-KIBUN CO.,LTD.は、全株式を売却したことに伴い、持分法適用の範囲から除外しております。