2026.02.09更新
ストーリー・沿革
価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。
情報ソース:
オルガノグループレポート2025
サマリ
オルガノは、水処理エンジニアリングと機能商品を両輪に、超純水や排水処理から有機溶媒回収までを一気通貫で担う総合水処理企業です。分離精製・分析・製造技術を磨き上げ、半導体工場や発電所、食品・医薬など多様な現場に最適な水と液の品質を届けています。近年は技術伝承AIやデータ基盤を活用したソリューション型ビジネスへ進化し、ORGANO 2030の新たな目標に向けて、グローバルで「水と資源の使い方そのもの」を変える挑戦を加速しています。
過去
創業当初は、戦時中に培ったイオン交換樹脂の知見を生かし、燃料や電力をほとんど使わずに蒸留水をつくる装置から事業を開始しました。その技術を軸に、糖液精製や抗生物質抽出、発電所向け大型水処理プラントへと用途を広げてきました。
創業者の丸山正武は、陸軍時代に飲料水供給のためイオン交換樹脂を研究し、戦後の深刻なエネルギー不足の中で、電気や燃料に頼らず純水を得られる蒸留水製造装置を開発しました。性能を実証しながら、糖液精製や抗生...
現在
現在は、水処理エンジニアリング事業を核に、プラント新設から運転・メンテナンスまでを担うソリューション事業と、薬品・標準機器・機能材・食品素材を扱う機能商品事業を展開し、半導体・発電・医薬・食品など幅広い産業の生産インフラを支えています。
水処理エンジニアリング事業では、純水・超純水製造装置や排水処理装置を設計・調達・施工し、納入後も運転管理と保守を一括で請け負うソリューション事業を展開しています。顧客工場内に自社設備として水処理設備を...
未来
今後は、中長期経営計画「ORGANO 2030」のもと、早期に達成した利益水準を足場に、設備納入にとどまらないソリューション型ビジネスとデータ・AI活用をさらに深め、グローバルに水・溶媒リサイクルやSX課題解決をリードする企業への変革を目指しています。
長期経営計画「ORGANO 2030」は、策定から5年で当初掲げた営業利益目標を前倒しで達成したことを踏まえ、2030年度に向けてより高い売上規模と高収益体質を目指す計画へと進化しました。半導体や電子...
目指す経営指標
・2030年度までに、中長期経営計画「ORGANO 2030」の達成目標として、売上高2,500億円以上、営業利益率15〜18%(15%以上を必達)、ROE15%以上、ROIC12%以上を目指す。
・2030年度までに、Scope3について「売上総利益あたりのGHG排出量を2021年度比20%削減」という排出削減目標を設定している。
・技術研究費を連結売上高の約2.5%を目安として確保し、分離精製技術・分析技術の研究開発へ継続的に投資する方針。
・2030年度までに、Scope3について「売上総利益あたりのGHG排出量を2021年度比20%削減」という排出削減目標を設定している。
・技術研究費を連結売上高の約2.5%を目安として確保し、分離精製技術・分析技術の研究開発へ継続的に投資する方針。
トップメッセージの要約
ORGANO 2030
技術伝承AI
フロントローディング
グローバルエンジニアリングセンター
営業利益目標の前倒し達成
技術伝承AI
フロントローディング
グローバルエンジニアリングセンター
営業利益目標の前倒し達成
代表取締役社長 山田正幸氏は、ORGANO 2030策定時に描いた成長シナリオを上回るペースで利益目標を前倒し達成した手応えを踏まえ、ここで現状に安住せず、より高い収益水準と事業基盤を目指して計画をア...
用語解説
■ORGANO 2030
オルガノグループが掲げる長期経営計画の名称で、2030年頃をゴールにした成長シナリオです。売上・利益の規模だけでなく、事業ポートフォリオやグローバル展開、人材・サステナビリティのあり方までを含めて「どんな会社になっていたいか」を示し、その実現に向けて3ヵ年ごとの中期経営計画をローリングで組み立てる枠組みになっています。
■水処理エンジニアリング事業
産業用の水をつくったり、使い終わった水をきれいにしたりする装置を、オーダーメイドで設計・建設・メンテナンスまで一貫して請け負う事業です。半導体工場向けの超純水設備や発電所・上下水道向け設備など、大規模なプラント案件が中心で、原水の性質や用途に合わせて最適なプロセスを組み合わせるのが特徴です。
■ソリューション事業
既に納入した水処理設備を「いかに効率よく、安全に運用するか」に焦点を当てたサービス型の事業です。遠隔監視や運転データの分析、故障予兆の検知、運転条件の最適化提案などを通じて、顧客の工場の停止リスクを減らし、ランニングコスト削減や水使用量削減を支援します。設備を売って終わりではなく、長期的な運用パートナーとして関わる点が特徴です。([オルガノ株式会社][1])
■機能商品事業
イオン交換樹脂や分離膜、水処理薬品、食品加工材など、オルガノの分離精製・分析技術を生かした「レディ・メイド製品」を幅広く提供する事業です。プラントのような大規模設備ではなく、既製品ラインアップで多様な業界のニーズに短納期で応えるポジションで、水処理以外に飲料・食品・医薬などの分野にも展開しているのが特徴です。
■設備保有型サービス
顧客の工場や施設内に必要な水処理設備をオルガノ側で設置・保有し、顧客には「装置」ではなく「処理水」や「サービス」として提供するビジネスモデルです。顧客は多額の初期投資や減価償却、保守要員の確保が不要になり、オルガノが設備の運転・保守・薬品補充・遠隔監視まで一括して担うことで、安定した水質とコストの見通しを得られます。
■ピューリックωⅡ
研究所や品質管理部門向けのキャビネットタイプ超純水装置で、オルガノのラボ向けフラッグシップモデルです。水道水を直接取り込み、半導体グレードのイオン交換樹脂や超純水プラントの処理フローを採用することで、微量金属やホウ素まで極めて低いレベルに抑えた高純度の水を安定供給します。微量元素分析やバイオ研究など、非常にシビアな水質が求められる用途向けに開発されたブランドです。
■技術伝承AI
オルガノが戦略的資本業務提携を結んだ株式会社LIGHTzが提供する「技術伝承AI」を活用した取り組みを指す用語です。熟練エンジニアの設計ノウハウや判断プロセスをAIに学習させ、設計検討やトラブル対応時にAIが類似事例や思考の道筋を提示することで、属人的になりがちなプラントエンジニアリング技術を次世代に引き継ぎやすくすることを狙っています。
■グローバルエンジニアリングセンター
ベトナムに立ち上げたエンジニアリング拠点で、世界各地の水処理プロジェクトに対応できる設計・エンジニアリング人材を育成・集約するセンターです。日本本社と連携しながら設計業務を分担することで、納入能力の増強とコスト競争力の向上を図るとともに、将来のグローバル人材の育成拠点としての役割も持たせています。
■超純水
水に含まれるイオン・有機物・微粒子などの不純物を極限まで取り除いた、非常にきれいな水です。半導体製造工程でシリコンウェハを洗浄したり、精密分析やバイオ実験に使われたりします。オルガノは、研究室向けの小型装置から、1時間にプール1杯以上の超純水をつくる巨大プラントまで、用途や規模に応じた超純水製造技術を持っているのが特徴です。
■分離精製・分析・製造技術
水の中に含まれる塩分や金属イオン、有機物などを選択的に分けて取り除く「分離精製技術」、水質を正確に測る「分析技術」、それらを装置やプラントとして形にする「製造技術」を総称した表現です。オルガノは創立以来70年以上にわたり、糖類精製や有価金属回収、排水の再利用などの分野でこれらの技術を磨き続けており、その蓄積が現在の水処理エンジニアリングや機能商品事業の基盤になっています。
■水で培った最適化技術
オルガノが掲げるキーワードで、水処理に関わる分離精製技術、分析技術、エンジニアリング技術を組み合わせ、顧客ごとの水質や用途に合わせて「最適なシステムやサービス」を設計・提供する力を指します。単に水をきれいにするだけでなく、水環境保全や温暖化防止にもつながる装置・サービスの形に仕上げる、同社ならではの総合力を表現した言葉です。
2026年3月期有価証券報告書より
沿革
2 【沿革】
関係会社
4 【関係会社の状況】
(注) 1 「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称等を記載しております。
2 東ソー㈱は支配力基準に基づく親会社であり、有価証券報告書の提出会社であります。
3 議決権の所有(被所有)割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。
4 オルガノプラントサービス㈱は特定子会社に該当します。
5 「関係内容」の「役員の兼任等」には当社執行役員を含めて記載しております。なお、( )内は、当社役員で内数であります。
6 オルガノ・テクノロジー有限公司は売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
7 東北電機鉄工㈱は、2026年4月1日付で電機鉄工㈱に社名変更しております。
主要な損益情報等