人的資本
OpenWork(社員クチコミ)-
社員数1,157名(単体) 17,041名(連結)
-
平均年齢44.4歳(単体)
-
平均勤続年数17.1年(単体)
-
平均年収7,887,459円(単体)
従業員の状況
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
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2025年12月31日現在 |
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セグメントの名称 |
従業員数(人) |
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日本 |
8,862 |
[542] |
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米州 |
3,452 |
[61] |
|
欧州 |
2,121 |
[50] |
|
アジア |
2,606 |
[5,491] |
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合計 |
17,041 |
[6,144] |
(注)従業員数は、就業人員(当社グループからグループ外への出向者は除き、グループ外からの出向者を含むほか、常用パートを含む。)であり、[ ]内に年間の平均臨時雇用者数(人材派遣会社からの派遣社員、アルバイトを含み、常用パートは除く。)を外数で記載しております。
(2)提出会社の状況
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2025年12月31日現在 |
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従業員数(人) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(円) |
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1,157 |
[171] |
44.4 |
17.1 |
7,887,459 |
(注)1.従業員数は、就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含むほか、常用パートを含む。)であり、[ ]内に年間の平均臨時雇用者数(人材派遣会社からの派遣社員、アルバイトを含み、常用パートは除く。)を外数で記載しております。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
3.提出会社の従業員は、「日本」セグメントに所属しております。
(3)労働組合の状況
当社の労働組合は、ホシザキ労働組合と称し、JAMに加盟し、2025年12月31日現在の組合員数は966名で労使関係は安定しております。
なお、連結子会社については、INDUSTRIAS LANCERMEX, SOCIEDAD ANONIMA DE CAPITAL VARIABLE(メキシコ)等一部の子会社で労働組合が組織されておりますが、労使関係は安定しております。
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
①提出会社
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当事業年度 |
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管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1 |
男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2 |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1、3、4 |
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|
全労働者 |
正規雇用労働者 |
非正規雇用労働者 |
||
|
4.5 |
93.3 |
69.8 |
70.4 |
60.1 |
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は介護休業を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3.正規雇用労働者は社員、非正規雇用労働者は嘱託、アルバイト、パートタイマーを含み、派遣社員を除いております。
4.労働者の男女の賃金の差異については、男性の賃金に対する女性の賃金の割合を示しております(賞与及び基準外賃金を含む賃金が対象)。なお、賃金は性別による賃金体系及び制度上の違いはありませんが、等級別人数構成の差により、男女で賃金の差異が生じています。
②連結子会社
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当事業年度 |
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名称 |
管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)2 |
男性労働者の育児休業取得率 (%) (注)3 |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)2、4、5 |
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|
全労働者 |
正規雇用労働者 |
非正規雇用労働者 |
|||
|
ホシザキ北海道(株) |
11.1 |
83.3 |
70.1 |
69.7 |
56.2 |
|
ホシザキ東北(株) |
3.1 |
220.0 |
64.9 |
73.0 |
59.4 |
|
ホシザキ北関東(株) |
6.7 |
100.0 |
74.9 |
73.6 |
71.2 |
|
ホシザキ関東(株) |
3.0 |
90.9 |
64.8 |
65.9 |
44.4 |
|
ホシザキ東京(株) |
4.8 |
122.2 |
72.0 |
70.2 |
73.7 |
|
ホシザキ湘南(株) |
3.4 |
100.0 |
67.4 |
70.5 |
65.1 |
|
ホシザキ北信越(株) |
10.5 |
100.0 |
67.7 |
68.5 |
47.8 |
|
ホシザキ東海(株) |
5.7 |
70.0 |
60.5 |
63.9 |
53.0 |
|
ホシザキ京阪(株) |
- |
50.0 |
61.2 |
61.0 |
61.7 |
|
ホシザキ阪神(株) |
2.0 |
46.7 |
70.6 |
72.1 |
56.2 |
|
ホシザキ中国(株) |
2.1 |
28.6 |
55.6 |
60.4 |
55.7 |
|
ホシザキ四国(株) |
4.2 |
114.3 |
56.6 |
63.4 |
59.1 |
|
ホシザキ北九(株) |
8.8 |
100.0 |
64.0 |
67.3 |
62.0 |
|
ホシザキ南九(株) |
4.7 |
50.0 |
61.4 |
63.8 |
56.7 |
|
ホシザキ沖縄(株) |
4.8 |
71.4 |
66.0 |
71.4 |
66.5 |
|
(株)ネスター |
- |
50.0 |
81.5 |
81.5 |
- |
|
サンセイ(株) |
25.0 |
- |
- |
- |
- |
(注)1.「-」は、該当者がいないことを示しております。
なお、サンセイ(株)の各指標における「-」は、法令等により開示の必要がない指標について記載を省略していることを示しております。
2.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
3.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は介護休業を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
4.正規雇用労働者は社員、非正規雇用労働者は嘱託、アルバイト、パートタイマーを含み、派遣社員を除いております。
5.労働者の男女の賃金の差異については、男性の賃金に対する女性の賃金の割合を示しております(賞与及び基準外賃金を含む賃金が対象)。なお、賃金は性別による賃金体系及び制度上の違いはありませんが、等級別人数構成の差により、男女で賃金の差異が生じています。
サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループは、取締役会の承認を得て、以下の「サステナビリティ基本方針」を掲げています。
サステナビリティ基本方針
「当社グループは、経営理念にある「お客様のみならず社会に貢献できる『進化する企業』であること」という基本的考えのもと、事業活動を通じた持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指します。
●多様な人材が生き生きと活躍できる環境を実現し、常に「進化する企業」として、お客様のみならず社会への価値創造に貢献します。
●グローバル企業としてサプライチェーン全体での人権の尊重、環境負荷低減に努め、地球環境及び未来を担う世代に貢献します。
●すべてのステークホルダーとの対話と連携を通じ、公正かつ透明性の高い経営を目指します。」
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)サステナビリティ
①ガバナンス
代表取締役社長を委員長とするサステナビリティ委員会を設置しています。サステナビリティ委員会は四半期に1度開催され、その審議結果を含めて取締役会に定期的に(原則四半期に1度)進捗報告を行うこととしています。サステナビリティに関する事業リスクはコンプライアンス・リスク管理委員会と共有しており、適宜必要に応じて取締役会に上申することとしています。
サステナビリティ委員会の傘下には、マテリアリティの解決推進を目的として、マテリアリティごとにワーキンググループ(WG)を設置しています。各WGの責任者は原則として執行役員が就くものとし、取り組み内容や活動進捗は適宜サステナビリティ委員会に報告されます。
②サステナビリティ戦略
当社グループは、さまざまな社会課題を議論・検討し、6つのマテリアリティを特定しています。各マテリアリティに対しては目標、KPIを設定し、課題解決に向けた施策を実行することで経営ビジョン及び長期的にありたい姿の実現を目指します。
特定された6つのマテリアリティの解決と経営ビジョン達成に向けた取り組みを連動させるために、原則として執行役員を責任者とするマテリアリティWGが目標指標を設定し活動を推進しています。マテリアリティの抽出・特定プロセス、KPI設定プロセスについては、統合報告書2025のP.25~P.26をご覧ください。
統合報告書2025:https://www.hoshizaki.co.jp/ir/library/pdf/integrated_report2025_a3.pdf
③リスク管理
各マテリアリティに対応したリスクと機会を考慮し、設定したKPIの適時モニタリング及び関連部署と自社の強みと弱みを加味した対策を講じ、リスクの最小化と機会の最大化を目指します。なお、事業活動に関するリスク管理に関しては、毎月開催されるコンプライアンス・リスク管理委員会の場で、リスク管理の徹底と迅速な対応を図っています。
④指標及び目標
サステナビリティ活動の推進に向けた目標と指標に関しては、6つのマテリアリティの解決に向けた目標と目標値を設定することで、活動の進捗を評価し実効性を高めています。
|
マテリアリティ |
ありたい姿との関連性 |
目標 |
|
|
気候変動への対応 |
世界的な気候変動問題に対し、快適な食環境の提供(ビジネス)を通じて、環境課題解決に貢献 |
KPI |
脱炭素社会の実現に向け、事業活動からのCO2排出量削減 |
|
目標値 |
2030年までにCO2排出量(スコープ1&2)30%削減(2023年比) |
||
|
持続可能なサプライチェーンマネジメント |
環境や人権に配慮したサプライチェーンにより、廃棄物を最小限に抑え、健康で安全な労働条件を促進 |
KPI |
・環境保全(廃棄物等)、人権・労働(安全)等を含むサステナビリティに関する調達先調査 ・取組成果向上のための調達先との持続的なコミュニケーション |
|
目標値 |
・調査質問票の重要取引先様回答回収率95%以上(2026年)(当社) ・工場方針説明会への重要取引先様出席率95%以上(2026年)(当社) |
||
|
新たな顧客価値の創造 |
お客様を取り巻く環境変化を迅速にキャッチし、変化へ柔軟に対応したモノづくり、サービスビジネスを創造 |
KPI |
・今後拡大を目指す、多様な飲食外市場のお客様への貢献 ・環境や持続性に配慮した、多様なお客様への貢献 |
|
目標値 |
・飲食外売上高1,000億円(2026年)(国内) ・自然冷媒採用製品売上高260億円 (2026年)(国内) |
||
|
安心・安全な食環境づくりへの新たな提案 |
多様化する食環境の変化に対して、安全、安心な製品やサービスを提供し、人々の豊かな暮らしに貢献 |
KPI |
全国を網羅する拠点数の強みを生かした製品保守、サービスコール対応を通じたお客様への安心、安全の提供 |
|
目標値 |
サービス売上高522億円(2026年)(国内) |
||
|
社員の働きがいの向上 |
すべての社員が多様な価値観を共有し、互いに尊重しあい、誇りを持って働く、活力あふれる職場風土への進化 |
KPI |
・女性管理職の育成と次期女性管理職候補の育成確保 ・社員の働きがいの継続的な向上 ・グローバルでのエンゲージメント調査の継続的な拡大 |
|
目標値 |
・女性管理職(課長相当職以上)50名、女性役職者(係長相当職以上)300名(2025年目標達成済)(国内) ・社員満足度調査スコアの向上(国内) ・エンゲージメント調査グローバルカバー率の向上(グローバル) |
||
|
経営基盤の強化 |
コーポレートガバナンスの強化及び徹底したコンプライアンス遵守により、社会から信頼される経営の実践 |
KPI |
・コンプライアンス経営の基盤強化 ・社員への網羅的なコンプライアンス教育の継続 |
|
目標値 |
・重大なコンプライアンス違反なし(グローバル) ・社員全員へのコンプライアンス教育実施(グローバル) |
||
(2)環境への取組
(TCFDへの対応)
当社グループは、2022年2月にTCFD提言への賛同を表明し、TCFDフレームワークに基づいた情報開示を進めているほか、2024年にはCDPへの回答を行いました。2050年の事業活動からのCO2排出量(スコープ1&2)実質ゼロへ向け、2024年に設定したグループ※削減目標「2030年の中間目標としてCO2排出量(スコープ1&2)の30%削減(2023年比)」のもと、引き続きグループを挙げて取り組みを推進していきます。
TCFDへの対応については、統合報告書2025のP.55をご覧ください。
※海外販売会社、持分法適用会社は除く。
統合報告書2025:https://www.hoshizaki.co.jp/ir/library/pdf/integrated_report2025_a3.pdf
①ガバナンス
当社グループは、気候変動への対応を含むマテリアリティへの取り組みを推進する体制として代表取締役社長を委員長とするサステナビリティ委員会を設置しています。その傘下で気候変動対策を推進する気候変動ワーキンググループ(WG)が活動しています。WGの活動実績はサステナビリティ委員会で定期的に進捗が検証されます。
②戦略(シナリオ分析)
将来における気温上昇のシナリオとして、1.5℃と4℃の温度帯を想定し、2030年及び2050年におけるシナリオ分析を実施しています。財務影響度はリスク・機会の期間収益への影響度と発生可能性によりそれぞれ3段階で評価しています。
|
区分 |
項目 |
該当 シナリオ |
発生 時期 |
財務への 影響 |
対応策 |
実績 |
|||
|
1.5 ℃ |
4℃ |
金額 |
確率 |
||||||
|
移行 リスク |
政策・ 法規制 |
冷媒規制の強化対応、製品の脱炭素化推進のための研究開発費・設備投資額負担の増加 |
○ |
|
短期 |
小 |
中 |
・研究開発への計画的な投資と製品設計 ・省エネ型の設備の導入 ・国や自治体の補助金などの支援制度の活用 |
・本社工場、島根工場における太陽光発電設備の導入 ・本社LED照明化完了 ・スコープ3排出量の算定に向けた準備 ・日本国内において全ての冷蔵庫・冷凍庫標準機及び製氷機(14機種)を自然冷媒化。 |
|
炭素税導入によるコスト増加 |
○ |
○ |
短・中・ 長期 |
中 |
高 |
・スコープ2排出量を削減するための再生可能エネルギーの調達拡大 ・当社事業に関わるサプライチェーンの排出量(スコープ3排出量)の算定を今後行い、対応を検討 |
|||
|
区分 |
項目 |
該当 シナリオ |
発生 時期 |
財務への 影響 |
対応策 |
実績 |
|||
|
1.5 ℃ |
4℃ |
金額 |
確率 |
||||||
|
移行 リスク |
市場 |
原材料調達コストの上昇 |
○ |
|
短・ 中期 |
大 |
中 |
VA(Value Analysis)コストダウン活動(部品点数の削減、設計の変更、部材・部品の見直し)、調達先分散化、戦略的価格改定 |
・取引先様調査票の作成 ・適正部品在庫確保、グローバルサプライチェーン適正化 ・豊明本社工場、島根工場における太陽光発電設備の導入 |
|
再生可能エネルギー・代替燃料調達コストの上昇 |
○ |
|
短期 |
小 |
中 |
工場の電力使用量削減活動、太陽光パネルなど自家発電設備への計画的投資、外部電力の再生可能エネルギーの使用比率向上 |
|||
|
物理 リスク |
急性 |
サプライチェーン寸断による原材料調達 コストの上昇 |
|
○ |
短・ 中期 |
中 |
低 |
・調達先の分散化及び新規調達先の開拓 ・製造拠点に近い仕入先からの調達、調達リスクに備えた部品在庫量の適正化 |
・飲食外売上高約1,003億円(2025年度・国内) ・コストダウン及び価格改定の実施
|
|
自然災害への対策強化に向けたコストの増加 |
|
○ |
中期 |
小 |
中 |
・グローバル拠点(製造、販売)におけるBCPの明確化 ・有事の際の安定調達に向けた仕入先との連携強化 |
|||
|
慢性 |
猛暑、感染症拡大による外食市場の縮小 |
|
○ |
中期 |
中 |
中 |
顧客チャネル拡大(飲食外市場、特に流通販売業、加工販売業、基幹産業、病院・老健に注力) |
||
|
機会 |
製品と サービス |
顧客の省エネ・GHG削減に寄与する製品及びサービスの需要増 |
○ |
|
短・中・ 長期 |
大 |
高 |
・自然冷媒を使用した製品のラインナップ拡充 ・製品の電力使用量削減、水使用製品の使用水量削減(製氷機、食器洗浄機など) ・可燃性ガス取扱資格者の増員、修理用器具設備手配、サービス開発 |
・日本国内において全ての冷蔵庫・冷凍庫標準機及び製氷機(14機種)を自然冷媒化 ・稼働・温度データをクラウドサーバで管理するサービス(SaaS)「ホシザキコネクトWi-Fi」の導入 |
|
機会 |
市場 |
気温上昇に伴う冷機器の需要増 |
○ |
|
中・ 長期 |
中 |
中 |
・気温上昇による影響度が高いエリアへのコールドチェーン製品拡充及び進出 ・未進出国などへのコールドチェーン製品販売の拡大、及び販売エリア拡大に伴うサービス網の充実 |
・海外展開(M&A)の推進 ・海外売上高比率53.3% (前期比+2.1pt)(2025年度) |
|
|
○ |
中・ 長期 |
大 |
中 |
|||||
|
異常気象など環境変化に伴う自社製品及びサービスの需要増 |
○ |
|
中・ 長期 |
中 |
中 |
・衛生製品ラインナップ、サービスの充実 ・自動化、ロボティクス、リモート操作製品、サービスの開発、省力化製品拡大 |
・稼働・温度データをクラウドサーバで管理するサービス(SaaS)「ホシザキ コネクトWi-Fi」の導入 ・コネクテッドロボティクスとの協業 |
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③リスク管理
気候変動に関する企画・立案、管理については、サステナビリティ委員会がこれを行い、全社的な気候変動への対応を推進しています。具体的には、気候変動に関する自社への影響(リスクと機会)を評価・識別し、対応策を立案・実施しています。
④指標と目標
当社グループは、2050年に事業活動からのCO2排出量(スコープ1&2)実質ゼロへ向け、徹底した省エネ活動再生可能エネルギーの積極的な利活用を推進していきます。2030年の削減中間目標はホシザキグループ(海外含む。)で、2023年比30%削減としています。気候変動への対応については、以下に記載した主な施策の他、統合報告書2025のP.54をご覧ください。
統合報告書2025:https://www.hoshizaki.co.jp/ir/library/pdf/integrated_report2025_a3.pdf
(気候変動への対応)
ホシザキグループは、世界的な気候変動問題に対し、快適な食環境の提供(ビジネス)を通じて、環境課題解決に貢献していくことを目指しており、5ヵ年経営ビジョン期間中においては、特に自然冷媒化によるGHG削減に取り組んでいます。
①ノンフロン自然冷媒への転換で業界を牽引
当社グループは、国内外で業界に先駆けて業務用自然冷媒冷蔵庫を開発するなど、グローバルに冷媒ガス使用製品を供給するメーカーとして、自然冷媒への転換を促進・けん引しています。日本国内においては、2023年に「ホシザキ自然冷媒化宣言」を公表しました。
代替フロンは、オゾン層は破壊しないものの、二酸化炭素(CO2)と比較して地球温暖化係数(GWP)※が数十倍から一万倍超と非常に高い温室効果ガスです。このため、国際的に代替フロンからノンフロンへの転換要請が高まっています。
当社グループは地球温暖化係数の低いノンフロンのなかでも、人類が作り出した物質ではなく、自然界にもともと存在する物質である自然冷媒(イソブタン、プロパンなど。代替フロンと比較してGWP99%削減。)の採用を積極的に進めています。製品のライフサイクル全般でのGHG排出量削減となり、環境負荷低減に大きく寄与します。
※GWP:Global Warming Potentialの略で、地球温暖化係数。
②フロン排出抑制法への対応
当社は工場や事務所内で対象となるフロンガス利用機器をピックアップし、管理台帳(記録)を作成して、機器容量に応じた定期・簡易点検、整備を実施し、フロンガス漏えい防止に取り組んでいます。CO2換算で1,000t以上のフロンガスの漏えいが生じた場合には、法令に基づく報告が必要となりますが、当社における2025年度の漏えい量は、報告を要する値未満となりました。
(3)人的資本
ホシザキグループは、全社員が大切にしたい行動指針として掲げている「夢を持とう」から始まるホシザキ・イズムを社員一人ひとりが意識し、行動することで、存在意義である社会に貢献できる「進化する企業」の実現を目指しています。
①人的資本の基本方針
当社グループにおいて、人的資本の質を向上させることは、持続的成長を実現するための最重要課題のひとつです。この認識のもと、私たちはマテリアリティとして「社員の働きがいの向上」を掲げ、「働きやすさ」と「仕事のやりがい」を両立することで、多様なバックグラウンドを持つ優秀な人材が活躍できる企業環境の整備を行っています。
また、経営ビジョンと人材施策を連動させていくために「人事ポリシー及び中期人材戦略」を策定し、人事制度改革、人材育成・開発及び意識・風土改革の3軸での取り組みを戦略的かつ一体的に進めることで、社員一人ひとりが最大限の力を発揮できる環境を整え、当社グループの持続的な成長を支えます。
②保有する人的資本
2025年12月末の連結社員数は、前年度末比980名増の17,041名(連結グループ会社数62社)です。内訳は、日本が同63名増の8,862名(ホシザキを含むグループ会社数20社)、米州が同496名増の3,452名(グループ会社数20社)、欧州が同123名増の2,121名(グループ会社数5社)、アジアが同298名増の2,606名(グループ会社数17社)となっています。
ホシザキと国内販売会社合計の社員数7,813名に対する女性社員比率は、5年前と比較して1.7pt増の18.2%へ上昇、新卒社員に占める女性比率は26.4%となっています。また、係長相当職以上の女性役職者数は、5年前と比較して108名増の308名となり、役職者比率は9.2%に向上しています。
③ホシザキの人的資本の特徴
当社グループは、「食」に対する多様なニーズに応えるために、モノづくりに専念するだけでなく、国内では地域ごとに独立した販売会社15社を持ち、お客様一人ひとりのご要望にきめ細かく対応できる体制を築いています。それぞれの地域で、それぞれのお客様との対話を大切にし、あらゆる角度からお客様をサポートします。
このような当社グループの人材は、「勤勉実直」という言葉がその特長を最もよく表しています。与えられた課題に対して誠実かつ確実な答えを導き出す能力を持っており、一人ひとりのポテンシャルも非常に高いため、これらの潜在能力を上手く引き出すことで、組織全体としてさらに高いパフォーマンスを発揮できると考えています。
④人的資本が創出する財務インパクト
当社グループにとって人的資本は最大かつ最重要な資産であり、いかに有効に機能させるかが経営の要諦となります。持続的な成長に向けて中長期的な人的資本の強化を図るため、国内では販売会社の社員数と年齢構成の長期的な推移を予測し、将来想定されるリスクの分析に基づいた対策について議論を開始しています。具体的には、総人員数が減少することや、現在、人員構成の多くを占めているミドル層がシニア層へ移行することが予想されます。そのなかで、営業・サービスの戦力維持・向上に向け、職種ごとにメリハリをつけた嘱託処遇制度を導入することや、円滑な権限移譲のための人事制度(昇進昇格制度など)の整備について検討し、売上の確保・拡大につなげていきます。
また、事業部門と連携し、将来に向けた人的リソースマップの可視化に取り組んでいきます。人的リソースマップを踏まえた人材の最適配置を通じて、ビジネスチャンスのある地域及び事業分野の的確な見極め、成長に向けた取り組みの着実な推進を図ります。
加えて、社員のエンゲージメント、会社への帰属意識を高めることにより、一人ひとりの能力の高度化、仕事への前向きな取り組みを促し、1人当たり売上高及び1人当たり生産性の向上を目指します。
⑤これまでの成果と課題
国内においては、国内販売会社の人事制度(嘱託処遇制度、昇進昇格制度など)の改革に向けた取り組みを着実に進めました。
また、海外グループ会社におけるエンゲージメント調査については、調査対象会社の継続的な拡大を目標に掲げ、2023年より実施を開始しております。2024年は、米州(HOSHIZAKI AMERICA ,INC.他17社)及び欧州(Hoshizaki Europe B.V.他1社)の計20社で調査を実施しました。2025年には、米州20社、欧州4社の計24社へと対象を拡大し、調査を実施しました。海外ビジネスが拡大するなか、今後さらに調査を実施する海外グループ会社を広げ、グローバル企業としての人的基盤づくりを強化するとともに、世界のホシザキグループにおける「働きやすさ」「仕事のやりがい」のさらなる向上に向けて取り組んでいきます。
一方、人材育成における取り組みについては、今後、将来必要となる人材像を明確にし、そのための人材育成の基本政策や方針の策定に向けて、本格的に議論を開始しています。
⑥社員満足度調査
国内グループ会社において、年1回、無記名式の社員満足度調査を実施しています。調査は「会社全体」「組織」「職場環境」「上司」「仕事」「活動目標」「人事評価」などに関する設問で構成されており、調査結果を分析し、アクションプランを作成して実行することにより、社員の「働きやすさ」や「仕事のやりがい」の向上を図っています。
⑦今後の方針
当社グループの将来に向けた優秀な人材の確保と定着に向けて、「人事ポリシー及び中期人材戦略」を策定し、「人事制度改革」「人材育成・人材開発」「意識・風土改革」の3軸で施策を進めていきます。
「人事制度改革」については、当社グループは2025年度の海外売上高比率が53.3%まで拡大しており、国・地域ごとに異なるアプローチが求められます。これまで国内中心に考えてきた人事スコープを海外に広げていく必要があることから、グローバル視点での制度導入の必要性を検討していきます。
「人材育成・開発」については、人事ポリシーに基づいた「人材育成方針」の策定や、教育体系の整備を行っていきます。また、海外事業の成長を支える海外人材の発掘・育成に注力していきます。
「意識・風土改革」については、異なる文化や考え方を受容する風土の醸成に向けて、2022年度に新設した「ダイバーシティ推進センター」が中心となり、ダイバーシティへの取り組みを推進しています。多様性の推進はそれ自体が目的ではなく、世界各国・地域でビジネスを進めていくための前提となります。一方で、いずれの国・地域においてもホシザキグループの社員として目指すことがあり、「多様性」と「一貫性」のバランスを取っていくことが人事運営において重要であると考えています。
⑧指標と目標
人的資本のKPIとしては、2025年度末の目標として、ホシザキ及びホシザキ販売株式会社、国内販売会社における女性管理職者50名(2020年度対比4倍)、係長相当職以上の女性役職者300名(2020年度対比1.5倍)を掲げて取り組みを推進してきました。2025年度末の実績はそれぞれ57名、308名となり、目標値をクリアしました。今後、2026年度以降の取り組みの方針を策定していきます。また、女性役職者の育成に向けては、グループ各社の取り組みのなかから見えてくる阻害要因を吸い上げ、それを踏まえて活動を改善し、計画を推進していきます。
なお、当該指標については、当社においては関連する指標のデータ管理とともに具体的な取組みが行われているものの、在外子会社においては関連する指標のデータ管理までは行われてはいないため、連結グループにおける記載が困難であります。このため、上記指標に関する目標及び実績は、国内で事業を営む提出会社のものを記載しております。