2026.06.16更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: INTEGRATED REPORT 2025

サマリ

東邦チタニウムは、スポンジチタンを起点に、チタン関連技術を触媒、化学品、新素材へ広げてきた素材メーカーです。航空機、MLCC、水素製造装置などの成長分野を支えます。WEBTi®やLLTO™などの技術で、素材から高度循環型社会を支える挑戦を進めています。

目指す経営指標

・2025年度目標:ROIC 7%以上
・2025年度目標:ROS 11%以上
・2025年度目標:ROE 13%以上
・2025年度目標:D/Eレシオ 0.8以下
・2025年度目標:配当性向30~35%、または連結純資産2%以上の配当額のいずれか高い方
・2030年度目標:売上高1,700億円
・2030年度目標:経常利益250億円
・2030年度目標:ROIC 10%以上
・2030年度までにCO2排出量を2018年度比で40%超削減
・2050年度までにカーボンニュートラルを実現

用語解説

■WEBTi®
東邦チタニウムが開発した「チタン多孔質体」です。水素をつくるPEM型水電解装置の部材として使われることが期待されており、同社は早期の量産化と安定供給を目指しています。

■チタン多孔質体
細かな空間を多く持つチタン材料です。東邦チタニウムのWEBTi®はこの技術にあたり、水素製造装置の中で水や気体を通しながら反応を支える部材として期待されています。

■LLTO™
「ランタン・リチウム・チタン酸化物」と説明されているリチウムイオン伝導性セラミックスです。リチウムだけを通しやすい特徴を持ち、使用済みリチウムイオンバッテリーや海水からリチウムを回収する用途が期待されています。

■スポンジチタン
チタン製品のもとになる多孔質の金属チタンです。東邦チタニウムは創業初期からスポンジチタンを生産しており、現在も航空機や一般産業向けの重要な主力製品です。

■チタンインゴット
スポンジチタンを溶かして固めたチタンの塊です。これをさらに加工することで、航空機、化学プラント、エネルギー、医療などで使われるチタン材料になります。

■DCスラブ
東邦チタニウムが展開するチタンインゴット製品の一つです。高付加価値を追求した金属チタン製品として位置づけられており、同社の金属チタン事業の製品ラインアップに含まれています。

■高純度チタンインゴット
通常のチタンインゴットよりも純度を高めた製品です。資料では半導体向け高純度チタンの需要回復や拡販が示されており、同社が高付加価値分野で勝負するための重要製品です。

■超微粉ニッケル
非常に細かいニッケル粉です。東邦チタニウムでは粒径や表面状態を精密にコントロールできる点を強みとしており、MLCCの内部電極材料として使われています。

■高純度酸化チタン
高い純度でつくられた酸化チタンです。東邦チタニウムの化学品事業の主要製品であり、電子部品材料や医薬品の添加物などに使われています。

■MLCC
「積層セラミックコンデンサ」を指します。スマートフォン、自動車、家電製品など多くの電子機器に搭載される部品で、東邦チタニウムの超微粉ニッケルはその内部電極材料として使われています。

■PEM型水電解装置
水を電気分解して水素をつくる装置の一種です。東邦チタニウムのWEBTi®は、この装置の陽極側拡散層として使われる可能性があり、水素社会に向けた新素材事業の柱として期待されています。

■人財SHINKAプロジェクト
東邦チタニウムが2025年度から始めた人事施策のプロジェクトです。「進化」と「真価」の意味を込め、社員が力を発揮できる人事制度や運用を整える取り組みです。

■コングロマリット・プレミアム
複数事業が互いに補い合うことで、収益の安定や企業価値の向上につながるという考え方です。東邦チタニウムでは、金属チタン、触媒、化学品などの事業が景気変動を補完する強みとして説明されています。
2025年3月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

1953年8月

日本鉱業㈱(現・JX金属㈱)、石塚父子(㈱大阪特殊製鉄所〈現・㈱大阪チタニウムテクノロジーズ〉の創業者)及び第一物産㈱(現・三井物産㈱)の三者合弁で設立。

1954年2月

神奈川県茅ヶ崎市に工場を建設。

スポンジチタン製造設備完成。チタン事業に進出。

1955年5月

株式を公開。東京証券市場店頭売買。

1960年7月

チタンインゴット設備完成。以後逐次増設。

1961年10月

株式を東京・大阪証券取引所市場第二部に上場。

1963年4月

高純度酸化チタン設備完成。電材事業に進出。

1965年6月

三塩化チタン触媒設備完成。触媒事業に進出。

1987年7月

加工部門が独立してトーホーテック㈱を設立。

1990年8月

三京ダイヤモンドグループ(三京ダイヤモンド工業㈱、㈱三京ダイヤモンド商事他)を買収。
ダイヤモンド工具事業に進出。

1996年7月

ISO9002登録。

1998年1月

東チタ触媒黒部㈱を設立。

1998年4月

三京ダイヤモンド工業㈱と㈱三京ダイヤモンド商事合併。

1998年12月

ISO14001登録。

1999年2月

日立工場EB溶解工場設備完成。

1999年3月

東チタ触媒黒部㈱工場完成。

1999年7月

ISO9001登録。

2000年9月

東邦キャタリスト㈱(旧東チタ触媒黒部㈱)へ触媒事業を譲渡。

2005年3月

三京ダイヤモンド工業㈱を株式譲渡。

2006年9月

東京証券取引所市場第一部に指定。

2008年4月

八幡工場EB溶解工場設備完成。

2008年4月

東邦キャタリスト㈱を吸収合併。

2009年2月

Toho Titanium America Co.,Ltd.を設立。

2009年4月

東邦マテリアル㈱を設立。

2009年4月

Toho Titanium Europe Co.,Ltd.を設立。

2010年4月

若松工場スポンジチタン製造設備完成。

2012年2月

若松工場スポンジチタン製造設備生産能力増強完成。

2014年7月

八幡工場第2EB溶解工場設備完成。

2016年2月

サウジアラビア王国におけるスポンジチタン製造合弁事業のための合弁会社である

Advanced Metal Industries Cluster and Toho Titanium Metal Co.,Ltd.を設立。

2020年4月

㈱TOHOWORLDを設立。

2020年6月

本社を神奈川県横浜市に移転。

2021年4月

若松工場ニッケル粉新工場(第4工場)完成。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。

2022年11月

茅ヶ崎工場触媒新工場(第4工場)完成。

2025年1月

トーホーテック㈱のチタン系紛事業を当社へ移管。

2025年3月

トーホーテック㈱を一部株式譲渡。

 

 

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金又は
出資金
(百万円)

主要な事業
の内容

議決権の
所有(被所有)割合

関係内容

所有割合
(%)

被所有
割合(%)

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

Toho Titanium America
Co.,Ltd.

ペンシルベニア州
ピッツバーグ

600
千米ドル

金属チタン事業
触媒事業

100.0

チタン製品、触媒製品を販売しております。
役員の兼任あり。

東邦マテリアル㈱

岐阜県
土岐市

200

化学品事業

80.0

原料等を販売しております。
資金の貸付を行っております。
役員の兼任あり。

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

 

トーホーテック㈱

神奈川県
茅ヶ崎市

160

金属チタン事業

35.0

チタン製品を販売しております。
事務所、機械装置等を賃貸しております。
資金の貸付を行っております。
役員の兼任あり。

Advanced Metal
Industries Cluster and
Toho Titanium Metal
Co.,Ltd.

サウジアラビア王国
ヤンブー

450,000
千サウジリヤル

金属チタン事業

35.0

チタン製品を購入しております。
役務の提供を行っております。
役員の兼任あり。

㈱TOHOWORLD

福岡県
北九州市

100

全社(共通)

45.0

役務の提供を受けております。
役員の兼任あり。

(親会社)

 

 

 

 

 

 

JX金属㈱
※1

東京都
港区

75,000

薄膜材料事業

タンタル・ニオブ事業

機能材料事業

金属・リサイクル事業

資源事業

50.41

チタン製品を販売しております。
役員の兼任あり。

 

(注) 1.主要な事業の内容欄には、親会社を除いてセグメントの名称を記載しております。

2.※1:有価証券報告書を提出しております。

3.ENEOSホールディングス㈱は、当社の直接の親会社であるJX金属㈱の上場(2025年3月19日)に伴い、同社が保有するJX金属株式の一部売り出しによって、JX金属㈱が同社の連結子会社から持分法適用会社となったため、当社の親会社に該当しないこととなりました。