2026.06.24更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

オカムラ食品工業は、サーモンを中心に養殖、仕入、加工、販売を一貫して担う企業です。日本、デンマーク、アジア拠点を結び、天然魚が不安定になる時代に安定供給を目指します。青森発の水産加工力とデンマーク型の養殖技術を組み合わせ、世界の日本食市場を支える成長に挑んでいます。

目指す経営指標

・2030年6月期に連結売上高620億円
・2030年6月期に連結営業利益72億円
・2030年6月期に国内養殖水揚量1万2千トン
・2030年6月期に海外卸売事業売上高250億円
・2027年に八戸市のセミ超低温冷凍庫の竣工を予定

用語解説

■ダイヤシリーズ
創業者の岡村良昭が生み出した魚卵加工商品のシリーズです。バラバラのシシャモ卵を数の子型に成型結着し、醤油、マヨネーズ、明太味などに味付けした小売向け商品です。大ヒットにより販路が全国へ広がり、同社の成長のきっかけになりました。

■Musholm A/S
デンマークでサーモントラウトの養殖を行う会社です。オカムラ食品工業は1990年に同社との取引を始め、2005年に子会社化しました。これにより、魚卵原料の確保に加え、サーモン養殖のノウハウをグループ内に取り込みました。

■日本サーモンファーム
オカムラ食品工業が2017年に青森県で設立した国内養殖会社です。デンマークで得た養殖ノウハウを活かし、日本初の大規模サーモン養殖を目指して事業を展開しています。自治体や漁協と協力し、北欧基準の設備を導入している点が特徴です。

■サーモントラウト
同社が日本とデンマークで養殖している主力魚種です。国内外の外食店や小売店へ販売されるほか、グループ内の加工原料としても使われます。天然魚の漁獲が不安定になる中で、安定供給を支える重要な養殖魚です。

■垂直統合型ビジネスモデル
養殖、仕入、加工、販売までを自社グループ内で一貫して行う事業モデルです。オカムラ食品工業では、生食用サーモンを中心に川上の養殖から川下の卸売・販売までをつなげています。原料の安定確保、顧客ニーズへの対応、中間マージンの取り込みを可能にする仕組みです。

■国内養殖量の拡大
同社が掲げる2大成長エンジンの一つです。日本国内でのサーモン養殖量を増やすことで、加工原料の安定確保や国産サーモンの供給力強化を目指します。水産資源が不安定になる中で、成長戦略の中心に置かれている取組です。

■海外卸売事業の拡大
同社が掲げる2大成長エンジンの一つです。海外の日本食レストランや日本食スーパーに、水産物を中心とした日本食材を販売する事業を広げる取組です。アジアの日本食マーケット拡大を取り込み、加工事業も含めた垂直統合の流れを太くする狙いがあります。

■中期経営目標2030
2030年6月期に向けて同社が定めた成長計画です。国内養殖量の拡大と海外卸売事業の拡大を軸に、垂直統合型ビジネスモデル全体の成長を目指します。単なる数値目標ではなく、事業規模を大きくして地域や環境への貢献度を高める方針も含まれています。

■ラトビアでの養殖事業
同社が日本、デンマークに次ぐ第3の養殖拠点として進める事業です。ラトビアでサーモントラウト養殖を展開し、主に魚卵原料の安定確保を目指します。天然の魚卵原料が将来獲れにくくなる可能性を見据えた取組です。

■セミ超低温冷凍庫
養殖サーモンの保管と物流のために活用する冷凍保管設備です。2030年に国内養殖量を大きく増やす目標を見据え、冷凍で保管する体制を整える目的があります。八戸市の物流拠点化と組み合わせ、保管、輸送、温度管理の効率を高める役割を担います。

■モーダルシフト
青森と国内外の消費地を船で結ぶ物流への転換を指します。同社は八戸の物流拠点を活用し、陸路トラック中心の輸送から海運を使う形へ切り替える構想を示しています。輸送効率や温度管理を高め、物流負荷の低減にもつなげる取組です。

■オール青森
青森県内の養殖、加工、保管、輸送などの関連産業を一体で発展させる考え方です。同社は養殖業だけでなく、周辺産業も含めて地域経済を回すエンジンになりたいとしています。青森発の事業を地域の誇りと経済活性化の起点にする狙いがあります。

■ジャパンクオリティ
海外の日本食市場で求められる、日本企業ならではの高い食材品質を指す言葉です。同社は水産物への知見や品質管理力を活かし、現地企業との差別化を図っています。海外卸売事業で信頼を高め、より多くの国で商機をつかむための重要な考え方です。

■簡易加工場の併設
海外卸売拠点に、切り身や西京漬け、ロイン加工などを行う簡易加工機能を加える取組です。魚をそのまま販売するだけでなく、顧客の細かな要望に合わせて加工する力を高めます。シンガポールで開始され、今後は台湾、タイ、マレーシアなどにも広げる計画です。
2026年6月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

 

年月

概要

1971年8月

水産加工品製造販売を目的として青森県青森市に当社を設立

1988年5月

当社製品の西日本への販売拡大を目的として、九州オカムラ食品工業株式会社を設立

1992年9月

九州オカムラ食品工業株式会社を青森県青森市に移転。同年11月、当社に事業譲渡

 

水産加工品を地元の一般消費者に直接販売することを目的として、社名を株式会社ポートに変更し、青森市に小売店舗をオープン

2003年2月

ベトナムの業務委託先加工場との輸出入窓口として、東京都中央区にオカムラトレーディング株式会社を設立。その後はベトナムで加工された寿司ネタを主力とする水産加工品の販売会社として成長

2005年2月

持続可能なサーモン養殖ビジネスのノウハウを得ることを目的として、デンマークのMusholm A/Sを買収

2014年5月

北米における日本食マーケット拡大に伴い、高品質の日本食材を提供することを目的として、アメリカ合衆国カリフォルニア州にOkamura USA Inc.を設立

2014年7月

ベトナムで拡大していた日本食マーケットに高品質の日本食材を提供することを目的として、ベトナムの業務委託先加工場との合資にてNakayama Foodsを設立。またNakayama Foodsに日本食材を輸出することを目的とし、東京都中央区に株式会社オカムラを設立

2015年11月

アジア圏での日本食ブーム拡大を背景に、アジア圏における日本食材卸売会社としてOkamura Trading Singapore Pte., Ltd.を設立

2017年6月

Musholm A/Sのノウハウを用い、日本産の養殖サーモンを大規模に養殖することを目的として、青森県西津軽郡深浦町に日本サーモンファーム株式会社を設立

2017年9月

海外加工拠点のベトナム一極集中を解消する目的で、ミャンマーのティラワ経済特区内にOkamura Trading Myanmar Co., Ltd.を設立

2018年7月

アジア圏における卸売事業拡大の一環として、マレーシアでの日本食材販売を目的に、当時Okamura Trading Singapore Pte., Ltd.の顧客であったXenka Trading (M) Sdn. Bhd.を買収

2018年8月

Okamura USA Inc. を清算

2019年2月

経営効率の向上を目的として、株式会社ポートを吸収合併

2019年5月

経営効率の向上を目的として、オカムラトレーディング株式会社ならびに株式会社オカムラを吸収合併

2020年2月

ベトナムの業務委託先加工場の生産管理や品質管理を行う目的でOkamura Trading Vietnam Co., Ltd.を設立

2020年11月

経営効率の向上を目的として、当社養殖事業部を分割し日本サーモンファーム株式会社に吸収

2021年3月

経営効率の向上を目的として、Nakayama FoodsをTrung Son Corp.へ売却

2021年10月

台湾での卸売事業拡大の一環として、Okamura Trading Taiwan Co., Ltd.を設立

2023年5月

タイでの卸売事業拡大の一環として、Okamura Trading (Thailand) Co., Ltd.を設立

2023年9月

東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場

2025年11月

香港での卸売事業拡大の一環として、Okamura Trading (Hong Kong) Co., Ltd.を設立

2026年5月

オランダでの卸売事業拡大の一環として、Okamura Trading Netherlands B.V.を設立

 

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金

主要な事業
の内容

議決権の

所有割合

(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

日本サーモンファーム

株式会社

青森県西津軽郡

深浦町

90百万円

養殖事業

100

販売業務の受託

製品加工業務の受託

管理業務の受託

原材料・製品及び商品仕入

資金の貸付

役員の兼任 2名

Musholm A/S

(注)3,6

Gørlev,

Denmark

714千DKK

養殖事業

100

原材料・製品及び商品仕入

資金の貸付

Loejstrup Dambrug A/S

Gørlev,

Denmark

500千DKK

養殖事業

100(100)

-

Okamura Trading Myanmar Co.,Ltd.

(注)3

Yangon,

Myanmar

5,500千USD

海外加工事業

100

加工品の仕入

原材料の有償支給

部材の売上

資金の貸付

Okamura Trading Vietnam Co., Ltd.

Ho Chi Minh City, Vietnam

1,036,206千VND

海外加工事業

100

業務委託

Okamura Trading Singapore Pte., Ltd.

(注)3,7

Singapore

3,200千SGD

海外卸売事業

100

製品販売

Xenka Trading (M) Sdn. Bhd.

(注)3,8

Selangor,

Malaysia

13,701千RM

海外卸売事業

100

製品販売

Okamura Trading Taiwan Co.,Ltd.

(注)3

Taipei,

Taiwan

105,000千TWD

海外卸売事業

100

製品販売

資金の貸付

Okamura Trading (Thailand) Co., Ltd.

(注)3

Bangkok

Thailand

100,000千THB

海外卸売事業

100(0)

製品販売

Okamura Trading (Hong Kong) Co., Ltd.

(注)3

HongKong

15,000千HKD

海外卸売事業

100

製品販売

Okamura Trading Netherlands B.V.

(注)3

Amstelveen,

Netherlands

1,500千EUR

海外卸売事業

100

製品販売

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

Riga Bay Aquaculture, AS

Riga,

Latvia

35千EUR

養殖事業

51(51)

-

 

(注) 1.「主要な事業の内容欄」には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。

2.議決権の所有割合の()内の数字は、間接所有割合(内数)であります。

3.特定子会社であります。

4.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

5.上記の他に、非連結子会社及び持分法非適用関連会社が5社あります。

6.Musholm A/Sについては、売上高(連結会社相互間の内部売上を除く)の連結売上高に占める割合が100分の10を超えております。2026年6月期における主要な損益情報等は以下のとおりです。

主要な損益情報等

①    売上高

6,713百万円

 

②    経常利益

244百万円

 

③    当期純利益

232百万円

 

④    純資産額

5,676百万円

 

⑤    総資産額

8,923百万円

 

7.Okamura Trading Singapore Pte., Ltd.については、売上高(連結会社相互間の内部売上を除く)の連結売上高に占める割合が100分の10を超えております。2026年6月期における主要な損益情報等は以下のとおりです。

主要な損益情報等

①    売上高

6,162百万円

 

②    経常利益

382百万円

 

③    当期純利益

312百万円

 

④    純資産額

2,266百万円

 

⑤    総資産額

3,687百万円

 

 

 

8.Xenka Trading (M) Sdn. Bhd.については、売上高(連結会社相互間の内部売上を除く)の連結売上高に占める割合が100分の10を超えております。2026年6月期における主要な損益情報等は以下のとおりです。

主要な損益情報等

①    売上高

4,766百万円

 

②    経常利益

372百万円

 

③    当期純利益

276百万円

 

④    純資産額

1,838百万円

 

⑤    総資産額

2,276百万円