2026.02.09更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: オルガノグループレポート2025

サマリ

オルガノは、水処理エンジニアリングと機能商品を両輪に、超純水や排水処理から有機溶媒回収までを一気通貫で担う総合水処理企業です。分離精製・分析・製造技術を磨き上げ、半導体工場や発電所、食品・医薬など多様な現場に最適な水と液の品質を届けています。近年は技術伝承AIやデータ基盤を活用したソリューション型ビジネスへ進化し、ORGANO 2030の新たな目標に向けて、グローバルで「水と資源の使い方そのもの」を変える挑戦を加速しています。

目指す経営指標

・2030年度までに、中長期経営計画「ORGANO 2030」の達成目標として、売上高2,500億円以上、営業利益率15〜18%(15%以上を必達)、ROE15%以上、ROIC12%以上を目指す。
・2030年度までに、Scope3について「売上総利益あたりのGHG排出量を2021年度比20%削減」という排出削減目標を設定している。
・技術研究費を連結売上高の約2.5%を目安として確保し、分離精製技術・分析技術の研究開発へ継続的に投資する方針。

用語解説


■ORGANO 2030
オルガノグループが掲げる長期経営計画の名称で、2030年頃をゴールにした成長シナリオです。売上・利益の規模だけでなく、事業ポートフォリオやグローバル展開、人材・サステナビリティのあり方までを含めて「どんな会社になっていたいか」を示し、その実現に向けて3ヵ年ごとの中期経営計画をローリングで組み立てる枠組みになっています。

■水処理エンジニアリング事業
産業用の水をつくったり、使い終わった水をきれいにしたりする装置を、オーダーメイドで設計・建設・メンテナンスまで一貫して請け負う事業です。半導体工場向けの超純水設備や発電所・上下水道向け設備など、大規模なプラント案件が中心で、原水の性質や用途に合わせて最適なプロセスを組み合わせるのが特徴です。

■ソリューション事業
既に納入した水処理設備を「いかに効率よく、安全に運用するか」に焦点を当てたサービス型の事業です。遠隔監視や運転データの分析、故障予兆の検知、運転条件の最適化提案などを通じて、顧客の工場の停止リスクを減らし、ランニングコスト削減や水使用量削減を支援します。設備を売って終わりではなく、長期的な運用パートナーとして関わる点が特徴です。([オルガノ株式会社][1])

■機能商品事業
イオン交換樹脂や分離膜、水処理薬品、食品加工材など、オルガノの分離精製・分析技術を生かした「レディ・メイド製品」を幅広く提供する事業です。プラントのような大規模設備ではなく、既製品ラインアップで多様な業界のニーズに短納期で応えるポジションで、水処理以外に飲料・食品・医薬などの分野にも展開しているのが特徴です。

■設備保有型サービス
顧客の工場や施設内に必要な水処理設備をオルガノ側で設置・保有し、顧客には「装置」ではなく「処理水」や「サービス」として提供するビジネスモデルです。顧客は多額の初期投資や減価償却、保守要員の確保が不要になり、オルガノが設備の運転・保守・薬品補充・遠隔監視まで一括して担うことで、安定した水質とコストの見通しを得られます。

■ピューリックωⅡ
研究所や品質管理部門向けのキャビネットタイプ超純水装置で、オルガノのラボ向けフラッグシップモデルです。水道水を直接取り込み、半導体グレードのイオン交換樹脂や超純水プラントの処理フローを採用することで、微量金属やホウ素まで極めて低いレベルに抑えた高純度の水を安定供給します。微量元素分析やバイオ研究など、非常にシビアな水質が求められる用途向けに開発されたブランドです。

■技術伝承AI
オルガノが戦略的資本業務提携を結んだ株式会社LIGHTzが提供する「技術伝承AI」を活用した取り組みを指す用語です。熟練エンジニアの設計ノウハウや判断プロセスをAIに学習させ、設計検討やトラブル対応時にAIが類似事例や思考の道筋を提示することで、属人的になりがちなプラントエンジニアリング技術を次世代に引き継ぎやすくすることを狙っています。

■グローバルエンジニアリングセンター
ベトナムに立ち上げたエンジニアリング拠点で、世界各地の水処理プロジェクトに対応できる設計・エンジニアリング人材を育成・集約するセンターです。日本本社と連携しながら設計業務を分担することで、納入能力の増強とコスト競争力の向上を図るとともに、将来のグローバル人材の育成拠点としての役割も持たせています。

■超純水
水に含まれるイオン・有機物・微粒子などの不純物を極限まで取り除いた、非常にきれいな水です。半導体製造工程でシリコンウェハを洗浄したり、精密分析やバイオ実験に使われたりします。オルガノは、研究室向けの小型装置から、1時間にプール1杯以上の超純水をつくる巨大プラントまで、用途や規模に応じた超純水製造技術を持っているのが特徴です。

■分離精製・分析・製造技術
水の中に含まれる塩分や金属イオン、有機物などを選択的に分けて取り除く「分離精製技術」、水質を正確に測る「分析技術」、それらを装置やプラントとして形にする「製造技術」を総称した表現です。オルガノは創立以来70年以上にわたり、糖類精製や有価金属回収、排水の再利用などの分野でこれらの技術を磨き続けており、その蓄積が現在の水処理エンジニアリングや機能商品事業の基盤になっています。

■水で培った最適化技術
オルガノが掲げるキーワードで、水処理に関わる分離精製技術、分析技術、エンジニアリング技術を組み合わせ、顧客ごとの水質や用途に合わせて「最適なシステムやサービス」を設計・提供する力を指します。単に水をきれいにするだけでなく、水環境保全や温暖化防止にもつながる装置・サービスの形に仕上げる、同社ならではの総合力を表現した言葉です。

2026年3月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

1946年5月

1941年7月に設立された山梨化学工業株式会社を株式会社日本オルガノ商会と商号変更し、イオン交換樹脂の応用及び企業化を目的として、長野県諏訪市に創業

1954年7月

東京都千代田区に本社移転

1955年8月

東京都文京区に本社移転

1959年9月

東京都文京区に日本デグラモン株式会社(現・オルガノアクティ株式会社)を設立(現・連結子会社)

1960年4月

日本水工株式会社(後のオルガノ関西株式会社)に資本参加

1961年5月

東京都千代田区にオルガノソフナー株式会社(後のオルガノ東京株式会社)を設立

1961年10月

東京証券取引所市場第2部に上場

1966年2月

オルガノ株式会社と商号変更

1972年4月

福岡県福岡市に九州オルガノ商事株式会社(後のオルガノ九州株式会社)を設立

1972年10月

北海道札幌市に北海道オルガノ商事株式会社(後のオルガノ北海道株式会社)を設立

1974年7月

有限会社丸栄工業に資本参加し、オルガノ工事株式会社(現・オルガノプラントサービス株式会社)に商号を変更(現・連結子会社)

1985年3月

東京証券取引所市場第1部に指定替え

1985年11月

東京都文京区に株式会社オルガノメンテナンスサービスを設立

1986年1月

マレーシアにオルガノ(マレーシア)SDN.BHD.(現・オルガノ(アジア)SDN.BHD.)を設立(現・連結子会社)

1989年3月

タイにオルガノ(タイランド)CO.,LTD.を設立(現・連結子会社)

1989年11月

茨城県つくば市につくば工場開設

1993年4月

オルガノ工事株式会社はオルガノ電工株式会社を吸収合併し、オルガノプラントエンジニアリング株式会社に商号を変更

1996年4月

オルガノプラントエンジニアリング株式会社は株式会社オルガノメンテナンスサービスを吸収合併し、オルガノプラントサービス株式会社に商号を変更

1997年10月

東京都江東区に本社移転

2000年4月

宮城県仙台市に東北オルガノ商事株式会社(後のオルガノ東北株式会社)を設立
愛知県名古屋市に中部オルガノ商事株式会社(後のオルガノ中部株式会社)を設立
福島県いわき市にいわき工場開設

2002年7月

東京都江東区にオルガノローディアフードテクノ株式会社(現・オルガノフードテック株式会社)を設立(現・連結子会社)

2003年9月

中国にオルガノ(蘇州)水処理有限公司を設立(現・連結子会社)

2005年2月

2005年7月

神奈川県相模原市に開発センター開設

台湾にオルガノ・テクノロジー有限公司を設立(現・連結子会社)

 

2009年10月

東京都江東区にオルガノエコテクノ株式会社を設立

2010年8月

ベトナムにオルガノ(ベトナム)CO.,LTD.を設立(現・連結子会社)

2013年1月

PT Lautan Luas Tbkとの合弁により、インドネシアにPTラウタン・オルガノ・ウォーターを設立

2014年4月

完全子会社7社(オルガノ北海道株式会社、オルガノ東北株式会社、オルガノ東京株式会社、オルガノ中部株式会社、オルガノ関西株式会社、オルガノ九州株式会社、オルガノ山下薬品株式会社)を吸収合併

2021年9月

アメリカにオルガノUSA,Inc.を設立(現・連結子会社)

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

2024年4月

オルガノエコテクノ株式会社を吸収合併

2025年4月

PTラウタン・オルガノ・ウォーターの株式を一部譲渡

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金
(百万円)

主要な事業
の内容

議決権の所有
(被所有)割合

関係内容

摘要

所有割合(%)

被所有
割合(%)

役員の
兼任等
(人)

資金援助

設備の

賃貸借

(親会社)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東ソー㈱

東京都中央区

55,173

ソーダ、石油化学製品等の製造販売

-

44.47

(0.11)

-

-

-

(注)2
3

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オルガノプラントサービス㈱

東京都文京区

93

水処理エンジニアリング事業

100.00

-

1

-

建物等の設備を賃貸

(注)4

オルガノフードテック㈱

埼玉県幸手市

50

機能商品事業

100.00

-

-

資金の貸付

建物等の設備を賃貸

 

オルガノアクティ㈱

東京都江東区

20

水処理エンジニアリング事業

100.00

-

-

-

建物等の設備を賃貸

 

オルガノ(アジア)SDN.BHD.

マレーシア国
スランゴール州

7,000千

マレーシア

リンギット

水処理エンジニアリング事業

機能商品事業

100.00

-

2

(2)

-

-

 

オルガノ(蘇州)水処理有限公司

中国江蘇省

5,000千
米ドル

水処理エンジニアリング事業

機能商品事業

100.00

-

3

(2)

資金の貸付

銀行借入に対する債務保証

-

 

オルガノ・テクノロジー有限公司

台湾新竹市

30,000千
台湾ドル

水処理エンジニアリング事業

機能商品事業

100.00

-

3

(1)

-

-

(注)6

オルガノ(タイランド)CO.,LTD.

タイ王国
バンコク都

120,100千

タイバーツ

水処理エンジニアリング事業

機能商品事業

100.00

(0.00)

-

2

(1)

資金の貸付

-

(注)3

オルガノ(ベトナム)CO.,LTD.

ベトナム社会主義共和国ホーチミン市

3,150千
米ドル

水処理エンジニアリング事業

機能商品事業

100.00

-

1
 (1)

資金の貸付

-

 

オルガノUSA, Inc.

アメリカ合衆国オハイオ州

3,000千
米ドル

水処理エンジニアリング事業

機能商品事業

100.00

-

2

(2)

-

-

 

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東北電機鉄工㈱

山形県酒田市

200

化学プラント工事等

30.25

-

-

-

-

(注)7

PTラウタン・オルガノ・ウォーター

インドネシア共和国ジャカルタ市

18,000百万

インドネシ

アルピア

水処理エンジニアリング事業

機能商品事業

30.00

-

-

-

-

 

 

(注) 1 「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称等を記載しております。

2 東ソー㈱は支配力基準に基づく親会社であり、有価証券報告書の提出会社であります。

3 議決権の所有(被所有)割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。

4 オルガノプラントサービス㈱は特定子会社に該当します。

5 「関係内容」の「役員の兼任等」には当社執行役員を含めて記載しております。なお、( )内は、当社役員で内数であります。

6 オルガノ・テクノロジー有限公司は売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

7 東北電機鉄工㈱は、2026年4月1日付で電機鉄工㈱に社名変更しております。

 

主要な損益情報等

 

オルガノ・テクノロジー有限公司

売上高(百万円)

48,819

経常利益(百万円)

11,787

当期純利益(百万円)

9,148

純資産額(百万円)

18,895

総資産額(百万円)

36,370