2025年12月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

コンポーネントソリューション事業 トランスポートソリューション事業 アクセシビリティソリューション事業 その他
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
コンポーネントソリューション事業 79,325 25.8 5,420 17.9 6.8
トランスポートソリューション事業 100,473 32.6 13,586 44.9 13.5
アクセシビリティソリューション事業 110,668 35.9 9,085 30.0 8.2
その他 17,445 5.7 2,194 7.2 12.6

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社、子会社66社、関連会社5社で構成され、主な事業はコンポーネントソリューション事業、トランスポートソリューション事業、アクセシビリティソリューション事業に分かれ、その事業内容と各事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は以下のとおりです。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分です。

 

(1)  事業内容

セグメントの名称

事業内容

コンポーネント
ソリューション事業

産業用ロボット部品及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理

トランスポート
ソリューション事業

鉄道車両用ブレーキ装置・自動扉装置・連結装置・安全設備、航空機用部品、自動車用ブレーキ装置・駆動制御装置・安全装置、舶用制御装置・消火装置等、及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理

アクセシビリティ
ソリューション事業

建物及び一般産業用自動扉装置、排煙設備機器、プラットホーム安全設備、福祉・介護用機器等、及びこれらの部品の設計、製造、販売、据付、保守、修理

その他

包装機械、立体モデル作成装置、繊維機械等、及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2) 当社、子会社及び関連会社のセグメントとの関連

2025年12月31日現在

セグメントの名称

国内

海外

コンポーネント
ソリューション
事業

当社

 

㈱テイ・エス・メカテック

※1

コムテスコ㈱

※1,3

 

納博特斯克(中国)精密机器有限公司

※1

常州納博特斯克精密機械有限公司

※1

Nabtesco Precision Europe GmbH

※1

Nabtesco Motion Control Inc.

※1

上海納博特斯克伝動設備有限公司

※2

上海納博特斯克液圧有限公司

※1,3

Nabtesco Power Control (Thailand) Co., Ltd.

※1,3

Nabtesco Power Control Europe GmbH

※1,3

 

トランスポート
ソリューション
事業

当社

 

ナブテスコマリン四国㈱

※1

ナブテスコオートモーティブ㈱

※1

ナブテスコサービス㈱

※1

㈱ナブテック

※1

旭光電機㈱

※2

 

江蘇納博特斯克今創軌道設備有限公司

※1

成都納博特斯克今創軌道設備有限公司

※1

Nabtesco Oclap S.r.l.

※1

上海納博特斯克船舶機械有限公司

※1

Nabtesco Marine Europe B.V.

※1

Nabtesco Marine Asia Pacific Pte. Ltd.

※1

Nabtesco Marinetec Co., Ltd.

※1

Deep Sea Technologies SMPC

※1

R.K. DEEP SEA TECHNOLOGIES LIMITED

※1

Nabtesco Aerospace, Inc.

※1

Nabtesco Aerospace Europe GmbH

※1

納博特斯克汽車系統(上海)有限公司

※1

Nabtesco Automotive Products (Thailand) Co., Ltd.

※1

台湾納博特斯克科技股份有限公司

※1

Nabtesco Service Southeast Asia Co., Ltd.

※1

NS Autotech Co., Ltd.

※2

OVALO GmbH

※1

adcos GmbH

※1

 

アクセシビリティ
ソリューション
事業

当社

 

ナブコドア㈱

※1

ナブコシステム㈱

※1

㈱新潟ナブコ

※1

ナブコメタル㈱

※1

ナブコトート㈱

※1

ナブコアール㈱

※1

 

納博克自動門(北京)有限公司

※1

NABCO Entrances, Inc.

※1

NABCO Canada Inc.

※1

Royal Doors Ltd.

※1

Gilgen Door Systems AG

※1

Gilgen Nabtesco (Hong Kong) Limited

※1

Gilgen Door Systems Germany GmbH

※1

Gilgen Door Systems Austria GmbH

※1

Gilgen Door Systems Italy srl

※1

Wupper Glas und Tür Technik GmbH

※1

Gilgen Door Systems Australia Pty Ltd.

※1

Copas Systèmes SAS

※1

Access Entry Pty Ltd.

※1

GDS Vostok AG

※2

 

その他

PACRAFT㈱

※1

シーメット㈱

※1

TMTマシナリー㈱

※2

 

派克拉弗特(大連)包装科技有限公司

※1

PACRAFT America Corporation

※1

PACRAFT Europe GmbH

※1

Engilico Engineering Solutions NV

※1

Engilico BV

※1

Engilico USA, LLC

※1

Engilico Trading, LLC

※1

 

全社共通

当社

 

ナブテスコリンク㈱

※1

 

上海納博特斯克管理有限公司

※1

Nabtesco India Private Ltd.

※1

Nabtesco USA Inc.

※1

Nabtesco Europe GmbH

※1

Nabtesco Technology Ventures AG

※1

Nabtesco Technology Ventures (Cayman) Ltd.

※1

Nabtesco Technology Ventures L.P.

※1

 

子会社及び
関連会社 計71

国内17

海外54

 

※1 連結子会社

※2 持分法適用関連会社

※3 非継続事業に分類しています。

 

(注) 連結子会社及び持分法適用関連会社の異動状況

(連結子会社)

増加:3社

Access Entry Pty Ltd.は、当社のグループ会社であるGilgen Door Systems AGが同社の株式を追加取得 (株式保有比率を33%から80%に引き上げ) したことにより、持分法適用関連会社より除外され、当社の連結子会社となりました。ナブコアール株式会社(旧社名:リンタツ工業株式会社)は、当社のグループ会社であるナブコシステム株式会社が株式の100%を取得したことにより、当社の連結子会社になりました。当社の持分100%のグループ会社であるコムテスコ株式会社を設立しました。

 

減少:1社

上海納博特斯克液圧設備商貿有限公司は、当該会社の資産を上海納博特斯克液圧有限公司に移管し、清算しました。

 

(持分法適用関連会社)

減少:1社

Access Entry Pty Ltd.は、Gilgen Door Systems AGが同社の株式を追加取得 (株式保有比率を33%から80%に引き上げ) したことにより、持分法適用関連会社より除外され、当社の連結子会社となりました。

 

 

(3) 事業系統図

(子会社)                           (関連会社)


(注)非継続事業に分類しています。

 

業績状況

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

① 経営成績

当社は、2025年7月31日に「油圧機器事業の会社分割(簡易吸収分割)ならびにComer Industries S.p.A.との株式譲渡契約および株主間契約締結のお知らせ」にて公表のとおり、油圧機器事業の会社分割並びに同事業を継承する子会社の株式譲渡に関する決議がなされたことから、IFRS第5号に基づき第3四半期連結会計期間より、同事業を非継続事業に分類しています。これに伴い、売上高、営業利益、税引前利益について、期首より非継続事業を除いた継続事業の金額を表示し、当期利益、親会社の所有者に帰属する当期利益は、継続事業及び非継続事業の合算を表示しています。なお、前期についても同様に組み替えて表示しています。

当社グループの当連結会計年度の業績は、コンポーネントソリューション事業、トランスポートソリューション事業及びアクセシビリティソリューション事業で需要が増加したことにより、売上高は307,912百万円となりました。

営業利益は増収による増益に加え、Project 10による収益性改善活動の効果があったものの、鉄道車両用機器に係る関係会社整理損失やDeep Sea社に配分されたのれんの減損損失もあり、20,726百万円となりました。また、税引前当期利益は21,656百万円となり、親会社の所有者に帰属する当期利益は15,695百万円となりました。

 

(単位:百万円)

 

売上高

営業利益

税引前当期利益

親会社の所有者に
帰属する当期利益

当連結会計年度
(2025年12月期)

307,912

20,726

21,656

15,695

前連結会計年度
(2024年12月期)

280,458

12,933

13,788

10,119

前期比(%)

9.8

60.3

57.1

55.1

 

 

当連結会計年度のセグメント別概況は次のとおりです。

 

[売上高]

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

前期比(%)

(2024年12月期)

(2025年12月期)

コンポーネントソリューション事業

67,646

79,325

17.3

トランスポートソリューション事業

88,727

100,473

13.2

アクセシビリティソリューション事業

106,771

110,668

3.7

その他

17,315

17,445

0.8

合計

280,458

307,912

9.8

 

 

[営業利益]

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

前期比(%)

(2024年12月期)

(2025年12月期)

コンポーネントソリューション事業

2,667

5,420

103.2

トランスポートソリューション事業

12,502

13,586

8.7

アクセシビリティソリューション事業

9,003

9,085

0.9

その他

1,043

2,194

110.3

全社又は消去

△12,282

△9,560

合計

12,933

20,726

60.3

 

 

② 財政状態

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末
(2024年12月31日)

当連結会計年度末
(2025年12月31日)

増減

資産

445,544

463,991

18,447

負債

158,267

175,157

16,890

資本

287,278

288,834

1,557

 

 

(資産)

当連結会計年度末の流動資産は256,426百万円、非流動資産は207,566百万円であり、その結果、資産合計は463,991百万円と前連結会計年度末比18,447百万円の増加となりました。主な増加要因は、IFRS第5号に基づき油圧機器事業を非継続事業に分類したことに伴う売却目的で保有する資産の増加43,665百万円です。主な減少要因は、営業債権の減少13,512百万円、及び有形固定資産の減少12,657百万円です。

 

(負債)

当連結会計年度末の流動負債は134,955百万円、非流動負債は40,202百万円であり、その結果、負債合計は175,157百万円と前連結会計年度末比16,890百万円の増加となりました。主な増加要因は、流動負債における借入金の増加13,129百万円、及びIFRS第5号に基づき油圧機器事業を非継続事業に分類したことに伴う売却目的で保有する資産に直接関連する負債の増加12,256百万円です。主な減少要因は、その他の債務の減少9,181百万円です。

 

(資本)

当連結会計年度末の資本合計は288,834百万円となりました。親会社の所有者に帰属する持分合計は271,932百万円と前連結会計年度末比1,840百万円の増加となりました。主な増加要因は、親会社の所有者に帰属する当期利益15,695百万円、及び在外営業活動体の換算差額等によるその他の資本の構成要素の増加4,754百万円です。主な減少要因は、配当及び自己株式の消却による利益剰余金の減少20,089百万円です。

以上の結果、親会社の所有者に帰属する持分比率は58.6%となり、1株当たり親会社所有者帰属持分は2,320.45円となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2024年12月期)

当連結会計年度
(2025年12月期)

営業活動によるキャッシュ・フロー

26,650

32,824

投資活動によるキャッシュ・フロー

△28,733

△15,725

フリーキャッシュ・フロー

△2,083

17,098

財務活動によるキャッシュ・フロー

△4,137

△13,559

 

 

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、営業活動及び短期借入れにより獲得した資金を、主に設備投資、自己株式の取得及び配当金の支払に充てた結果、73,340百万円と前連結会計年度末比1,136百万円の減少となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは32,824百万円の資金の増加となりました。主な増加要因は、当期利益、減価償却費及び償却費によるものです。一方、主な減少要因は、棚卸資産の増加、及び営業債務の減少によるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは15,725百万円の資金の減少となりました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出です。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは13,559百万円の資金の減少となりました。主な増加要因は、短期借入れによる収入です。主な減少要因は、自己株式の取得による支出、及び配当金の支払いです。

 

(3) 生産、受注及び販売の状況

① 生産実績

当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと以下のとおりです。

 

セグメントの名称

生産高(百万円)

前期比(%)

コンポーネントソリューション事業

81,841

20.4

トランスポートソリューション事業

101,796

11.2

アクセシビリティソリューション事業

112,394

4.2

その他

19,504

16.3

合計

315,535

11.0

 

(注) 上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値です。

 

 

② 受注実績

当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと以下のとおりです。

 

セグメントの名称

受注高(百万円)

前期比(%)

受注残高(百万円)

前期比(%)

コンポーネントソリューション事業

82,428

16.2

19,666

18.7

トランスポートソリューション事業

109,354

8.4

100,199

9.7

アクセシビリティソリューション事業

111,145

8.7

47,803

1.0

その他

20,326

14.5

12,387

30.3

合計

323,254

10.8

180,055

9.3

 

(注) 上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値です。

 

 

③ 販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと以下のとおりです。

 

セグメントの名称

販売高(百万円)

前期比(%)

コンポーネントソリューション事業

79,325

17.3

トランスポートソリューション事業

100,473

13.2

アクセシビリティソリューション事業

110,668

3.7

その他

17,445

0.8

合計

307,912

9.8

 

(注) 1 上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値です。

2 総販売実績に対し10%以上に該当する販売先はありません。

 

(4) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

① 重要性のある会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表で採用する重要性のある会計方針及び見積りは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 注記3.重要性のある会計方針 及び 注記5.重要な会計上の判断、見積り及び仮定」に記載のとおりです。

 

② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

1) 売上高(非継続事業を除く)

当社グループの当連結会計年度の業績は、コンポーネントソリューション事業、トランスポートソリューション事業及びアクセシビリティソリューション事業で需要が増加したことにより、前期比9.8%増加307,912百万円となりました。

 

2) 営業利益(非継続事業を除く)

営業利益は増収による増益に加え、Project 10による収益性改善活動の効果があったものの、当第4四半期では鉄道車両用機器に係る関係会社整理損失やDeep Sea社に配分されたのれんの減損損失もあり、前期比60.3%増加20,726百万円となりました。売上高営業利益率は6.7%となりました。

 

3) 税引前当期利益(非継続事業を除く)

金融収益は、為替差益等を計上したことにより992百万円となりました。金融費用は、支払利息等を計上したことにより1,105百万円となりました。持分法による投資利益は1,043百万円となりました。

その結果、税引前当期利益は21,656百万円と前期比57.1%増加となりました。

 

4) 親会社の所有者に帰属する当期利益(非継続事業を含む)

以上の結果、法人所得税費用5,933百万円及び非支配持分に帰属する当期利益1,930百万円を差引いた親会社の所有者に帰属する当期利益は、15,695百万円と前期比55.1%増加となりました。

また、基本的1株当たり当期利益は前期比47.31円増加し、131.56円となりました。

 

当連結会計年度のセグメントの業績の状況は次のとおりです。

 

(コンポーネントソリューション事業)

コンポーネントソリューション事業の受注高は、前期比16.2%増加82,428百万円となりました。売上高は、同17.3%増加79,325百万円、営業利益は、同103.2%増加5,420百万円となりました。

精密減速機は、長期化していた産業用ロボット在庫が適正水準となったことに加え、需要が堅調に推移したことにより、売上高は前期比で増加となりました。

 

(トランスポートソリューション事業)

トランスポートソリューション事業の受注高は、前期比8.4%増加109,354百万円となりました。売上高は、同13.2%増加100,473百万円、営業利益は、同8.7%増加13,586百万円となりました。

鉄道車両用機器は、国内外での新車向け需要及びMRO (Maintenance, Repair and Overhaul)需要が好調に推移したことにより、売上高は前期比で増加となりました。

航空機器は、防衛費の増額による需要拡大と民間航空機向けでも増収となり、売上高は前期比で増加となりました。

舶用機器は、新造船向け需要及びMRO需要が好調に推移したことにより、売上高は前期比で増加となりました。

商用車用機器は、東南アジア市場で需要の低迷が継続しているものの、国内市場の需要は底堅く推移したことから、売上高は前期並みとなりました。

なお、当期は鉄道車両用機器に係る関係会社整理損失1,324百万円及びDeep Sea社に配分されたのれんの減損損失989百万円を計上しました。

 

(アクセシビリティソリューション事業)

アクセシビリティソリューション事業の受注高は、前期比8.7%増加111,145百万円となりました。売上高は、同3.7%増加110,668百万円、営業利益は、同0.9%増加9,085百万円となりました。

自動ドア事業は、国内での建物用ドア及びプラットホームドア需要が堅調に推移したことに加え、為替効果により、売上高は前期比で増加となりました。

 

(その他)

その他の受注高は、前期比14.5%増加20,326百万円となりました。売上高は、同0.8%増加17,445百万円、営業利益は、同110.3%増加2,194百万円となりました。

包装機は、国内での設備更新需要が堅調だったものの、海外での設備投資の見合わせが継続したことにより、売上高は前期並みとなりました。

 

③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社グループにおける主な資金需要は、営業活動においては、生産活動に必要な運転資本(原材料、人件費等)、受注獲得のための販売費、既存事業の競争力強化や新商品や新事業の創出のための研究開発費等があります。投資活動においては、コンポーネントソリューションセグメントにおける精密減速機における生産能力増強等を中心に、製品の増産対応や更新等の設備投資を実施しました。財務活動においては、短期借入12,900百万円を実施しました。

また、当社グループは2026年12月期において、12,500百万円の設備投資を予定しています。

当社グループの事業活動に必要な資金は、主として自己資金、及び金融機関からの借入等により調達しており、親会社所有者帰属持分比率やROE等の指標を注視しながら、最適な資金調達方法を選択しています。当連結会計年度末の借入金の残高は44,985百万円と前期比13,101百万円の増加となりました。

 

④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当社グループは、2025年度を初年度とする中期経営計画における経営目標として、ROIC 10%以上という財務目標を設定していました。当期の各指標の実績は以下のとおりです。

 

 

第23期

(2025年度)

ROIC(%)

4.4

DOE(%)

3.5

 

(注) 2026年3月26日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「剰余金の処分の件」を提案しており、当該議案が承認可決されますと、DOE数値が以上のとおりとなる予定です。

 

セグメント情報

 

6.事業セグメント

(1) 報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。

当社グループは、ビジネスモデルの類似性に基づき、事業セグメントを集約した上で、「コンポーネントソリューション事業」、「トランスポートソリューション事業」、「アクセシビリティソリューション事業」の3報告セグメントに区分しています。

各報告セグメントの区分に属する主な事業内容は以下のとおりです。

 

事業区分

主な事業内容

コンポーネント
ソリューション事業

産業用ロボット部品及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理

トランスポート
ソリューション事業

鉄道車両用ブレーキ装置・自動扉装置、航空機用部品、自動車用ブレーキ装置・駆動制御装置、舶用制御装置等及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理

アクセシビリティ
ソリューション事業

建物及び一般産業用自動扉装置、プラットホーム安全設備等及びこれらの部品の設計、製造、販売、据付、保守、修理

 

 

 

 

(2) 報告セグメントに関する情報

報告セグメントの会計方針は、注記「3.重要性のある会計方針」で記載している当社グループの会計方針と同じです。

セグメント間の内部売上高及び振替高は市場実勢価格に基づいています。

 

前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

合計

調整額

連結財務
諸表計上額

コンポー
ネント

トランス
ポート

アクセシ
ビリティ

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

外部売上高

67,646

88,727

106,771

263,144

17,315

280,458

280,458

セグメント間売上高

752

2,299

11

3,062

42

3,104

△3,104

売上高合計

68,398

91,026

106,782

266,206

17,356

283,563

△3,104

280,458

セグメント利益
(営業利益)

2,667

12,502

9,003

24,172

1,043

25,215

△12,282

12,933

金融収益

817

金融費用

△699

持分法による投資利益

737

税引前当期利益

13,788

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

4,963

3,836

3,824

12,622

465

13,088

1,608

14,696

減損損失

656

656

976

1,632

セグメント資産

145,190

91,875

114,177

351,242

11,648

362,890

82,654

445,544

有形固定資産及び
無形資産の増加額

11,802

2,591

2,243

16,635

405

17,040

988

18,028

 

(注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、包装機械、立体モデル作成装置等及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理を行う事業で構成されています。

2 売上高の調整額は、セグメント間取引消去によるものです。

3 セグメント利益(営業利益)の調整額は、各セグメントに配賦されない全社損益等です。

4  減価償却費及び償却費の調整額は、各セグメントに配賦されない全社資産に係る減価償却費及び償却費です。

5  減損損失の調整額は、各セグメントに配賦されない全社資産に係る減損損失です。

6 セグメント資産の調整額には、各セグメントに配賦されない全社資産82,654百万円が含まれており、その主なものは、当社における余資運用資金(現金及び現金同等物)、長期投資資金(投資有価証券等)です。

7  有形固定資産及び無形資産の増加額の調整額は、各セグメントに配賦されない全社資産の設備投資額です。

8 コンポーネントセグメントの減価償却費及び償却費と有形固定資産及び無形資産の増加額には非継続事業を除外しています。

 

当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

合計

調整額

連結財務
諸表計上額

コンポー
ネント

トランス
ポート

アクセシ
ビリティ

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

外部売上高

79,325

100,473

110,668

290,467

17,445

307,912

307,912

セグメント間売上高

645

2,064

21

2,730

28

2,759

△2,759

売上高合計

79,970

102,538

110,689

293,197

17,473

310,670

△2,759

307,912

セグメント利益
(営業利益)

5,420

13,586

9,085

28,092

2,194

30,286

△9,560

20,726

金融収益

992

金融費用

△1,105

持分法による投資利益

1,043

税引前当期利益

21,656

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

5,705

3,827

4,569

14,100

532

14,632

1,749

16,381

減損損失

989

989

989

989

セグメント資産

109,769

100,249

122,108

332,127

14,494

346,621

117,371

463,991

有形固定資産及び
無形資産の増加額

4,237

2,931

1,862

9,031

343

9,374

715

10,089

 

(注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、包装機械、立体モデル作成装置等及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理を行う事業で構成されています。

2 売上高の調整額は、セグメント間取引消去によるものです。

3 セグメント利益(営業利益)の調整額は、各セグメントに配賦されない全社損益等です。

4  減価償却費及び償却費の調整額は、各セグメントに配賦されない全社資産に係る減価償却費及び償却費です。

5 セグメント資産の調整額には、各セグメントに配賦されない全社資産117,371百万円が含まれており、その主なものは、当社における余資運用資金(現金及び現金同等物)、長期投資資金(投資有価証券等)、売却目的で保有する資産です。

6 有形固定資産及び無形資産の増加額の調整額は、各セグメントに配賦されない全社資産の設備投資額です。

7  コンポーネントセグメントの減価償却費及び償却費と有形固定資産及び無形資産の増加額には非継続事業を除外しています。

 

(3) 主要な製品及び役務からの収益

「(1) 報告セグメントの概要」、「(2) 報告セグメントに関する情報」、及び注記「25. 顧客との契約から生じる収益」に同様の情報を開示しているため、記載を省略しています。

 

 

(4) 地域別情報

売上高

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

日本

141,901

155,240

中国

32,786

43,403

その他アジア

17,512

18,891

北米

25,874

27,490

ヨーロッパ

60,475

59,671

その他地域

1,910

3,217

合計

280,458

307,912

 

(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しています。

 

非流動資産

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2024年12月31日)

当連結会計年度
(2025年12月31日)

日本

148,577

137,971

中国

8,380

5,729

その他アジア

1,825

726

北米

2,325

2,599

ヨーロッパ

14,399

16,280

合計

175,507

163,305

 

(注) 非流動資産は資産の所在地によっています。また、金融資産、繰延税金資産、退職後給付資産等を含んでいません。

 

(5) 主要な顧客に関する情報

特定の顧客の売上高が連結損益計算書の売上高の10%に満たないため、主要な顧客に関する情報の記載を省略しています。