ストーリー・沿革
サマリ
沖電気工業(OKI)は1881年創業、日本初の電話機開発に始まり140年以上「止まらない社会インフラ」を支えてきたテックメーカーです。道路・航空・防災などミッションクリティカル分野で強い「タフネス設計」と全国3,200拠点の保守網を武器に、ATMやLEDプリンターからEMSまで幅広く展開。中計2025で売上4,500億円を掲げ、独自の半導体接合技術CFBを軸にグローバル成長と事業ポートフォリオ変革に挑みます。
過去
現在
未来
目指す経営指標
2025年度 営業利益180億円(営業利益率4.0%)
2025年度 自己資本比率30%
長期的にROE10%以上を目標
トップメッセージの要約
グローバル×イノベーション
ROIC経営
事業ポートフォリオの変革
全員参加型イノベーション
用語解説
社会・産業インフラで「止まること」が許されない業務やシステムを指す言葉。OKIは航空管制や消防指令などで、この領域向けに高信頼ソリューションを提供している。
参照元:「OKIレポート2024」p.13
■タフネス
OKIが技術戦略で掲げるコア・コンピタンス。耐熱・耐寒・防塵・耐衝撃などの“ラギダイズ”設計と高可用性ソフトウェアを組み合わせ、社会インフラを「止めない/止まらない」状態で動かし続ける設計思想を示す。
参照元:「OKIレポート2024」p.22
■エッジプラットフォーム
光・音響・電波センシングとAIを組み合わせ、エッジ側で高精度データを即時処理しクラウドと連携するOKI独自の技術基盤。再利用可能な共通モジュール化で開発効率とデータ活用を高める。
参照元:「OKIレポート2024」p.22
■CFB(Crystal Film Bonding)
異なる半導体材料の機能層を、常温・無接着剤で分子間力のみを用いて接合するOKI独自技術。LEDプリントヘッド量産で実績があり、GaNパワー半導体など次世代デバイスを実現する鍵になる。
参照元:「OKIレポート2024」p.21
■GaNパワー半導体(縦型GaN)
高耐圧・高速スイッチングが特長のガリウムナイトライド系パワーデバイス。OKIはCFBを使いQST基板上にGaN層を接合し、2028年度量産を計画している。
参照元:「OKIレポート2024」p.21
■EMS(Electronics Manufacturing Services)
設計・部材調達・実装・組立・検査までを一括受託するモノづくり総合サービス。OKIは「変種変量」や高信頼品質を強みとし、医療・航空宇宙などで拡大中。
参照元:「OKIレポート2024」p.15
■DMS(Design & Manufacturing Services)
EMSから進化し、上流の設計・開発段階から顧客と共創する受託ビジネスモデル。OKIは中計でEMS→DMSへのシフトを掲げている。
参照元:「OKIレポート2024」p.15
■LocoMoses
AIが配送ルートと車両割当てを自動最適化するSaaS。2023年5月に商用化され、物流領域のイノベーション注力施策としてユーザー数が拡大中。
参照元:「OKIレポート2024」p.21
oki.com
■Wellbit
2024年4月発表の行動変容プラットフォーム。生活データを解析し、継続的な健康習慣づくりを支援するサービスで、ヘルスケア領域の新規事業柱。
参照元:「OKIレポート2024」p.21
oki.com
■PoC(Proof of Concept/有償PoC)
商用化前に顧客と実環境で効果検証を行う有償実証実験。OKIはイノベーション戦略のKPIとしてPoC件数を設定し、高度遠隔運用などで実施している。
参照元:「OKIレポート2024」p.21
沿革
2【沿革】
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年月 |
沿革 |
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1881年 |
1月 |
沖牙太郎が電信機・電話機・電線・電鈴等を製造・販売するため、当社の前身である明工舎を創業 |
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1907年 |
5月 |
合資会社沖商会に組織変更 |
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1912年 |
8月 |
合資会社沖商会の販売部門として沖電気(株)を設立 |
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1917年 |
2月 |
合資会社沖商会を沖電気(株)に合併 |
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1927年 |
8月 |
東京市芝区に芝浦事業所を開設 |
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1949年 |
11月 |
企業再建整備法による法定整備計画に基づき沖電気(株)は解散、同日にその第二会社として沖電気工業(株)(資本金1億8千万円)を設立 |
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1951年 |
11月 |
東京証券取引所に上場 |
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1958年 |
11月 |
情報処理装置生産のため群馬県高崎市に高崎事業所を開設 |
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1961年 |
7月 |
大阪証券取引所に上場 |
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1962年 |
5月 |
電子通信装置生産のため埼玉県本庄市に本庄事業所(現本庄工場)を開設 |
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1973年 |
6月 |
富岡沖電気(株)を吸収合併し群馬県富岡市に富岡工場を開設 |
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1979年 |
12月 |
情報処理装置生産のため静岡県沼津市に沼津工場を開設 |
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1981年 |
1月 |
創業100周年 |
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1986年 |
10月 |
埼玉県蕨市にシステム開発センタ(現蕨システムセンター)を開設 |
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1987年 |
12月 |
欧州におけるプリンターの販売統括会社OKI EUROPE LTD.を英国に設立 |
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1992年 |
8月 |
サービス部門強化のため(株)沖電気カスタマアドテック(現OKIクロステック(株))を設立 |
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1994年 |
4月 |
タイ国にプリンターのキーコンポーネントの組立工場(現OKI DATA MANUFACTURING (THAILAND)CO., LTD.)を開設 |
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10月 |
プリンター、ファクシミリ及びこれに関連する事業を(株)沖データに譲渡 |
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1997年 |
4月 |
沖電気工事(株)(現OKIクロステック(株))の株式を東京証券取引所市場第二部に上場 |
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2000年 |
4月 |
執行役員制を導入 |
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2001年 |
7月 |
ATMの生産拡大と中国市場での販売のため、中国に沖電気実業(深セン)有限公司を設立 |
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2004年 |
4月 |
埼玉県蕨市の事業所を拡張し、システムセンター(現蕨システムセンター)を竣工 |
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2006年 2008年 2010年 |
6月 10月 6月 |
中国にOKIグループの中国販売統括会社 日沖商業(北京)有限公司を設立 半導体事業を譲渡 株式交換により沖ウィンテック(株)(現OKIクロステック(株))を完全子会社化 |
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2017年 |
12月 |
公開買付により沖電線(株)を連結子会社化 |
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2019年 |
4月 |
リカーリング型ビジネスの強化を目指してOKIクロステック(株)を設立 |
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2021年 2022年 |
4月 4月 |
(株)沖データを吸収合併 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
関係会社
4【関係会社の状況】
(2025年3月31日現在)
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名称 |
住所 |
資本金 (百万円) |
主要な事業の内容 |
議決権の所有(又は被所有)割合 (%) |
関係内容 |
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(連結子会社) |
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OKIクロステック(株) |
東京都 中央区 |
2,001 |
エンタープライズソリューション |
100.0 |
当社が電気通信工事役務及び工事保守役務を購入しております。 役員の兼任等…有 |
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OKIサーキットテクノロジー(株) |
山形県 鶴岡市 |
480 |
EMS |
100.0 |
当社がプリント配線板を購入しており、又、資金を貸付けております。 役員の兼任等…無 |
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(株)OKIソフトウェア |
埼玉県 蕨市 |
400 |
パブリックソリューション |
100.0 |
当社がソフトウェアを購入しております。 役員の兼任等…有 |
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OKI DATA MANUFACTURING (THAILAND)CO., LTD. |
AYUTTHAYA, THAILAND |
千バーツ 420,000 |
コンポーネントプロダクツ |
100.0 |
当社のプリンターの受託生産を行っており、又、当社は資金を貸付けております。 役員の兼任等…無 |
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OKI EUROPE LTD. |
SURREY, U.K. |
千ユーロ 141,366 |
コンポーネントプロダクツ |
100.0 |
当社よりプリンターを購入しており、又、当社は資金を貸付けております。 役員の兼任等…無 |
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その他52社 |
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(持分法適用関連会社) |
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その他1社 |
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(注)1.主要な事業の内容欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。
2.OKI DATA MANUFACTURING(THAILAND)CO., LTD.及びOKI EUROPE LTD.は、特定子会社に該当します。なお、(連結子会社)その他に含まれる会社のうち特定子会社に該当する会社は、OKI BRASIL INDÚSTRIA E COMÉRCIO DE PRODUTOS E TECNOLOGIA EM AUTOMAÇÃO LTDA.であります。
3.沖電気金融設備(深セン)有限公司は債務超過会社であり、債務超過の金額は、2025年3月末時点で372,469千元であります。
4.OKIクロステック(株)については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等(連結会社相互間の内部取引消去前)
(1)売上高 76,458百万円
(2)経常利益 9,170百万円
(3)当期純利益 6,540百万円
(4)純資産額 17,573百万円
(5)総資産額 43,586百万円