2026.07.14更新

用語解説

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: MODEC GROUP INTEGRATED REPORT 2025
■FPSO
「Floating Production, Storage and Offloading system」の略称です。海洋油田やガス田の上で石油・ガスを生産し、原油を船体内に貯蔵して、輸送タンカーへ積み出す浮体式設備です。三井海洋開発の中核事業であり、長い案件では20年以上にわたり洋上で稼働します。

■FEED
「Front End Engineering Design」の略称で、FPSOの基本設計を行う工程です。海象条件や顧客の開発方針を踏まえて設備の仕様を決め、必要な費用も見積もります。本格的な設計や建造へ進む前に、プロジェクトの不確実性を減らす役割があります。

■EPCI
「Engineering、Procurement、Construction、Installation」の略称です。FPSOの設計、機器や資材の調達、建造、海上への据付までを一貫して管理する事業を指します。三井海洋開発は自社工場を持たず、世界各地の造船所や業者を組み合わせてプロジェクトを進めます。

■O&M
「Operation & Maintenance」の略称です。三井海洋開発の従業員などがFPSOに乗船し、石油・ガスの生産業務、設備の保守点検、操業管理を行うサービスです。長期間の操業から得られた知見は、次のFPSOの設計や建造にも活用されます。

■チャーター
三井海洋開発の関連会社がFPSOを保有し、顧客に設備のリースとO&Mを組み合わせて提供する事業です。契約期間が長く、基本的に途中で解約できない契約となるため、石油価格の変動を受けにくい安定収益につながります。

■ファブレス体制
自社で工場や造船所を所有せず、設計やプロジェクト・マネジメントに特化する事業体制です。案件ごとに適した造船所や業者を世界中から選べるため、価格競争力と環境変化への柔軟な対応力を保ちやすくなります。

■Lessons Learned
過去のプロジェクトや操業で得られた教訓を、組織全体の知識として蓄積・共有する仕組みです。成功事例だけでなく、費用超過や現場で発生した問題も次の案件へ反映し、品質や安全性、プロジェクト遂行力の向上につなげます。

■アーリーコラボレーション
FPSOの正式な発注より前の段階から、顧客と共同で計画を進める取組みです。造船所の建造枠の確保や、納入に時間がかかる機器の発注を早めることで、FPSOの完成と石油・ガスの生産開始を前倒しできます。

■アセット・インテグリティ
FPSOの設備や構造物を、安全かつ正常な状態に保ち続けるための管理活動です。点検、保守、修繕、故障予知などを通じて事故や停止を防ぎ、長期間にわたる高い稼働率を支えます。

■デジタルツイン
実際のFPSOや設備の状態を、操業データを使ってデジタル空間に再現する技術です。設備の動きを分析し、異常の早期発見や運転条件の最適化、故障予知に活用します。

■ガスタービン・コンバインドサイクル発電
ガスタービンで発電した際の排熱を再利用し、蒸気タービンでも発電する仕組みです。同じ燃料からより多くの電力を生み出せるため、FPSOの燃料消費とGHG排出量の削減に役立ちます。

■CCS
「Carbon Capture and Storage」の略称です。設備から排出される二酸化炭素を回収し、地下などへ貯留する技術です。三井海洋開発は、FPSOの脱炭素化や新たなフローティング・ソリューションへの展開を見据えて開発を進めています。

■ブルーアンモニアFPSO
天然ガスなどからアンモニアを洋上で生産し、その過程で発生する二酸化炭素を回収・貯留する構想を取り入れた浮体式設備です。三井海洋開発がFPSOで培った設計・建造技術を、代替エネルギー分野へ展開する取組みです。

■i-TLP™2
三井海洋開発が開発を進める浮体式洋上風力発電システムです。海に浮かべた構造物を緊張係留することで揺れを抑え、深い海域でも風力発電設備を安定して設置することを目指しています。

■FSIU
「Floating Storage and Injection Unit」の略称で、二酸化炭素などを洋上で一時的に貯蔵し、海底下へ圧入するための浮体式設備です。FPSOで培った貯蔵、係留、洋上操業の技術をCCS分野へ応用する構想です。

■Shape Digital社
三井海洋開発グループで、AIやデータ分析を活用したデジタル・ソリューションを提供する会社です。FPSOの故障予知、操業の最適化、安全性の評価などで培った技術を、グループ外の企業にも展開しています。

■プレソルト層
海底の厚い岩塩層より下に存在する石油・天然ガスの埋蔵層です。特にブラジル沖で大規模な油田が確認されています。水深が深く開発難度も高いため、大型FPSOと高度な係留・操業技術が必要になります。

■フローティング・ソリューション
海に浮かぶ構造物を活用して、エネルギーの生産、貯蔵、供給などを行う解決策の総称です。三井海洋開発はFPSOで蓄積した技術を、浮体式洋上風力、代替エネルギー、二酸化炭素の貯蔵・圧入などへ広げようとしています。