2026.03.06更新
ストーリー・沿革
価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。
情報ソース:
統合報告書2025
サマリ
SMCは空気圧機器をはじめとする自動制御機器の総合メーカーとして、70万品目超の製品をワンストップで提供し、世界中の工場の自動化・省力化を支える企業です。グローバルに広がる生産・販売・開発ネットワークと潤沢な在庫、「SMC品質」と呼ばれる高い信頼性を武器に、半導体から食品・医療まで幅広い産業の生産現場を支えています。さらに、工場エアの低圧化を進める「4BAR factory」やエアマネジメントシステムなど、省エネ・省エア技術とソリューションを通じて、CO2排出量削減や人手不足といった社会課題の解決にも貢献しながら、自動制御機器で世界No.1のポジションを目指しています。
過去
1959年に「焼結金属工業株式会社」として創業し、粉末冶金法によるフィルタエレメントを起点に空気圧機器の国産化に取り組みました。高度経済成長期の自動化ニーズに応えながらFRLやシリンダ、電磁弁などの製品群を拡大し、顧客第一主義のもとで技術と信頼を積み重ね、現在のSMC品質の基盤を築いてきました。
創業当初は焼結金属フィルタメーカーとして粉末冶金法によるブロンズおよびステンレスエレメントを開発し、ろ材とエアフィルタとして提供したことから、社名のSMC(Sintered Metal Company...
現在
現在、SMCは空気圧機器を中心とした自動制御機器を70万品目以上ラインアップし、世界80以上の国・地域における70万社の顧客アカウントに製品を供給するグローバル企業です。世界6か国の量産・物流拠点と5か国の技術センター、6,000人超の営業人員を擁し、どこでも同じ「SMC品質」で短納期供給できる体制を強みとして、半導体、自動車、工作機械、食品、医療など多様な産業の自動化と省エネを支えています。
SMCは、自動化機器の要素部品に特化したビジネスモデルを採り、セットメーカーを主な直接顧客としながら、エンドユーザーと競合しない立場で幅広い産業に製品を供給しています。一度標準採用された製品は高い信頼...
未来
SMCは、4BAR factoryやエアマネジメントシステムなど工場全体の省エネ化を支援するソリューションを軸に、気候変動・人手不足・地政学リスクといった社会課題を事業機会として捉え、自動制御機器で世界No.1のポジションを実現することを目指しています。遠野サプライヤーパークや新本社、Japan Technical Centerへの投資を通じて、サプライチェーン全体を含めたBCP体制と24時間グローバル開発体制を強化し、将来の需要拡大局面に備えた強靭な生産・開発・人材基盤を構築しながら、中長期的な成長と環境負荷低減の両立に挑戦しています。
将来に向けては、まず4BAR factoryやエアマネジメントシステムを通じ、工場エアの低圧化とエア漏れ低減を進めることで顧客工場全体の電力・GHG排出量削減に貢献し、自らもSBTi認定目標に沿った脱...
目指す経営指標
・2023〜2025年度の3年間で、環境製品アセスメントを75機種・900点以上とし、CO2排出量・廃棄物排出量・水使用量の生産高原単位を前3年平均比で年平均3%以上削減すること。
・Scope1+2について2030年度までに2021年度比48%削減、Scope3について2030年度までに2021年度比27.5%削減を目標とし、2050年度までにScope1+2+3のネットゼロを達成すること。
・再生可能エネルギー由来の電力使用率を国内95%以上、廃棄物リサイクル率および代替フロンへの切り替え率を国内95%以上とし、排水による法令違反ゼロを継続すること。
・2020年度以降、まとまった設備投資を継続しつつ、中長期的に配当性向25%、総還元性向50%を目安とした株主還元を行い、2026年度を設備投資の一つの節目としたうえで、その後も成長投資と株主還元のバランスを検討していくこと。
・Scope1+2について2030年度までに2021年度比48%削減、Scope3について2030年度までに2021年度比27.5%削減を目標とし、2050年度までにScope1+2+3のネットゼロを達成すること。
・再生可能エネルギー由来の電力使用率を国内95%以上、廃棄物リサイクル率および代替フロンへの切り替え率を国内95%以上とし、排水による法令違反ゼロを継続すること。
・2020年度以降、まとまった設備投資を継続しつつ、中長期的に配当性向25%、総還元性向50%を目安とした株主還元を行い、2026年度を設備投資の一つの節目としたうえで、その後も成長投資と株主還元のバランスを検討していくこと。
トップメッセージの要約
大きな絵
変化を恐れず挑戦を続ける
成長分野を拡大し強靭な生産基盤を構築
ニッチでありながら世界の製造業に不可欠な市場
ものづくりの根幹を支える使命
変化を恐れず挑戦を続ける
成長分野を拡大し強靭な生産基盤を構築
ニッチでありながら世界の製造業に不可欠な市場
ものづくりの根幹を支える使命
代表取締役社長の髙田芳樹氏は、半導体やEV関連の需要減速、地政学リスクなど不透明な環境の中でも悲観せず、景気後退局面を次の成長ステージに向けた基盤づくりの期間と位置づけ、積極的な投資と体制整備を続ける...
用語解説
■4BAR factory
多くの工場で使われている圧縮空気の圧力を、従来の7~8bar程度から4bar程度まで下げることで、省エネとCO₂削減を実現するSMCの提案コンセプトです。工場全体の空気圧を適正な低圧にすることで、コンプレッサの消費電力を大きく削減し、結果として工場全体の電力使用量を約1割程度減らすことを目指す取り組みを指します。
■エアマネジメントシステム(AMS)
生産設備の圧力・流量・温度を計測できるセンサと無線技術を組み合わせ、設備のアイドリング状態を検知してエアシステムを自動制御するSMCのシステムです。不要なエア消費を抑えて省エア化を進めることで、工場全体のCO₂排出量削減に貢献することを目的としており、省エネ性に優れたビジネスモデルとしての評価も受けています。
■Japan Technical Center(JTC)
千葉県柏市に新設されるSMCの研究開発拠点で、最先端の技術交流と新たなイノベーション創出を担う「人と知の拠点」です。製品寿命試験などに必要な大規模な実験・検証スペースを従来より大幅に拡張し、複数テーマを同時並行で検証できる環境を整えることで、開発スピードと効率を高めます。また、世界各国の技術センターと連携し、24時間体制での開発・技術サポートを行う中核拠点として位置付けられています。
■遠野サプライヤーパーク
岩手県遠野市に整備される、SMCと主要サプライヤーが集積する生産拠点群です。サプライヤーの生産余力拡大や事業継続計画(BCP)の強化に資することを目的とし、部品供給から組立までを地域内で一体的に行える体制を構築します。これにより、サプライチェーン全体の安定性向上とリードタイム短縮を図るとともに、地域社会や取引先との連携を深めながら、将来の需要拡大に備えた強靭な生産基盤をつくる構想です。
■エア三点セット/FRL
「エアフィルタ(F)・レギュレータ(R)・ルブリケータ(L)」の頭文字を取った、圧縮空気を清浄化し、圧力を整え、必要に応じて潤滑油を供給する機器のセットです。SMCが1960年代に開発した代表的な製品群で、空気圧機器を使う前段でエアの質を整える役割を持ちます。このセットにより、配管内のゴミや水分を取り除き、適切な圧力と潤滑状態を保つことで、空気圧機器の長寿命化と安定稼働に貢献します。
■製品アセスメント
SMCがISO14001に基づいて実施する、製品の環境面での評価プロセスです。開発段階から製造、使用、廃棄に至るまでのライフサイクルを通じて、CO₂排出量や環境負荷を把握・評価し、環境配慮型製品の企画・設計に反映させることを目的としています。年度ごとに目標件数を設定して実施状況を管理し、評価項目の見直しやエコ製品の定義付け・情報開示などを通じて、環境性能の高い製品ラインアップを拡充していく仕組みです。
多くの工場で使われている圧縮空気の圧力を、従来の7~8bar程度から4bar程度まで下げることで、省エネとCO₂削減を実現するSMCの提案コンセプトです。工場全体の空気圧を適正な低圧にすることで、コンプレッサの消費電力を大きく削減し、結果として工場全体の電力使用量を約1割程度減らすことを目指す取り組みを指します。
■エアマネジメントシステム(AMS)
生産設備の圧力・流量・温度を計測できるセンサと無線技術を組み合わせ、設備のアイドリング状態を検知してエアシステムを自動制御するSMCのシステムです。不要なエア消費を抑えて省エア化を進めることで、工場全体のCO₂排出量削減に貢献することを目的としており、省エネ性に優れたビジネスモデルとしての評価も受けています。
■Japan Technical Center(JTC)
千葉県柏市に新設されるSMCの研究開発拠点で、最先端の技術交流と新たなイノベーション創出を担う「人と知の拠点」です。製品寿命試験などに必要な大規模な実験・検証スペースを従来より大幅に拡張し、複数テーマを同時並行で検証できる環境を整えることで、開発スピードと効率を高めます。また、世界各国の技術センターと連携し、24時間体制での開発・技術サポートを行う中核拠点として位置付けられています。
■遠野サプライヤーパーク
岩手県遠野市に整備される、SMCと主要サプライヤーが集積する生産拠点群です。サプライヤーの生産余力拡大や事業継続計画(BCP)の強化に資することを目的とし、部品供給から組立までを地域内で一体的に行える体制を構築します。これにより、サプライチェーン全体の安定性向上とリードタイム短縮を図るとともに、地域社会や取引先との連携を深めながら、将来の需要拡大に備えた強靭な生産基盤をつくる構想です。
■エア三点セット/FRL
「エアフィルタ(F)・レギュレータ(R)・ルブリケータ(L)」の頭文字を取った、圧縮空気を清浄化し、圧力を整え、必要に応じて潤滑油を供給する機器のセットです。SMCが1960年代に開発した代表的な製品群で、空気圧機器を使う前段でエアの質を整える役割を持ちます。このセットにより、配管内のゴミや水分を取り除き、適切な圧力と潤滑状態を保つことで、空気圧機器の長寿命化と安定稼働に貢献します。
■製品アセスメント
SMCがISO14001に基づいて実施する、製品の環境面での評価プロセスです。開発段階から製造、使用、廃棄に至るまでのライフサイクルを通じて、CO₂排出量や環境負荷を把握・評価し、環境配慮型製品の企画・設計に反映させることを目的としています。年度ごとに目標件数を設定して実施状況を管理し、評価項目の見直しやエコ製品の定義付け・情報開示などを通じて、環境性能の高い製品ラインアップを拡充していく仕組みです。
2026年3月期有価証券報告書より
沿革
2 【沿革】
関係会社
4 【関係会社の状況】
連結子会社
(注)1 主要な事業の内容は、セグメントの名称を記載しています。
2 SMCアメリカ、SMCドイツ、SMCチェコ、SMC投資管理、SMC中国、SMC中国製造、SMC北京製造、SMC天津製造、SMCベトナム製造、SMCブラジルは、特定子会社に該当しています。
3 上記の連結子会社は、いずれも有価証券届出書及び有価証券報告書を提出していません。
4 議決権の所有割合欄の(内書)は、間接所有割合です。
5 SMC中国は、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えています。主要な損益情報等は、次のとおりです。
6 当連結会計年度において日本機材株式会社と制御機材株式会社は合併し、同時にACS株式会社へ商号変更しました。