2026.03.06更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: MEIKO corporate report 2025

サマリ

メイコーは、自動車・スマートフォン・情報通信・産業機器など向けの最先端電子回路基板と電子機器を、設計から実装・組立まで一貫して提供するモノづくり企業。ビルドアップ基板や半導体パッケージ基板など高難度技術と、ベトナムを中心としたグローバル生産拠点を強みに、「エレクトロニクスの進化に挑戦し発展して社会に貢献する」パーパスのもと、製品力・環境対応・人財投資を組み合わせて長期成長を狙うストーリーが描かれている。

目指す経営指標

・2027年度 売上高2,800億円 ・2027年度 営業利益265億円(営業利益率9.5%)
・2025~2027年度累計 設備投資1,110億円
・2030年度 国内CO₂排出量原単位50%削減(2021年度比)
・2050年 カーボンニュートラル(排出量ゼロ)達成
・2030年度 リサイクル率80% ・2030年度 水使用原単位10%削減(2021年度比)

用語解説

■エレクトロニクスの進化に挑戦し発展して社会に貢献する
メイコーが掲げるパーパス(存在意義)で、電子回路基板や電子機器の技術を高めることで、新しい製品やサービスを支え、その結果として人々の生活や産業の発展に役立つ会社であり続けるという思いを表したフレーズです。

■電子回路基板
電子部品をはんだ付けして載せるための板で、銅配線などで部品同士をつなぐ役割を持つパーツです。スマートフォンや自動車の制御装置など、あらゆる電子機器の「土台」となる重要部品で、メイコーはこの設計・製造を主力事業としています。

■ビルドアップ基板
薄い絶縁層と配線層を何層も「積み上げる」ことで、細かい配線を高密度に詰め込めるプリント配線板です。スマートフォンや高性能通信機器など、スペースが限られながらも高機能が求められる製品向けに使われ、メイコーはその量産技術を強みとしています。

■半導体パッケージ基板
半導体チップを載せて固定し、外部の回路と電気的につなぐための基板です。チップの性能を引き出しつつ、放熱や信頼性も確保する必要があり、高度な配線技術と材料技術が求められます。メイコーはこの分野での量産対応を成長ドライバーの一つと位置づけています。

■フレキシブル基板
プラスチックフィルムのような柔らかい材料を使った、曲げられるプリント配線板です。折り曲げやすく、狭いスペースにも取り回せるため、スマートフォン内部や車載機器の可動部周辺などで使われます。メイコーは他の基板と組み合わせたモジュール化にも取り組んでいます。

■モジュール基板
無線通信機能やセンサー機能など、特定の機能をひとまとめにした小型ユニットを構成する基板です。複数の部品や基板を一つのモジュールとして組み立てることで、完成品メーカー側の設計負荷や組立工数を減らせる点が特徴で、メイコーはパッケージ基板やフレキシブル基板と組み合わせて供給しています。

■多層貫通基板(マザーボード)
何層もの配線層を持つ多層基板の内部を、ビアと呼ばれる穴で縦方向に貫通接続した大形基板で、システム全体の中枢となる「マザーボード」として使われます。メイコーはビルドアップ基板などの高密度基板を載せる土台としてもこの技術を活用しています。

■高周波対応基板
自動運転や5G通信などの高い周波数帯の信号を扱う用途向けに、信号の損失やノイズを抑えるよう設計された基板です。材料選定や配線設計に工夫が必要で、メイコーは車載レーダーなど自動運転関連製品向けにこの技術を展開しています。

■高放熱・大電流基板
電力機器や車載インバータなど、発熱と大きな電流が発生する用途向けに、熱を効率よく逃しながら太い配線で大電流を流せるよう設計した基板です。メイコーは銅の厚みや基板構造を工夫し、エンジンルーム内など苛酷な環境での使用を想定した製品を提供しています。

■マルチビデオプロセッサ
メイコーの歴史の中で開発された映像関連機器で、複数の映像信号を同時に処理・表示することを可能にしたプロセッサです。こうした映像処理技術の開発を通じて、同社は回路設計力と高密度実装技術を磨き、その後の電子回路基板事業の発展につなげてきました。

■マルチビジョンシステム
複数のディスプレイを組み合わせて大画面表示を実現する映像システムで、イベント会場や商業施設などの大型表示に使われます。メイコーは電子機器事業の一環として、このシステムの機器開発や制御技術も手がけています。

■メカトロニクス
機械(メカニクス)と電子制御(エレクトロニクス)を組み合わせた技術分野を指します。モーターやセンサーを電子制御する装置などが代表例で、メイコーは基板だけでなく、このメカトロニクス機器の設計・製造にも取り組み、装置レベルのソリューションを提供しています。

■トータルソリューションサービス
商品企画、回路・機構設計、部品調達、基板実装、組立、検査、物流までを一括して請け負うビジネスモデルです。メイコーは電子機器事業でこのスタイルを採用し、顧客がアイデアを出せば、完成品として出荷できる状態までワンストップで支援する体制を整えています。

■CO₂排出量原単位
売上高や生産量など、一定の基準(単位)あたりにどれくらいの二酸化炭素(CO₂)を排出しているかを示す指標です。メイコーは2021年度を基準に、2030年度までにこの原単位を50%削減する目標を掲げ、省エネや再生可能エネルギーの活用などで達成を目指しています。

■カーボンニュートラル(排出量ゼロ)
人間の活動によるCO₂などの温室効果ガスの排出量と、吸収・除去量が差し引きゼロになる状態を指します。メイコーは2050年までに自社の事業活動全体でカーボンニュートラルを実現することを長期目標として掲げています。

■CO₂削減ロードマップ
いつまでにどの程度CO₂排出を減らすかを段階的に示した計画表のことです。メイコーは2030年までの削減目標や、設備更新・再エネ導入などの具体策を整理したロードマップを作成し、中長期的に環境負荷を減らす方針を示しています。

■リサイクル率
発生した廃棄物のうち、再資源化(再利用・再生利用)された量の割合を指す指標です。メイコーは2030年度にリサイクル率80%を目指し、基板製造で発生する金属や樹脂などの廃材を資源として再利用する取り組みを強化しています。

■水使用原単位
製品1個あたり、または売上高など一定の基準あたりにどれだけ水を使っているかを示す指標です。基板製造は洗浄工程などで多くの水を使うため、メイコーは2021年度比で2030年度までにこの原単位を10%削減する目標を掲げ、水の循環利用や節水設備の導入を進めています。

■ベトナム第4工場
メイコーがベトナム国内に展開する基板工場のうち、4番目に位置づけられる新工場です。スマートフォンや車載向けなど成長分野の需要増に対応するための主力生産拠点として計画されており、ビルドアップ基板や半導体パッケージ基板など高付加価値品の増産を担います。

■ホアビン工場
ベトナムのホアビンに建設されるメイコーの新たな生産拠点で、既存のベトナム工場群と連携しながら電子回路基板の生産能力をさらに高める役割を持つ工場です。アセアン地域への生産シフトやサプライチェーン再構築の流れを取り込むための重要拠点として位置づけられています。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

1975年11月

プリント配線板の製造及び販売を目的として名幸電子工業株式会社を設立、両面板の販売を開始

1978年4月

電子応用機器製品の開発を目的にシステム開発部(現・株式会社メイコーテクノ、株式会社メイコーテック)を設置

1978年10月

基板の最終検査工程用に自社専用の基板検査機を開発

1980年9月

新本社事務所及び工場を新設し、設計から最終製品までの一貫生産体制を確立

1980年12月

多層プレス機を導入し多層板の製造を開始

1981年12月

世界で初めてマルチビデオプロセッサーを開発

1982年3月

片面プリント配線板の製造を目的にマルチテック株式会社(現・株式会社メイコーテック)を設立(現・連結子会社)

1982年9月

コスミック株式会社、株式会社コモドールジャパンと合弁でプリント配線板製造会社山形名幸電子株式会社(現・株式会社山形メイコー)を設立(現・連結子会社)

1984年8月

神奈川県綾瀬市の本社工場増築工事完成操業

1990年6月

福島工場を新設

1991年4月

商号を株式会社メイコーに変更

1997年11月

山形工場(現・河北工場)敷地内に新工法(ビルドアップ)による基板製造のための建屋新築

1998年8月

海外メーカーとの取引の拡大・資材の調達等を目的として香港に名幸電子香港有限公司を設立(現・連結子会社)

1998年12月

中国広東省広州市南沙地区にプリント配線板の製造を目的に名幸電子(番禺南沙)有限公司(現・名幸電子(広州南沙)有限公司)を設立(現・連結子会社)

1999年6月

本社プリント配線板製造部門を神奈川工場と名称変更

2000年12月

社団法人日本証券業協会に株式を登録

2001年1月

中国広州工場(名幸電子(広州南沙)有限公司)稼働

2004年12月

株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場

2005年7月

中国湖北省武漢市にプリント配線板の製造を目的に名幸電子(武漢)有限公司を設立(現・連結子会社)

2005年11月

宮城工場(現・石巻工場)新工場棟建設

2006年4月

米国にプリント配線板の販売を目的としてMeiko Electronics America, Inc.を設立(現・連結子会社)

2006年7月

中国武漢工場(名幸電子(武漢)有限公司)稼働

2007年1月

ベトナムハノイ市にプリント配線板の製造を目的としてMeiko Electronics Vietnam Co., Ltd.を設立(現・連結子会社)

2007年11月

神奈川工場敷地内に新本社ビルを建設

2008年3月

日本ビクター株式会社のサーキット事業を買収

2009年4月

ベトナムEMS工場稼働

2009年5月

メイコー研究開発センターを開設

2009年7月

中国武漢第二工場完成、稼働

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場

2010年10月

大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場

2011年7月

マルチテック株式会社へ当社映像機器事業及び産業機器事業を譲渡し、株式会社メイコーテックへ商号変更

2011年11月

ベトナムPCB工場稼働

2013年5月

石巻工場稼働

2013年7月

大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場

2014年8月

ベトナムハノイ市に電子回路基板の製造販売を目的としてMeiko Electronics Thang Long Co., Ltd.を設立(現・連結子会社)

2015年6月

福島工場敷地内に太陽光発電所「メイコーソーラーパーク福島」開設

2015年8月

神奈川県大和市に基板実装、映像機器及び産業機器の製造販売を目的として株式会社メイコーテクノを設立(現・連結子会社)

2019年11月

ベトナムのEMS会社の出資持分を取得し、Meiko Towada Vietnam Co., Ltd.(現・Meiko Electronics Hai Duong Vietnam Co., Ltd.)として子会社化(現・連結子会社)

2021年6月

東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から東京証券取引所市場第一部へ市場変更

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

2022年9月

株式取得により、メイコーエンベデッドプロダクツ株式会社(現・メイコーエレクディベロップ株式会社)及びその子会社であるメイコーエンベデッドテクノロジー株式会社(現・メイコーエレクマニュファクチャー株式会社)として子会社化(現・連結子会社)

2023年10月

天童工場を新設

2023年12月

ベトナムフート省に事業拡張を目的としてMeiko Electronics Hoa Binh Co., Ltd.を設立(現・連結子会社)

2024年4月

石巻工場を株式会社山形メイコーより分社し、株式会社宮城メイコーとして法人化(現・連結子会社)

2026年4月

ベトナムフート省に電子回路基板の製造を目的としてMeiko Electronics Yen Quang Co., Ltd.を設立

2026年6月

株式取得により、長野FCLコンポーネント株式会社をメイコーエレクコンポーネント株式会社として子会社化

 

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

名称

住所

資本金又は
出資金
(百万円)

主要な事業
の内容
(注)1

議決権の
所有割合
(%)
(注)2

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

株式会社山形メイコー
 (注)3

山形県
西村山郡
河北町

75

電子関連事業

100.0

当社製品の製造委託、設備の賃貸借、役員の兼任3名、従業員の出向

株式会社宮城メイコー

宮城県
石巻市

25

電子関連事業

100.0

当社製品の製造委託、設備の賃貸借、役員の兼任3名、従業員の出向

株式会社メイコーテック

神奈川県
綾瀬市

95

電子関連事業

100.0

当社製品の販売、役員の兼任3名

株式会社メイコーテクノ

神奈川県
大和市

100

電子関連事業

100.0

当社製品の製造販売、役員の兼任2名、従業員の出向

メイコーエレクディベロップ株式会社

山形県
米沢市

400

電子関連事業

100.0

資金の借入、役員の兼任2名

メイコーエレクマニュファクチャー株式会社

山形県
南陽市

20

電子関連事業

100.0

(100.0)

役員の兼任1名

名幸電子香港有限公司
 (注)3

香港

391,179千
USドル

電子関連事業

100.0

当社製品の販売、原材料等の仕入、技術供与、債務保証、役員の兼任2名

名幸電子(広州南沙)有限公司
 (注)3

中国
広東省
広州市

120,800千
USドル

電子関連事業

100.0

(66.3)

当社製品の製造販売、役員の兼任3名

名幸電子(武漢)有限公司
 (注)3

中国
湖北省
武漢市

173,800千
USドル

電子関連事業

100.0

(40.7)

当社製品の製造販売、役員の兼任3名

広州市斯皮徳貿易有限公司

中国
広東省
広州市

785千
USドル

電子関連事業

100.0

(100.0)

役員の兼任2名

Meiko Electronics Vietnam
Co., Ltd. (注)3、4

ベトナム
ハノイ市

90,000千
USドル

電子関連事業

100.0

(100.0)

当社製品の製造販売、資金の貸付、役員の兼任3名

Meiko Electronics Thang Long Co., Ltd. (注)3

ベトナム
ハノイ市

15,000千USドル

電子関連事業

100.0

当社製品の製造、役員の兼任3名

Meiko Electronics Hoa Binh Co., Ltd. (注)3

ベトナム
フート省

60,000千
USドル

電子関連事業

100.0

(100.0)

資金の貸付、役員の兼任1名

Meiko Electronics Hai Duong Vietnam Co., Ltd. (注)3

ベトナム
ハイフォン市

21,000千USドル

電子関連事業

100.0

当社製品の製造、資金の貸付、債務保証、役員の兼任2名

Meiko Electronics America,
Inc.

米国
カリフォルニア州

1,500千
USドル

電子関連事業

100.0

当社製品の販売、役員の兼任1名

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

Allied Circuit Meiko Vietnam
Co., Ltd.

ベトナム
フート省

16,000千
USドル

電子関連事業

30.0

 

(注) 1  「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。

2  議決権の所有割合の(内書)は、間接所有割合であります。

3  特定子会社であります。

4  Meiko Electronics Vietnam Co., Ltd.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

Meiko Electronics Vietnam Co., Ltd.

主要な損益情報等

①売上高

113,642百万円

 

②経常利益

12,778百万円

 

③当期純利益

9,712百万円

 

④純資産額

28,621百万円

 

⑤総資産額

116,004百万円