2025.05.12更新

コーポレートストーリー

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: UNITIKA REPORT 2024 統合報告書

サマリ

ユニチカは1889年創業の繊維メーカーが源流。祖業で磨いた「紡糸・延伸」「高分子設計」を核に、食品包装用ナイロンフィルム〈エンブレム〉、バイオマス繊維〈キャストロン〉など世界シェア上位の機能素材を創出する“技術ドリブン素材カンパニー”だ。現中計「G-STEP30 2nd」で不採算事業を整理し、高付加価値・環境配慮製品と海外展開を両輪に2030年売上2,000億円・営業利益200億円を狙う。

目指す経営指標

■2025年度(G-STEP30 2nd)

 連結売上高1,500億円

 営業利益70億円

 ROE 5%以上

 海外売上比率25%

■2030年度(長期ビジョン)

 連結売上高2,000億円

 営業利益200億円

 ROIC 4%以上

 海外売上比率35%

専門用語

■エンブレム
ユニチカが1968年に世界で初めて量産に成功した二軸延伸ナイロンフィルムのブランド。強靱さ・柔軟性・耐破裂性に優れ、食品包装のトップシェアを誇る。近年はリサイクル樹脂やバリア機能を高めた派生グレードも展開。
参照元:https://www.unitika.co.jp/film/products/emblem/list01.html


■エンブレム HG
「エンブレム」の高ガスバリア仕様。ボイル・レトルト殺菌に耐えつつ酸素透過率を大幅に抑え、長期保存食品や医療材料のパッケージに用いられる。
参照元:https://www.unitika.co.jp/film/products/gas-barrier/emblem-b-nylon/list01.html


■キャストロン
トウゴマ由来のバイオマス100%ナイロン11を使った繊維素材。軽量・耐摩耗・低吸水で、アウトドア衣料やシューズ部材に広がる。日本バイオプラスチック協会の「バイオマスプラ」認証を取得。
参照元:https://www.unitika.co.jp/news/fiber/11_4.html


■ゼコット (XecoT?)
バイオマス度50%以上の芳香族ナイロン10T樹脂。ユニチカ独自の高純度ポリマー技術で高結晶性・高耐熱性(融点315 ℃)・低吸水性を実現し、EV部品やLEDリフレクターに採用が進む。
参照元:https://www.unitika.co.jp/plastics/products/xecot/index.html


■ポリエステルスパンボンド不織布〈MARIX〉
溶融紡糸をそのままウェブ化・熱接着する「スパンボンド法」で製造した長繊維不織布。高強度・耐候性が特徴で、農業用シートから建築資材まで多用途。ユニチカは世界初の農業用途開発企業。
参照元:https://www.unitika.co.jp/nonwoven/products/spun-bond/


■耐溶剤性中空糸膜 〈WINSEP〉
内径数百μmのストロー状膜を束ねた有機溶剤対応の分離モジュール。従来膜が溶けるIPAやNMP中でも成分濃縮・溶剤再生ができ、化学・医薬の省エネ精製プロセスを実現。
参照元:https://www.unitika.co.jp/technology/development_product/dp03.html


■Z-10 ECO+
使用済みPETボトルを50 %リサイクルしたポリエステル・ストレッチ素材。熱処理でクリンプを発現させる潜在捲縮糸を採用し、快適な伸縮性と仕立て映えを両立。
参照元:https://www.unitika.co.jp/news/fiber/2025.html


■G-STEP30 2nd
2030年ビジョン「G-STEP30」の第2ステージとなる2023-25年度中期経営計画。事業ポートフォリオ再構築・グローバル化・基盤整備を柱に、海外売上比率30 %と収益力回復を狙う。
参照元:https://www.unitika.co.jp/news/ir/post_192.html


■Scope 1/Scope 2
企業が排出する温室効果ガスのうち、燃料燃焼など自社由来がScope 1、購入電力・蒸気由来がScope 2。ユニチカは2030年度までに2013年度比46 %削減を掲げる。
参照元:https://www.unitika.co.jp/sustainability/environment/co2/


■LCA(Life Cycle Assessment)
原材料調達から廃棄・リサイクルまで製品の環境負荷を定量評価する手法。ユニチカはバリアフィルム「エンブレム CE」でLCA算定を行い、CO?排出を約38 %削減可能と実証。
参照元:https://www.unitika.co.jp/news/high-polymer/post_114.html