2025.10.21更新

コーポレートストーリー

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合レポート 2024

サマリ

資生堂は「ブランド×イノベーション×人」を核に、IFSCCでの最多受賞が示す研究力と、コア3・ネクスト5への集中投資で“ヒーロー商品”を連発するグローバルビューティーカンパニー。2025-26年は構造改革を完遂し、2027年以降の成長再加速へ“ACT and DELIVER”で臨む。

目指す経営指標

・2026年 コア営業利益率7%(コロナ禍以降最高水準)達成を目指す
・2024–2026年 年平均売上成長率+3%(為替等除く)
・2026年 ROIC5%、ROE7%(超えるべきマイルストーン)
・(方針)できるだけ早期にコア営業利益率2桁へ引き上げ

専門用語

■IFSCC
「International Federation of Societies of Cosmetic Chemists(国際化粧品技術者会連盟)」の略称で、化粧品の研究・技術分野で権威ある国際学会です。資生堂は同学会での多数受賞を強みとしており、研究力の客観的な証明として位置づけています。

■コア3・ネクスト5
資生堂が成長投資を集中させるブランド群の区分を指す呼称です。グローバルで牽引力の高い中核ブランド群(コア3)と、次に伸ばす重点ブランド群(ネクスト5)に分け、配分と実行を明確にして機動的に成長を狙います。

■ヒーロー商品
市場で人気と収益を牽引する代表的な製品を指す社内用語です。研究成果とブランド力を結びつけ、国や地域を越えて継続的に販売を伸ばす“主役SKU”として位置づけられます。

■ACT and DELIVER
2025–26年に掲げる行動スローガンで、「決めたことを素早く実行し、成果を出す」というマネジメントの姿勢を明確にしたものです。構造改革の完遂と収益力回復を現場レベルで徹底する合言葉です。

■Beauty Innovation Atelier
資生堂がグローバルで共有する人材・組織の学びと共創の場の名称です。研究・ブランド・マーケティングが国境を越えてつながり、アイデアを素早く製品化するための文化・仕組みを育てます。

■スキンビューティー
資生堂が事業フォーカスとして強調する「肌の美」に軸足を置いたカテゴリー戦略の呼称です。スキンケア中心のポートフォリオを磨き、プレステージ領域での競争力を高める狙いがあります。

■R&D VISION
2030年を見据えた研究開発の中長期ビジョンの総称です。競争優位のイノベーション創出や新カテゴリーへの挑戦、人材の多様化など、研究部門の優先課題を示します。

■BEAUTY INNOVATIONS(エンジン)
資生堂が掲げる研究開発の方向性を象徴するキーワードで、「美の革新」を継続的に生み出すエンジンとしてR&D機能を捉える考え方です。循環型の価値づくりや新領域開拓を推進します。

■PEOPLE FIRST
資生堂が重視する人への投資・人材起点の経営姿勢を示すキーワードです。多様な人材が力を発揮できる環境を整え、ブランドとイノベーションの成果につなげるという方針を表します。

■ファンデ美容液
ファンデーションの仕上がりと美容液のスキンケア効果を両立させた製品コンセプトです。メイクとスキンケアを一体化することで、日常使いで肌を美しく見せながらコンディションも整える狙いがあります。

■クレ・ド・ポー ボーテ
資生堂のプレステージブランドの一つで、先進の皮膚科学と上質な体験価値を特徴とする高価格帯ラインです。ブランド資産を活かし、各市場で高付加価値の成長を担います。

■エリクシール(ELIXIR)
資生堂のスキンケアブランドで、ハリやうるおいなどの肌悩みに応える商品群を展開します。研究知見を反映した機能性と日常使いのしやすさで、継続的なユーザー基盤を築いています。

■NARS
メイクアップを中心とするグローバルブランドで、アーティストリー(表現性)とトレンド創出力を強みに持ちます。プレステージ領域での存在感が高く、グローバル成長の柱の一つです。