2025.11.20更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: ユニチカレポート2025

サマリ

ユニチカは「溶かして押し出す」を源流とする繊維由来の高分子コア技術を軸に、食品包装用ガスバリアフィルム「エンブレムHG」や電子部材向け「ユニピール」「ユニアミド」、世界最薄級ガラスクロス、PFAS対応ACFなど“生活と産業を下支えする素材”に集中。再生計画で選択と集中を徹底し、稼ぐ力を磨く。

目指す経営指標

・2030年度:CO2排出量を2013年度比46%削減(Scope1,2)
・2030年度:産業廃棄物場外処理量を2019年度比10%削減
・2028年度:全事業黒字化 ・2029年度:売上高700億円、営業利益65億円、営業利益率約10%
・2030年度:女性管理職比率20%/男性育休取得比率100%の維持・定着 ・KPIに基づく「3つの暮らし」に貢献する素材の売上高拡大(2019年度比段階目標)

用語解説

■エンブレムHG
ユニチカのガスバリアナイロンフィルムの名称で、酸素や水蒸気を通しにくくすることで食品の鮮度や風味を守る包装材です。レトルトや冷凍など多様な包材設計に対応し、長期保存やフードロス低減に役立ちます。

■エンブレムNC
開けやすさを高めた包装用フィルムで、シール強度を保ちながら手でスムーズに裂けるように設計された“易開封”タイプです。ユニチカのエンブレムシリーズの機能バリエーションの一つです。

■ユニピール
シリコーンを使わない離型フィルムの名称で、貼り合わせや剥離工程で糊残りや粉移りを抑えやすいのが特長です。電子材料や機能フィルムの製造歩留まり向上に貢献します。

■ユニアミド
耐熱性や耐薬品性、透明性を両立させたポリアミド系フィルムの名称です。電気・電子分野や成形加工用途で、薄くて丈夫な保護・離型材料として使われます。

■ガラスクロス
極細のガラス繊維を織った布で、寸法安定性や電気特性に優れ、プリント配線板や半導体パッケージ基板の基材として使われます。ユニチカは超薄物の量産化に取り組んでいます。

■ACF(異方性導電フィルム)
樹脂中に導電粒子を分散させ、厚み方向にだけ電気を通す接合材です。微細電極同士を短絡させずにつなげられるため、ディスプレイや半導体実装の精密接続に用いられます。

■活性炭繊維
非常に細かい孔を多数もつ繊維状の炭素材で、臭気や不純物、PFASなどの吸着に有効です。空気・水処理フィルターや産業用の浄化用途で使われます。

■ユークリアシート
透明で軽量な不燃シートの名称で、視界を確保しながら防煙・防火性能を発揮します。建築内装や間仕切りなどの安全性と意匠性を両立させたい用途に適します。

■「製・販・開」
製造・販売・開発が一体で動くユニチカの進め方を指す言い回しです。市場の声を素早く設計に反映し、量産・品質まで連結して改良を回す体制を意味します。

■「溶かして押し出す」
樹脂を加熱して溶融し、ダイから押し出してフィルムやシートを成形するプロセスの総称です。ユニチカのフィルム・樹脂事業に通底するコア技術として位置づけられています。

■ガスバリア(バリアフィルム)
酸素や水蒸気などの透過を抑える機能を持つフィルムです。酸化や乾燥・吸湿を防ぎ、食品の賞味期間延長や品質保持に寄与します。

■ISCC PLUS
持続可能な原料の調達・利用を第三者が認証する国際的な制度です。化石資源に代わる再生・バイオ原料を使った製品で、トレーサビリティと信頼性を示せます。

■マスバランス方式
再生・バイオ原料と従来原料を混ぜて使う際に、投入比率に応じて製品へ環境価値を“割り当てる”管理手法です。供給安定性を保ちながら脱炭素型の製品展開を可能にします。

■PFAS対応
PFAS(有機フッ素化合物)の使用を抑えたり代替したりする設計・素材選択を指します。環境・健康面の懸念に配慮しつつ、必要な性能を確保する取り組みです。
2025年3月期有価証券報告書より

沿革

2【沿革】

年月

沿革

1889年6月19日

尼崎の有志と大阪財界の出資により有限責任尼崎紡績会社を創立(資本金50万円)

1890年12月

綿糸の製造を開始

1892年2月

大阪株式取引所に株式上場

1893年7月

商法施行に伴い尼崎紡績株式会社と改称

1909年5月

綿布の製造を開始

1918年6月

摂津紡績株式会社を合併し、大日本紡績株式会社と改称

1926年3月

日本レイヨン株式会社を設立し、レーヨン糸の製造を開始

1933年9月

羊毛紡績を開始

1949年5月

証券取引所再開により上場再開

1950年10月

ビニロン繊維の製造を開始

1955年10月

日本レイヨン株式会社はナイロン繊維の製造を開始

1958年12月

日本レイヨン株式会社は成型用ナイロン樹脂の製造を開始

1964年2月

日本レイヨン株式会社はポリエステル繊維の製造を開始

1964年4月

大日本紡績株式会社はニチボー株式会社と改称

1966年2月

日本レイヨン株式会社は日本エステル株式会社を設立し、ポリエステル繊維の製造を移管

1968年7月

日本レイヨン株式会社はナイロン2軸延伸フィルムの製造を開始

1969年10月

ニチボー株式会社、日本レイヨン株式会社が合併し、ユニチカ株式会社と改称

1969年10月

住宅、不動産事業に進出

1970年6月

水処理設備、焼却炉など公害防止事業に進出

1971年6月

ポリエステル不織布スパンボンドの製造を開始

1977年6月

ユニチカ化成株式会社、ユニチカレーヨン株式会社を設立し、ビニロン事業、レーヨン事業を分離

1982年9月

抗血栓性カテーテルの製造を開始し、医療品事業に進出

1984年4月

ユニチカウール株式会社を設立し、羊毛事業を分離

1985年6月

アモルファス金属繊維、活性炭繊維の製造を開始

1989年10月

ユニチカ化成株式会社、ユニチカレーヨン株式会社、ユニチカウール株式会社の繊維事業3社及びユニチカビルディング株式会社、株式会社ユニチカ京都ファミリーセンター、株式会社ユニチカオークタウン、ユニチカ興発株式会社の不動産賃貸業4社を吸収合併

1995年11月

インドネシア共和国西ジャワ州ブカシ県にP.T.EMBLEM ASIAを設立

1997年4月

タイ王国パトゥンタニ県にTHAI UNITIKA SPUNBOND CO.,LTD.を設立

1999年3月

ユニチカテキスタイル株式会社を設立し、綿・羊毛事業を分離

1999年10月

ユニチカファイバー株式会社を設立し、化合繊事業を分離

2002年5月

日本酢ビ・ポバール株式会社に酢ビ・ポバール事業を分割

2003年3月

ユニチカロジスティクス株式会社、ユニチカスパンボンドプロダクツ株式会社、ユニチカセントラルサービス株式会社を設立し、物流事業、不織布製造事業、福利厚生・不動産賃貸業務の一部を分離

2004年9月

ユニチカ宇治プロダクツ株式会社、ユニチカリアルティ株式会社を会社分割により設立し、樹脂及びフィルム製造事業、不動産管理業務の一部を分離

2005年4月

ユニチカグラスファイバー株式会社、株式会社ユニオンのガラス関連事業2社を吸収合併

2007年10月

ユニチカ宇治プロダクツ株式会社、ユニチカスパンボンドプロダクツ株式会社、株式会社ユニチカプロテック坂越の製造事業3社を吸収合併

2009年10月

ユニチカファイバー株式会社から産業資材事業を分割により承継

2010年1月

ユニチカビジネスサービス株式会社を吸収合併

2010年3月

保険事業を譲渡

2011年4月

水処理設備、焼却炉などを扱う環境プラント事業を譲渡

2012年5月

寺田紡績株式会社を株式交換により完全子会社化

2014年10月

ユニチカロジスティクス株式会社を吸収合併

2015年2月

株式会社ユニチカ京都ファミリーセンターの株式を譲渡

 

 

年月

沿革

2015年3月

メディカル事業、生活健康事業を譲渡

 

ユニチカ赤穂開発株式会社の株式を譲渡

2015年4月

ユニチカバークシャー株式会社の株式を譲渡

2015年5月

ダイアボンド工業株式会社の株式を譲渡

2015年6月

ユニチカ情報システム株式会社の株式を譲渡

 

株式会社ユニチカ環境技術センターの株式を譲渡

2015年9月

金属繊維事業を譲渡

2016年3月

株式会社ユニチカエステートの株式を譲渡

2016年4月

ユニモア株式会社を吸収合併

ユニチカリアルティ株式会社を吸収合併

2020年7月

株式会社コソフの株式を譲渡

2021年1月

本店所在地を兵庫県尼崎市から大阪府大阪市に移転

ドイツ連邦共和国デュッセルドルフ市にUNITIKA EUROPE GmbHを設立

2022年4月

ユニチカ設備技術株式会社を吸収合併

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2023年4月

株式会社ユニオンにガラスビーズ事業を分割

関係会社

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

(百万円)

主要な事業の内容

議決権の所有割合

(%)

関 係 内 容

役員の兼任等

資金援助

営業上の取引

設備の賃貸借

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

 

 

日本エステル㈱

(注)2

大阪市

中央区

4,000

高分子

85.0

同社製品の購入

ユニチカトレーディング㈱

(注)2、6

大阪市

中央区

2,500

繊維

100.0

製品の売買

ユニチカテキスタイル㈱

(注)2、5

岡山県

総社市

50

繊維

100.0

特になし

ユニチカメイト㈱

(注)2、3

大阪市

浪速区

100

繊維

100.0

(100.0)

特になし

大阪染工㈱

(注)2、5

大阪府

三島郡

90

繊維

100.0

特になし

ユニチカスピニング㈱

(注)2、3

長崎県

松浦市

90

繊維

100.0

(100.0)

同社製品の購入

テラボウ㈱

(注)2

大阪府

貝塚市

90

高分子

100.0

製品の売買、当社製品の加工

ユニチカグラスファイバー㈱

(注)2

京都府

宇治市

90

機能資材

100.0

同社製品の購入

ユニチカガラスビーズ㈱

(注)2

大阪府

枚方市

90

機能資材

100.0

特になし

㈱ユニチカテクノス

(注)2

京都府

宇治市

80

繊維

100.0

製品の販売

ユーシーエス㈱

(注)2

京都府

久世郡

50

高分子

60.0

当社製品の加工

ユニチカスパークライト㈱

(注)2

京都府

南丹市

40

機能資材

100.0

同社製品の購入

㈱上條精機

(注)2

京都府

宇治市

30

繊維

100.0

同社製品の購入

P.T.EMBLEM ASIA

(注)2、5

インドネシア

千USD

43,800

高分子

87.3

製品の売買

THAI UNITIKA SPUNBOND CO.,LTD.

(注)2、3

タイ

百万THB

631

機能資材

94.6

(5.9)

製品の売買

UNITIKA AMERICA CORPORATION

(注)2

アメリカ

千USD

648

高分子

100.0

当社製品の販売

UNITIKA (HONG KONG) LTD.

(注)2

中国

百万HKD

18.8

高分子

100.0

当社製品の販売

 

 

名称

住所

資本金

(百万円)

主要な事業の内容

議決権の所有割合

(%)

関 係 内 容

役員の兼任等

資金援助

営業上の取引

設備の賃貸借

尤尼吉可(上海)貿易有限公司

(注)2

中国

百万CNY

9.4

高分子

100.0

当社製品の販売

UNITIKA DO BRASIL INDUSTRIA TEXTIL LTDA.

(注)2

ブラジル

千BRL

1,500

その他

100.0

特になし

BRAZCOT LTDA.

(注)2

ブラジル

千BRL

100

その他

100.0

特になし

尤尼吉可(北京)貿易有限公司

(注)2、3

中国

百万CNY

2.8

繊維

100.0

(100.0)

特になし

P.T.UNITEX

(注)2、5

インドネシア

千USD

8,821

繊維

81.4

特になし

UNITIKA TRADING VIETNAM CO.,LTD.

(注)2、3

ベトナム

百万VND

7,573

繊維

100.0

(100.0)

特になし

PT.UNITIKA TRADING INDONESIA

(注)2、3

インドネシア

千USD

1,250

繊維

100.0

(99.8)

特になし

UNITIKA ADVANCE(THAILAND)CO.,LTD.

(注)2、3

タイ

百万THB

45

高分子

90.0

(30.0)

当社製品の販売

UNITIKA EUROPE GmbH

(注)2

ドイツ

千EURO

834

高分子

100.0

当社製品の販売

その他 1社

 

 

 

 

 

 

 

 

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

 

 

 

1社

 

 

 

 

 

 

 

 

(注)1.主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載している。

2.特定子会社に該当する。

3.議決権の所有割合の( )は、間接所有割合で内数である。

4.上記各社は、有価証券届出書または有価証券報告書を提出していない。

5.上記のうち、重要な債務超過会社は、ユニチカテキスタイル㈱、大阪染工㈱、P.T.EMBLEM ASIA及びP.T.UNITEXである。債務超過額は、ユニチカテキスタイル㈱3,953百万円、大阪染工㈱2,468百万円、P.T.EMBLEM ASIA6,539百万円及びP.T.UNITEX5,555百万円である。

6.上記のうち、ユニチカトレーディング㈱は連結売上高に占める売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の割合が10%を超えている。主要な損益情報等は以下のとおりである。

ユニチカトレーディング㈱

売上高

26,016百万円

経常損益

△546百万円

当期純損益

△730百万円

純資産額

7,659百万円

総資産額

14,446百万円