2024年12月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

日本 欧州 米州 オセアニア その他
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
日本 195,990 48.7 27,181 112.8 13.9
欧州 78,262 19.5 -11,526 -47.8 -14.7
米州 104,718 26.0 6,481 26.9 6.2
オセアニア 15,706 3.9 1,343 5.6 8.6
その他 7,486 1.9 617 2.6 8.2

事業内容

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社、子会社34社及び持分法非適用関連会社1社で構成され、建設用クレーン、車両搭載型クレーン及び高所作業車等の製造販売を営んでおります。 

主要品目は次のとおりであります。

区分

主な製品

建設用クレーン

オールテレーンクレーン、ラフテレーンクレーン、クローラクレーン、トラッククレーン、軌陸車

車両搭載型クレーン

カーゴクレーン、車両運搬車、軌陸車

高所作業車

高所作業車、穴掘建柱車、高架道路・橋梁点検車、軌陸車、照明車

その他

部品、修理、中古車、リフター等

 

 

当社は日本セグメントにおいて製造販売等を行っております。また、子会社及び関連会社の業務は次のとおりであります。

セグメントの名称

業務内容

連結子会社12社

関連会社-社

日本

販売

㈱タダノアイメス

 

製造

㈱タダノアイレック、㈱タダノエステック、㈱タダノエンジニアリング、㈱タダノコアテクセンター

 

製造・販売

㈱タダノユーティリティ

 

サービス

㈱タダノテクノ東日本、㈱タダノテクノ西日本

 

その他

㈱タダノ教習センター、㈱タダノ物流、㈱タダノシステムズ、㈱タダノビジネスサポート

 

 

 

セグメントの名称

業務内容

連結子会社10社

関連会社1社

欧州

販売

タダノ・ユーケーLtd、タダノ・フランスSA、タダノ・ネーダーランドB.V.、タダノ・ベルギーBV、タダノ・デマーグ・スカンジナビアAB、タダノ・デマーグ・スペインSA、タダノ・ユーティリティ・ヨーロッパB.V.

 

製造・販売

タダノ・ファウンGmbH、タダノ・デマーグGmbH

 

その他

タダノ・ヨーロッパ・ホールディングスGmbH

デマーグ・アイピーホールディングスGmbH

 

 

セグメントの名称

業務内容

連結子会社5社

関連会社-社

米州

販売

タダノ・アメリカCorp.、タダノ・ブラジル・エキパメントス・デ・エレヴァサォンLtda.

 

製造・販売

タダノ・マンティスCorp.

 

その他

タダノ・アメリカ・ホールディングスInc.、Lift SPC Inc.

 

 

 

セグメントの名称

業務内容

連結子会社1社

関連会社-社

オセアニア

販売

タダノ・オセアニアPty Ltd

 

 

 

セグメントの名称

業務内容

連結子会社6社

関連会社-社

その他

販売

多田野(北京)科貿有限公司、韓国多田野㈱、タダノ・サイアムCo., Ltd.、タダノ・アジアPte. Ltd.、タダノ・ミドル・イースト・トレーディング・ワンパーソン・カンパニーL.L.C、タダノ・クレーンズ・インディアPvt. Ltd.

 

 

 (注) 2024年12月にタダノ・イタルタイCo., Ltd.はタダノ・サイアムCo., Ltd.に商号変更しております。

 

事業の系統図は、次のとおりであります。


業績

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
 なお、経営方針・経営戦略等の内容については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績

日本向け売上高は、建設用クレーン・車両搭載型クレーン・高所作業車が揃って増加し、1,098億4千5百万円(前期比110.2%)となりました。海外向け売上高は、北米を中心に増加したものの、欧州・中東が減少し、1,816億5千4百万円(前期比100.6%)となりました。この結果、総売上高は2,915億円(前期比104.0%)、海外売上高比率は62.3%となりました。

売価改善の効果や為替等の影響により、営業利益は237億7千8百万円(前期比129.6%)、経常利益は210億7千7百万円(前期比128.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は欧州事業再生に伴う工場再編関連費用を特別損失に計上したため、66億4千2百万円(前期比85.5%)となりました。

 

セグメント別の経営成績は次のとおりであります。セグメント別の売上高については、セグメント間の取引を含めて記載しております。なお、セグメント別とは、当社及び連結対象子会社の所在地別の売上高・営業利益であり、仕向地別売上高とは異なります。

①日本

日本向け売上高は、建設用クレーン・車両搭載型クレーン・高所作業車が揃って増加、海外向け売上高は横ばいで推移した結果、売上高は1,959億9千万円(前期比106.2%)、営業利益は271億8千1百万円(前期比103.7%)となりました。

 

②欧州

建設用クレーンの需要は増加したものの、生産制約の解消途上にあることと、工場再編の過程における生産効率低下により、売上高は782億6千2百万円(前期比86.7%)、営業利益は115億2千6百万円の損失(前期138億3千4百万円の営業損失)となりました。

 

③米州

建設用クレーンの需要が増加する中、売上高は1,047億1千8百万円(前期比110.5%)、営業利益は64億8千1百万円(前期比91.3%)となりました。

 

④オセアニア

建設用クレーンの需要が減少する中、売上高は157億6百万円(前期比102.6%)、営業利益は13億4千3百万円(前期比64.0%)となりました。

 

⑤その他

建設用クレーンの需要が増加する中、売上高は74億8千6百万円(前期比104.3%)、営業利益は6億1千7百万円(前期比70.4%)となりました。

 

 

主要品目別の状況は次のとおりです。

①建設用クレーン

日本向け売上高は、需要が減少する中、販売に注力した結果、500億4千8百万円(前期比101.7%)となりました。海外向け売上高は、需要が増加したものの、1,492億6千万円(前期比99.5%)となりました。

この結果、建設用クレーンの売上高は1,993億8百万円(前期比100.0%)となりました。

 

②車両搭載型クレーン

日本向け売上高は、トラックシャシ供給が改善し、需要が増加する中、174億7千6百万円(前期比112.1%)となりました。海外向け売上高は、19億5千6百万円(前期比81.1%)となりました。

この結果、車両搭載型クレーンの売上高は194億3千3百万円(前期比108.0%)となりました。

 

③高所作業車

日本の需要が減少する中、トラック架装式高所作業車の拡販に加え、長野工業株式会社(現:株式会社タダノユーティリティ)の買収効果もあり、売上高は242億8千3百万円(前期比149.6%)となりました。

 

④その他

部品、修理、中古車等のその他の売上高は、484億7千4百万円(前期比103.6%)となりました。

 

生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。

①生産実績

当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(百万円)

前年比(%)

日本

182,809

102.0

欧州

72,156

97.6

米州

4,180

78.5

 

   (注) 生産金額は販売価格で表示しております。

 

②受注実績

当社グループは、受注見込による生産方式をとっているため、該当事項はありません。

 

③販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(百万円)

前年比(%)

日本

132,755

109.4

欧州

32,404

73.9

米州

104,121

110.9

オセアニア

15,552

102.9

その他

6,666

108.5

合計

291,500

104.0

 

   (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。

 

(2) 財政状態

(資産)

総資産は、4,034億2千2百万円(前連結会計年度比381億7千8百万円増)となりました。主な要因は、棚卸資産の増加157億3千7百万円や前払金の増加159億9千7百万円があったことによるものです。

 

(負債)

負債は、2,145億2千4百万円(前連結会計年度比306億3千4百万円増)となりました。主な要因は、社債の償還100億円があったものの、短期借入金の増加146億5千6百万円や長期借入金の増加265億円があったことによるものです。

 

(純資産)

純資産は、1,888億9千7百万円(前連結会計年度比75億4千3百万円増)となりました。主な要因は、利益剰余金の増加34億6千9百万円や為替換算調整勘定の増加30億4千万円があったことによるものです。

 

(3) キャッシュ・フロー

当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ15億5千2百万円減少し、925億7千4百万円となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度の営業活動によって得られた資金は2千6百万円(前連結会計年度比100億9千4百万円減)となりました。主な要因は、減少要因として棚卸資産の増加91億4百万円や法人税等の支払額117億3千2百万円があったものの、増加要因として税金等調整前当期純利益の計上157億4千5百万円や減価償却費の計上67億3千5百万円があったことによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度の投資活動によって使用された資金は251億9百万円(前連結会計年度比211億2千6百万円減)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出77億2千万円や関係会社株式取得のための前払金の支出159億9千7百万円があったことによるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度の財務活動によって得られた資金は216億2千3百万円(前連結会計年度比348億7千7百万円増)となりました。主な要因は、減少要因として長期借入金の返済による支出31億6千8百万円や社債の償還による支出100億円に加え、配当金の支払額31億7千3百万円があったものの、増加要因として短期借入金の増加94億8千万円や長期借入れによる収入300億円があったことによるものです。

 

なお、キャッシュ・フロー指標のトレンドは次のとおりであります。

 

 

第73期

第74期

第75期

第76期

第77期

自己資本比率

(%)

44.5

46.2

46.9

49.6

46.8

時価ベースの自己資本比率

(%)

46.4

37.9

32.6

41.0

36.2

キャッシュ・フロー対
有利子負債比率

(年)

4.6

5.7

9.0

4,551.2

インタレスト・
カバレッジ・レシオ

(倍)

35.8

26.3

5.5

0.0

 

 

(注)

自己資本比率:(純資産-非支配株主持分)/総資産

 

時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産

 

キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー

 

インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い

各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。

株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。

営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。

第75期の「キャッシュ・フロー対有利子負債比率」と「インタレスト・カバレッジ・レシオ」については、営業キャッシュ・フローがマイナスのため、記載しておりません。

 

 

(4) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

①重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 4.会計方針に関する事項」に記載のとおりであります。

この連結財務諸表は、収益及び費用、資産及び負債の測定にあたり、経営者の見積りや仮定を含んでおります。これらの見積りや仮定は、過去の実績や決算日において合理的であると考えられる様々な要素を勘案し、経営者が判断した結果に基づいております。加えて、継続的な見直しも行なっております。しかしながら、実際には、これらの見積りや仮定とは異なるものとなる可能性があります。

当社グループの連結財務諸表に重要な影響を与えると考えられる見積りや仮定を含む項目は以下のとおりであります。なお、重要な会計上の見積りとして、繰延税金資産を計上しております。その内容については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

 

(有形固定資産及び無形固定資産)

当社グループは、有形固定資産及び無形固定資産について、減損の兆候がある場合に減損の判定を行っております。減損判定の契機としては、過去の業績や事業計画と比較して業績の大幅な悪化が見込まれる場合、市場や業界トレンドに大きな変動がある場合、資産の用途やそれらを用いる事業の見直しを行う場合等があります。減損については、公正価値と帳簿価額を比較し、公正価値が帳簿価額を下回っている場合に減損損失を計上しておりますが、公正価値の評価にあたり用いる見積りや仮定が将来的に変化した場合には、当社グループの連結財務諸表に影響を及ぼす可能性があります。

 

(法人税等)

当社グループは、財務諸表上の資産及び負債の計上額と税務上の金額との間に生じる差異について、将来発生すると見込まれる課税所得の範囲において、その差異が解消されると見込まれる期間に適用される法定実効税率を使用し、繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の解消については、将来の課税所得の見積りによるところが大きく、その課税所得の見積りが変動する場合には、当社グループの連結財務諸表に影響を及ぼす可能性があります。

 

(退職給付)

当社グループでは、当社、国内子会社及び一部の海外子会社で確定給付型の退職給付制度を設けております。確定給付制度の債務について、その現在価値や関連する勤務費用等は、数理計算上の仮定に基づいて算定しており、割引率や長期期待運用収益率等、基礎率についての見積りが必要になります。当社グループでは、外部の年金数理人からの意見も踏まえ、適切な見積りと判断を行っておりますが、将来の経済状況によりその仮定が変動する場合には、当社グループの連結財務諸表に影響を及ぼす可能性があります。

 

②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

(経営成績)

当連結会計年度の経営成績については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績」に記載のとおりであります。

 

(財政状態及びキャッシュ・フローの状況)

当連結会計年度の財政状態の状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)財政状態」に記載のとおりであります。

当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (3)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。

 

 

③資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社グループでは、事業活動に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金の活用、金融機関からの借入及び社債の発行等により、資金調達を行うことを基本方針としております。自己資本比率やD/Eレシオ等の財務健全指標、ROEやROICなどを注視する一方で、資金調達コストの低減や金利変動のリスクも勘案した上で、最適な調達方法を選択しております。また、ミニマムキャッシュ運営を柱とする資金管理方針に基づいて統制し、グループ全体の余剰資金の管理と資金効率の向上に努めております。加えて、金融機関とはコミットメントライン契約を結んでおり、高水準な現預金と併せて、流動性を確保しております。

今後も持続的な成長と企業価値向上に向け、積極的な投資と安定的な経営・財務基盤の確保に努めます。また不測の事態への備えも意識しながら、引き続き資金の流動性も確保してまいります。

 

④経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標

「中期経営計画(24-26)」では、「Reaching new heights ~新たなステージへ~」をスローガンに、業界のリーディングカンパニーとして、お客様の安全と地球環境に配慮した新たな価値を提供するための戦略を推進します。

なお、その進捗を計る指標として、売上高、営業利益、ROIC(投下資本営業利益率)、ROE(自己資本利益率)を定めております。「中期経営計画(24-26)」の最終年度、2026年度(第79期)において、売上高は3,300億円、営業利益は300億円(営業利益率9.1%)、ROICは8.0%、ROEは9.5%を、それぞれ数値目標として掲げております

 

各指標の推移は以下のとおりです。

 

項目

第73期

第74期

第75期

第76期

第77期

第79期目標

売上高

1,860億円

2,056億円

1,929億円

2,802億円

2,915億円

3,300億円

営業利益

△41億円

52億円

71億円

183億円

237億円

300億円

営業利益率

△2.3%

2.6%

3.7%

6.5%

8.2%

9.1%

ROIC

(投下資本営業利益率)

△2.1%

0.9%

0.4%

3.0%

5.0%

8.0%

ROE

(自己資本利益率)

△8.6%

8.6%

1.4%

4.5%

3.6%

9.5%

 

※ROIC:税引後営業利益/投下資本 

 投下資本:純資産+有利子負債(各年度の前年度末及び当年度末を平均して算出)

 

セグメント情報

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1  報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社は、主に建機(建設用クレーン、車両搭載型クレーン及び高所作業車等)の製造販売を営んでおります。日本においては当社が、海外においては欧州、米州、オセアニア等の各地域をタダノ・ファウンGmbH(ドイツ)、タダノ・デマーグGmbH(ドイツ)、タダノ・アメリカCorp.(米国)、タダノ・ オセアニアPty Ltd(オーストラリア)及びその他の現地法人が、それぞれ担当しております。現地法人はそれぞれ独立した経営単位であり、取り扱う製品について各地域の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。

したがって、当社は、製造・販売体制を基礎とした地域別のセグメントから構成されており、「日本」、「欧州」、「米州」、「オセアニア」の4つを報告セグメントとしております。

 

2  報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。

報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。

セグメント間の売上高は、市場実勢価格に基づいております。

 

3  報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報

前連結会計年度(自  2023年1月1日  至  2023年12月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注)1

合計

調整額
(注)2

連結
財務諸表
計上額
(注)3

日本

欧州

米州

オセアニア

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

 

建設用クレーン

66,063

32,190

86,400

12,633

197,287

1,945

199,232

199,232

車両搭載型クレーン

16,934

194

17,128

867

17,996

17,996

高所作業車

16,138

36

16,174

56

16,230

16,230

その他

22,158

11,643

7,474

2,255

43,532

3,274

46,806

46,806

顧客との契約から

生じる収益

121,294

43,834

93,874

15,119

274,122

6,144

280,266

280,266

  外部顧客への売上高

121,294

43,834

93,874

15,119

274,122

6,144

280,266

280,266

  セグメント間の内部
  売上高又は振替高

63,187

46,465

877

181

110,711

1,036

111,748

△111,748

184,481

90,299

94,751

15,301

384,834

7,180

392,014

△111,748

280,266

セグメント利益

又は損失(△)

26,202

△13,834

7,101

2,097

21,566

876

22,443

△4,093

18,349

セグメント資産

287,820

100,968

40,593

11,896

441,278

4,955

446,234

△80,989

365,244

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  減価償却費

3,277

2,123

357

229

5,988

81

6,070

△56

6,013

 のれんの償却

  有形固定資産及び
  無形固定資産の増加額

2,053

1,630

262

182

4,129

163

4,293

4,293

 

(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、アジア等の現地法人の事業活動を含んでおります。

 2.調整額は以下のとおりであります。

(1) セグメント利益又は損失(△)の調整額には、主なものとして、セグメント間未実現利益調整額△4,165百万円が含まれております。

(2) セグメント資産の調整額は、セグメント間債権の相殺消去△71,335百万円、セグメント間未実現利益調整額△9,653百万円であります。

(3) 減価償却費の調整額は、セグメント間未実現利益調整額△56百万円であります。

 3.セグメント利益又は損失(△)は連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

 

当連結会計年度(自  2024年1月1日  至  2024年12月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注)1

合計

調整額
(注)2

連結
財務諸表
計上額
(注)3

日本

欧州

米州

オセアニア

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

 

建設用クレーン

67,833

20,596

95,957

12,846

197,234

2,074

199,308

199,308

車両搭載型クレーン

18,714

126

18,840

592

19,433

19,433

高所作業車

23,280

773

65

24,119

163

24,283

24,283

その他

22,926

11,035

8,164

2,513

44,639

3,835

48,474

48,474

顧客との契約から

生じる収益

132,755

32,404

104,121

15,552

284,834

6,666

291,500

291,500

  外部顧客への売上高

132,755

32,404

104,121

15,552

284,834

6,666

291,500

291,500

  セグメント間の内部
  売上高又は振替高

63,235

45,857

596

153

109,843

820

110,664

△110,664

195,990

78,262

104,718

15,706

394,677

7,486

402,164

△110,664

291,500

セグメント利益

又は損失(△)

27,181

△11,526

6,481

1,343

23,479

617

24,097

△318

23,778

セグメント資産

330,100

109,529

52,581

7,277

499,488

4,505

503,994

△100,571

403,422

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  減価償却費

3,759

2,339

399

252

6,751

80

6,831

△96

6,735

 のれんの償却額

161

161

161

161

  有形固定資産及び
  無形固定資産の増加額

6,681

2,376

474

381

9,912

77

9,990

9,990

 

(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、アジア等の現地法人の事業活動を含んでおります。

 2.調整額は以下のとおりであります。

(1) セグメント利益又は損失(△)の調整額には、主なものとして、セグメント間未実現利益調整額△337百万円が含まれております。

(2) セグメント資産の調整額は、セグメント間債権の相殺消去△90,563百万円、セグメント間未実現利益調整額△10,008百万円であります。

(3) 減価償却費の調整額は、セグメント間未実現利益調整額△96百万円であります。

 3.セグメント利益又は損失(△)は連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

1  製品及びサービスごとの情報

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

建設用クレーン

車両搭載型クレーン

高所作業車

部品

その他

合計

 

外部顧客への売上高

199,232

17,996

16,230

23,312

23,494

280,266

 

 

 

2  地域ごとの情報

(1) 売上高

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

日本

欧州

米州

オセアニア

その他

合計

 

 

米国

 

99,710

31,520

94,227

80,565

15,320

39,487

280,266

 

    (注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

 

(2) 有形固定資産

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

日本

欧州

米州

オセアニア

その他

合計

 

 

ドイツ

 

51,365

11,478

10,952

1,822

1,148

138

65,952

 

 

3  主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、特定の顧客への売上高であって、連結損益計算書の売上高の10%以上を占めるものがないため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

1  製品及びサービスごとの情報

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

建設用クレーン

車両搭載型クレーン

高所作業車

部品

その他

合計

 

外部顧客への売上高

199,308

19,433

24,283

25,981

22,493

291,500

 

 

2  地域ごとの情報

(1) 売上高

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

日本

欧州

米州

オセアニア

その他

合計

 

 

米国

 

109,845

28,503

104,476

91,352

15,798

32,875

291,500

 

    (注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

 

(2) 有形固定資産

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

日本

欧州

米州

オセアニア

その他

合計

 

 

ドイツ

 

55,066

12,063

11,597

1,995

1,297

143

70,566

 

 

3  主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、特定の顧客への売上高であって、連結損益計算書の売上高の10%以上を占めるものがないため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
該当事項はありません。

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

報告セグメント

その他

全社・消去

合計

日本

欧州

米州

オセアニア

 

当期償却額

161

161

161

 

当期末残高

1,602

1,602

1,602

 

(注)日本セグメントにおいて、長野工業株式会社(現:㈱タダノユーティリティ)の株式を取得し、新たに連結の範囲に含めております。なお当該事象によるのれんの増加額は、当連結会計年度においては1,764百万円であります。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

該当事項はありません。