2026.08.26更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書 2025年 9月期

サマリ

富士製薬工業は、女性医療領域を中心に高難度な医薬品を安定供給するスペシャリティファーマです。「徳」を行動理念とし、他者に尽くす人材育成を価値創造の基盤としています。国内最多の女性医療取扱品目数を誇り、ホルモン剤製造の技術基盤やバイオシミラーの開発力を強みとしています。自社工場やタイのグループ会社OLICを通じたグローバルCMO事業も推進し、患者や医療現場の多様な課題解決に挑んでいます。

目指す経営指標

・2029年9月期までに売上高800億円
・2029年9月期までに営業利益100億円(営業利益率12.5%)
・2029年9月期までにEPS 240円(税引き後営業利益ベース)
・2029年9月期までにROE 10.0%(税引き後営業利益ベース)
・2029年9月期までに女性領域事業とバイオシミラー事業の全売上高に占める構成比66%
・2029年9月期までにネット有利子負債/EBITDA倍率1.5〜3倍
・2029年9月期までにグローバルCMO事業売上高90億円
・2029年9月期までにバイオシミラー売上高150億円
・中期経営計画期間累計(2025-2029年9月期)で無形資産投資390億円(研究開発費、販売権・ライセンス費)
・中期経営計画期間累計(2025-2029年9月期)で研究開発費335億円

用語解説

■徳
当社において「自己の最善を他者に尽くしきること」と定義されている行動理念であり、自らの使命を知り他者を尊重して誠実に行動し続ける姿勢を表す経営の基盤となる価値観です。

■徳目評価
業績(成果)だけでなく、人間として備えるべき「徳」の価値観に基づいた行動や姿勢を評価し、人的資本経営や価値創造へとつなげる当社独自の人事評価制度です。

■スペシャリティファーマ
特定の医療領域(当社においては主に女性医療領域)に強みと専門性を集中させ、高難度な医薬品や新たな価値を提供する製薬企業を指します。

■バイオシミラー
先行バイオ医薬品の特許終了後に開発され、先行品と同等・同質の品質、安全性および有効性が確認された後続のバイオ医薬品であり、医療アクセスの向上や医療費抑制に貢献します。

■グローバルCMO
富山工場およびタイのグループ会社OLICを拠点とし、世界の大手製薬企業などを対象に高品質な医薬品の製造受託(CMO)および開発・製造受託(CDMO)を行う事業です。

■アリッサ®配合錠
国内新規成分である天然型エストロゲンのエステトロール(E4)を含有する月経困難症治療剤であり、当社の女性医療領域における成長をけん引する主要製品です。

■エフメノ®カプセル100mg
学会要望を起点に開発・承認された、更年期障害治療のホルモン補充療法(HRT)において子宮内膜増殖症の発症を抑制する日本唯一の保険適用経口天然型黄体ホルモン製剤です。

■OLIC
タイに所在する当社のグループ会社(OLIC (Thailand) Limited)であり、受託製造・開発機能(CDMO)を備えた東南アジア最大規模の拠点としてグローバル展開を推進しています。
2025年9月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

当社は1954年4月に、故今井精一が東京都豊島区において個人商店「富士薬品商会」を創業、医薬品の販売を開始いたしました。その後業容の拡大に伴い1959年4月に法人組織「有限会社富士製薬工業」を設立、これに併せて富山県中新川郡水橋町に製剤工場を新設し、医療用医薬品の製造を開始いたしました。

なお、事業拡大を目的とした株式会社への組織変更以降の主な沿革は次のとおりであります。

 

年月

事項

1965年4月

医療用医薬品の製造及び販売を目的として、資本金250万円で東京都足立区北鹿浜町2083番地に富士製薬工業株式会社を設立

1972年2月

整形外科向けに副腎皮質ホルモン剤「デキサン」を発売

1973年7月

名古屋市千種区に名古屋支店(現 名古屋オフィス)を開設

東京都足立区に東京支店(現 日本橋オフィス)を開設

1973年10月

富山県富山市に新工場が完成し旧工場から移転

1973年11月

富山工場敷地内に研究棟及び配送センター完成

1974年4月

大阪市南区に大阪支店(現 大阪オフィス)を開設

福岡市西区に九州支店(現 福岡オフィス)を開設

1976年11月

富山工場敷地内にGMP適合抗生剤注射薬棟完成

1978年4月

新たに抗生物質製剤を薬価基準に収載し発売

1979年3月

札幌市白石区に札幌支店(現 札幌オフィス)を開設

1979年4月

本社を東京都足立区鹿浜一丁目9番11号に移転

1982年8月

産婦人科向けに体外診断用薬を発売

1995年6月

日本証券業協会に株式を店頭登録

1996年7月

非イオン性尿路・血管造影剤「オイパロミン注(現 イオパミドール注)」を発売

2000年4月

外皮用薬「エルタシン軟膏」の輸入販売を開始

2002年5月

富山工場敷地内に注射剤工場(現 第2製剤棟)を新設

2003年7月

本社ならびに東京支店を東京都千代田区紀尾井町に移転

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場

2006年4月

富山工場敷地内に錠剤工場(現 第4製剤棟)を新設

2008年6月

新薬「ルナベル配合錠」(子宮内膜症に伴う月経困難症治療剤)の販売開始

2011年3月

本社ならびに東京支店を東京都千代田区三番町に移転

2011年6月

富山工場敷地内に注射剤工場(第5製剤棟)を新設

2011年7月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場

2012年7月

東京証券取引所市場第一部銘柄に指定

2012年10月

タイ最大の医薬品製造受託企業であるOLIC (Thailand) Limitedを子会社化

2013年4月

富山工場の近隣に富山研究開発センターが完成

2013年5月

バイオ後続品「フィルグラスチムBS注シリンジ『F』」の販売開始

2014年3月

三井物産株式会社と資本業務提携契約締結

2016年1月

新薬「ウトロゲスタン腟用カプセル200mg」の製造販売承認を取得

2017年1月

OLIC (Thailand) Limitedがタイの工場敷地内に注射剤工場及び倉庫棟を新設

2018年11月

Alvotech Holdings社とバイオシミラーの日本における商業化に関しての独占的なパートナーシップ契約の締結

2021年2月

三井物産株式会社との資本提携解消

2021年9月

新薬「エフメノカプセル100mg」の製造販売承認を取得

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行

2022年6月

富山工場敷地内に新錠剤棟(第6製剤棟)を新設

2022年7月

富山工場敷地内に新包装棟(第7製剤棟)、新倉庫棟を新設

2024年9月

新薬「アリッサ® 配合錠」の製造販売承認を取得

 

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

主要な事業
の内容

議決権の所有
割合又は
被所有割合(%)

関係内容

(連結子会社)

OLIC(Thailand)Limited
(注)1

タイ王国アユタヤ県

831百万

タイバーツ

医薬品等の
製造受託事業

99.96

製品等の売買

役員の兼任あり

資金の援助

販売権の移管

 

(注)1 特定子会社に該当しております。

2 上記の他にその他の関係会社1社がありますが、重要性が乏しいため記載を省略しております。