2026.02.09更新

用語解説

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: YASKAWAレポート2025

■メカトロニクス
「メカニクス(機械)」と「エレクトロニクス(電子)」を組み合わせた安川電機発祥の言葉で、モータなどの機械要素に電子制御や情報技術を組み合わせて、高度に制御された機械システムをつくる考え方や技術を指します。

■i³-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)
安川電機が掲げるソリューションコンセプトで、①integrated(統合的)、②intelligent(知能的)、③innovative(革新的)の3つの“i”を段階的に進めるものづくりの枠組みです。セル(生産単位)の自動化に加えて、生産データや設備データを収集・分析し、工場全体の生産性や品質を高める「スマート工場化」を実現しようとする取り組みです。

■安川ソリューションファクトリ
埼玉県入間市にある、自社のサーボやインバータをフル活用した次世代工場で、i³-Mechatronicsを実際の生産現場で検証するための拠点です。工場内の設備データを細かく収集・分析し、工程の自動化や予防保全、品質向上のノウハウを蓄積し、それを製品やソリューション開発にフィードバックする「実験工場」「ショーケース」の役割を持ちます。

■MOTOMAN NEXTシリーズ
産業用ロボットブランド「MOTOMAN」の次世代シリーズで、周囲の状況をセンサーで把握し、自ら判断・計画しながら作業を完結させる“自律性”を備えたロボット群です。従来は自動化が難しかった、モノの位置や形状がばらつく工程にも対応できるよう設計されており、食品・物流・農業などの未自動化領域での省人化・自動化を狙ったオープンプラットフォームとして位置づけられています。

■モーションコントロール事業
工作機械やロボット、搬送装置などに組み込まれるモータの「位置・速度・トルク」を高精度に制御するためのACサーボドライブやコントローラ、インバータを提供する事業です。機械の性能や生産性、省エネ性能を左右する“動きの頭脳”を担う領域であり、安川電機のコアビジネスとされています。

■ACサーボドライブ/ACサーボモータ
工作機械や産業用ロボットなどで使われる、高精度な位置決めと滑らかな動きを実現するモータと、その制御装置の総称です。サーボモータが実際に回転するモータ本体で、サーボドライブが電源や指令信号からモータの速度や位置を細かく制御し、高速かつ高精度な動作を可能にします。

■インバータ
モータを回す電源の周波数や電圧を自在に変えることで、モータの回転数やトルクを制御する電力変換装置です。ポンプやファン、コンプレッサなどの回転機器に取り付けることで、省エネルギー運転や設備保護を実現し、工場やビルの省エネに大きく貢献します。

■システムエンジニアリング事業
鉄鋼プラント、港湾クレーン、上下水道、電力・交通システムなどの大規模設備を対象に、モータやインバータ、制御装置、ソフトウェアを組み合わせて制御システムを設計・構築する事業です。個々の機器を売るのではなく、プラント全体や社会インフラの安定運転・自動化を実現する「システム一式」を提供する点が特徴です。

■産業用ロボット(MOTOMAN)
溶接・塗装・組立・搬送など、工場でのさまざまな作業を自動で行う多関節ロボットで、安川電機では「MOTOMAN」ブランドとして展開しています。自動車や電機・半導体、食品、医療など幅広い業界で使われており、生産ラインの省人化や品質安定化に大きな役割を果たしています。

■デジタルツイン
工場の設備やロボットの状態を、取得したセンサーデータにもとづいてコンピュータ上に“もう一つの工場”として再現する技術です。現実の生産ラインと同じ挙動をデジタル空間でシミュレーションできるため、異常の兆候を早期に見つけたり、ライン停止のリスクを減らしながら最適な条件を探したりするのに活用されます。

■「コト」に向き合う
モータやロボットといった「モノ」を売ることだけでなく、顧客が本当に実現したい「コト」(生産性向上、安全性向上、省人化、品質安定など)に焦点を当て、その結果を出すための最適なシステムやサービスを提供し続けるという安川電機の価値観を表す言い回しです。

■「新たな産業自動化革命」
単に個々の工程を自動化する段階から、i³-MechatronicsやAIロボティクス、デジタルツインなどを組み合わせて、工場全体やサプライチェーンをデータでつなぎ、労働力不足や品質・安全の問題に踏み込んで解決していこうとする長期ビジョンを示す言葉です。

■2025年ビジョン
安川電機が掲げる長期経営計画の名称で、2025年時点で目指す企業像を示したものです。100年かけて蓄積してきたメカトロニクス技術をもとに、人々の生活の質向上と環境配慮の両立を図りながら、新しい技術や事業領域に挑戦し続ける姿を描いています。

■中期経営計画「Realize 25」
2025年ビジョンを具体的な行動計画に落とし込むための中期経営計画で、主に2024〜2025年度をターゲットにしています。i³-Mechatronicsの本格展開やMOTOMAN NEXTなどロボティクスの進化、収益力の強化と成長投資を同時に進め、「新たな産業自動化革命」を実際の業績と事業構造の変化として具現化することを狙ったプランです。