人的資本
OpenWork(社員クチコミ)-
社員数346名(単体) 21,525名(連結)
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平均年齢46.3歳(単体)
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平均勤続年数16.2年(単体)
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平均年収11,319,076円(単体)
従業員の状況
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
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2025年12月31日現在 |
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セグメントの名称 |
従業員数(名) |
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半導体・電子材料 |
8,439 |
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モビリティ |
5,379 |
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イノベーション材料 |
1,703 |
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ケミカル |
2,553 |
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クラサスケミカル |
830 |
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報告セグメント計 |
18,904 |
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その他 |
2,621 |
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合計 |
21,525 |
(注)1 従業員数は就業人員であり、連結会社外への出向者を除き、連結会社外から受け入れた出向者を含みます。また、執行役員を含みません。
2 平均臨時雇用者数については、従業員数に対する比率が100分の10未満であるため、記載を省略しております。
3 全社共通研究に係る従業員については、「その他」に含めて表示しております。
(2)提出会社の状況
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2025年12月31日現在 |
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従業員数(名) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(円) |
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346 |
(25) |
46.3 |
16.2 |
11,319,076 |
(注)1 従業員数は就業人員であり、社外への出向者を除き、社外から受け入れた出向者を含みます。また、執行役員を含みません。
2 臨時雇用者数(契約社員、嘱託社員を含む。)は、当事業年度の末人員を( )外数で記載しております。
3 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
4 提出会社の従業員は、すべて「その他」に所属しております。
(3)労働組合の状況
当社グループにおける主要な労働組合として、レゾナック労働組合(2025年12月31日現在組合員数8,556名)があります。事業会社の㈱レゾナックは、レゾナック労働組合と労働協約を締結し、健全かつ良好な労使関係を構築しております。その他グループ会社の労使関係も安定しており、特筆すべき事項はありません。
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
①提出会社
「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)(以下、「女性活躍推進法」といいます。)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)(以下、「育児・介護休業法」といいます。)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。
②連結子会社
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当事業年度 |
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名称 |
管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)2 |
男性労働者の育児休業取得率 (%) (注)2、3 |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)2 |
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全労働者 |
正規雇用労働者 |
非正規雇用 労働者 |
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㈱レゾナック |
6.9 |
100 |
73.8 |
75.4 |
67.6 |
|
㈱レゾナック・オートモーティブプロダクツ |
3.5 |
0 |
80.5 |
90.4 |
97.3 |
|
㈱レゾナック・テクノサービス |
2.9 |
14 |
67.6 |
80.0 |
63.5 |
|
㈱レゾナック・グラファイト・ジャパン (注)4 |
0.0 |
100 |
77.6 |
84.5 |
48.5 |
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㈱レゾナック・ハードディスク |
3.6 |
57 |
76.1 |
76.1 |
- |
|
㈱レゾナック・セラミックス (注)4 |
- |
67 |
74.0 |
79.0 |
57.0 |
|
㈱レゾナック・ガスプロダクツ |
4.1 |
75 |
81.3 |
81.3 |
- |
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サンアロマー㈱ (注)5 |
9.4 |
111 |
84.1 |
85.8 |
59.9 |
|
クラサスケミカル㈱ |
7.8 |
100 |
78.2 |
80.5 |
52.6 |
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㈱レゾナック軽金属 (注)4 |
9.0 |
- |
- |
- |
- |
(注)1 女性活躍推進法及び育児・介護休業法に基づく情報公表を行っていない指標については「-」と記載しております。
2 女性活躍推進法の規定に基づき算出したものであります。
3 次の会社においては雇用管理区分ごとの実績を公表しております。
㈱レゾナック・テクノサービス:S職 0%、K職 20%
㈱レゾナック・セラミックス:S職/D職 100%、K職 33%
㈱レゾナック・ガスプロダクツ:経営職(P/L職) -%、総合基幹職(S職) -%、総合基幹職(K職) 75%
サンアロマー㈱:総合基幹職(D職・S職) 125%、総合基幹職(K職) 100%
クラサスケミカル㈱:総合基幹職(D職・S職) 100%、総合基幹職(K職) 100%
4 2026年1月時点の実績を記載しております。
5 2026年2月時点の実績を記載しております。
サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)サステナビリティ全般に関わる開示
当社は、パーパス「化学の力で社会を変える」のもと、社会や環境に貢献するために共創し、世界トップクラスの機能性化学メーカーになるという目指す姿を定めています。その実現に向けて、サステナビリティを経営の根幹に据えることが必要と考え、執行体制を構築し、マテリアリティの特定やKGI・KPIの設定を行い、グローバルでの浸透を図っています。
<レゾナックが目指す姿>
私たちは、人々が幸せに暮らせる社会と美しい地球を次世代に手渡すために共創し、「世界トップクラスの機能性化学メーカー」を目指します
① サステナビリティ全般に関するガバナンス
当社グループのサステナビリティは、CEOが統括、CSuOが推進責任を担い、方針や計画をはじめとする重要事項については、経営会議での審議・決定の上、取締役会に付議・報告する体制としています。CEOを含む最高職務責任者(CXO)と各事業領域を統括する事業責任者(BU長)が集まるサステナビリティ推進会議を年6回開催し、幅広いアジェンダを議論しています。毎回必ずいずれかの事業における取り組み(例:TCFDシナリオ分析に沿った気候変動による事業機会・リスクの分析、Resonac Pride 製品・サービスの検討、顧客のサステナビリティ戦略分析など)を議論しています。
また、同会議の下に複数のプロジェクトを設置し、具体的な課題に対して機動的かつ組織横断的に対応する体制としています。さらに同会議での審議事項を組織運営に結び付け、従業員に浸透させるため、事業部門・CXO部門にサステナビリティパートナーを設定しています。サステナビリティパートナーを通じたコミュニケーションにより、各部門の現状や課題、関心を把握するとともに、各部門でのサステナビリティの取り組みを促進しています。また、サステナビリティパートナー同士の横のコミュニケーションの場を設けることで、対面する業界の違いを超えた顧客要求の変化や対応などについて情報交換や議論を活発に行っています。
サステナビリティ推進会議で議論した重要事項については都度、経営会議で審議・決定の上、取締役会に付議・報告しており、サステナビリティに関する方針や計画の妥当性・有効性など取締役会から適宜必要な指示・助言を受け、監督される体制です。
また、当社は、役員報酬のうちの短期業績連動項目へサステナビリティ評価項目を入れ、報酬に連動させています。2025年度のサステナビリティ評価は、従業員エンゲージメントスコア、パーパス・バリューの実践度スコア、及びResonac Pride 製品・サービス認定数の達成状況などに応じて決定しました。目標管理制度(MBO)を通じて、従業員の評価とも連携する仕組みとなっています。
サステナビリティ推進体制(2026年3月25日現在)
② サステナビリティ全般に関する戦略
当社グループのサステナビリティ重要課題(マテリアリティ)は、パーパスを起点として社会からの期待と当社にとっての重要度の両面から検討した長期ビジョン達成に向けた経営課題です。マテリアリティとその機会とリスク、そして施策とKPIは現場の意思を反映し、サステナビリティ推進会議で全経営陣が議論して決定しました。取締役会に報告し、社内外のステークホルダーとも意見交換しながら不断の見直しをしています。社会と環境のサステナビリティに貢献しながら、長期的に成長できる環境を整えていくことで、企業価値を最大化していきます。
③ サステナビリティ全般に関するリスク管理
マテリアリティに紐づく機会とリスクについては、サステナビリティ推進会議で議論し、当社の経営環境を踏まえて、施策や非財務KPIに反映しております。検討した機会とリスク、生み出そうとしている価値の一覧は、下図のとおりです。
なお、サステナビリティの各テーマを含む、当社グループの経営に影響を及ぼす可能性があるリスク情報は、全社的に展開するリスク棚卸を通じて、リスクマネジメントシステムに一元的に登録されます。重要度や優先度の非常に高いリスク(重要リスク)については、専門委員会(リスクマネジメント委員会)で審議します。重要事項は経営会議で審議・決定の上、取締役会に報告されます。詳細は「3 事業等のリスク」をご参照ください。
④ サステナビリティ全般に関する指標と目標
3つのマテリアリティを16の構成要素に分解し、各々の施策と重要項目(非財務KPI)と2025年目標を定めて、取り組みを進めてきました。非財務KPIの半期ごとの進捗や課題をサステナビリティ推進会議において審議、確認することで、マテリアリティへの取り組みを着実に推進するとともに、適宜見直しております。
サステナビリティの取り組みのうち、社会にとって喫緊の課題であり、かつ機能性化学企業として重要度の高い気候変動と自然関連、そして共創型人材を当社の価値の源泉として位置づけ、注力している人的資本の取り組みを重要事項とし、「(2)TCFD及びTNFD提言に沿った情報開示」及び「(3)人的資本に関する情報開示」に記載しております。
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マテリアリティ |
構成要素 |
重要項目 (非財務KPI) |
2025年目標 |
2025年実績 |
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イノベーションと事業を通じた共創力&競争力の向上と社会価値の創造 |
事業を通じた社会価値の創出 |
Resonac Pride 製品・サービス*1 |
各事業部における主要製品のオープンプロセスによる認定 |
・社外有識者(サステナビリティアドバイザー)からのご意見収集など、オープンプロセスにより対象5事業の製品の認定完了(24~25年で全事業1製品・サービスの認定完了) |
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CFP*2への取り組み |
主要製品のCFP算出 |
・対象製品100%算出完了 |
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マーケティング |
課題解決型マーケティングの浸透による大型案件創出 |
新規テーマ創出プロジェクトを事業領域ごとに始動 |
・CTO組織との新規テーマ創出プロジェクト「新規創出HUB」にて、4領域を注力領域として創出活動を開始。共通クライテリアの運用開始 |
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デジタルプラットフォームの活用 |
デジタルマーケティングを活用した海外・地域情報発信強化 |
・Linkedin等を活用した米国半導体市場へのナーチャリング施策を開始 |
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CRM*3ツール上の顧客データと案件情報を活用した営業の効率化と事業拡大への貢献 |
・国内外拠点と連携し新規需要案件創出 ・新規案件や営業活動に関連するデータの可視化を実現し、事業拡大支援と間接業務の効率化を推進 |
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オープンイノベーション・R&D・知的財産戦略 |
社内外との共創 |
オープンイノベーションや社外協業テーマ割合向上/論文・社外発表件数の対前年増加 |
・オープンイノベーション・社外協業:75件(2024年56件) ・論文・社外発表:262件(2024年196件) |
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R&D戦略と知財戦略の強化 |
CFP算出割合向上及びMC(市場的価値)・TR(技術的価値)など知財指標の向上 |
・CFP算出割合 81%(2024年32%) ・知財指標 MC:0.82(2024年0.76)、TR:1.15(2024年1.09) |
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人材育成 |
リーダーとプロフェッショナルの適正比率での配置/共創の場の完成 |
・一部組織へのプロジェクト型組織適用を決定。ピープルマネージャーとプロジェクトマネージャーに役割を分離・再配置を実施 ・共創の舞台での大規模イベント150件を含め450件以上の開催・交流 |
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デジタル変革 |
データドリブン経営 |
・財務KPI第一階層を自動収集できるレベルのマスターデータの整備完了 ・温室効果ガス(GHG)可視化・データの取得プロセス構築完了 |
・データ活用基盤を構築し、各組織のデータ利活用ニーズに応じて、随時マスタ収集・整備を推進 ・温室効果ガス(GHG)可視化・データの取得において各種データ精度向上及び事業所業務効率化を目的とした、業務システム改善完了 |
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DX推進とプロフェッショナルの育成 |
・IT/DXビジネスパートナーの活動知見の横展開と事業部側でのBPRプロジェクト推進活動の自走化開始 ・CDO組織人材のスキル・コンピテンシーを活用した人材配置最適化の実現 |
・業務プロセス改善効果の目標達成と横展開 ・2025年に策定したIT戦略に基づきIT人材モデルをアップデート。スキルベース人材マネジメント実現に向けた人材DB構築の企画構想フェーズが完了 |
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IT/デジタルリテラシー向上 |
業務におけるIT/デジタルツールの活用定着 |
・基礎知識習得、日々の業務への適用などのレベル定義とそのレベルに合わせた「生成AI,データ処理,RPA」教育を全社展開し、従業員のIT/デジタルリテラシーの向上に寄与 |
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マテリアリティ |
構成要素 |
重要項目 (非財務KPI) |
2025年目標 |
2025年実績 |
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責任ある事業運営による信頼の醸成 |
安全 |
・安全文化の醸成 ・重大労働災害*4発生件数 ・休業災害度数率 ・重大設備事故*5発生件数 |
・事故災害ゼロに向けた安全文化の確立 ・重大労働災害0件(連結・協力企業含む) ・休業災害度数率0.1以下(国内連結・従業員) ・重大設備事故0件(連結) |
・安全文化の確立施策実施(トップの安全メッセージ配信、コーポレートによる事業所訪問、困りごと支援、安全教育実施、レゾナック安全文化診断方法構築、対話型安全巡視(SCP*6)の展開) ・重大労働災害1件(連結・協力企業含む) ・休業災害度数率0.39(国内連結・従業員) ・重大設備事故0件(連結) |
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品質保証 |
・重大製品事故*7件数 ・重大品質コンプライアンス違反件数 |
・重大製品事故0件(連結) ・重大品質コンプライアンス違反0件(連結) |
・重大製品事故1件(連結) ・重大品質コンプライアンス違反0件(連結) |
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化学品管理 |
プロダクトスチュワードシップ推進 |
優先評価対象物質のリスク評価実施率100%(国内連結) *当社が選定した物質を対象として安全性要約書を発行することにより評価 |
・優先評価対象物質のリスク評価実施率100% ・既存の安全性要約書について 改定要否の確認実施 ・ 安全性要約書の定期見直しに関するルール制定 |
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環境 |
・温室効果ガス排出量の削減 ・産業廃棄物埋立量の削減 ・重大環境事故*8発生件数 |
・温室効果ガス(GHG)排出量 2013年比30%削減(Scope1+2)(連結)(2030年目標) ・廃棄物埋立量を2024年比で削減(連結) ・重大環境事故0件(連結) |
・Scope1+2:2024年 2013年比8.3%削減(連結) ・産業廃棄物埋立量:2024年8,655トン(2023年10,845トン)(連結) ・重大環境事故0件(連結) |
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人権 |
人権尊重 |
人権デューデリジェンス(DD)運用体制の確立 |
・人権推進体制再構築完了 ・欧州電池規制対応DD完了(段階的に高リスク地域・事業を中心にサプライヤー向けDDを開始) |
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調達 |
サプライヤーとのコミュニケーションの質の向上 |
・CSRアンケートの回答率 90%以上を維持 ・基準点以上のサプライヤーの比率向上85%以上(2028年目標 90%以上) |
・CSRアンケート回収率93%(2024年93%) ・基準点以上のサプライヤー比率90% (2024年91%) |
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コンプライアンス |
・「私たちの行動規範」の浸透 ・グローバル・コンプライアンス・スタンダードの徹底 ・内部通報の件数増加 |
・「私たちの行動規範」の浸透度向上 ・海外グループ会社への規程導入100% ・内部通報制度の周知による通報件数の増加 |
・浸透施策を計画通り推進 ・海外グループ会社への規程導入100% ・重大なコンプライアンス違反0件 ・内部通報件数:127件(2024年101件) |
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リスクマネジメント |
・統合リスクマネジメント体制の運営 ・セカンドディフェンスラインの機能強化 |
・新統合リスクマネジメント体制の構築 ・グループ内部統制基盤の拡充 ・海外展開着手とリスクデータの一元化 |
・全社重要リスクのモニタリング基盤にAI・多言語対応・テンプレート化を実装し、高度化 ・サイバー攻撃初動フローを実インシデントの行動データを使って実務レベルで再構築。BCPを整備 ・トライアルでのリスク棚卸を展開。BCMユースケース導入とAIによるBCPチェック精度向上で、現場評価の高い効率的なBCP運用を実現 |
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自律的で創造的な人材の活躍と文化の醸成 |
「(3)人的資本に関する情報開示 ②人的資本に関する指標及び目標」をご参照ください。 |
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*1 Resonac Pride 製品・サービスの認定
当社は、バリューチェーンの川上から川下に至るまでの幅広い領域において、当社の製品・サービスが顧客や社会にどのような価値を、どの程度提供できたかを可視化することを重要と考えております。
認定にあたっては、パーパスに基づき社会に変化をもたらすことで顧客や社会に提供した価値に加え、当社が重視する4つのバリューの発揮状況の妥当性、製品環境アセスメントやレピュテーションを含むリスク評価、売上・利益計画や市場シェアなどの将来性・インパクト、さらには世界共通の目標であるSDGsとの関連性といった観点から、第三者の視点を取り入れて総合的に評価しております。
*2 CFP(Carbon Footprint of Products):製品ライフサイクル全体又は対象領域において排出されるGHG排出量を、CO2に換算して算出したもの
*3 CRM(Customer Relationship Management):顧客関係管理
*4 障害認定の対象(労働基準法障害等級1~7級)となる場合、又は死亡を重大労働災害と定義する
*5 火災、漏えい、設備損傷等のうち、以下を伴うものを重大設備事故と定義する
①事業所内で休業災害以上が発生
②事業所外で緊急搬送、避難勧告、環境汚染等が発生し、社会的影響が大きい
*6 SCP(Safety Communication Program):管理監督者が行う指摘を目的としない安全巡視活動。管理者自らが、現場の状況観察や現場の方との会話を通じてリスクを認識し、問題解決の責任をもつことを求めております。
*7 定義は当社事故基準による
*8 定義は当社事故基準による
(2)TCFD*及びTNFD提言に沿った情報開示
(TCFD及びTNFD提言が推奨する4つの開示項目に沿った情報開示)
当社グループは、長期ビジョンの主要戦略を実行するため、気候変動対策を含むサステナビリティ重要課題を特定し、社内浸透を進めることを明確に定めております。2019年には気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言に賛同し、2024年には自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)に賛同しました。株主・投資家などのステークホルダーと当社の気候変動取り組みについてのエンゲージメントを強化するため、TCFD及びTNFDが推奨する「ガバナンス」「戦略」「リスクと影響の管理」「指標と目標」の4つの項目に基づいて、当社グループの気候関連及び自然関連への取り組みを開示します。
* 気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)は2023年10月に解散し、その機能はIFRS財団に引き継がれております。
① 環境に関するガバナンス
(取締役会の役割・監視体制)
当社グループは、気候変動をはじめとする環境に関するリスクや事業機会、目標や具体的な取り組み施策については、CEOが統括、CSuOが推進責任を担い、サステナビリティ推進会議や経営会議で協議・決定するとともに、進捗管理・モニタリングを定期的に実施し、必要に応じて対応策・是正策を検討します。
取締役会は、サステナビリティ推進会議や経営会議で協議・決定された内容の報告を定期的に受け、企業価値の最大化の観点から議論・監督を行っております。また、長期視点での経営を強く促し、当社グループの持続的な成長を促すため、2022年から長期ビジョンにおける取り組み・気候変動を含むサステナビリティ課題への対応などについて、社内取締役と執行役員の業績評価指標に含めています。また、2024年3月に取締役会の気候変動対応や生物多様性保全に関する役割を明確にするため、コーポレートガバナンス基本方針を改定しております。
なお、カーボンニュートラルへの対応については、全てのCXOと事業部門が参画する全社横断型のカーボンニュートラルプロジェクトにおいて、取り組みを進めています。
② 気候変動に関する戦略
(短期・中期・長期の気候関連リスク・機会及び対応)
当社グループは、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、気候変動を「事業機会」と「リスク」の両面で捉え、企業としての社会的責任の実践とさらなる競争優位性の構築を図り、「脱炭素に向けた製品・サービスの提供」「パートナーとの共創」「エネルギー効率の改善」「再生可能エネルギーの使用拡大」などによりバリューチェーン全体の温室効果ガス排出量削減に取り組んでまいります。そのような中で、気候変動が当社グループの事業に及ぼす影響(事業機会・リスク)について、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)やIEA(国際エネルギー機関)などが発表する「世界の平均気温が4℃以上上昇する」「世界の平均気温がパリ協定で合意した2℃未満の上昇に抑えられる(一部1.5℃以内)」の二つのシナリオでリスクと機会を分析し、当社の対応の必要性を改めて確認しております。事業における影響評価については、2023年に半導体・電子材料セグメント、2024年にモビリティセグメント及びイノベーション材料セグメント、2025年にケミカルセグメントで実施し、全ての事業セグメントにおいて評価を完了しました。
(気候関連、自然関連のリスク・機会と主な対応)
・想定期間:2030年度まで
・採用シナリオ(気候関連のみ):・4℃シナリオ:IPCC/RCP8.5, IEA/STEPS
・1.5/2℃シナリオ:IPCC/RCP2.6, IEA/SDS(一部IEA/NZE)
・時間軸の定義:短期:3年未満、中期:3年~10年未満、長期:10年~30年
・シナリオ分析対象:既存事業
③ 自然に関する戦略
(短期・中期・長期の自然関連リスク・機会及び対応)
当社グループは、ネイチャーポジティブの実現に向けて、事業を通じた気候変動への対応や循環経済の実現を進めながら、自然への依存・影響を鑑み、影響低減、管理・保全活動に取り組んでいます。その中で、直接操業とバリューチェーンにおける、自然への依存・影響及び自然関連のリスクと機会を、TNFDが推奨するLEAPアプローチに沿って分析し、当社の対応の必要性を改めて確認しております。2024年は、当社グループの主要事業及び主要サプライヤーについての評価を行いました。
自然と接点の発見(Locate)
Locateフェーズでは、当社グループの製造拠点及び主要サプライヤー拠点の位置情報を把握して、その周辺にある自然の状態などを評価しました。国内外にある計59の製造拠点と計40の主要サプライヤー拠点を評価対象としました。評価作業は、拠点周辺のバイオームを特定した後に、TNFDが定義している5つの基準(保全重要度、生態系の完全性、生態系の完全性の急激な劣化、水関連の物理リスク、生態系サービスの重要度)に沿って、外部ツールなどで得られるデータを用いて、拠点ごとに実施しました。
評価結果の傾向を見ると、当社の製造拠点の中で保全重要度や生態系の完全性が高い拠点がいくつか見られました。国内1カ所にてKey Biodiversity Area(KBA)と重複、保護地域と近接しており、生態系の完全性も高いと評価されました。また、東南アジアではKBAと重複している拠点が1カ所あり、今後優先して自然への影響の管理を進める必要があることを認識しました。さらに、水リスクは東南アジアの製造拠点で高い傾向があり、水使用量の削減や水害対策などの対応を優先して進める必要があることを認識しました。その他の基準については、特に高い拠点は見られませんでした。
※5つの基準に沿った評価は、以下のデータ及びツールを用いて実施しました。
・保全重要度…保全重要度が高い地域(保護地域、Key Biodiversity Area、Critical Habitat Screening Layer、WWF Global 200)との近接状況を確認して評価。
・生態系の完全性/生態系の完全性の急激な劣化…GLOBIO MSA、Natural History Museumが提供する、Biodiversity Intactness Indexを確認して評価。
・水関連の物理リスク…AQUEDUCTを用いて、ベースライン水ストレス、洪水リスク(河川・沿岸)を確認して評価。
・生態系サービスの重要度…Global Forest Watchを用いて、先住住民・地域コミュニティ(IPLCs:Indigenous People and Local Communities)が管理する地域との近接状況を確認して評価。
依存と影響の評価(Evaluate)
Evaluateフェーズでは、当社グループの主要事業における重要な自然への依存と影響を特定し、その大きさを評価しました。TNFDが推奨するツールであるENCOREや社内情報などを参考に評価を実施し、ヒートマップで結果を整理しました。直接操業では、製造工程に伴う大気汚染や温室効果ガスの排出、水・土壌への有害物質の排出、騒音、光害などの攪乱に関する影響が大きいことが分かりました。また、水資源の供給や水質浄化などの水に関する依存が大きいことが分かりました。
上流では、有機材料や金属材料などの調達において土地利用や水利用、汚染や攪乱など、多くの項目で自然への依存・影響が大きいことを再確認しました。当社では、サステナブル調達基準、及びその理解を促すためのサステナブル調達ガイドラインを作成していますが、引き続きサプライチェーン全体における自然への依存・影響の把握・対処を進めていきます。
リスクと機会の評価(Assess)
Assessフェーズでは、LocateフェーズとEvaluateフェーズの評価結果を踏まえて、当社事業における自然関連のリスク・機会を特定して整理しました。
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機会・リスクの種類 |
分類 |
顕在 時期 |
当社への 影響 |
領域 |
対応策 |
気候 影響度*1 |
自然 影響 *1 |
|
|
1.5/2℃ |
4℃ |
|||||||
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移行機会・リスク |
リスク |
中期 |
カーボンプライシング(ICP)導入による、税負担(コスト)の増加 |
全ての 事業 |
・2030年GHG排出量削減目標の見直しとロードマップ策定 ・事業ごとの目標設定/削減取り組みの実施 ・再生可能エネルギーの導入拡大 ・設備変更/原燃料転換 ・GXリーグへの参画 |
大 |
大 |
- |
|
リスク |
短期~ 中期 |
GHG排出規制強化による再生可能エネルギーへの切り替え・調達コスト増加 |
・太陽光発電の導入や水素混焼ガスタービン導入等の自家発電設備活用 |
中 |
- |
- |
||
|
機会 |
短期~ 中期 |
政府による企業の脱炭素取り組みに対する政策上の支援 |
・次世代グリーンパワー半導体用8インチSiCウェハー開発計画(NEDOグリーンイノベーション基金事業採択) ・革新的分離剤による低濃度CO2分離システムの開発計画(NEDOグリーンイノベーション基金事業採択) ・半導体材料グローバルサプライチェーンを強化(経済産業省海外市場調査等事業費補助金(インド太平洋地域サプライチェーン強靱化事業)採択) |
○ |
○ |
- |
||
|
機会・ リスク |
短期~ 中期 |
気候変動に関する消費者の行動・意識変化に伴う、売上の増加・減少 |
・低炭素社会のニーズに対する製品拡販、新製品開発、競争力強化 ・共創の舞台での長期研究開発促進 |
○ |
○ |
- |
||
|
機会・ リスク |
中期 |
プラスチック汚染・資源循環に関する消費者の行動・意識変化に伴う、売上の増加・減少 |
・自社の製造過程の廃棄物の削減及び循環利用による廃棄コストの削減 ・リサイクル原料やバイオ原料の利用、技術開発 ・リサイクルの容易性向上や製品寿命の延長 ・海洋プラスチックゴミの再利用などの地域と連携した資源循環の取り組み |
- |
- |
○ |
||
|
リスク |
中期 |
保全上重要な地域における取水や水質・大気汚染などの自然への影響の低減に向けた規制強化への対応コスト増加、レピュテーションの低下 |
・化学物質管理の徹底 ・水質環境負荷低減に向けた取り組み ・水の効率的な利用や使用量の削減 |
- |
- |
○ |
||
|
リスク |
短期~ 中期 |
お客様からの低炭素化に対する取り組みと開示要求の増加 |
・CFP算定体制を整備し、炭素排出量の見える化、削減計画策定 |
○ |
○ |
- |
||
|
リスク |
中期 |
原材料の持続可能性対応、トレーサビリティ把握などに伴うコスト増加 |
・持続可能な方法で生産された原材料の調達 |
- |
- |
○ |
||
|
機会・ リスク |
短期~ 中期 |
社会や顧客からの環境課題解決ニーズの獲得状況に伴う投資家からの評価の変化 |
・社会や顧客の課題解決に貢献するための当社製品/サービス(Resonac Pride 製品・サービス)の付加価値向上 ・積極的な気候変動/循環型社会に向けた対応を進めることによる投資の呼び込みなど |
○ |
○ |
- |
||
|
機会 |
中期 |
生物多様性保全に資する製品の展開による需要獲得 |
・バイオスティミュラント資材の販売など、自然への影響低減や自然の保全・復元・再生に寄与する製品の販売 |
- |
- |
○ |
||
|
機会・ リスク |
中期 |
取水・排水域を中心とした生物多様性保全活動による水資源の調達におけるレジリエンス強化、レピュテーションの向上 |
・拠点内及び拠点周辺における生物調査、希少生物の保護や地域の生物多様性保全 ・工業用水として利用する霞ヶ浦流域の環境再生事業の継続と推進(自然共生サイト認定エリアの維持・拡大) |
- |
- |
○ |
||
|
機会・リスクの種類 |
分類 |
顕在 時期 |
当社への 影響 |
領域 |
対応策 |
気候 影響度*1 |
自然 影響 *1 |
|
|
1.5/2℃ |
4℃ |
|||||||
|
移行機会・リスク |
リスク |
短期~ 中期 |
原材料の高騰化、素材の切り替えによる調達コスト増加 |
半導体・電子材料 |
・生産性改善による原材料消費量の削減 ・資源循環に貢献する材料、部材の開発促進 ・原材料の調達先・リソースの多様化 ・リサイクル原料の活用検討 ・供給不安原料の内製化・地産地消型生産シフト ・サプライチェーン(サプライヤー/顧客)とのGHG削減に向けた協働 ・主要原材料の価格変動に対するフォーミュラ制(原料価格変動分を製品価格に自動反映)の適用 ・原材料価格上昇分の製品価格への反映 |
小 |
小 |
- |
|
モビリティ |
中 |
小 |
- |
|||||
|
イノベーション材料 |
中 |
小 |
- |
|||||
|
ケミカル |
小 |
小 |
- |
|||||
|
リスク ・機会 |
短期~中期 |
ナフサ由来の原料の価格変動による調達コストの増加・減少 |
イノベーション材料 |
・販売動向予測に基づく生産計画の調整及び在庫管理の徹底 |
大 |
中 |
- |
|
|
リスク |
短期~中期 |
顧客の行動・意識変化に伴う、売上減少 |
半導体・電子材料 |
・半導体気候コンソーシアム(SCC)各ワーキンググループへの参加 |
中~大 |
- |
- |
|
|
モビリティ |
・環境配慮型製品の拡充 |
小~中 |
- |
- |
||||
|
イノベーション材料 |
・顧客のSCOPE3削減に寄与する製品の開発促進 |
小 |
- |
- |
||||
|
ケミカル |
・環境価値の高い低炭素アンモニア及びその誘導品の生産量拡大 |
小 |
- |
- |
||||
|
全ての 事業 |
・製造工程におけるGHG排出量削減及び顧客への情報開示 ・製品・技術の活用を通じて、社会でどの程度の量のGHGが削減されたかを定量的かつ科学的に算定 (GHG削減貢献量・CFP算定) ・環境配慮型製造工程の検討 |
- |
- |
- |
||||
|
機会 |
短期~ 中期 |
EV/自動運転の需要増に伴う売上増加 |
半導体・電子材料 |
・SiCパワー半導体需要増大への対応 ・部品の小型化・軽量化に貢献する材料開発 |
大 |
大 |
- |
|
|
モビリティ |
・EV拡大地域への拠点拡充、オンサイト開発、現地生産 ・リサイクルアルミ技術に関する顧客共創の推進 |
中 |
中 |
- |
||||
|
イノベーション材料 |
・エンドユーザーとの密な連携による適時の要求性能確認 |
小 |
小 |
- |
||||
|
全ての 事業 |
・パワーモジュールインテグレーションセンターにおける顧客共創 ・軽量化に貢献する材料、部材の開発・拡販 |
- |
- |
- |
||||
|
機会・リスクの種類 |
分類 |
顕在 時期 |
当社への 影響 |
領域 |
対応策 |
気候 影響度*1 |
自然 影響 *1 |
|
|
1.5/2℃ |
4℃ |
|||||||
|
移行機会・リスク |
機会 |
短期~ 中期 |
顧客のScope3排出量削減に寄与する低消費電力半導体、環境配慮型製品の需要増による売上増加 |
イノベーション材料 |
・リサイクル原料を活用した製品の販売促進 ・顧客の工程短縮や製品CFP減少に寄与する製品の開発促進 ・半導体の製造工程やエネルギー削減に寄与する製品の開発促進 |
小 |
- |
- |
|
ケミカル |
・環境価値の高い低炭素アンモニア及びその誘導品の生産量拡大 ・ライセンスを活用した技術の横展開 ・電炉鋼需要増加に向けた黒鉛電極の安定供給 |
小 |
- |
- |
||||
|
半導体・電子材料 |
・環境適合製品設計アセスメント ・SiCパワー半導体需要増大への対応 ・顧客製品の高機能化・低消費電力に貢献する材料開発 ・次世代グリーンパワー半導体用8インチ化SiCウェハー開発 ・低GWP値の半導体用エッチングガス開発 ・GHG削減プロセスに貢献できる封止材の開発 ・メモリ用途接着フィルムの薄膜化への対応 ・共創型プラットフォームJOINT活動の推進(日本及び米国) ・半導体気候コンソーシアム(SCC)各ワーキンググループへの参加 ・先端半導体コンソーシアム「TIE(Texas Institute for Electronics)」参画 |
大 |
中 |
- |
||||
|
機会 |
短期~ 中期 |
テレワーク化・自動化・データ化普及による、サーバー関連設備・データセンターの脱炭素化に伴う売上増加 |
大 |
小 |
- |
|||
|
物理リスク |
リスク |
短期 |
気候変動・生態系の劣化起因の自然災害による製造拠点の操業停止、設備の修復費用の増加、顧客製造拠点の操業停止・原材料の調達不安定化による収益減少 |
全ての 事業 |
・各拠点及び主要顧客/サプライヤーの洪水リスク分析実施 ・定期的なリスクの抽出/低減活動、BCP(事業継続計画)の強化 |
中*2 |
中*2 |
○ |
|
リスク |
短期 |
気候変動や生態系の劣化に起因する、水不足による操業停止、対策費用の増加による収益減少 |
・水の効率的な利用や使用量の削減 ・地元のステークホルダーとの水の利用、節水について積極的に対話 |
- |
- |
○ |
||
*1 気候変動については全ての事業セグメントにおいて評価を完了していますが、生物多様性に関する機会とリスクの財務的影響については算定を順次進めているため、段階的に開示してまいります。このため同じリスク・機会でも前年度開示した影響度と異なる場合があります。
大:気候変動に対する規制・政策等により今後も当社への影響が見込まれ、その結果、当社の営業利益(単年度)への影響が100億円以上と試算されます
中:気候変動に対する動きが既にあり、今後も当社への影響が見込まれ、その結果、当社の営業利益(単年度)への影響が30億円以上100億円未満と試算されます
小:気候変動に対する動きがあり、その結果、当社の営業利益(単年度)への影響が30億円未満と試算されます
〇:気候変動及び生物多様性への影響があると評価しています
-:気候変動及び生物多様性への影響がないと評価しています
*2 物理リスクについては、本年度、国内及び海外のグループ会社56拠点について、ハザードマップ及びAQUEDUCTを活用した分析を追加で実施し、累計で96拠点を対象とした評価を行いました。その結果、100年に一度の災害が発生した場合、昨年度までの分析結果を含め、38拠点が物理的リスクに曝される可能性があることが確認されました。あわせて、主要サプライヤー85拠点及び主要顧客21拠点についても分析を実施しています。1.5℃、2℃及び4℃の各シナリオにおいて、再現期間を考慮した年間影響額はいずれも「中」であることを確認しました。
④ 気候変動及び自然関連のリスクと影響の管理
(リスクを評価・識別・管理するプロセス)
当社グループは、各事業の気候変動や自然関連のリスク評価を順次実施し、気候変動影響による「移行リスク」「物理リスク」、自然関連の依存・影響・リスク評価を実施し、当社グループにとって重要なリスクを特定して対応策を立案しております。リスクの特定、対応策の立案にあたっての重要事項は取締役会へ報告しております。今後もリスク評価を継続し、リスク・対応策を更新していくとともに対応策の進捗状況のモニタリングを実施してまいります。
(全社リスクマネジメントへの統合状況)
リスクを全社的に管理する体制を構築することが重要であることを踏まえ、グループ共通のフレームワークで統合リスクマネジメントの取り組みを行っております。気候変動・自然関連のリスクを含め当社グループの経営に影響を及ぼす可能性があるリスク情報は、全社的に展開するリスク棚卸を通じて、リスクマネジメントシステムに一元的に登録されます。重要度や優先度の非常に高いリスク(重要リスク)については、専門委員会(リスクマネジメント委員会)で審議します。重要事項は経営会議で審議・決定の上、取締役会に報告されます。リスクマネジメント体制の詳細は「3 事業等のリスク」をご参照ください。
⑤ 気候変動における指標と目標
(GHG排出量目標及び実績)
長期ビジョンで掲げる「持続可能なグローバル社会に貢献する会社」を目指して、「2050年カーボンニュートラル」にチャレンジしております。また、そのマイルストーンとして「Scope1・2:2030年GHG排出量30%削減(2013年比)」を目標としております。再生可能エネルギーを含む非化石電気への切り替えは、2020年より実施済のパッケージングソリューションセンター(新川崎)に続き、先端融合研究所(つくば)、共創の舞台(横浜)、及び2023年に移転した汐留本社でも完了しました。さらに、黒鉛電極を生産するResonac Graphite Austria GmbH(オーストリア)では、2023年より風力発電由来の電力へ切り替えています。これら購入電気の非化石化に加え、Resonac Materials (Thailand) Co., Ltd.(タイ)における太陽光発電の導入などにより、2024年には、レゾナックグループ全体で196.7千MWhの非化石電気を使用しました。今後は、目標達成に向けた取り組みの加速、情報開示をさらに進めてまいります。Scope3についても、算定が完了したカテゴリーから順次当社ウェブサイト(https://www.resonac.com/jp/sustainability/index/data.html)で開示しております。今後も算定の精度向上を図るとともに削減に取り組んでまいります。
(GHG排出量削減ロードマップ)
「2050年カーボンニュートラル」に向けて、2030年までは徹底した合理化、高効率化、省エネルギー、ガス燃料への転換(高効率コージェネレーションシステム)、再生可能エネルギーを活用した製品製造などを進めます。2030年以降は2050年に向けて、アンモニア・水素への燃料転換・混焼なども積極的に推進してまいります。目標達成に向けては各事業部での目標設定・削減施策立案・実行を進めるほか、カーボンニュートラルプロジェクト主導のもと、全社横断施策も実行し、科学的根拠に基づく削減目標の設定も進めており、2025年6月には、科学的根拠に基づいた温室効果ガス排出量削減の中長期目標設定を推奨する国際的イニシアチブ「Science Based Targets initiative(SBTi)」に対し、コミットメントレターを提出しました。また、自社の事業で使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目標に、新たに使用電力の再エネ化のロードマップも作成しました。加えて、CO2分離・回収技術と回収CO2の化学品原料としての利用により、カーボンニュートラルを達成してまいります。
カーボンニュートラルへの道筋
⑥ 自然関連の指標と目標
当社グループは、環境パフォーマンスをモニタリングし、目標を設定しております。現時点で開示できていないTNFDが推奨するグローバル中核開示指標については、今後開示に向けて準備を進めます。
(3)人的資本に関する情報開示
① 人的資本に関する戦略
AI技術が急速に進展するなか、「人としての幸せ」の価値はこれまで以上に高まっています。当社は、全従業員が心身の健康を大切にしながら個性を発揮し、志をともにする仲間とパーパスの実現に挑戦し、成長できる環境を重視します。従業員が「心身の健康」「同僚・仲間とのつながり」「達成感」を通じて得られる幸福(ハピネス)を追求でき、その積み重ねが持続的な事業成長と企業価値向上につながる状態を目指します。
その中心となるのは、2022年に導入した「パーパス・バリュー」を基盤とする、レゾナックならではの共創文化の醸成です。企業統合から3年目となる2025年は、「バリューベースのさらなる共創実践」を目指し、共創型人材*の創出と、事業成長に向けた挑戦を積み重ねました。
*共創型人材:社会課題の解決に向け、社内外の人々と自律的につながり、共創を通じて創造的に変革と課題を解決できる人材
施策として、全世界のラインマネージャーが企業のバリューを理解し、日々のマネジメントに反映できるよう、グローバル共通の育成プログラムを展開しています。「共創型コラボレーション力強化研修」では、心理的安全性の向上やアンコンシャス・バイアスへの理解をはじめ、発信力・傾聴力・ファシリテーション力など、協働の基盤となるスキルの習得を図ります。また、「共創型リーダーシップ研修」では、1on1、フィードバック、コーチングの理解を通し、部下の成長を支援するための実践的なコミュニケーション力を強化します。これらの取り組みを通し、バリューに根差したマネジメントの浸透と、グローバルでの共創文化定着を進めます。
加えて、FFS(Five Factors & Stress)理論を活用し、従業員一人ひとりの行動特性を踏まえたチームづくりにも取り組んでいます。個々の行動特性を定量的に把握し、個性を考慮した関係性や役割分担を設計することで経験と感覚に頼りがちな組織マネジメントを補完し、従業員の持つ強みを最大限に活かせる組織を目指します。
また、従業員一人ひとりのキャリアオーナーシップに対する意識を育み、自律的なキャリアを築く仕組みの整備にも注力しています。2022年に導入した「社内公募制度」では、従業員が自ら異動に手を挙げ、新たな挑戦に踏み出せる後押しを行うことで、多くの人材の成長実現につながっています。加えて2025年からは、現業を継続しながら他部署のプロジェクトに一定期間参加できる、「社内副業制度(プロジェクトチャレンジ)」の運用も開始しました。これらの制度は、従業員の潜在的な能力を発揮する機会となると同時に、多様な経験を通じたキャリア自律の後押しにも繋がります。
予測困難で変化の激しいVUCAの時代においては、一律的な階層別研修だけでは、従業員の多様な学びのニーズを十分に捉えることは困難です。こうした認識のもと、越境的な学びを通じた共創の促進と、自律的な共創型人材の育成をテーマに「ラーニングフェス」を企画しました。2025年の初回開催時は、国内従業員約12,000名のうち1割強が参加し、専門領域を越えた交流や学びを深めました。本フェスは、主体的な学びと成長機会の拡大を後押しするプラットフォームとして機能しています。
今後もこれらの仕組みを継続的に磨き上げることで、従業員の自律的成長と学習文化の定着を図ります。
当社は従業員の声をタイムリーに汲み取り、各種施策を通して経営に反映することを重視し、エンゲージメント調査を毎年実施しています。2023年の法人格統合以降、エンゲージメントスコアの肯定回答率は継続的に向上し、2025年の調査では前年比3ポイント増の60%となりました。一方で、職場によっては心理的安全性やインクルージョンの観点から向上の余地が残ることも明らかになっています。2026年以降は、働きがいの実感も重視し、ワークエンゲージメント施策にも注力する計画です。施策の効果を検証するだけでなく、因果関係の分析を行い、現状把握と予測を行うことで、データに裏付けられた効果的な施策を計画・実行しています。こうした取り組みを通し、全社的な課題を明確化し、継続的な改善に取り組む方針です。
当社の人的資本に関する戦略及び取組の詳細については、当社Webサイトに掲載している最新の統合報告書をご参照ください。
https://www.resonac.com/jp/sustainability/report/report.html
② 人的資本に関する指標及び目標
|
構成要素 |
重要項目 (非財務KPI) |
2025年目標 |
2025年実績 |
|
事業が求める人材の供給 |
将来人材ポートフォリオの策定 (提出会社及び㈱レゾナック) |
対象部門のポートフォリオ策定 |
対象2部門策定 |
|
後継者計画準備率 (提出会社及び一部国内グループ会社) |
150%*1 |
123.2% |
|
|
ポートフォリオのロールモデル・職種・育成計画の策定(提出会社及び㈱レゾナック) |
対象部門のロールモデルほか策定 |
対象2部門策定 |
|
|
選び選ばれる魅力構築と発信 |
従業員のエンゲージメントスコア(連結) |
対前年比改善*2 57% |
60% |
|
エンゲージメント調査回答率(連結) |
85%以上 |
92% |
|
|
男性育休取得率・取得日数 (提出会社及び㈱レゾナック) |
取得率:100% 日数 :2030年60日以上を目標とし各年目標定めず |
取得率:100% 日数 :40.4日 |
|
|
男女賃金格差(提出会社及び㈱レゾナック) |
- |
74.0% |
|
|
自律的なプロフェッショナルの創出 |
共創型リーダーシップトレーニングに参加したラインマネージャーの割合 (提出会社及び㈱レゾナック) |
90% |
91% |
|
共創を生む 企業文化作り |
パーパス・バリュー実践度のサーベイスコア(連結) |
対前年比改善*2 パーパス実践:57% バリュー実践:63%*3 |
パーパス実践:56% バリュー実践:63% |
|
パーパス・バリュー共感度のサーベイスコア(連結) |
対前年比改善*2 パーパス共感:71% バリュー共感:74% |
パーパス共感:71% バリュー共感:74% |
|
|
グローバルアワードAHA!の肯定評価(連結) |
対前年比改善*2 71% |
71% |
|
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心理的安全性のサーベイスコア(連結) |
対前年比改善*2 61% |
63% |
|
|
インクルージョンのサーベイスコア(連結) |
対前年比改善*2 59% |
61% |
|
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女性管理職比率(連結) |
13% |
13.3% |
|
|
意思決定層の多様性(連結) |
検討中 |
検討中 |
|
|
障がい者雇用率(㈱レゾナック) |
2.50% |
2.62% |
*1 後継者計画準備率:(後継者プール人数÷事業部長及びCXO-1以上のポジション数)×100
*2 下段数値は2024年実績値
*3 集計方法を見直して再掲載
なお、当社グループにおいては、指標及び関連するデータの管理とともに具体的な取り組みの展開を進めておりますが、連結グループに属する全ての会社が対象となっていない指標もあります。そのため、一部指標においては当社及び㈱レゾナック、一部国内グループ会社を対象に記載しております。