ストーリー・沿革
サマリ
JFEホールディングスは、鉄鋼・エンジニアリング・商社・造船を束ねる総合インフラ企業として、社会の持続的発展と人々の安全で快適な暮らしを支える「なくてはならない」存在を目指す。カーボンリサイクル高炉や革新電気炉、インテリジェント製鉄所、洋上風力向けモノパイル、高級電磁鋼板などの技術とDX・ソリューションビジネスを強みに、JFEビジョン2035のもとグリーンスチールとGX関連事業で世界の産業変革をけん引しようとしている。
過去
現在
未来
目指す経営指標
・第8次中期経営計画(2025~2027年度)で2027年度セグメント利益3,650億円を目標
・2027年度にROE10%を目指す資本効率目標
・高付加価値品比率を2024年度48%から2035年度60%へ引き上げ
・「JFEグループ環境経営ビジョン2050」に基づき、段階的なGHG排出削減を経て2050年までにカーボンニュートラルを達成することを長期目標とする。
トップメッセージの要約
目標は高く
自ら変革できる組織
カーボンニュートラルに向けた技術開発でトップランナーに
グリーンスチール
用語解説
ブリヂストンの企業使命で、「卓越した品質の製品・サービスを通じて社会に貢献する」という意味です。単にタイヤを売るだけでなく、品質を起点に社会の安全・安心や便利さを高める姿勢を表しています。
■Bridgestone E8 Commitment
頭文字がEの8つの価値を約束として掲げた、ブリヂストンのグループ共通の指針です。環境やエネルギー、安全・安心など、社会と事業の両方で大切にする価値観を整理し、経営と現場の判断の軸にしています。
■Dan-Totsu(断トツ)商品
性能や品質、信頼性で「圧倒的なトップ」を目指すブリヂストン独自の考え方です。競合と同じ水準ではなく、顧客がはっきり違いを感じるレベルまで性能を突き抜けさせた商品を指します。
■プレミアムタイヤ
価格だけでなく、性能・品質・ブランド力を含めて高付加価値ゾーンに位置づけられたタイヤです。静粛性や乗り心地、安全性能、燃費・電費性能などを総合的に高め、自動車メーカー純正装着や高性能車向けにも採用されるタイヤを指します。
■Real×Digital
実物としてのタイヤや車両・工場など「Real」と、センサーやデータ解析などの「Digital」を掛け合わせるブリヂストンの考え方です。タイヤの状態や走行データをデジタルで見える化し、予防保全や運行最適化など新しい価値を生み出します。
■Sustainability Business Model
「Produce & Sell」「Use」「Renew」の3つの段階を循環させながら、事業価値と環境・社会価値を同時に高めていくビジネスモデルです。タイヤを作って売るだけでなく、使用中のサービスやリサイクルまで一体で設計することで、収益と資源循環を両立させます。
■「Produce & Sell」「Use」「Renew」
ブリヂストンがタイヤのライフサイクルを分けて整理した3つの段階です。「Produce & Sell」は製造と販売、「Use」は顧客が使う期間のモニタリングやサービス提供、「Renew」はリトレッドやリサイクルなどの再生・再利用を指します。
■モータリゼーション
自動車が急速に普及し、社会の移動手段や物流の主役になっていく流れを指す言葉です。ブリヂストンは、このモータリゼーションの波の中でタイヤの国産化と普及に挑戦してきました。
■Bridgestone’s unique Deming Plan
品質管理の権威であるデミング博士の考え方をベースに、ブリヂストンが独自に発展させた全社的な品質管理プログラムです。現場主導の改善活動を継続し、工程ごとの品質を徹底的に磨き込む仕組みを指します。
■第二の創業
1988年の米Firestone Tire & Rubber Companyとの統合を機に、事業基盤と経営の在り方を大きく変えた局面を指す表現です。創業期とは別の次元で、グローバル企業として再出発した節目という意味合いがあります。
■コア事業・成長事業・探索事業
事業ポートフォリオを整理するための区分で、プレミアムタイヤを「コア事業」、ソリューションを「成長事業」、リサイクルなど新領域を「探索事業」と位置づけています。役割を分けることで、安定収益と成長投資、将来のタネのバランスを管理しやすくしています。
■ENLITEN
ブリヂストンが掲げるタイヤ技術コンセプトで、軽量化や低転がり抵抗、耐摩耗性などを高い次元で両立させる設計思想を指します。電気自動車を含む次世代モビリティ向けに、環境性能と走行性能を同時に高めることを狙った技術群です。
■Bridgestone MASTERCORE
主に鉱山車両向けの超大型タイヤなどに活用される、ブリヂストン独自の高耐久タイヤ技術です。タイヤ内部構造や材料を工夫し、長寿命化や損傷リスクの低減を図ることで、鉱山の稼働率や安全性向上に貢献します。
■フリート向け商用BtoBソリューション
トラック・バスなど多くの車両を保有する運送会社や事業者(フリート)を顧客とする法人向けサービスです。タイヤ販売に加え、タイヤ状態のモニタリング、交換タイミングの提案、燃費や稼働率改善のコンサルティングなどをセットで提供します。
■リテール・サービスネットワーク
タイヤ専門店やサービス拠点などを網の目のように展開した販売・サービス網です。個人・中小事業者の顧客が、地域の店舗でタイヤ交換や点検、メンテナンスなどを受けられるようにする仕組みを指します。
■2030 Long Term Strategic Aspiration
2030年を見据えたブリヂストンの長期的な目指す姿をまとめたビジョンです。どの事業を軸にどのような価値を生む企業になるのかを示し、中期計画や個別戦略の「北極星」として機能します。
■24MBP
2024年を起点とした中期事業計画の略称で、2024〜2026年を対象としたブリヂストンのマネジメントプランです。過去の課題処理と足元の収益改善、将来成長への投資を同時に進めるための重点施策と数値目標を整理しています。
■Growth with Quality
単に売上や規模を増やすのではなく、収益性や資本効率、社会的な価値も伴った「質の高い成長」を追求するという考え方です。事業ポートフォリオや投資判断の基準として使われています。
■Year of Emergency and Crisis Management
外部環境の変化や事業リスクが大きい2025年を、「緊急対応と危機管理を最優先する年」と位置づけた経営テーマです。不確実性の高い状況でも、資本とキャッシュを守りながら次の成長に備える方針を表しています。
■Defense and Offense
コスト削減や在庫管理、リスク対応などの「守り」と、新技術・新事業への投資やM&Aなどの「攻め」をバランスよく進めるという考え方です。短期的な安全性と中長期の成長の両立を目指すキーワードになっています。
■BRIDGESTONE WEST/EAST体制
世界を大きく「WEST」と「EAST」に分け、それぞれに責任ある経営体制を置くグローバル統治の枠組みです。地域ごとの市場特性を踏まえた迅速な意思決定と、全社最適の両立を図る狙いがあります。
■Global Management Risk Committee
地政学リスクや為替、市場変化など、ブリヂストンが直面する重要リスクを全社的に管理する委員会です。経営陣が横断的に集まり、リスクの把握、対策の優先順位づけ、モニタリングなどを行います。
■Mobility tech事業
タイヤ単体にとどまらず、センサーや通信、データ解析などの技術を組み合わせてモビリティ領域の課題を解決する事業群です。走行データを活かした運行管理サービスや予防保全など、新しいデジタルサービスを含みます。
■サステナブルモータースポーツ
レース活動を通じて、環境配慮型のタイヤや燃料、リサイクル技術などを実証・発信する取り組みです。単なるスポンサー活動ではなく、未来のタイヤ技術やサーキュラーエコノミーの実験の場として位置づけられています。
■AirFree
空気を入れない構造の「エアフリーコンセプトタイヤ」を指すブリヂストンの技術ブランドです。パンクの心配がなく、構造や材料の工夫によって安全性や環境性能の向上を狙う新しいタイヤ技術です。
■月面探査タイヤ
月の過酷な環境で走行する探査車向けに開発されているタイヤです。真空・極端な温度変化・砂状地形に耐えられるよう、金属や特殊素材を用いた空気のいらない構造など、地上とは異なる技術が求められます。
■カーボンニュートラル
温室効果ガスの排出量と吸収量を差し引きゼロにする状態を指します。ブリヂストンでは、タイヤ製造や物流、使用段階でのCO2排出削減と、再生可能エネルギーの活用などを組み合わせて実現を目指しています。
■サーキュラーエコノミー
資源を「採って、使って、捨てる」一方通行ではなく、再利用・リサイクル・再生を通じて循環させる経済モデルです。タイヤでは、リトレッドや材料リサイクル、再生可能資源の利用を組み合わせて循環を高める発想を指します。
■調整後営業利益率
一時的な特殊要因や事業売却益・損失などを除いた、本業の実力をより正確に示す営業利益を売上高で割った指標です。日々の事業でどれだけ効率よく利益を生み出しているかを見るために使われます。
■ROE
「Return on Equity(自己資本利益率)」の略で、株主から預かった資本を使ってどれだけ効率よく利益を上げているかを示す指標です。純利益を自己資本で割って計算され、株主にとっての収益性を見る代表的な尺度です。
■ROIC
「Return on Invested Capital(投下資本利益率)」の略で、事業に投入した資本(借入金も含む)に対してどれだけ利益を生み出しているかを示す指標です。事業ごとの投資効率を測り、資本配分の優先順位を判断する際に使われます。
■Scope1・Scope2
企業の温室効果ガス排出量を区分する考え方で、Scope1は自社が直接燃料を燃やすなどして出す排出、Scope2は購入した電力や熱の使用による間接排出を指します。ブリヂストンはこれらの排出量削減目標を掲げています。
■リサイクル・再生可能資源比率
タイヤや原材料のうち、リサイクル素材や再生可能な資源(天然ゴムなど)がどれだけの割合を占めているかを示す指標です。数値が高いほど、資源循環と環境負荷低減に貢献していると評価できます。
■自然資本・人的資本KPI
森林や水、土壌などの「自然資本」、従業員のスキルや働きがいなどの「人的資本」に関する取り組み状況を測る指標です。小規模ゴム農家の支援世帯数や、従業員エンゲージメントなど、単なる財務指標では測れない価値を可視化します。
■sustainable solutions company
環境や社会に配慮したソリューション(解決策)を提供することで成長していく企業像を、ブリヂストンが自らの将来像として表現した言葉です。タイヤメーカーにとどまらず、モビリティと資源循環を支えるパートナー企業になるという意志が込められています。
■Strong Bridgestone
100周年に向けて、外部環境の変化にも揺るがない強い事業基盤とブランドを持つ企業グループになろうとする合言葉です。財務面の強さだけでなく、人材・技術・ブランドの強さも含めて鍛えるというニュアンスがあります。
■Turn Changes into Opportunities
環境変化や逆風を単なるリスクと捉えるのではなく、成長のチャンスに変えていこうというブリヂストンの姿勢を表すフレーズです。危機をきっかけに事業構造を変え、新しい価値を生み出すことを経営の基本スタンスとしています。
沿革
2 【沿革】
関係会社
4 【関係会社の状況】
(注) 1 ※1 特定子会社に該当する会社であります。
2 ※2 有価証券報告書を提出しております。
3 議決権の所有割合の( )内の数値は、間接所有割合であり議決権比率の内数であります。
4 ※3 JFEスチール㈱の売上高は、連結売上収益に占める割合が100分の10を超えております。
主要な損益情報等(日本基準)
売上高 2,568,155 百万円
経常利益 △21,103
当期純利益 6,604
純資産額 932,252
総資産額 3,332,801
5 持分法適用関連会社等には共同支配事業を含んでおります。
6 関係会社の異動
・当連結会計年度より、JFEソーラーパワー㈱を重要な連結子会社として記載しております。
・当連結会計年度より、JSW JFE・エレクトリカル・スチール・プライベート・リミテッドを重要な持分法適用関連会社として記載しております。
・JFEスチール㈱およびJFEシステムズ㈱の子会社であるJFEコムサービス㈱は、2024年5月10日に、ジェコス㈱の発行済株式の20.0%をみずほリース㈱に譲渡いたしました。これにより、ジェコス㈱は、JFEスチール㈱の持分法適用関連会社となっております。
・㈱きんぱいは、2024年10日1日に株式取得により、新たにJFEエンジニアリング㈱の連結子会社となりました。
・住友ケミカルエンジニアリング㈱は、2025年3月31日に株式取得により、新たにJFEエンジニアリング㈱の連結子会社となりました。また、同社は、同日、JFEプラントテクノロジー㈱に商号変更いたしました。
・タイ・コーテッド・スチール・シート・カンパニー・リミテッドは、2025年10月1日を目途に、全事業をタイ・コールド・ロールド・スチール・シート・パブリック・カンパニー・リミテッドへ譲渡した上で、関係当局の承認が得られ次第解散することを決定しております。
7 ※4 品川リフラクトリーズ㈱は2025年10月1日付で、品川リフラ㈱に商号変更する予定であります。
8 ※5 商社事業の持分法適用関連会社等その他18社には、鉄鋼事業の連結子会社3社および持分法適用関連会社1社が含まれております。