2025.12.09更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

富士製薬工業は「女性医療」を核に、50年以上積み上げた産婦人科領域の知見と製造・供給力を武器に、バイオシミラーとグローバルCMOを掛け合わせて成長する医薬品メーカー。長期ビジョン2035で“誰もがwell-beingを実感できる社会”への貢献を掲げ、事業と資本効率の両立を目標に据える。

目指す経営指標

・2029年9月期 売上高800億円、営業利益率12.5%
・2029年9月期 ROE10%・EPS年率成長率17%、営業利益年率成長率21%
・ネット有利子負債/EBITDA 1.5~3倍水準
・早期にPBR1倍超えを実現(社長コミット)

用語解説

■長期ビジョン2035
富士製薬工業が掲げる中長期の方向性を示すスローガンで、2035年までに実現したい事業像と社会への貢献を明確化したもの。女性医療を核に、バイオシミラーとグローバルCMOの成長を両立し、事業品質と資本効率の高度化を同時に追う姿勢を指す。

■女性医療
同社が中核に据える事業領域の呼称で、月経困難症、更年期、子宮内膜症など女性のライフステージに伴う医療課題に対し、医療用医薬品の開発・製造・供給を通じて解決を目指す取り組み全体を示す。

■未解決・未充足の女性の健康課題
既存の治療や薬剤では十分に満たされていないニーズ(アンメットメディカルニーズ)を、同社が女性医療の重点テーマとして捉える際の表現。現場の困りごとを起点に製品やサービスの価値を設計する姿勢を含意する。

■バイオシミラー
バイオ医薬品の特許満了後に、品質・有効性・安全性が先行品と同等であることを示して承認を得る医薬品群。同社は導入・販売での実績を積み、パートナー連携を通じてポートフォリオ拡大の柱として位置づける。

■グローバルCMO
医薬品の製造を他社から受託し、国際水準の品質と供給体制で提供するビジネス。富士製薬工業は自社・グループ拠点の設備と運用力を活かし、受託製造で収益源と生産ノウハウを強化する戦略を指す。

■Alvotechとの連携
バイオシミラー領域で同社が進めるパートナーシップの呼称。承認・上市計画や完成品の輸入供給などを通じ、製品ラインアップ拡充と市場投入のスピードを高める狙いがある。

■後発品から新薬へのシフト
既存の後発医薬品中心の収益構造にとどまらず、価値の高い新たな製品群(バイオシミラーや新規価値提案品)へと比重を移し、収益性と社会的インパクトを同時に高める方向転換を指す。

■現場起点
MR・営業・SCM・経営企画などの実務で得た知見を意思決定に直結させ、医療現場や患者の実情から製品価値や施策を組み立てる同社の経営アプローチ。トップメッセージで強調される判断基準である。

■人がど真ん中
人的資本を最重要資源と捉え、全社員を巻き込む形で計画策定や実行を進めるという同社の人材哲学を示す言葉。組織の自律性と現場力を高め、成長と変革の推進力にする狙いがある。

■徳目教育
同社が人材育成で重視する価値観・行動規範を、教育を通じて日々の業務に根付かせる取り組みの総称。倫理観や使命感を実務と結びつけ、長期的な企業文化と実行力の基盤をつくる考え方を表す。

■私のコミットメント
代表者が自らの言葉で経営の優先順位と責任範囲を宣言するメッセージ枠の呼称。数値だけでなく、女性医療での貢献や資本効率向上など、意思と覚悟を明確にするための表明を意味する。
2025年9月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

当社は1954年4月に、故今井精一が東京都豊島区において個人商店「富士薬品商会」を創業、医薬品の販売を開始いたしました。その後業容の拡大に伴い1959年4月に法人組織「有限会社富士製薬工業」を設立、これに併せて富山県中新川郡水橋町に製剤工場を新設し、医療用医薬品の製造を開始いたしました。

なお、事業拡大を目的とした株式会社への組織変更以降の主な沿革は次のとおりであります。

 

年月

事項

1965年4月

医療用医薬品の製造及び販売を目的として、資本金250万円で東京都足立区北鹿浜町2083番地に富士製薬工業株式会社を設立

1972年2月

整形外科向けに副腎皮質ホルモン剤「デキサン」を発売

1973年7月

名古屋市千種区に名古屋支店(現 名古屋オフィス)を開設

東京都足立区に東京支店(現 日本橋オフィス)を開設

1973年10月

富山県富山市に新工場が完成し旧工場から移転

1973年11月

富山工場敷地内に研究棟及び配送センター完成

1974年4月

大阪市南区に大阪支店(現 大阪オフィス)を開設

福岡市西区に九州支店(現 福岡オフィス)を開設

1976年11月

富山工場敷地内にGMP適合抗生剤注射薬棟完成

1978年4月

新たに抗生物質製剤を薬価基準に収載し発売

1979年3月

札幌市白石区に札幌支店(現 札幌オフィス)を開設

1979年4月

本社を東京都足立区鹿浜一丁目9番11号に移転

1982年8月

産婦人科向けに体外診断用薬を発売

1995年6月

日本証券業協会に株式を店頭登録

1996年7月

非イオン性尿路・血管造影剤「オイパロミン注(現 イオパミドール注)」を発売

2000年4月

外皮用薬「エルタシン軟膏」の輸入販売を開始

2002年5月

富山工場敷地内に注射剤工場(現 第2製剤棟)を新設

2003年7月

本社ならびに東京支店を東京都千代田区紀尾井町に移転

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場

2006年4月

富山工場敷地内に錠剤工場(現 第4製剤棟)を新設

2008年6月

新薬「ルナベル配合錠」(子宮内膜症に伴う月経困難症治療剤)の販売開始

2011年3月

本社ならびに東京支店を東京都千代田区三番町に移転

2011年6月

富山工場敷地内に注射剤工場(第5製剤棟)を新設

2011年7月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場

2012年7月

東京証券取引所市場第一部銘柄に指定

2012年10月

タイ最大の医薬品製造受託企業であるOLIC (Thailand) Limitedを子会社化

2013年4月

富山工場の近隣に富山研究開発センターが完成

2013年5月

バイオ後続品「フィルグラスチムBS注シリンジ『F』」の販売開始

2014年3月

三井物産株式会社と資本業務提携契約締結

2016年1月

新薬「ウトロゲスタン腟用カプセル200mg」の製造販売承認を取得

2017年1月

OLIC (Thailand) Limitedがタイの工場敷地内に注射剤工場及び倉庫棟を新設

2018年11月

Alvotech Holdings社とバイオシミラーの日本における商業化に関しての独占的なパートナーシップ契約の締結

2021年2月

三井物産株式会社との資本提携解消

2021年9月

新薬「エフメノカプセル100mg」の製造販売承認を取得

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行

2022年6月

富山工場敷地内に新錠剤棟(第6製剤棟)を新設

2022年7月

富山工場敷地内に新包装棟(第7製剤棟)、新倉庫棟を新設

2024年9月

新薬「アリッサ® 配合錠」の製造販売承認を取得

 

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

主要な事業
の内容

議決権の所有
割合又は
被所有割合(%)

関係内容

(連結子会社)

OLIC(Thailand)Limited
(注)1

タイ王国アユタヤ県

831百万

タイバーツ

医薬品等の
製造受託事業

99.96

製品等の売買

役員の兼任あり

資金の援助

販売権の移管

 

(注)1 特定子会社に該当しております。

2 上記の他にその他の関係会社1社がありますが、重要性が乏しいため記載を省略しております。