2025年12月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

日本 欧州 米州 オセアニア その他
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
日本 213,427 44.3 20,169 99.5 9.5
欧州 107,683 22.4 -3,278 -16.2 -3.0
米州 141,623 29.4 2,515 12.4 1.8
オセアニア 10,777 2.2 478 2.4 4.4
その他 7,888 1.6 387 1.9 4.9

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社、子会社54社及び持分法非適用関連会社1社で構成され、建設用クレーン、車両搭載型クレーン、高所作業車及び運搬機械等の製造販売を営んでおります。

主要品目は次のとおりであります。

区分

主な製品

建設用クレーン

オールテレーンクレーン、ラフテレーンクレーン、クローラクレーン、トラッククレーン、軌陸車

車両搭載型クレーン

カーゴクレーン、車両運搬車、軌陸車、ナックルブームクレーン、

ブームトラック

高所作業車

高所作業車、穴掘建柱車、高架道路・橋梁点検車、軌陸車、照明車

運搬機械

バルクハンドリングシステム、ジブクライミングクレーン、ジブクレーン、港湾荷役用クレーン、フローティングクレーン、リングリフトクレーン

その他

部品、修理、中古車、リフター等

 

 

当社は日本セグメントにおいて製造販売等を行っております。また、子会社及び関連会社の業務は次のとおりであります。

セグメントの名称

業務内容

連結子会社14社

関連会社-社

日本

販売

㈱タダノアイメス

 

製造

㈱タダノアイレック、㈱タダノエステック、㈱タダノエンジニアリング、㈱タダノコアテクセンター

 

製造・販売

㈱タダノユーティリティ、㈱タダノインフラソリューションズ

 

サービス

㈱タダノテクノ東日本、㈱タダノテクノ西日本

 

その他

㈱タダノ教習センター、㈱タダノ物流、㈱タダノシステムズ、㈱タダノビジネスサポート、㈱タダノインフラエンジニアリング

 

 

 

セグメントの名称

業務内容

連結子会社15社

関連会社1社

欧州

販売

タダノ・ユーケーLtd、タダノ・フランスSA、タダノ・ネーダーランドB.V.、タダノ・ベルギーBV、タダノ・デマーグ・スカンジナビアAB、タダノ・デマーグ・スペインSA、タダノ・ユーティリティ・ヨーロッパB.V.、ピーエム・オイルアンドスチール・イベリカS.L.、ピーエム・オイルアンドスチール・フランスS.a.r.l.

 

製造・販売

タダノ・ファウンGmbH、タダノ・デマーグGmbH、ピーエム・オイルアンドスチールS.p.A.、アウトグル・ピーエム・アールオーS.r.l.、マニテックス・ヴァラS.r.l.

 

その他

タダノ・ヨーロッパ・ホールディングスGmbH

デマーグ・アイピーホールディングスGmbH

 

 

セグメントの名称

業務内容

連結子会社12社

関連会社-社

米州

販売

タダノ・アメリカCorp.、タダノ・ブラジル・エキパメントス・デ・エレヴァサォンLtda.、ピーエム・チリS.P.A.、ピーエム・アージェンティーナ・システマス・デ・エレヴァシオンS.A.、ピーエム・オイルアンドスチール・メキシコS.A. de C.V.

 

製造・販売

タダノ・マンティスCorp.、マニテックスInc.

 

その他

タダノ・アメリカ・ホールディングスInc.、マニテックス・インターナショナルInc.、Crane and Machinery, Inc.、Badger Equipment Company、Manitex Sabre, Inc.

 

 

 

セグメントの名称

業務内容

連結子会社1社

関連会社-社

オセアニア

販売

タダノ・オセアニアPty Ltd

 

 

 

セグメントの名称

業務内容

連結子会社12社

関連会社-社

その他

販売

多田野(北京)科貿有限公司、韓国多田野㈱、タダノ・サイアムCo., Ltd.、タダノ・アジアPte. Ltd.、タダノ・ミドル・イースト・トレーディング・ワンパーソン・カンパニーL.L.C、タダノ・クレーンズ・インディアPvt. Ltd.、タダノ・ミドル・イースト・リフティング・イクイップメントFZCO、ピーエム・オイルアンドスチール・アジアPte. Ltd.

 

製造

台湾多田野基礎建設股份有限公司

 

サービス

PT.タダノインフラソリューションズ・インドネシア、タダノインフラソリューションズ・マレーシアSdn.Bhd.

 

その他

タダノ・テクノロジー・フィリピンInc.

 

 

 

事業の系統図は、次のとおりであります。


業績状況

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
 なお、経営方針・経営戦略等の内容については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績

日本向け売上高は、建設用クレーンが減少したものの、車両搭載型クレーン・高所作業車が増加し、また、IHI運搬機械株式会社の運搬システム事業(現:株式会社タダノインフラソリューションズ、以下TIS)買収に伴う運搬機械の売上も加わり、1,254億2千6百万円(前期比114.2%)となりました。海外向け売上高は、米国Manitex International,Inc.(以下、「Manitex社」)の買収もあり、北米・欧州を中心に増加し、2,240億5千万円(前期比123.3%)となりました。この結果、総売上高は3,494億7千7百万円(前期比119.9%)、海外売上高比率は64.1%となりました。

売上が増加したものの、米国通商政策による影響や買収関連費用等の計上もあり、営業利益は185億5千2百万円(前期比78.0%)、経常利益は150億9千6百万円(前期比71.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益は固定資産売却益等を計上したことにより182億9千8百万円(前期比275.5%)となりました。

 

セグメント別の経営成績は次のとおりであります。セグメント別の売上高については、セグメント間の取引を含めて記載しております。なお、セグメント別とは、当社及び連結対象子会社の所在地別の売上高・営業利益であり、仕向地別売上高とは異なります。

①日本

建設用クレーン・車両搭載型クレーンが減少したものの、高所作業車が増加、また、IHI運搬機械株式会社の運搬システム事業(現:TIS)買収に伴う運搬機械の売上も加わり、売上高は2,134億2千7百万円(前期比108.9%)、買収関連費用等の計上もあり、営業利益は201億6千9百万円(前期比74.2%)となりました。

 

②欧州

建設用クレーンの売上が増加、Manitex社買収による車両搭載型クレーン・高所作業車の売上も加わり、売上高は1,076億8千3百万円(前期比137.6%)、営業利益は32億7千8百万円の損失(前期115億2千6百万円の営業損失)となりました。

 

③米州

建設用クレーンの売上が増加、Manitex社買収による車両搭載型クレーン・高所作業車の売上も加わり、売上高は1,416億2千3百万円(前期比135.2%)、買収関連費用等の計上もあり、営業利益は25億1千5百万円(前期比38.8%)となりました。

 

④オセアニア

主に建設用クレーンの売上が減少し、売上高は107億7千7百万円(前期比68.6%)、営業利益は4億7千8百万円(前期比35.7%)となりました。

 

⑤その他

IHI運搬機械株式会社の運搬システム事業(現:TIS)買収に伴う運搬機械の売上が加わり、売上高は78億8千8百万円(前期比105.4%)、営業利益は3億8千7百万円(前期比62.8%)となりました。

 

 

主要品目別の状況は次のとおりです。なお、2025年7月に買収が完了したIHI運搬機械株式会社の運搬システム事業(現:TIS)の品目が加わったことに伴い、新たに「運搬機械」の項目を新設しております。

①建設用クレーン

日本向け売上高は、大規模工事が実施・計画されているものの、慢性的なオペレーター不足や資材価格高騰の影響等もあり、480億4百万円(前期比95.9%)となりました。海外向け売上高は、一部地域を除き、ここ数年の急速な需要増加基調に落ち着きが見え始める中、販売に注力した結果、1,591億2千8百万円(前期比106.6%)となりました。

この結果、建設用クレーンの売上高は2,071億3千3百万円(前期比103.9%)となりました。

 

②車両搭載型クレーン

日本向け売上高は、トラック登録台数が減少する中、架装能力向上により176億2千4百万円(前期比100.8%)となりました。海外向け売上高は、Manitex社買収による売上も加わり、228億8千万円(前期比1,169.2%)となりました。

この結果、車両搭載型クレーンの売上高は405億5百万円(前期比208.4%)となりました。

 

③高所作業車

日本向け売上高は、レンタル向け販売が好調に推移し、241億7千3百万円(前期比106.3%)となりました。海外向け売上高は、Manitex社買収による売上も加わり、58億8千万円(前期比379.7%)となりました。

この結果、高所作業車の売上高は300億5千3百万円(前期比123.8%)となりました。

 

④運搬機械

運搬機械の売上高は、IHI運搬機械株式会社の運搬システム事業(現:TIS)買収により、55億7百万円(前期比-%)となりました。

 

⑤その他

部品、修理、中古車等のその他の売上高は、IHI運搬機械株式会社の運搬システム事業(現:TIS)買収もあり、662億7千7百万円(前期比136.7%)となりました。

 

生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。

①生産実績

当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(百万円)

前年比(%)

日本

205,785

112.6

欧州

86,846

120.4

米州

19,141

457.9

その他

1,143

-

合計

312,916

120.7

 

(注) セグメント間の取引については相殺消去しております。

(注) 生産金額は販売価格で表示しております。

 

②受注実績

当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。なお、他のセグメントについては主に受注見込による生産方式をとっているため、該当事項はありません。

セグメントの名称

受注高(百万円)

前年比(%)

受注残高(百万円)

前年比(%)

日本

9,624

-

45,379

-

合計

9,624

-

45,379

-

 

(注) 当連結会計年度において、受注実績に著しい変動がありました。これは、当連結会計年度より㈱タダノインフラソリューションズを連結範囲に含めた影響によるものであります。なお、当初に予想される契約期間が1年以内の契約については受注実績に含めておりません。

 

③販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(百万円)

前年比(%)

日本

147,728

111.3

欧州

44,539

137.4

米州

140,748

135.2

オセアニア

10,611

68.2

その他

5,849

87.7

合計

349,477

119.9

 

   (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。

 

(2) 財政状態

(資産)

総資産は、4,585億2千9百万円(前連結会計年度比551億6百万円増)となりました。主な要因は、現金及び預金の減少112億8千3百万円や前払金の減少159億9千7百万円があったものの、売掛金の増加177億8千7百万円や棚卸資産の増加186億9千5百万円に加え、有形固定資産の増加114億6千6百万円やのれんの増加162億8千6百万円があったことによるものです。

 

(負債)

負債は、2,525億8千3百万円(前連結会計年度比380億5千8百万円増)となりました。主な要因は、社債の償還100億円があったものの、短期借入金の増加39億5千4百万円や前受金の増加47億6千2百万円に加え、長期借入金の増加282億5千2百万円があったことによるものです。

 

(純資産)

純資産は、2,059億4千6百万円(前連結会計年度比170億4千8百万円増)となりました。主な要因は、利益剰余金の増加143億5千2百万円があったことによるものです。

 

なお、Manitex社の売掛金64億2千2百万円、棚卸資産126億8千1百万円、有形固定資産47億5千9百万円、短期借入金86億3千5百万円やIHI運搬機械株式会社の運搬システム事業(現:TIS)の売掛金70億9千3百万円、棚卸資産11億7千万円、有形固定資産16億2千8百万円、前受金66億2千6万円が増加要因に含まれております。

 

(3) キャッシュ・フロー

当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ115億4千1百万円減少し、810億3千2百万円となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度の営業活動によって使用された資金は24億7百万円(前連結会計年度比24億3千4百万円減)となりました。主な要因は、増加要因として税金等調整前当期純利益の計上229億2千万円や減価償却費の計上85億3千7百万円があったものの、減少要因として固定資産除売却益の計上76億9千5百万円や売上債権の増加88億6千7百万円に加え、仕入債務の減少68億9千7百万円や法人税等の支払額86億1百万円があったことによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度の投資活動によって使用された資金は6億4千9百万円(前連結会計年度比244億6千万円増)となりました。主な要因は、増加要因として有形固定資産の売却による収入101億8千3百万円や連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入69億4千3百万円があったものの、減少要因として有形固定資産の取得による支出103億1千万円や連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出74億8百万円があったことによるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度の財務活動によって使用された資金は21億1千4百万円(前連結会計年度比237億3千8百万円減)となりました。主な要因は、増加要因として長期借入れによる収入315億8千7百万円があったものの、減少要因として短期借入金の減少23億5千4百万円や長期借入金の返済による支出140億2千5百万円に加え、社債の償還による支出100億円や配当金の支払額39億4千5百万円があったことによるものです。

 

 

なお、キャッシュ・フロー指標のトレンドは次のとおりであります。

 

 

第74期

第75期

第76期

第77期

第78期

自己資本比率

(%)

46.2

46.9

49.6

46.8

44.9

時価ベースの自己資本比率

(%)

37.9

32.6

41.0

36.2

29.2

キャッシュ・フロー対
有利子負債比率

(年)

5.7

―

9.0

4,551.2

―

インタレスト・
カバレッジ・レシオ

(倍)

26.3

―

5.5

0.0

―

 

 

(注)

自己資本比率:(純資産-非支配株主持分)/総資産

 

時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産

 

キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー

 

インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い

※

各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。

※

株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。

※

営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。

※

第75期及び、78期の「キャッシュ・フロー対有利子負債比率」と「インタレスト・カバレッジ・レシオ」については、営業キャッシュ・フローがマイナスのため、記載しておりません。

 

 

(4) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

①重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 4.会計方針に関する事項」に記載のとおりであります。

この連結財務諸表は、収益及び費用、資産及び負債の測定にあたり、経営者の見積りや仮定を含んでおります。これらの見積りや仮定は、過去の実績や決算日において合理的であると考えられる様々な要素を勘案し、経営者が判断した結果に基づいております。加えて、継続的な見直しも行なっております。しかしながら、実際には、これらの見積りや仮定とは異なるものとなる可能性があります。

当社グループの連結財務諸表に重要な影響を与えると考えられる見積りや仮定を含む項目は以下のとおりであります。なお、重要な会計上の見積りとして、繰延税金資産を計上しております。その内容については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

 

(有形固定資産及び無形固定資産)

当社グループは、有形固定資産及び無形固定資産について、減損の兆候がある場合に減損の判定を行っております。減損判定の契機としては、過去の業績や事業計画と比較して業績の大幅な悪化が見込まれる場合、市場や業界トレンドに大きな変動がある場合、資産の用途やそれらを用いる事業の見直しを行う場合等があります。減損については、公正価値と帳簿価額を比較し、公正価値が帳簿価額を下回っている場合に減損損失を計上しておりますが、公正価値の評価にあたり用いる見積りや仮定が将来的に変化した場合には、当社グループの連結財務諸表に影響を及ぼす可能性があります。

 

(法人税等)

当社グループは、財務諸表上の資産及び負債の計上額と税務上の金額との間に生じる差異について、将来発生すると見込まれる課税所得の範囲において、その差異が解消されると見込まれる期間に適用される法定実効税率を使用し、繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の解消については、将来の課税所得の見積りによるところが大きく、その課税所得の見積りが変動する場合には、当社グループの連結財務諸表に影響を及ぼす可能性があります。

 

(退職給付)

当社グループでは、当社、国内子会社及び一部の海外子会社で確定給付型の退職給付制度を設けております。確定給付制度の債務について、その現在価値や関連する勤務費用等は、数理計算上の仮定に基づいて算定しており、割引率や長期期待運用収益率等、基礎率についての見積りが必要になります。当社グループでは、外部の年金数理人からの意見も踏まえ、適切な見積りと判断を行っておりますが、将来の経済状況によりその仮定が変動する場合には、当社グループの連結財務諸表に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

(経営成績)

当連結会計年度の経営成績については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績」に記載のとおりであります。

 

(財政状態及びキャッシュ・フローの状況)

当連結会計年度の財政状態の状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)財政状態」に記載のとおりであります。

当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (3)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。

 

③資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社グループでは、事業活動に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金の活用、金融機関からの借入及び社債の発行等により、資金調達を行うことを基本方針としております。自己資本比率やD/Eレシオ等の財務健全指標、ROEやROICなどを注視する一方で、資金調達コストの低減や金利変動のリスクも勘案した上で、最適な調達方法を選択しております。また、ミニマムキャッシュ運営を柱とする資金管理方針に基づいて統制し、グループ全体の余剰資金の管理と資金効率の向上に努めております。加えて、金融機関とはコミットメントライン契約を結んでおり、高水準な現預金と併せて、流動性を確保しております。

今後も持続的な成長と企業価値向上に向け、積極的な投資と安定的な経営・財務基盤の確保に努めます。また不測の事態への備えも意識しながら、引き続き資金の流動性も確保してまいります。

 

④経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標

「中期経営計画(24-26)」では、「Reaching new heights ~新たなステージへ~」をスローガンに、業界のリーディングカンパニーとして、お客様の安全と地球環境に配慮した新たな価値を提供するための戦略を推進します。

なお、その進捗を計る指標として、売上高、営業利益、ROIC(投下資本営業利益率)、ROE(自己資本利益率)を定めております。「中期経営計画(24-26)」の最終年度、2026年度(第79期)において、売上高は3,300億円、営業利益は300億円(営業利益率9.1%)、ROICは8.0%、ROEは9.5%を、それぞれ数値目標として掲げております。

 

各指標の推移は以下のとおりです。

 

項目

第74期

第75期

第76期

第77期

第78期

第79期目標

売上高

2,056億円

1,929億円

2,802億円

2,915億円

3,494億円

3,300億円

営業利益

52億円

71億円

183億円

237億円

185億円

300億円

営業利益率

2.6%

3.7%

6.5%

8.2%

5.3%

9.1%

ROIC

(投下資本営業利益率)

0.9%

0.4%

3.0%

5.0%

4.2%

8.0%

ROE

(自己資本利益率)

8.6%

1.4%

4.5%

3.6%

9.3%

9.5%

 

※ROIC:税引後営業利益/投下資本 

 投下資本:純資産+有利子負債(各年度の前年度末及び当年度末を平均して算出)

 

なお、当社は2026年2月10日に第79期通期業績予想を公表いたしました。業績予想計画は、売上高は4,000億円、営業利益は250億円、営業利益率は6.3%、ROICは4.9%、ROEは6.7%としております。

 

セグメント情報

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1  報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社は、主に建設用クレーン、車両搭載型クレーン、高所作業車及び運搬機械等の製造販売を営んでおります。日本においては当社及び株式会社タダノインフラソリューションズ(旧:IHI運搬機械株式会社の運搬システム事業)が、海外においては欧州、米州、オセアニア等の各地域をタダノ・ファウンGmbH(ドイツ)、タダノ・デマーグGmbH(ドイツ)、ピーエム・オイルアンドスチールS.p.A.(イタリア)、タダノ・アメリカCorp.(米国)、マニテックスInc.(米国)、タダノ・ オセアニアPty Ltd(オーストラリア)及びその他の現地法人が、それぞれ担当しております。現地法人はそれぞれ独立した経営単位であり、取り扱う製品について各地域の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。

したがって、当社は、製造・販売体制を基礎とした地域別のセグメントから構成されており、「日本」、「欧州」、「米州」、「オセアニア」の4つを報告セグメントとしております。

 

2  報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。

報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。

セグメント間の売上高は、市場実勢価格に基づいております。

 

3  報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報

前連結会計年度(自  2024年1月1日  至  2024年12月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注)1

合計

調整額
(注)2

連結
財務諸表
計上額
(注)3

日本

欧州

米州

オセアニア

計

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

 

建設用クレーン

67,833

20,596

95,957

12,846

197,234

2,074

199,308

-

199,308

車両搭載型クレーン

18,714

-

-

126

18,840

592

19,433

-

19,433

高所作業車

23,280

773

-

65

24,119

163

24,283

-

24,283

その他

22,926

11,035

8,164

2,513

44,639

3,835

48,474

-

48,474

顧客との契約から

生じる収益

132,755

32,404

104,121

15,552

284,834

6,666

291,500

-

291,500

  外部顧客への売上高

132,755

32,404

104,121

15,552

284,834

6,666

291,500

-

291,500

  セグメント間の内部
  売上高又は振替高

63,235

45,857

596

153

109,843

820

110,664

△110,664

-

計

195,990

78,262

104,718

15,706

394,677

7,486

402,164

△110,664

291,500

セグメント利益

又は損失(△)

27,181

△11,526

6,481

1,343

23,479

617

24,097

△318

23,778

セグメント資産

330,100

109,529

52,581

7,277

499,488

4,505

503,994

△100,571

403,422

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  減価償却費

3,759

2,339

399

252

6,751

80

6,831

△96

6,735

 のれんの償却額

161

-

-

-

161

-

161

-

161

  有形固定資産及び
  無形固定資産の増加額

6,681

2,376

474

381

9,912

77

9,990

-

9,990

 

(注) 1「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、アジア等の現地法人の事業活動を含んでおります。

2 調整額は以下のとおりであります。

(1) セグメント利益又は損失(△)の調整額には、主なものとして、セグメント間未実現利益調整額△337百万円が含まれております。

(2) セグメント資産の調整額は、セグメント間債権の相殺消去△90,563百万円、セグメント間未実現利益調整額△10,008百万円であります。

(3) 減価償却費の調整額は、セグメント間未実現利益調整額△96百万円であります。

3 セグメント利益又は損失(△)は連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

 

当連結会計年度(自  2025年1月1日  至  2025年12月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注)1

合計

調整額
(注)2

連結
財務諸表
計上額
(注)3

日本

欧州

米州

オセアニア

計

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

 

建設用クレーン

65,513

19,283

112,849

7,619

205,265

1,867

207,133

-

207,133

車両搭載型クレーン

18,736

8,415

12,706

164

40,023

482

40,505

-

40,505

高所作業車

24,666

4,349

622

105

29,744

308

30,053

-

30,053

運搬機械 (注)4

5,445

-

61

-

5,506

0

5,507

-

5,507

その他

33,366

12,490

14,509

2,721

63,088

3,189

66,277

-

66,277

顧客との契約から

生じる収益

147,728

44,539

140,748

10,611

343,628

5,849

349,477

-

349,477

  外部顧客への売上高

147,728

44,539

140,748

10,611

343,628

5,849

349,477

-

349,477

  セグメント間の内部
  売上高又は振替高

65,698

63,144

875

165

129,884

2,039

131,924

△131,924

-

計

213,427

107,683

141,623

10,777

473,512

7,888

481,401

△131,924

349,477

セグメント利益

又は損失(△)

20,169

△3,278

2,515

478

19,885

387

20,273

△1,720

18,552

セグメント資産

347,009

139,030

69,527

10,672

566,240

6,368

572,608

△114,079

458,529

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  減価償却費

3,895

2,714

1,636

244

8,491

166

8,658

△120

8,537

 のれんの償却額

799

-

-

-

799

-

799

623

1,422

  減損損失

1,318

-

-

-

1,318

-

1,318

-

1,318

  有形固定資産及び
  無形固定資産の増加額

7,874

3,697

695

80

12,348

363

12,712

-

12,712

 

(注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、アジア等の現地法人の事業活動を含んでおります。

2 調整額は以下のとおりであります。

(1) セグメント利益又は損失(△)の調整額には、セグメント間取引消去△304百万円、セグメント間未実現利益調整額△793百万円、のれんの償却額△623百万円が含まれております。

(2) セグメント資産の調整額は、セグメント間債権の相殺消去△107,665百万円、セグメント間未実現利益調整額△11,041百万円、各報告セグメントに配分していないのれん4,628百万円であります。

(3) 減価償却費の調整額は、セグメント間未実現利益調整額であり、△120百万円であります。

3 セグメント利益又は損失(△)は連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

4 当連結会計年度より、2025年7月1日をもって株式会社タダノインフラソリューションズ(旧:IHI運搬機械株式会社の運搬システム事業)の株式を取得したことに伴い、収益の分解情報について「運搬機械」を追加しております。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

1  製品及びサービスごとの情報

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

建設用クレーン

車両搭載型クレーン

高所作業車

部品

その他

合計

 

外部顧客への売上高

199,308

19,433

24,283

25,981

22,493

291,500

 

 

 

2  地域ごとの情報

(1) 売上高

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

日本

欧州

米州

オセアニア

その他

合計

 

 

米国

 

109,845

28,503

104,476

91,352

15,798

32,875

291,500

 

    (注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

 

(2) 有形固定資産

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

日本

欧州

米州

オセアニア

その他

合計

 

 

ドイツ

 

55,066

12,063

11,597

1,995

1,297

143

70,566

 

 

3  主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、特定の顧客への売上高であって、連結損益計算書の売上高の10%以上を占めるものがないため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)

1  製品及びサービスごとの情報

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

建設用クレーン

車両搭載型クレーン

高所作業車

運搬機械

部品

その他

合計

 

外部顧客への売上高

207,133

40,505

30,053

5,507

29,792

36,485

349,477

 

(表示方法の変更)

当連結会計年度より、2025年7月1日をもって株式会社タダノインフラソリューションズ(旧:IHI運搬機械株式会社の運搬システム事業)の株式を取得したことに伴い、「運搬機械」を追加しております。

 

2  地域ごとの情報

(1) 売上高

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

日本

欧州

米州

オセアニア

その他

合計

 

 

米国

 

125,426

41,131

141,742

113,842

10,615

30,561

349,477

 

    (注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

 

(2) 有形固定資産

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

日本

欧州

米州

オセアニア

その他

合計

 

 

ドイツ

 

60,836

16,701

12,500

2,591

1,213

690

82,032

 

 

3  主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、特定の顧客への売上高であって、連結損益計算書の売上高の10%以上を占めるものがないため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

 該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)

 セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
 

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

報告セグメント

その他

全社・消去

合計

日本

欧州

米州

オセアニア

計

 

当期償却額

161

-

-

-

161

-

-

161

 

当期末残高

1,602

-

-

-

1,602

-

-

1,602

 

 

当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

報告セグメント

その他

全社・消去

合計

日本

欧州

米州

オセアニア

計

 

当期償却額

799

-

-

-

799

-

623

1,422

 

当期末残高

13,261

-

-

-

13,261

-

4,628

17,889

 

(注)マニテックス・インターナショナルInc.(Manitex International, Inc.)の株式を取得し、新たに連結の範囲に含めております。なお当該事象によるのれんの増加額は、当連結会計年度においては7,990百万円であります。また、当該金額は報告セグメントごとに分けることが困難であるため、報告セグメントごとの金額は記載しておりません。

日本セグメントにおいて、株式会社タダノインフラソリューションズ(旧:IHI運搬機械株式会社の運搬システム事業)の株式を取得し、新たに連結の範囲に含めております。なお当該事象によるのれんの増加額は、当連結会計年度においては12,457百万円であります。なお、のれんの金額は当連結会計年度において取得原価の配分が完了しておらず、また株式譲渡契約に基づく価格調整が完了していないため、暫定的に算定された金額であります。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

該当事項はありません。