2025.10.21更新

コーポレートストーリー

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書 2025

サマリ

アース製薬は「虫ケア用品」と「入浴剤」を軸に国内トップシェアを持ち、総合環境衛生事業も展開する“快適生活インフラ”企業。100年の蓄積と「お客様目線」で、タイ・ベトナムなど海外へ拡大し、MA-T®の社会実装など衛生・快適領域を広げる。ホールディングス機能強化でグループ力を束ね、次の飛躍を狙う。

目指す経営指標

・2026年度:連結売上高1,700億円、営業利益70億円、営業利益率4.1%、当期純利益43億円、ROE7.2%、海外売上250億円(売上比率14.7%)
・DOE:4%台維持(配当方針)
・2030年度:CO2排出量46%削減、再生可能エネルギー率95%、水使用効率10%向上、産業廃棄物ゼロエミッション(工場・研究所)
・2026年度:女性管理職比率18%以上(人材KPI)

専門用語

■虫ケア用品
アース製薬が2017年に掲げた独自のカテゴリー名で、従来の「殺虫剤」を超えて、虫との距離を適切にとりながら暮らしを快適に保つ発想で設計された製品群を指します。駆除だけでなく予防・忌避・空間管理などまで含め、生活者起点で使いやすさと安全性の両立を目指す考え方です。

■総合環境衛生
店舗・工場・施設など事業者向けに提供する衛生ソリューション領域の呼称で、害虫・害獣対策や衛生管理、定期点検・コンサルティングなどを一体で提供するモデルを指します。家庭用で培った研究知見と全国の営業・サービス網を生かし、現場課題を継続的に改善する点が特徴です。

■MA-T®
同社が社会実装を進める衛生ソリューションの名称で、公共施設やイベント、医療・介護など多様な場面での衛生環境づくりに活用することを想定した取り組みです。製品・サービスの形で普及を図り、グループの新たな成長柱の一つとして位置づけられています。

■Act For Life/「地球を、キモチいい家に。」
アース製薬グループのコーポレート・アイデンティティ(CI)で、暮らしと地球環境の双方を心地よくするという方向性を端的に示すスローガンです。事業・ブランド・人材施策を通じてこの価値観を体現することを目標に掲げています。

■快適生活インフラ
同社が自社の存在意義を表すときに用いる表現で、虫ケアや入浴剤、環境衛生サービスなどを通じ、日々の生活の安心・快適を下支えする“社会の基盤”を担うという考え方を指します。

■「お気づき」
店頭やお客様対応の最前線から集まる気づき・改善提案を指す社内語で、年間多数のインプットを商品改良や売場提案、サービス改善に反映する仕組みを指します。現場の声を迅速に開発へつなぐ同社の運用上の強みです。

■アースノーマット
同社を代表する「虫ケア用品」の一つで、薬剤を一定量で連続拡散させる電気式の蚊取りシリーズのブランド名です。ユーザーの使い勝手向上や安全性配慮を重ね、世代を超えて浸透しています。

■アースレッド
室内空間全体に有効成分を行き渡らせることを目的としたくん煙・くん蒸タイプの害虫対策ブランド名です。隠れ場所に潜む害虫への一斉対策として位置づけられています。

■アースジェット
噴射力と操作性に特長のあるエアゾールタイプの害虫用スプレーのブランド名です。即効性と使いやすさを両立し、家庭内でのスポット対策に用いられます。

■ごきぶりホイホイ
粘着シートと誘引でゴキブリを捕獲するトラップ型製品のブランド名です。薬剤を散布せずに設置するだけで使える点が支持され、同社の再建期を象徴するヒット商品としても知られます。

■ホールディングス機能強化
グループ最適を目的に、調達・投資・人材・ブランド運用などの意思決定を持株会社機能に集約し、スピードと効率を高める取り組みを指します。多事業・多拠点を束ね、シナジー創出と資源配分の精度向上を狙います。

■準備の3年間
2024~2026年度の位置づけを表す経営キーワードで、収益構造の立て直し(SKU削減など)と成長分野への再投資、海外展開の再加速、MA-T®の普及基盤づくりを同時並行で進め、次の飛躍に備える方針を示します。