2025.09.01更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

ヒューリックは「都心・駅近」への集中投資と、開発・建替/バリューアッドを核にポートフォリオを素早く再構築する不動産会社。耐震(震度7クラス)・再エネ対応を前倒しで進め、2029年までに高耐震・再エネ供給の両面で優位を確立する計画。ホテル・旅館「ふふ」など直営色の強い観光事業も育成し、成長エンジンを多様化している。

目指す経営指標

2027年:経常利益1,800億円以上。

2025–2027年:ネット投資9,300億円。

2027年:海外投資残高1,500億円へ。

2027年:オフィス比率50%以下、重点エリア比率50%。

2029年:高耐震建物比率100%(震度7クラス)、全保有建物の電力100%再エネ供給。

(財務規律)格付AA格の維持、資本効率の向上。

用語解説

■ 都心・駅近
東京などの中心部で、主要駅から徒歩圏にある物件を指す投資方針で、テナント需要が安定しやすく賃料の下支えが期待できる立地を意味します。

■ 開発・建替
老朽化した建物を取り壊して新築する、または未利用の土地に新たに建物を建てることで、賃料水準や資産価値の向上を狙う手法です。

■ バリューアッド(Value-add)
既存物件の改修・用途変更・テナント構成の見直しなどで収益性を高め、売却益や賃料増へつなげる不動産の付加価値向上策を指します。

■ ポートフォリオ再構築
保有資産の入れ替え(取得・売却)や用途構成の見直しを継続して行い、収益性・成長性・リスク耐性のバランスを最適化する取り組みです。

■ 震度7クラスに耐える水準
最大震度7程度の強い地震動を想定した耐震性能を満たすことを意味し、建物の損傷抑制と事業継続性の確保を狙います。

■ 再エネ供給(再生可能エネルギー100%)
保有建物で使用する電力を太陽光・風力など再生可能エネルギー由来に切り替える取り組みで、CO₂排出削減と電力調達の安定性向上を目指します。

■ RE100
企業が使用電力の100%を再生可能エネルギーで賄うことを目標に掲げる国際イニシアチブで、外部の認証枠組みに沿って再エネ化を進める方針を示します。

■ 「ふふ」
ヒューリックグループが展開する高級旅館・ホテルブランドで、少室数・高付加価値の運営により観光分野での収益柱を育成する取り組みです。

■ ミシュランキー
ミシュランガイドが宿泊施設に与える評価指標で、サービス・体験価値などを総合的に審査して授与される“鍵”の格付けを指します。

■ 都心型データセンター
都市部に立地するデータセンターで、低遅延アクセスや需給地近接による利便性を重視しつつ、電力確保・熱対策・防災に配慮した施設を意味します。

■ 研究施設(ラボ/R&Dアセット)
企業や大学・研究機関が実験・開発を行うための専用施設で、薬品・機器対応や安全基準など特殊仕様を備える不動産カテゴリーです。

■ 系統用蓄電池(グリッド用BESS)
電力系統と接続して需給調整を行う大容量電池設備で、再エネの出力変動吸収や系統周波数調整、電力の時間移送による収益化を可能にします。

■ ネット投資
一定期間の取得額から売却額を差し引いた投資純額を指し、保有資産を拡大する攻勢度合いを示す資本配分の指標です。

■ 経常利益
営業利益に受取利息・支払利息などの営業外損益を加減した利益で、本業に近い範囲の収益力を示す日本基準の損益計数です。

■ 海外投資残高
海外不動産や関連事業への投資の期末残高を指し、グローバル分散や外貨収益の獲得状況を測るための残高指標です。

■ オフィス比率
保有資産(または賃料収入)のうちオフィス用途が占める割合で、景気感応度や用途分散の度合いを判断する目安になります。

■ 重点エリア比率
同社が定める重点投資エリア(例:銀座・新宿東口・渋谷/青山・浅草など)に立地する資産の割合で、地域集中戦略の進捗を示します。

■ 高耐震建物比率
保有資産のうち、所定の耐震性能(同社が掲げる“震度7クラスに耐える水準”等)を満たす建物が占める割合を示す指標です。

■ 連結経営
親会社と子会社・関連会社を一体で最適化する経営手法で、資金・人材・ノウハウをグループ内で融通し、総合的な企業価値を高めます。

■ フリンジベネフィット
本来は企業が従業員へ提供する福利厚生(住宅手当・保険など)を指す用語で、文脈によってはグループ全体で得られる付随的メリットを指す広義の用い方がされる場合があります。

■ CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)
事業会社が自社資金でスタートアップへ投資する枠組みで、将来の事業シナジー獲得や新規事業の探索を目的とします。

■ J-REIT(不動産投資信託)
投資家から集めた資金で不動産を運用し、賃料収入などを配当する日本の上場投資信託で、資産運用会社が運営を担います。

■ ポートフォリオの「質と回転」
保有資産の収益性・規模・リスクの“質”を高めつつ、売却と取得を機動的に繰り返す“回転”を速めることで、資本効率を向上させる方針を意味します。

■ 格付AA格
信用格付機関の評価で上位に位置する「AA」帯を指し、非常に高い債務返済能力があるとみなされる水準で、資金調達コストや市場からの信認に影響します。

■ 「金利のある世界」
超低金利の時代から、資金コストを無視できない金利水準に戻った環境を指す言い回しで、投資採算や資本構成の見直しが重要になる状況を表します。
2024年12月期有価証券報告書より

沿革

2【沿革】

 当社は、1957年3月、創業の地である東京・日本橋にちなみ、「日本橋興業株式会社」として資本金3千万円をもって設立されました。

 当社は以後、不動産事業を中心に事業を営んでまいりましたが、創業50周年の節目を迎えるにあたり、2007年1月に商号を「ヒューリック株式会社」に改め、これまでの資産を最大限有効に生かしつつ、新たな事業の推進をはかっております。

 なお、今日までの変遷の概略は以下の通りであります。

年月

事項

1957年3月

不動産業務、保険代理店業務等を目的として、東京都中央区八重洲に、資本金3千万円にて日本橋興業㈱の商号で設立

1957年6月

損害保険代理店業務を開始

1960年6月

阪都不動産管理㈱(現ヒューリックビルマネジメント㈱)設立(現連結子会社)

1965年3月

本社を日本橋富士ビルへ移転

1965年11月

旧㈱富士銀行(現㈱みずほ銀行)の全国営業店149ヶ店の保険代理店業務を継承

2000年11月

小舟町Fビル(ヒューリック小舟町ビル)等15ビルを保有する㈱フォワードビルディングを合併

2001年4月

かけ橋企画㈱(現ヒューリックビルド㈱)設立(現連結子会社)

2007年1月

商号をヒューリック㈱に変更

2008年11月

東京証券取引所市場第一部に株式を上場

2010年3月

ヒューリック保険サービス㈱設立(現連結子会社)

2010年7月

保険代理店事業をヒューリック保険サービス㈱に会社分割

2010年7月

千秋商事㈱及び芙蓉総合開発㈱と合併

2011年4月

ヒューリックホテルマネジメント㈱設立(現連結子会社)

2011年7月

千秋オフィスサービス㈱(ヒューリックオフィスサービス㈱)を子会社化

(ヒューリックオフィスサービス㈱はヒューリックプロサーブ㈱が吸収合併)

2012年7月

旧昭栄㈱と合併

2012年10月

ヒューリック本社ビル竣工、本社を移転

2013年4月

ヒューリックリートマネジメント㈱設立(現連結子会社)

2013年11月

ヒューリックリート投資法人設立

2014年2月

ヒューリックプロサーブ㈱設立(現連結子会社)

2015年1月

スマート・ライフ・マネジメント㈱設立(清算結了)

2015年12月

㈱シンプレクス・インベストメント・アドバイザーズと合併

2016年11月

ヒューリックプライベートリートマネジメント㈱設立

(現ヒューリック不動産投資顧問㈱、現連結子会社)

2017年8月

ヒューリックプロパティソリューション㈱設立(現連結子会社)

2017年9月

ヒューリックプライベートリート投資法人設立

2017年11月

ヒューリックアグリ㈱を子会社化(現連結子会社)

2018年7月

ヒューリックふふ㈱を子会社化(現連結子会社)

2018年9月

㈱ポルテ金沢(現連結子会社)、㈱モスを子会社化

(㈱モスはヒューリックホテルマネジメント㈱が吸収合併)

2019年8月

ヒューリックホテルマネジメント京都㈱設立

(ヒューリックホテルマネジメント京都㈱はヒューリックホテルマネジメント㈱が吸収合併)

2019年9月

日本ビューホテル㈱を子会社化

(日本ビューホテル㈱はヒューリックホテルマネジメント㈱が吸収合併)

2020年4月

連結子会社であるヒューリックプロサーブ㈱がヒューリックオフィスサービス㈱を吸収合併

2021年2月

観光事業をヒューリックホテルマネジメント㈱に会社分割

2021年7月

ヒューリックアドバンスエナジー㈱設立(現連結子会社)

2022年3月

㈱東京ベイ舞浜ホテルを子会社化

(㈱東京ベイ舞浜ホテルはヒューリックホテルマネジメント㈱が吸収合併)

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行

2023年9月

CROSSCOOP㈱(現ヒューリックビズフロンティア㈱)を子会社化(現連結子会社)

2023年10月

連結子会社であるヒューリックホテルマネジメント㈱がヒューリックホテルマネジメント京都㈱、㈱モス、日本ビューホテル㈱、㈱東京ベイ舞浜ホテルを吸収合併

2024年5月

㈱リソー教育を子会社化(現連結子会社)

2024年11月

㈱レーサムを子会社化(現連結子会社)

 

関係会社

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金又は

出資金

(百万円)

主要な

事業の内容

議決権の

所有割合

(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

ヒューリックビルマネジメント㈱

東京都中央区

10

不動産事業

100.0

当社所有ビルの管理業務委託。

当社から事務所を賃借。

役員の兼任2名。

ヒューリックリートマネジメント㈱

東京都千代田区

200

不動産事業

100.0

当社から事務所を賃借。

役員の兼任1名。

ヒューリック不動産投資顧問㈱

東京都中央区

100

不動産事業

100.0

当社から事務所を賃借。

役員の兼任1名。

ヒューリックプロパティソリューション㈱

東京都中央区

50

不動産事業

100.0

当社所有物件における建築工事の企画等を委託。

当社から事務所を賃借。

役員の兼任2名。

ヒューリックビズフロンティア㈱

東京都中央区

20

不動産事業

100.0

当社から事務所を賃借。

資金の貸付。

役員の兼任1名。

渋谷一丁目開発㈱

東京都中央区

100

不動産事業

95.0

 

㈱レーサム(注)4、5

東京都千代田区

4,242

不動産事業

93.0

(63.8)

 

㈱ポルテ金沢

石川県金沢市

200

不動産事業

69.0

当社所有ビルの管理業務委託。

役員の兼任1名。

新宿三丁目プロパティ合同会社 (注)2、3

東京都港区

29,524

不動産事業

当社の匿名組合出資金額

29,524百万円

銀座六丁目プロパティ合同会社 (注)2

東京都千代田区

3,875

不動産事業

当社の匿名組合出資金額

3,875百万円

合同会社菖蒲プロパティ

(注)2、3

東京都千代田区

13,125

不動産事業

当社の匿名組合出資金額

10,500百万円

西東京アセット合同会社

(注)2、3

東京都千代田区

26,050

不動産事業

当社の匿名組合出資金額

26,050百万円

ヒューリック保険サービス㈱

東京都台東区

350

保険事業

100.0

当社から事務所を賃借。

役員の兼任2名。

ヒューリックホテルマネジメント㈱

東京都中央区

6,500

ホテル・旅館事業

100.0

当社からホテル・事務所を賃借。

資金の貸付。

役員の兼任3名。

ヒューリックふふ㈱

東京都中央区

1,500

ホテル・旅館事業

93.3

当社から旅館・事務所を賃借。

資金の貸付。

役員の兼任2名。

ヒューリックビルド㈱

東京都中央区

90

その他

100.0

当社所有建物の内外装工事等請負。

当社から事務所を賃借。

役員の兼任2名。

ヒューリックアグリ㈱

東京都中央区

100

その他

89.3

役員の兼任1名。

ヒューリックアドバンスエナジー㈱(注)4

東京都中央区

100

その他

75.0

(75.0)

当社保有発電所の保守・管理を委託。

㈱リソー教育(注)5

東京都豊島区

4,590

その他

51.0

当社から事務所を賃借。

役員の兼任1名。

ヒューリックプロサーブ㈱

東京都中央区

50

全社(共通)

100.0

会員制事業の運営を業務委託。

経理・人事総務・システム業務等の一部を委託。

当社から事務所を賃借。

役員の兼任1名。

その他23社

 

 

 

 

 

 

 

 

名称

住所

資本金又は

出資金

(百万円)

主要な

事業の内容

議決権の

所有割合

(%)

関係内容

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

平和管財㈱

東京都中央区

50

不動産事業

35.0

当社所有ビルの管理業務委託。

東京不動産管理㈱

東京都墨田区

120

不動産事業

24.0

当社所有ビルの管理業務委託。

合同会社保育園みらいファンド(注)2

東京都港区

10,993

不動産事業

当社の匿名組合出資金額

3,847百万円

三原橋インベストメント特定目的会社

東京都港区

6,916

不動産事業

当社の優先出資金額

3,458百万円

合同会社芝口橋インベストメント(注)2

東京都千代田区

110,191

不動産事業

当社の匿名組合出資金額

53,993百万円

合同会社横浜金沢ロジ

(注)2

東京都港区

5,475

不動産事業

当社の匿名組合出資金額

2,737百万円

さくら橋特定目的会社

東京都千代田区

154,350

不動産事業

当社の優先出資金額

77,020百万円

合同会社横浜新杉田ロジ

(注)2

東京都港区

3,258

不動産事業

当社の匿名組合出資金額

1,629百万円

合同会社アトラス

(注)2

東京都中央区

4,920

不動産事業

当社の匿名組合出資金額

2,477百万円

HKロジスティクス合同会社(注)2

東京都千代田区

33,045

不動産事業

当社の匿名組合出資金額

16,522百万円

合同会社東京セントラルリアルティ(注)2

東京都中央区

13,957

不動産事業

当社の匿名組合出資金額

6,978百万円

㈱アグリサイト

山梨県中央市

10

その他

49.0

 

アグリビジョン㈱

山梨県北杜市

90

その他

49.0

 

DEH1㈱

東京都千代田区

100

その他

49.0

資金の貸付。

その他6社

 

 

 

 

 

(注)1.主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。

2.資本金又は出資金の欄には、匿名組合出資の額を記載しております。

3.特定子会社に該当しております。

4.議決権の所有割合の(  )内は、間接所有割合で内数であります。

5.有価証券報告書を提出しております。