2026.06.16更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

ダイトは、原薬から製剤までを一気通貫で担う総合医薬品メーカーです。日本と中国の生産体制、業界トップクラスの品質管理体制、クオリティカルチャーを強みに、高品質な医薬品の安定供給を支えています。現在は「DTP2027」を軸に、業界再編を成長機会と捉え、「シン・ダイト」への変革に挑んでいます。

目指す経営指標

・2026年5月期計画:売上高525億円
・2026年5月期計画:営業利益30億円
・2027年5月期目標:CCC220日
・株主還元強化:DOE2%以上をKGI設定
・資本生産性指標:ROICとROEを導入
・2030年度目標:Scope1+2を2023年度比25%削減
・2050年度目標:Scope1+2とScope3の実質排出量ゼロを目指す
・2027年度まで:Scope3の削減目標を設定

用語解説

■原薬
医薬品を製造するための原料で、医薬品の中に含まれる有効成分を指します。ダイトは原薬の製造・販売、輸入、仕入販売を行い、製剤事業と並ぶ中核事業にしています。

■製剤
最終的な医薬品のことです。ダイトでは、ジェネリック医薬品の製造・販売、先発医薬品の受託製造、OTC医薬品の製造・販売などを製剤事業として展開しています。

■原薬から製剤までの一気通貫生産
医薬品の有効成分である原薬の製造から、最終的な医薬品である製剤の製造までを一貫して行う体制です。ダイトはこの体制により、品質管理の一元化と幅広い工程での製造受託を可能にしています。

■ハイブリッド経営
原薬事業と製剤事業の両方を中核として有効活用する、ダイト独自の事業の考え方です。原薬と製剤を両輪にすることで、医薬品メーカーの幅広いニーズに対応できる点が特徴です。

■クオリティカルチャー
品質を最優先に考える企業文化を指します。ダイトでは、現場から経営層まで品質に対する意識を共有し、高品質な医薬品の安定供給を支える土台としています。

■DTP2027
「Daito Transformation Plan 2027」の略称です。ダイトが掲げる中期経営計画で、既存ビジネスの効率化、中国ビジネスの強化、新規ビジネスへの参入、資本配分の高度化、人的資本への投資を柱にしています。

■シン・ダイト
DTP2027のコンセプトとして掲げられている言葉です。「我々は変わらなければならない」という経営トップの想いを込め、変革を通じて新しいダイトを確立する姿勢を示しています。

■新・コンソーシアム構想
ジェネリック医薬品の品目統合を進めるための構想です。複数企業で同じ有効成分の品目ごとに製造所を集約し、品質管理体制の強化、少量多品目生産の改善、安定供給の実現を目指します。

■Forecast Accuracy
需要予測精度を意味する言葉です。ダイトは、委託側と受託側が需要予測の精度を高めることで、長期滞留在庫や廃棄を減らし、医薬品の安定供給につなげる考えを示しています。

■Equal Partner
委託側と受託側が対等な立場で協力する文化を指します。ダイトは、医薬品業界全体の安定供給力を高めるために、需要予測や生産計画で相互に協力する関係が必要だとしています。

■S&OP会議
販売計画、生産計画、在庫水準などを見える化し、需要と供給のバランスを調整する会議です。ダイトでは、安定供給を保ちながら在庫の適正化を進めるための仕組みとして活用されています。

■オーファンドラッグ
国内患者数が少ない希少疾病用医薬品を指します。有効な治療法が乏しい病気を対象にする医薬品で、ダイトはノーベルファーマとの協業を通じて、この領域の製剤開発に取り組んでいます。

■オーファンドラッグCDMOビジネス
希少疾病用医薬品について、製剤の開発と製造を受託する事業です。ダイトは、臨床試験用製剤や市販製剤の処方検討、製法検討、製造などを担うことで、新規ビジネスとして育てようとしています。

■NPC-29
ノーベルファーマが開発を進める、多系統萎縮症を適応症とするユビキノール含有製剤です。ダイトは同社との開発基本契約に基づき、治験薬製造に向けたプロジェクトを進めています。

■ONE Daito
日本と中国のグループ拠点が連携し、原薬から製剤までの一気通貫生産を支える考え方です。ダイトは日中連携を相対的優位性と位置づけ、顧客の多様なニーズに応える体制を示しています。
2026年5月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

 

年月

事項

1942年6月

富山家庭薬の東南アジアへの輸出統制会社として富山県の指導のもとに富山市下木田に大東亜薬品交易統制株式会社を設立

1944年4月

商号を大東亜薬品交易株式会社に変更、中新川郡雄山町に疎開移転

1945年11月

商号を大東薬品交易株式会社に変更、射水郡小杉町に移転、家庭薬の販路を国内に求める

1947年10月

富山市桜木町に本社を移転

1948年7月

家庭薬製造許可を取得

1948年12月

商号を大東交易株式会社に変更

1949年3月

事務所・工場を新設し、配置用医薬品製造を開始する

1950年6月

医薬品原料卸業部門を開設し、医薬品原料の販売を開始する

1956年3月

大和薬品工業株式会社設立

1958年12月

セメント販売部門を開設

1963年5月

大阪市東区に大阪営業所を新設(1973年12月大阪支店に昇格、1987年8月大阪市中央区に移転)

1965年4月

東京都千代田区に東京営業所を新設(1970年9月東京支店に昇格)

1971年4月

医薬品原料の製造・開発のため研究所を富山市奥田新町に新設

1976年10月

高付加価値の医療用医薬品(後発品)の製造開始

1979年11月

GMP(注1)適合の第一製剤棟と原薬実験棟を富山市八日町に本社工場として新設し、配置用医薬品及び医療用医薬品の増産と医薬品原料の製造を開始

1980年5月

営業部門及び本社管理部門を富山市今泉に移転

1982年11月

医薬品原料の増産のため、本社工場に第一原薬棟を新設

1985年4月

本社工場に第二製剤棟を新設し、OTC医薬品(注2)の製造を開始

1985年12月

製造・開発を強化するため、新研究棟を本社工場の隣接地に新設・移転

1986年5月

バルクGMPに対応すべく原薬包装棟を新設

1987年7月

大和薬品工業株式会社を子会社化

1989年10月

本社工場に第二原薬棟を新設し、医薬品原料の新薬中間体の受託製造を開始

1991年12月

商号をダイト株式会社(現社名)に変更

1993年4月

OTC医薬品を増産するため、本社工場に第三製剤棟を新設

1999年6月

本社工場に第三原薬棟を新設

2001年5月

セメント販売部門を廃止

2001年9月

本社工場に第五製剤棟・第三物流センターを新設し、医療用医薬品の受託製造を開始

2003年3月

本社工場に第二包装棟を新設

2005年12月

本社事務所棟を本社工場の隣接地に新設・移転

2007年9月

医薬品原料の増産のため、本社工場に第五原薬棟・第五物流センターを新設

2007年10月

本社工場に第三包装棟を新設

2007年10月

大和薬品工業株式会社を株式交換により完全子会社化

2007年11月

米国イリノイ州に駐在員事務所を設置

2008年6月

Daito Pharmaceuticals America, Inc.設立(米国・駐在員事務所を廃止)

2008年10月

本社工場に第六製剤棟を新設

2010年3月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場

2011年3月

東京証券取引所市場第一部に指定

2011年7月

本社工場に厚生棟を新設

2012年9月

安徽微納生命科学技術開発有限公司を子会社化(現社名)大桐製薬(中国)有限責任公司

2014年11月

大桐製薬(中国)有限責任公司に製剤棟を新設

2014年12月

高薬理活性製剤の製造・開発のため、本社工場に第七製剤棟を新設

2015年10月

本社工場に第六原薬棟、第三原薬包装棟を新設

 

 

 

年月

事項

2016年2月

本社工場に医薬品工業化プロセス研究棟を新設

2017年6月

本社工場に高薬理R&Dセンターを新設

2018年11月

高薬理活性製剤の製造のため、本社工場に第八製剤棟を新設

2021年12月

本社工場に品質保証棟を新設

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2022年5月

本社工場に第七原薬棟を新設

2023年12月

本社工場に第十製剤棟を新設

2024年3月

本社工場に総合研究センターを新設

2024年8月

千輝薬業(安徽)有限責任公司及び安徽鼎旺医薬有限公司に対する出資比率を21%に引上げ

2025年6月

連結子会社大和薬品工業株式会社を吸収合併

 

(注) 1.GMP

医薬品の製造をする者が守るべき内容を定めた法令に「医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令」があります。この「医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準」を指して「GMP(Good Manufacturing Practice)」と略称しております。

2.OTC医薬品

OTC医薬品とは、薬局や薬店で販売されている一般用医薬品です。英語の「Over The Counter」の略で、カウンター越しに薬を販売するかたちに由来しております。

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金

主要な事業
の内容

議決権の
所有割合
(%)

関係内容

(連結子会社)

 

万米ドル

 

 

 

Daito Pharmaceuticals America, Inc.

アメリカ合衆国
イリノイ州

10

医薬品事業

100

当社製品の北米への輸出業務の支援

 

 

万米ドル

 

 

 

大桐製薬(中国)有限責任公司

(注)2

中華人民共和国
安徽省合肥市

1,700

医薬品事業

70

医薬品製剤の製造委託

(持分法適用会社)

 

百万円

 

 

 

株式会社フェルゼンファーマ

北海道札幌市中央区

56

医薬品事業

20

医薬品製剤の販売

 

 

万米ドル

 

 

 

千輝薬業(安徽)有限責任公司(中国)

中華人民共和国
安徽省合肥市

1,000

医薬品事業

21

医薬品原料の製造委託に伴う製品・原材料の購入

 

 

万米ドル

 

 

 

安徽鼎旺医薬有限公司(中国)

中華人民共和国
安徽省安慶市

1,800

医薬品事業

21

医薬品原料の製造委託に伴う製品・原材料の購入

 

(注) 1.「主要な事業の内容」欄には、当連結グループは医薬品メーカーとして、同一セグメントに属する事業を行っているため、その同一セグメントの名称を記載しております。

2.上記子会社のうち、大桐製薬(中国)有限責任公司は特定子会社に該当しております。