2026.08.27更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書 2026

サマリ

日本カーボンは、1915年の創立以来、炭素材料の可能性を追求してきた総合炭素製品メーカーです。半導体製造装置用部材をはじめ、鉄スクラップを再利用する電炉に不可欠な人造黒鉛電極、航空機エンジンの燃費向上に寄与する炭化けい素繊維「ニカロン」など、高付加価値製品を展開しています。優れた素材技術と品質への信頼を強みに、脱炭素化や次世代産業の発展を支える価値創造に挑戦しています。

目指す経営指標

・中期経営方針「GO BEYOND 2030」において年率10%前後の売上拡大
・エネルギー原単位の削減目標1%/年
・計画期間(2025年4月1日~2030年3月31日)中に女性管理職比率15%(2021年度の倍)

用語解説

■愛と科学の社会を目指す、夢と技術のある会社
日本カーボングループが掲げる経営理念であり、炭素材料の可能性を追求し、時代の社会課題に応えながら持続可能な社会の実現を目指す基本思想です。

■GO BEYOND 2030
2030年を最終年度とする日本カーボングループの中期経営方針であり、「収益性のさらなる向上」「サステナビリティ経営の推進」「株主還元の強化」を柱に成長を目指す指針です。

■人造黒鉛電極
鉄スクラップを溶かして鋼を再生する電気炉で使用される製鋼用電極であり、日本カーボンの創業以来の事業を支える主要製品です。

■ファインカーボン
高い耐熱性や化学的安定性を備え、半導体製造装置や自動車、航空機、電子部品などの先端産業・高付加価値領域で不可欠な炭素材料製品群です。

■炭化けい素繊維
高い強度や弾性率、高温大気中での優れた安定性を備えたセラミック繊維であり、航空機エンジンの軽量化や燃費性能の大幅な向上に貢献する高機能素材です。

■ニカロン
日本カーボンが世界で初めて量産化に成功した炭化けい素繊維の製品名であり、セラミックスや金属との複合材料として航空機エンジン部品等に採用されています。

■レスボン
人造黒鉛に特殊な合成樹脂を圧入して作られる不浸透黒鉛製品であり、すぐれた耐食性や熱伝導性を有し、化学プラント用の熱交換器や吸収装置などに使用されています。

■C/Cコンポジット
炭素繊維強化炭素複合材料のことで、通常の炭素素材を上回る高強度・高弾性を持ち、半導体や熱処理炉など各種装置の大型化と軽量化を両立させる部材です。

■ニカフィルム
黒鉛の持つ優れた耐熱性や特性に柔軟性を併せ持たせた、日本カーボンの可とう性黒鉛シール材製品です。
2025年12月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

提出会社は1915年12月20日、日本カーボン株式会社(以下、「当社」という。)の商号をもって、横浜市神奈川町に資本金10万円で設立し、天然黒鉛電極の製造を開始いたしました。

 

1917年

横浜山手工場建設。

1927年

我が国最初の人造黒鉛電極製造に成功。

1932年

電動機用電刷子の完成。

1933年

電解板製造のため山梨工場を建設。

1934年

製鋼用人造黒鉛電極製造のため富山工場を建設。

1938年

横浜海岸工場建設、電刷子等高級炭素製品用素材の大量生産開始。

1947年

本社を東京に移転。

1949年

化学構造材料用不浸透黒鉛(レスボン)の工業化に成功。

東京証券取引所に上場。

1961年

人造黒鉛電極増産のため富山工場の設備合理化並びに拡充開始。

1962年

炭素繊維(カーボロン)の工業化に成功。

1966年

ロータリーエンジン用アペックスシールの完成。

滋賀工場(人造黒鉛電極製造)第1期工事完成、子会社新日本カーボン株式会社として分離。

1970年

高強度・高弾性炭素繊維(カーボロン-Z)の販売開始。

1983年

炭化けい素連続繊維(ニカロン)の製造技術を確立し、生産開始。

1985年

デミング賞実施賞を受賞。

1987年

高機能摺動材(SCカーボン)加工工場として白河工場稼働開始。

1994年

リチウムイオン電池用負極材の販売開始。

1995年

電子線照射法による超耐熱性炭化けい素連続繊維(ハイニカロン)の工業化に成功。

1999年

子会社新日本カーボン株式会社(資本金9億円)を合併し滋賀工場として稼働。

2000年

横浜テクニカルセンター閉鎖。

2001年

子会社日本カーボンセラム株式会社と子会社山形カーボン精工株式会社の合併により山形カーボン株式会社を設立。

2002年

子会社山梨カーボン株式会社及び子会社日本カーボン商事株式会社を吸収合併。

子会社精工管理株式会社を分割会社とし、子会社日本カーボン精工株式会社を新設会社とする会社分割を実施。

2003年

特殊炭素製品事業を会社分割により、子会社新日本テクノカーボン株式会社に承継する事業統合を実施。

2005年

関連会社日本カーボン・ローレンヌ株式会社を設立。

2008年

子会社日本カーボン精工株式会社を清算。

子会社山形カーボン株式会社を東北テクノカーボン株式会社に社名を変更。

子会社精工管理株式会社を吸収合併。

2010年

関連会社日本カーボン・ローレンヌ株式会社を日本カーボン・メルセン株式会社に社名を変更。

2012年

子会社NGSアドバンストファイバー株式会社を設立。

2015年

2016年

創立100周年。本社を東京都中央区八丁堀より東京都中央区京橋に移転。

KOGO Kornmeyer Graphit社の株式を取得し関連会社化。

関連会社KOGO Kornmeyer Graphit社をNippon Kornmeyer Carbon Group GmbHに社名を変更。

関連会社日本カーボン・メルセン株式会社を清算。

2018年

 

子会社東北テクノカーボン株式会社を存続会社として、子会社京阪炭素工業株式会社及び子会社九州炭素工業株式会社を吸収合併し、株式会社NTCMに商号変更。

子会社Nippon Carbon Europe GmbHを設立。

子会社NIPPON CARBON OF AMERICA,LLCを設立。

本社を東京都中央区京橋より東京都中央区八丁堀に移転。

2019年

山梨工場閉鎖。

子会社Nippon Carbon Shanghai Co.,Ltd.を設立。

2022年

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。

2023年

子会社新日本テクノカーボン株式会社を日本テクノカーボン株式会社に商号変更。

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金

主要な事業

の内容

議決権

所有割合

(%)

関係内容

役員の

兼任等

(名)

資金援助

関係

営業上の

取引関係

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

 

日本テクノカーボン㈱

宮城県黒川郡

大郷町

493

百万円

炭素製品の販売及び製造

50

兼任

5(1)

製品の販売及び購入

日本カーボンエンジニアリング㈱

富山県富山市

48

百万円

炭素製品の販売及び製造、機械器具の販売及び製造

100

兼任

4(-)

運転資金の貸付200百万円

素材の販売

製品の購入

機械設備工事の委託

㈱NTCM

宮城県黒川郡

大郷町

60

百万円

炭素製品の製造

50

(50)

兼任

2(-)

加工の委託

中央炭素股份有限公司

中華民国

台北市

23

百万NTドル

炭素製品の販売及び製造

60

兼任

8(1)

製品の販売

㈱日花園

滋賀県

近江八幡市

16

百万円

その他

100

兼任

4(1)

NGSアドバンストファイバー㈱

富山県富山市

1,150

百万円

炭化けい素製品の販売及び製造

50

兼任

3(1)

運転資金の貸付1,500百万円

Nippon Carbon Europe GmbH

Bonn,Germany

2
万ユーロ

炭素製品の販売

100

兼任

1(-)

製品の販売

NIPPON CARBON OF AMERICA,LLC

Humble,TX,USA

75

万ドル

炭素製品の販売

100

兼任

1(-)

製品の販売

Nippon Carbon Shanghai Co.,Ltd.

Shanghai,China

3

百万人民元

炭素製品の販売

100

兼任

4(-)

製品の販売

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

 

 

Nippon Kornmeyer Carbon Group GmbH

Windhagen,

Germany

5

万ユーロ

炭素製品の販売及び製造

49

兼任

1(-)

製品の販売

 

(注) 1.「議決権の所有割合」の( )内は、間接所有割合で内数であります。

2.「役員の兼任等」の( )内は、当社の役員の人数で内数であります。

3.上記連結子会社のうち、有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

4.日本テクノカーボン㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等     ① 売上高                  11,408百万円

② 経常利益                 121

③ 当期純利益                111

④ 純資産額                8,782

⑤ 総資産額                17,932

 

5.NGSアドバンストファイバー㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等     ① 売上高                   4,137百万円

② 経常利益                1,169

③ 当期純利益                819

④ 純資産額                4,747

⑤ 総資産額                 7,057

 

6.上記以外に非連結子会社が1社及び関連会社が1社あります。

7.日本テクノカーボン㈱及びNGSアドバンストファイバー㈱は特定子会社であります。