2026.06.22更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

旭有機材は、樹脂製バルブやDymatrix™、フェノール樹脂技術を軸に、ものづくりの現場を支える企業です。耐食性や実装力を強みに、半導体、水処理、資源開発へ事業を広げてきました。顧客の用途に合わせ込み、現場で「使っていただける」ところまでやり切る姿勢が独自性です。

目指す経営指標

・2030年度目標:売上高1,200億円
・2030年度目標:営業利益200億円
・2030年度目標:EBITDA300億円
・2030年度目標:当期純利益140億円
・2030年度目標:ROIC10%、ROE15%
・2030年度目標:D/Eレシオ0.5以下
・2025年度から2030年度までの6年間累計:総還元性向50〜70%程度
・2035年頃の長期展望:売上高2,000億円、営業利益400億円、ROIC13%、ROE18%
・2030年度までにScope 1およびScope 2のGHG排出量を2021年度比42%削減

用語解説

■グレートニッチトップ™

旭有機材が掲げる独自の目指す姿です。規模やシェアの大きさではなく、樹脂製配管・樹脂製バルブなどの分野で「業界の象徴」として選ばれ続ける存在を意味します。顧客視点の製品・サービスにこだわり、「なくてはならない」企業を目指す考え方です。

■ASAHIAV™

旭有機材の樹脂製バルブ・樹脂配管材料のブランドです。1956年にプラスチック成形として世界初の樹脂製バルブとして誕生した製品群で、軽く、さびにくい樹脂の特長を生かし、化学・水処理・半導体などの現場で使われています。

■Dymatrix™

半導体製造工程で使われる高機能樹脂バルブのシリーズです。長く収益が伴わない時期もありましたが、改良と検証を重ねて、現在は旭有機材の柱の一つに育った製品です。半導体関連領域の成長を支える重要な技術として位置付けられています。

■耐食ソリューション

腐食に関わる現場課題に対して、樹脂製配管材料や樹脂製バルブ、設計・施工などを組み合わせて提供する考え方です。単に製品を売るのではなく、プラントなどの現場で安心して使える状態まで支える点に特徴があります。

■フェノール樹脂技術

旭有機材の原点となる樹脂技術です。創業当初のベニア板製造で使う木材接着用のフェノール系接着剤を自社開発したことから発展しました。その後、鋳物用樹脂や電子材料用樹脂などに展開され、樹脂事業の土台になっています。

■AVライト

旭有機材が1946年に販売を開始した成形材料です。創業初期の製品であり、同社が樹脂材料の技術を事業として広げていく出発点の一つです。

■シェルモールド用レジン

鋳物をつくる工程で使われる樹脂材料です。旭有機材は1954年に販売を開始し、後のレジンコーテッドサンド事業につながりました。自動車や建設機械など、鋳造が必要なものづくりを支える材料です。

■レジンコーテッドサンド(RCS)

砂の表面を樹脂で覆った鋳造用材料です。鋳物をつくる際の型づくりに使われます。旭有機材では、自動車・建設機械向けなどの素形材分野で展開しており、中国やインドでの成長余地も示されています。

■ヘキサパス™

旭有機材が販売する低臭気レジンコーテッドサンドの製品名です。鋳造現場で使われるRCSの機能を高め、においに関する課題に対応する製品として位置付けられています。

■FALCONICS™

旭有機材が販売する固結材用発泡材料の製品名です。資料では同社の歴史の中で販売開始製品として示されており、樹脂技術を応用した製品群の一つです。

■管材システム事業

旭有機材の主要事業の一つです。樹脂製バルブや樹脂製配管材料を製造・販売し、設計・施工を含むエンジニアリングも手掛けます。製品を届けるだけでなく、現場で使える状態まで支える点が特徴です。

■樹脂事業

旭有機材の主要事業の一つです。自動車、住宅・建築、液晶、半導体などの分野に合成樹脂を提供します。顧客の用途に合わせて材料を作り込み、電子材料、素形材、断熱材などの領域で価値を提供しています。

■水処理・資源開発事業

旭有機材の主要事業の一つです。ドリコを核として、水処理工事や地熱発電用井戸、温泉井戸の掘削などを担います。管材システム事業や樹脂事業に続く第三の柱として位置付けられています。

■GNT2030

旭有機材の新中期経営計画を指す名称です。「グレートニッチトップ™」の実現に向け、地域別ニッチトップ戦略、半導体事業の深化・拡大、国内事業モデルの変革を進める計画です。2030年度までを投資効果を実装する重要な期間としています。

■地域別ニッチトップ戦略

地域ごとの市場特性に合わせて、旭有機材が強みを発揮できる領域を広げる成長戦略です。アメリカではプレファブリケーション拠点の拡大、中東・アフリカでは金属代替の推進、インドではRCS第二工場の検討などが示されています。

■国内事業モデルの変革(競争から共創へ)

国内事業を、単独で競争する形から、顧客や他社と共に価値をつくる形へ変える戦略です。管材システム事業では、商材とサービスを一括提供する耐食ソリューションへの変革を進めます。樹脂事業では、他社との協業や施工会社との連携を強めます。

■プレファブリケーション

工事現場ではなく、あらかじめ別の場所で製品や部材を作り込む仕組みです。旭有機材はアメリカや日本でこの取り組みを進め、現場での作業効率や品質の安定につなげようとしています。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

 

1945年3月

資本金200万円をもって日窒化学工業株式会社(現在の旭化成株式会社)の子会社として航空機用強化木の製造を目的とする日窒航材工業株式会社を設立

1945年11月

社名を旭ベニヤ工業株式会社と改め、フェノール樹脂成形材料、合成樹脂成型品、並びに合板の製造販売へ事業転換

1950年11月

社名を旭有機材工業株式会社と改称

1952年4月

延岡工場にてアサヒAVバルブの製造・販売を開始

1954年6月

延岡工場にてフェノールレジンの製造・販売を開始

1960年8月

株式を東京証券業協会に店頭公開

1961年10月

株式を東京証券取引所市場第2部に上場

1963年7月

レジンコーテッドサンド製造のため、下関工場(山口県下関市)を建設

1964年5月

合成樹脂成型品、レジンコーテッドサンド製造のため利根工場(茨城県古河市)を建設

1964年10月

レジンコーテッドサンド製造のため、常磐工場(福島県いわき市)を建設

1968年4月

フェノールレジン、レジンコーテッドサンド製造のため、愛知工場(愛知県扶桑町)を建設

1974年2月

株式を東京証券取引所市場第1部に指定替

1974年3月

塩化ビニルパイプの製造のため、北方工場(宮崎県北方町(現・延岡市))を建設し、北方プラスチック加工有限会社(北方プラスチック株式会社)に製造を委託

1991年9月

総合研究所(宮崎県延岡市)を建設

1991年10月

レジンコーテッドサンド製造のため、広島工場(広島県庄原市)を建設

1992年1月

下関工場(山口県下関市)を閉鎖

1996年10月

レジンコーテッドサンド製造のため、栃木工場(栃木県大田原市)を建設、これに伴い、利根工場(茨城県古河市)及び常磐工場(福島県いわき市)を閉鎖

1998年11月

塩化ビニルパイプ製造設備を、栃木工場(栃木県大田原市)に建設

1999年11月

アサヒアメリカ, Inc.の全株式を取得(現・連結子会社)

2000年2月

配管材料エンジニアリング部門強化のため、天下(あもり)工場(宮崎県延岡市)を建設

2001年2月

旭有機販売西日本株式会社を設立

2001年6月

延岡本社と東京本社の2本社制とし、かつ管材システム事業部、樹脂事業部の2事業部制を採用

2004年3月

樹脂事業部門の研究・開発のため総合研究所(愛知県扶桑町)を建設

2005年12月

旭有機材商貿(上海)有限公司を設立(現・連結子会社)

2006年12月

旭有機材樹脂(南通)有限公司を設立(現・連結子会社)

2008年10月

旭有機材閥門設備(上海)有限公司を設立(現・連結子会社)

2011年3月

北方工場(宮崎県延岡市)を閉鎖し、北方プラスチック株式会社を解散

2011年4月

執行役員制度を導入、旭有機販売株式会社に中部旭有機販売株式会社を統合

2012年8月

愛知工場 鋳造用フェノール樹脂製造工場を更新建設

2012年11月

アサヒモディマテリアルズPvt., Ltd.を設立(現・連結子会社)

2013年4月

旭有機販売株式会社と旭有機販売西日本株式会社が合併し、旭有機材商事株式会社に商号変更

2013年5月

旭有機材樹脂(南通)有限公司が電子材料用フェノール樹脂工場を新設

2013年7月

旭有機材樹脂(南通)有限公司が鋳造用レジン工場を増設

2013年9月

ドリコ株式会社の全株式を取得(現・連結子会社)

2014年4月

水処理・資源開発事業統括本部を新設し、3事業部制とする

2014年8月

アサヒコリアCo., Ltd.を設立(現・連結子会社)

2014年10月

アサヒAVヨーロッパGmbHを設立(現・連結子会社)

2016年2月

アサヒアジアパシフィックPte., Ltd.を設立(現・連結子会社)

2016年4月

社名を旭有機材株式会社に変更

2016年12月

アサヒユウキザイメキシコS.A. de C.V.を設立(現・連結子会社)

2017年10月

大和興産株式会社の株式を追加取得(現・連結子会社)

2018年4月

旭エー・ブイ産業株式会社の株式を追加取得

2018年4月

子会社である旭有機材商事株式会社と旭エー・ブイ産業株式会社が合併し、社名をアビトップ株式会社に変更(現・連結子会社)

2019年7月

株式会社ランドウィックの全株式を取得(現・連結子会社)

2019年11月

旭環美水処理(蘇州)有限公司が事業を開始(現・連結子会社) 

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

2024年7月

愛知工場に電子材料第二工場を新設

 

 

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金又は

出資金

(百万円)

主要な事業

の内容

議決権の所有

又は被所有

割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

アビトップ㈱

(注)2、4

東京都

台東区

100

配管材料

販売

100.0

当社管材システム事業に係る販売代理店である。

アサヒアメリカ, Inc.

(注)1、2、4

米国

マサチューセッツ州

1,057

配管材料

製造・販売

100.0

(100.0)

米国における当社管材システム事業に係る販売、その他、関連商品の製造販売を行っている。

役員の兼任等…有

旭有機材樹脂(南通)

有限公司

(注)2

中国

江蘇省

4,034

鋳物用樹脂

製造・販売

100.0

中国における当社樹脂事業に係る製造・販売を行っている。

当社より資金援助を受けている。

役員の兼任等…有

旭有機材閥門設備

(上海)有限公司

中国

上海市

202

配管材料

製造・販売

100.0

中国における当社管材システム事業に係る製造・販売を行っている。

旭有機材商貿(上海)

有限公司

中国

上海市

82

配管材料

販売

100.0

中国における当社管材システム事業に係る販売代理店である。

アサヒモディマテリアルズ Pvt., Ltd.

(注)2

インド

グジャラート州

530

レジン

コーテッド

サンド

製造・販売

51.0

インドにおける当社樹脂事業に係る製造・販売を行っている。

ドリコ㈱

(注)4

東京都

中央区

275

水処理施設の請負、

さく井事業

100.0

役員の兼任等…有

アサヒユウキザイメキシコ S.A. de C.V.

(注)2

メキシコ

アグアスカリエンテス州

906

レジン

コーテッド

サンド

製造・販売

100.0

メキシコにおける当社樹脂事業に係る製造・販売を行っている。

役員の兼任等…有

大和興産㈱

岡山県

岡山市中区

30

配管材料

販売

100.0

当社管材システム事業に係る販売代理店である。

㈱ランドウィック

大阪府

東大阪市

10

断熱・内装

工事業

100.0

当社樹脂事業で製造・販売している原料を使用している。

当社より設備の貸与を受けている。

役員の兼任等…有

その他 8社

―

―

―

―

―

(その他の関係会社)

 

 

 

 

 

旭化成㈱

(注)3

東京都

千代田区

103,389

化成品、

住宅繊維等の事業

被所有

30.9

当社の主要株主である。

当社に用役の提供をしている。

 

(注) 1 議決権の所有割合の( )内は間接所有割合で内数であります。

2 特定子会社に該当しております。

3 有価証券報告書を提出しております。

4 以下の子会社については売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報

アビトップ㈱

アサヒアメリカ, Inc.

ドリコ㈱

① 売上高

14,157百万円

15,431百万円

8,536百万円

② 経常利益

926百万円

2,673百万円

426百万円

③ 当期純利益

609百万円

1,988百万円

305百万円

④ 純資産額

5,064百万円

16,105百万円

3,412百万円

⑤ 総資産額

9,901百万円

18,360百万円

5,498百万円