2026.06.16更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: INTEGRATED REPORT 2025

サマリ

フジ・メディア・ホールディングスは、放送ネットワークとコンテンツ制作力を軸に事業を広げてきた企業です。現在は人権尊重を経営の中心に据え、真のコンテンツカンパニーへの転換を進めています。IP、FOD、TVer、アドレッサブルテレビ広告、都市開発・観光のリアル接点を組み合わせ、生活者が喜びやつながりを実感する場を広げています。

目指す経営指標

・2030年度にROE5〜6%
・2033年度にROE8%
・2030年度に営業利益600億円
・2033年度に営業利益750億円
・自己資本を6,500億円に圧縮
・今後5年間で2,500億円規模の成長投資
・長期的に累計4,000億円規模の成長投資枠を検討
・2027年度までのできるだけ早期に政策保有株式を合計1,000億円超売却
・2027年度末までに政策保有株式を純資産の15%未満
・2029年度までに2,500億円規模の自己株式取得
・1株当たり年間配当の下限を50円・2030年度に1株当たり配当120〜150円
・2033年度に1株当たり配当160〜190円
・放送・メディア事業の粗利益率を2030年度までに35%

用語解説

■改革アクションプラン
フジテレビにおける人権・コンプライアンスに関する事案を受け、同社が新たな経営指針として策定した改革計画です。人権尊重、人的資本経営、事業改革、資本収益性の向上、ガバナンス改革を柱にしています。

■真のコンテンツカンパニー
同社が目指す企業像です。地上波放送だけで稼ぐのではなく、IPの開発、配信、販売、グッズ、イベント、ファンとの接点まで広げ、コンテンツの価値を長く大きく育てる会社を指します。

■IP
ドラマ、アニメ、キャラクター、番組など、さまざまな形で活用できる知的財産を指します。同社はIPを主軸に、放送だけでなく配信、商品化、イベント、海外展開などへ広げる方針を示しています。

■FOD
フジテレビが展開する動画配信サービスです。フジテレビの番組やオリジナル作品などを配信し、放送以外で視聴者と接点を持つための重要なサービスです。

■TVer
民放公式テレビ配信サービスです。同社は見逃し配信を通じて、テレビ番組を放送時間やテレビ受像機に限らず視聴できる形にし、広告価値の拡大にもつなげています。

■アドレッサブルテレビ広告
インターネットに接続したテレビ向けに、視聴者ごとにCMを切り替えられる広告手法です。同社はテレビ広告の価値を高める技術として開発を進め、広告主のニーズにより細かく応えることを目指しています。

■FNS
フジテレビを中心とする全国ネットワークを指します。同社の沿革では、全国の系列局と番組を届ける体制を築いたことが、放送事業の基盤として示されています。

■認定放送持株会社
複数の放送会社などを傘下に持つことが認められた持株会社の仕組みです。同社はこの体制へ移行し、グループ全体でメディア、コンテンツ、都市開発などを展開する形を整えました。

■メディア・コンテンツ事業
フジテレビ、ビーエスフジ、ニッポン放送、ポニーキャニオン、dinos、クオラスなどが関わる事業領域です。放送、配信、音楽、通販、広告、出版などを通じて、コンテンツを作り、届け、収益化しています。

■都市開発・観光事業
サンケイビルなどを中心に、不動産開発、ホテル、海洋レジャーなどを展開する事業領域です。建物や施設を保有・運営するだけでなく、リアルな場での体験価値を生み出す役割も担っています。

■コンテンツのメタデータ
番組や作品に関する権利情報、販売実績、利益配分などの管理情報を指します。同社はこれを整備し、コンテンツ単位で収支や価値を把握する体制づくりを進めています。

■体験型エンターテインメント(LBE)
「Location Based Entertainment」の略称です。イベント、展示、施設などのリアルな場所で、コンテンツの世界観を体験できるエンターテインメントを指します。

■オウンドメディア
企業が自ら持つメディアや発信チャネルを指します。同社はコンテンツの届け方を強化するため、外部サービスだけでなく、自社で生活者と接点を持つ仕組みも重視しています。

■グッズMD
コンテンツやIPを活用した商品の企画・販売を指します。番組やキャラクターの人気を、グッズ販売などの形で収益化する取り組みです。

■ファンダム・コミュニティ
作品やIPを好きな人たちが集まり、交流し、継続的に関わる場を指します。同社はイベントやリアル施設なども活用し、一過性ではないファンとのつながりを育てようとしています。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

 

年月

概要

1957年6月

㈱ニッポン放送と㈱文化放送の2社に映画3社(東宝㈱、松竹㈱、大映㈱)が加わり「富士テレビジョン」として、テレビ免許を申請。

   7月

「富士テレビジョン」に予備免許交付、チャンネルは8ch、呼出符号はJOCX。

   11月

㈱富士テレビジョン設立。(東京都千代田区有楽町一丁目7番地、資本金6億円)

1958年12月

㈱フジテレビジョンに社名変更。

1959年1月

郵政省より本免許交付。

   1月

東京都新宿区市ヶ谷河田町7番地に本社ビル完成。

   3月

フジテレビジョン開局、映像出力10kw。

   6月

基幹4局ネット調印し、FNS(フジネットワークシステム)の基礎を確立。

1960年1月

映像出力50kwに増力。

1962年12月

本店所在地変更(東京都新宿区市ヶ谷河田町7番地)。

1964年9月

カラー本放送開始。

1970年10月

第2次UHF開局によりFNS27局体制が確立し全国ネットワークが完成。

1978年10月

音声多重放送本放送開始。

1979年7月

情報システム開発会社㈱フジミック(現㈱フジ・ネクステラ・ラボ)を設立(現・連結子会社)。

1982年3月

番組制作会社㈱共同テレビジョンを子会社化(現・連結子会社)。

1985年12月

文字多重放送本放送開始。

1989年8月

第一世代クリアビジョン放送開始。

   8月

美術部門の一部を独立し、㈱フジテレビ美術センター(現㈱フジアール)を設立(現・連結子会社)。

1990年11月

ハイビジョン試験放送開始。

1991年3月

通信販売会社㈱フジサンケイリビングサービス(現㈱dinos)を設立(現・連結子会社)。

1994年11月

ハイビジョン実用化試験局免許取得。

1995年4月

経営体質強化のため㈱フジサンケイグループ本社を吸収合併。

   9月

ワイドクリアビジョン(EDTVⅡ)本放送開始。

   10月

番組制作子会社を統合し、㈱フジクリエイティブコーポレーションを設立(現・連結子会社)。

1997年3月

東京都港区台場二丁目4番8号に新本社ビル完成。

   4月

本店所在地変更(東京都港区台場二丁目4番8号)。

   8月

東京証券取引所市場第1部に株式を上場。

1998年4月

放送法にもとづきCSデジタル放送2チャンネルの委託放送業務の認定を受ける。

   4月

CSチャンネル「フジテレビ721」の放送を開始。

   12月

東京都港区にBSデジタル放送会社、㈱ビーエスフジを設立(現・連結子会社)。

1999年4月

CSチャンネル「フジテレビ739」の放送を開始。

2000年12月

BSデジタル放送会社、㈱ビーエスフジ本放送を開始。

2003年4月

総務省より地上デジタル放送の予備免許交付。

   12月

地上デジタル放送の本放送開始。

 

 

 

 

年月

概要

2005年9月

産業活力再生特別措置法第3条第1項の規定に基づく簡易株式交換により、㈱ニッポン放送を完全子会社化。

2006年4月

携帯端末向けサービス「ワンセグ」開始。

    4月

㈱ニッポン放送ホールディングス(旧㈱ニッポン放送)を吸収合併。

2007年9月

東京都江東区青海二丁目36番地に「湾岸スタジオ」完成。

   10月

広告関係会社㈱ビッグショット、㈱フジサンケイアドワーク、㈱ティーコムコーポレーション、㈱富士アドシステムの合併により、㈱クオラスを設立(現・連結子会社)。

2008年10月

認定放送持株会社体制へ移行し、商号を㈱フジ・メディア・ホールディングスへ変更。同時に、会社分割によりテレビ放送事業を営む㈱フジテレビジョンを設立(現・連結子会社)。

2009年7月

株式公開買付けにより通信販売会社㈱セシールを連結子会社化。

2011年4月

株式交換により㈱ビーエスフジを完全子会社化。

   7月

アナログ放送停波、地上デジタル放送へ完全移行。

2012年3月

株式公開買付けにより不動産会社㈱サンケイビルを連結子会社化。

2013年5月

地上テレビジョン放送の送信所を東京タワーから東京スカイツリーに移転。

   7月

㈱ディノスが㈱セシール及び㈱フジ・ダイレクト・マーケティングを吸収合併し、商号を㈱ディノス・セシール(現㈱dinos)へ変更。

2015年4月

㈱サンケイビルによる株式取得により、㈱グランビスタホテル&リゾートを連結子会社化。

2016年12月

株式の追加取得により、FNS系列局の㈱仙台放送を連結子会社化。

2018年12月

㈱ビーエスフジ、BS4K放送開始。

2021年3月

㈱ディノス・セシールが当社グループ外にセシール事業を譲渡し、商号を㈱DINOS CORPORATION(現㈱dinos)へ変更。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。

 

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金
又は
出資金
(百万円)

主要な
事業の内容

議決権の
所有(被所有)割合

関係内容

所有割合(%)

被所有
割合(%)

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

㈱フジテレビジョン

(注)2,3

東京都港区

8,800

メディア・コンテンツ事業

100.0

不動産賃貸、管理業務委託等
役員の兼任有

㈱ビーエスフジ

東京都港区

6,200

メディア・コンテンツ事業

100.0

事業所の賃貸

㈱フジクリエイティブ
コーポレーション

東京都江東区

480

メディア・コンテンツ事業

100.0

事業所の賃貸

役員の兼任有

㈱仙台放送

宮城県仙台市青葉区

200

メディア・コンテンツ事業

72.4

㈱共同テレビジョン

東京都中央区

150

メディア・コンテンツ事業

57.7

(3.3)

事業所の賃貸等

役員の兼任有

㈱扶桑社

東京都港区

100

メディア・コンテンツ事業

100.0

資金の貸付

㈱クオラス

東京都品川区

100

メディア・コンテンツ事業

68.9

広告出稿等

㈱dinos

東京都中野区

100

メディア・コンテンツ事業

100.0

㈱ニッポン放送

東京都
千代田区

100

メディア・コンテンツ事業

100.0

㈱ポニーキャニオン

東京都港区

100

メディア・コンテンツ事業

100.0

㈱フジパシフィックミュージック

東京都港区

60

メディア・コンテンツ事業

100.0

㈱フジアール

東京都江東区

30

メディア・コンテンツ事業

100.0

事業所の賃貸等

㈱サンケイビル

(注)2,3

東京都
千代田区

38,120

都市開発・観光事業

100.0

土地の賃貸

㈱グランビスタホテル&リゾート

東京都

千代田区

100

都市開発・観光事業

100.0

(100.0)

㈱サンケイビルウェルケア

東京都

千代田区

100

都市開発・観光事業

100.0

(100.0)

㈱サンケイビルテクノ

東京都
千代田区

80

都市開発・観光事業

100.0

(100.0)

伸和サービス㈱

大阪府大阪市

中央区

70

都市開発・観光事業

100.0

(100.0)

㈱サンケイビルマネジメント

東京都港区

60

都市開発・観光事業

100.0

(100.0)

業務委託等

㈱フジ・ネクステラ・ラボ

東京都江東区

300

その他事業

100.0

業務委託等

㈱ニッポン放送プロジェクト

東京都
千代田区

60

その他事業

100.0

(100.0)

リース取引等

資金の貸付

その他21社

 

 

名称

住所

資本金
又は
出資金
(百万円)

主要な
事業の内容

議決権の
所有(被所有)割合

関係内容

所有割合(%)

被所有
割合(%)

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

 

㈱WOWOW

(注)4

東京都港区

5,000

メディア・コンテンツ事業

20.9

(0.0)

0.2

役員の兼任有

㈱産業経済新聞社

東京都
千代田区

3,172

メディア・コンテンツ事業

45.4

(5.4)

役員の兼任有

関西テレビ放送㈱

大阪府大阪市北区

500

メディア・コンテンツ事業

25.0

4.2

役員の兼任有

日本映画放送㈱

東京都
千代田区

333

メディア・コンテンツ事業

33.3

(33.3)

㈱TⅤer

東京都

港区

100

メディア・コンテンツ事業

16.4

伊藤忠・フジ・パートナーズ㈱

東京都港区

100

その他事業

37.0

その他22社

 

(注) 1 「議決権の所有(被所有)割合」欄の(内書)は間接所有であります。

2 特定子会社であります。

3 ㈱フジテレビジョン、㈱サンケイビルについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

 

 

(単位:百万円)

主要な損益情報等

㈱フジテレビジョン

㈱サンケイビル

①売上高

173,701

112,851

②経常利益又は経常損失(△)

△32,204

21,958

③当期純利益又は当期純損失(△)

△26,382

12,329

④純資産額

105,717

162,222

⑤総資産額

151,563

570,294

 

4 有価証券報告書提出会社であります。