ストーリー・沿革
サマリ
レゾナックは「共創型化学会社」。半導体材料では後工程の主要材料を約6~7割ラインナップし(PSセ/PMiCを核)、日米のコンソーシアム(JOINT/US-JOINT)を主導して実装検証まで一気通貫で価値を創る。2030年に世界トップクラスの機能性化学メーカーを目指す。
過去
現在
未来
目指す経営指標
・EBITDAマージン:20%(目標)
・ROIC:中長期的に10%(目標)
・ネットD/Eレシオ:安定的に1.0倍(目標)
・重大労働災害:0件(目標)
・温室効果ガス(Scope1+2):2013年比30%削減(2030年目標)
トップメッセージの要約
2. コアコンピタンスは研究開発
3. 投資を緩めず
4. 技術で勝ち続けていく
5 半導体できちんと勝ち続ける
用語解説
レゾナックが自らを定義する事業コンセプトで、材料そのものの提供にとどまらず、顧客・装置・他社材料メーカーと一体で開発から実装(量産適用)まで踏み込み、共創の場を通じて価値を生み出す化学会社を指します。
■ PSセ(Packaging Solution Center)
半導体パッケージの実装・評価装置を備えたレゾナックの共創拠点で、アイデア創出から試作、プロセス条件出し、信頼性評価までを社内で一気通貫に検証し、最適な材料と工程の組み合わせを提案する役割を果たします。
■ PMiC(Power Module Innovation Center)
パワーモジュール分野に特化したレゾナックの共創拠点で、自社材料(例:封止材、接合材、放熱材 等)の最適組み合わせを前提に、モジュール設計・試作・評価を行い、顧客の開発リードタイム短縮と性能向上を同時に実現します。
■ JOINT
レゾナックが主導する日本発の共創コンソーシアムで、半導体実装に関わる顧客企業、装置メーカー、材料メーカーなどが参加し、共通の試作・評価環境で次世代パッケージ材料やプロセスの実装検証を進める枠組みを指します。
■ US-JOINT
JOINTの米国版コンソーシアムで、北米の半導体エコシステム(顧客・装置・材料サプライヤー)が集い、実装検証を加速させるための共通プラットフォームとして機能し、PSセやPMiCと連動して開発から量産適用までを前倒しします。
■ 共創のカタ
旧日立化成時代から培われたレゾナック独自の“共創の進め方”を指す言葉で、顧客の課題定義から試作・評価・フィードバックまでのプロセスを体系化し、材料単品ではなく「使い方」まで踏み込んで価値を提案する実践手法です。
■ 「実装の場」(PSセ/JOINT/US-JOINT/PMiC)
レゾナックが共創を具体化するために用意した検証プラットフォーム群の総称で、材料・装置・設計を横断して試作と評価を繰り返し、量産立ち上げに必要なレシピや条件を関係者と共有しながら確立していく環境を意味します。
沿革
2【沿革】
当社は、1939年6月1日、日本電気工業株式会社と昭和肥料株式会社との合併により発足しました。
日本電気工業株式会社は、その発祥を1908年にまで遡り、水力発電を利用してアルミニウム、研削材、黒鉛電極、工業薬品等の製造販売を手がけ、1934年にはわが国で初めてアルミニウム製錬の工業化を達成しました。
一方、昭和肥料株式会社は、化学肥料の製造販売を目的として設立され、1931年にはわが国最初の国産法硫安の製造に成功しました。
当社は、その後1957年に石油化学事業に参入しました。2023年には昭和電工マテリアルズ株式会社との実質的統合を果たしました。
統合新会社の“存在意義”(パーパス)として「化学の力で社会を変える」ことを掲げ、“私たちが大切にする価値観”(バリュー)「プロフェッショナルとしての成果へのこだわり」「機敏さと柔軟性」「枠を超える、オープンマインド」「未来への先見性と高い倫理観」とともに経営理念と定めました。
当社は、先端材料パートナーとして、時代が求める機能を創出し、グローバル社会の持続可能な発展に貢献してまいります。
|
1908年12月 |
当社の創業者森矗昶氏、沃度の製造販売を目的として総房水産㈱(日本沃度㈱の母体)を設立 |
|
1921年4月 |
高田アルミニューム器具製作所設立(後の昭和アルミニウム㈱) |
|
1926年10月 |
日本沃度㈱設立 |
|
1928年10月 |
昭和肥料㈱設立 |
|
1934年3月 |
日本沃度㈱を日本電気工業㈱と改称 |
|
1937年11月 |
理研琥珀工業㈱設立(後の昭和高分子㈱) |
|
1939年6月 |
日本電気工業㈱、昭和肥料㈱の両社合併、昭和電工㈱設立 |
|
1949年5月 1962年10月 |
東京証券取引所等に上場 日立化成工業㈱設立(後の日立化成㈱) |
|
1966年2月 |
千鳥工場(現川崎事業所)開設 |
|
1969年4月 |
大分石油化学コンビナート営業運転開始 |
|
1988年7月 |
ザ・ビー・オー・シー グループ社 エアコ・カーボン事業部黒鉛電極事業を買収(現社名:Resonac Graphite America Inc.) |
|
2001年3月 |
昭和アルミニウム㈱を合併 |
|
2003年1月 |
三菱化学㈱グループのハードディスク事業を買収(現社名:Resonac HD Singapore Pte. Ltd.) |
|
2003年7月 |
東京証券取引所に上場を一本化 |
|
2009年7月 |
富士通㈱のハードディスク事業を買収(現社名:㈱レゾナックHD山形) |
|
2009年12月 |
昭和炭酸㈱を完全子会社化(現社名:㈱レゾナック・ガスプロダクツ) |
|
2010年7月 |
昭和高分子㈱を合併 |
|
2016年9月 |
合成樹脂ポリプロピレン事業会社サンアロマー㈱を連結子会社化 |
|
2017年10月 |
黒鉛電極事業を営むSGL GE Holding GmbHを買収(現社名:Resonac Europe GmbH) |
|
2020年4月 |
日立化成㈱を買収(後の昭和電工マテリアルズ㈱) |
|
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
|
2023年1月 |
持株会社体制に移行し、商号を㈱レゾナック・ホールディングスに変更。 連結子会社である昭和電工マテリアルズ㈱の商号を㈱レゾナックに変更し、当社の全事業を承継。 |
|
2025年1月 |
石油化学事業を子会社クラサスケミカル㈱(2024年8月設立)が承継、事業開始 |
関係会社
4【関係会社の状況】
|
名称 |
住所 |
資本金 又は出資金 (百万円) |
主要な事業の内容 |
議決権の 所有割合 (%) |
主な関係内容 |
|
(子会社) |
|
|
|
|
|
|
㈱レゾナック |
東京都 港区 |
15,554 |
半導体・電子材料、モビリティ部材、機能材料、化学品などの研究・開発・製造・販売 |
100.0 |
当社は、同社に経営管理、土地・建物の賃貸、資金の貸付を行い、また、同社から資金の借入を行っています。 |
|
㈱レゾナック・ハードディスク |
千葉県 市原市 |
450 |
ハードディスクの製造販売 |
100.0 (100.0) |
当社は、同社に資金の貸付を行っています。 |
|
Resonac HD Singapore Pte. Ltd. |
シンガポール |
112,900 千シンガ ポールドル |
ハードディスクの製造販売 |
100.0 (100.0) |
- |
|
力森諾科材料(東莞)有限公司 |
中国 広東省 |
215,434 千人民元 |
配線板用感光性フィルム、電気絶縁用ワニス、ディスプレイ用回路接続フィルムの製造販売 |
100.0 (100.0) |
- |
|
力森諾科材料(蘇州)有限公司 |
中国 江蘇省 |
428,132 千人民元 |
半導体用エポキシ封止材、配線板用感光性フィルムの製造販売 |
100.0 (100.0) |
- |
|
力森諾科電子材料(香港)有限公司 |
中国 香港 |
68,499 千香港ドル |
配線板用銅張積層板の製造販売 |
100.0 (100.0) |
当社は、同社から資金の借入を行っています。 |
|
台湾力森諾科半導体材料股份有限公司 |
台湾 台南市 |
702,797 千NTドル |
半導体回路平坦化用研磨材料、配線板用銅張積層板の製造及び配線板用感光性フィルムの加工 |
100.0 (100.0) |
当社は、同社に資金の貸付を行っています。 |
|
Resonac Korea Corporation |
大韓民国 京畿道 |
1,058,520 千ウォン |
半導体回路平坦化用研磨材料の製造、配線板用感光性フィルムの加工及び半導体材料等の販売、情報電子化学品等の購入・販売 |
100.0 (100.0) |
当社は、同社に資金の貸付を行っています。 |
|
Resonac Materials Johor Sdn. Bhd. |
マレーシア ジョホール州 |
150,000 千リンギット |
配線板用感光性フィルム、電気絶縁用ワニスの製造販売 |
100.0 (100.0) |
- |
|
力森諾科材料(上海)有限公司 |
中国 上海 |
28,354 千人民元 |
半導体材料等の輸出入及び販売 |
100.0 (100.0) |
- |
|
台湾力森諾科国際股份有限公司 |
台湾 台北市 |
10,000 千NTドル |
半導体材料等の販売 |
100.0 (100.0) |
- |
|
㈱レゾナック・パッケージング |
滋賀県 彦根市 |
1,700 |
エレクトロニクス、食品分野向け包装材料等の製造販売 |
100.0 (100.0) |
当社は、同社に資金の貸付を行っています。 |
|
㈱レゾナック・オートモーティブプロダクツ |
福岡県 田川市 |
400 |
自動車用樹脂成形品の製造 |
100.0 (100.0) |
- |
|
日本ブレーキ工業㈱ |
東京都 八王子市 |
460 |
摩擦材の製造 |
100.0 (100.0) |
- |
|
Resonac Materials (Thailand) Co., Ltd. |
タイ チャチューンサオ |
2,180,000 千バーツ |
粉末冶金製品、摩擦材の製造販売 |
100.0 (100.0) |
- |
|
Resonac Automotive Products (Thailand) Co., Ltd. |
タイ ラヨーン |
166,000 千バーツ |
自動車用樹脂成形品の製造販売 |
51.0 (51.0) |
- |
|
Resonac Powdered Metals America, Inc. |
米国 インディアナ州 |
34,300 千米ドル |
粉末冶金製品の製造販売 |
100.0 (100.0) |
- |
|
力森諾科高分子材料(上海)有限公司 |
中国 上海市 |
1,500 |
合成樹脂、樹脂成形材料の製造販売 |
100.0 (100.0) |
- |
|
Resonac Shotic Malaysia Sdn. Bhd. |
マレーシア ジョホール州 |
61,500 千リンギット |
アルミニウム連続鋳造棒及び鍛造品の製造販売 |
100.0 (100.0) |
当社は、同社に資金の貸付を行っています。 |
|
サンアロマー㈱ |
東京都 品川区 |
6,200 |
ポリプロピレンの製造販売 |
65.0 (65.0) |
- |
|
鶴崎共同動力㈱ |
大分県 大分市 |
2,985 |
大分石油化学コンビナートにおける蒸気、電力、用水の供給及び排水、廃棄物処理 |
50.6 (50.6) |
- |
|
㈱レゾナック・ガスプロダクツ |
川崎市 幸区 |
2,079 |
液化炭酸ガス、ドライアイス、産業ガス、ガス関連機器等の製造販売 |
100.0 (100.0) |
当社は、同社から資金の借入を行っています。 |
|
㈱レゾナック・グラファイト・ジャパン |
長野県 大町市 |
110 |
黒鉛電極の製造販売 |
100.0 (100.0) |
当社は、同社から資金の借入を行っています。 |
|
Resonac Graphite America Inc. |
アメリカ サウス カロライナ州 |
50,000 千米ドル |
黒鉛電極の製造販売 |
100.0 (100.0) |
- |
|
四川昭鋼炭素有限公司 |
中国 四川省 |
580,000 千人民元 |
黒鉛電極の製造販売 |
67.0 (67.0) |
- |
|
Resonac Graphite Malaysia Sdn. Bhd. |
マレーシア セランゴール州 |
77,230 千リンギット |
黒鉛電極の製造販売 |
100.0 (100.0) |
当社は、同社に資金の貸付を行っています。 |
|
Resonac Graphite Spain S.A.U |
スペイン ガリシア州 |
12,795 千ユーロ |
黒鉛電極の製造販売 |
100.0 (100.0) |
- |
|
Resonac Graphite Germany GmbH |
ドイツ バイエルン州 |
25 千ユーロ |
黒鉛電極の販売・原材料の調達 |
100.0 |
- |
|
力森諾科(中国)投資有限公司 |
中国 上海 |
1,109,478 千人民元 |
中国における投資及びグループ会社の統括、管理支援、事業拡大支援並びに半導体材料、モビリティ部材等の販売 |
100.0 (100.0) |
- |
|
Resonac Asia Pacific Pte. Ltd. |
シンガポール |
1,000 千米ドル |
アセアン及びインドのグループ会社の統括及び管理支援、並びに半導体材料・モビリティ部材等の販売 |
100.0 (100.0) |
- |
|
Resonac America, Inc. |
米国 カリフォルニア州 |
1,200 千米ドル |
北中米グループ会社の統括及び管理支援、並びに半導体材料・モビリティ部材等の販売 |
100.0 (100.0) |
- |
|
Resonac Europe GmbH |
ドイツ ヘッセン州 |
25 千ユーロ |
欧州グループ会社の統括及び管理支援、並びに半導体材料・モビリティ部材等の販売 |
100.0 (100.0) |
当社は、同社に資金の貸付を行っています。 |
|
㈱レゾナック・ビジネスサービス |
東京都 大田区 |
140 |
車両/事務機器等のリース・福利施設管理・間接材購買支援・金融/出納業務の受託 |
100.0 (100.0) |
当社及び一部の子会社は、同社に各種シェアード業務や資金プーリングを委託しています。 |
|
㈱レゾナック・テクノサービス |
茨城県 日立市 |
140 |
合成、分析、安全データシート作成等の業務受託及びFRP成形品、HPLCカラム、発泡ポリエチレンフォーム製品、コーテッドサンド、フェノール樹脂成形材料の製造販売 |
100.0 (100.0) |
- |
|
㈱レゾナック建材 |
横浜市 神奈川区 |
250 |
建築・土木資材の製造販売 |
100.0 (100.0) |
当社は、同社に資金の貸付を行っています。 |
|
FIAMM Energy Technology S.p.A. |
イタリア ヴェネト州 |
65,300 千ユーロ |
電気機械器具の製造販売 |
100.0 (100.0) |
- |
|
Societa' Italiana Accumulatori Produzione Ricerca Avezzano - SIAPRA S.p.A. |
イタリア アブルッツォ州 |
34,500 千ユーロ |
電気機械器具の製造 |
100.0 (100.0) |
- |
|
その他86社 |
- |
- |
- |
- |
- |
|
名称 |
住所 |
資本金 又は出資金 (百万円) |
主要な事業 の内容 |
議決権の 所有割合 (%) |
主な関係内容 |
|
(関連会社等) |
|
|
|
|
|
|
HD MicroSystems L.L.C. |
米国 ニュージャージー州 |
14,000 千米ドル |
半導体用ポリイミドの製造販売 |
50.0 (50.0) |
- |
|
日本ポリエチレン㈱ |
東京都 千代田区 |
7,500 |
合成樹脂の製造販売 |
42.0 (42.0) |
- |
|
㈱レゾナックユニバーサル |
東京都 港区 |
250 |
合成結晶ゼオライトの製造販売 |
50.0 (50.0) |
- |
|
その他30社 |
- |
- |
- |
- |
- |
(注)1 「議決権の所有割合」欄の(内書)は間接所有割合であります。
2 上記関係会社のうち、連結財務諸表に重要な影響を与えている債務超過会社はありません。
3 ㈱レゾナックは特定子会社に該当しております。
4 関連会社等には共同支配企業を含んでおります。
5 連結子会社のうち、㈱レゾナックの単体の売上高は、当社の連結売上収益の10%を超えております。㈱レゾナックの主要な損益情報等(日本基準)は、以下のとおりであります。
主要な損益情報等 (1)売上高 725,774百万円
(2)経常利益 57,365百万円
(3)当期純利益 46,364百万円
(4)純資産額 308,007百万円
(5)総資産額 955,249百万円