2025.09.01更新

コーポレートストーリー

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: HOSIDEN REPORT 2025

サマリ

ホシデンは1950年設立の総合電子部品メーカー。機構・無線・電源・音響・光学・解析など多岐のコア技術を束ね、コネクタ/スイッチ/マイク/スピーカから複合ユニットまでをグローバルに供給します。車載向け「フローティングカメラコネクタ」、融雪「フィルムヒーター」、汎用「マルチユースミリ波センサ」など実装度の高い新製品と、生産自動化の徹底で競争力を磨いています。

目指す経営指標

輸送機器向けは2025年度下期に量産販売開始見込み。これにより2026年度には「中期経営計画の金額に近づく」見通し。

ホシデンベトナムでの太陽光発電設備を2025年度中に稼働予定。

専門用語

■ フローティング同軸コネクタ(フローティングカメラコネクタ)
車載カメラ用の基板実装コネクタで、カメラと車両側のズレを吸収して高速映像信号を安定伝送する製品です。量産準備が進み、車載の360°ビューや走行時センシングに使われます。

■ フローティング構造
コネクタ接続時のズレを吸収する機構で、XYZ方向0.5mmの位置ズレと1.5°の角度ズレを許容し、接続安定性を高めます(特許取得済)。

■ EMC特性
Electronic Magnetic Compatibility(電磁両立性)のことで、周辺機器との電磁的な干渉を抑えて信号品質を守る特性を指します。ホシデンのフローティング構造コネクタは「優れたEMC特性」を備えています。

■ 融雪フィルムヒーター(ヘッドライト用)
LED化で自己発熱が少ないヘッドライト表面に貼り付け、雪を溶かして配光と視認性を確保する薄型ヒーターです。降雪時の安全確保に寄与します。


■ マルチユースミリ波センサ(測距センサ)
ミリ波を用いた距離計測センサを、制御回路・無線通信・電源・防水筐体・ファームウェアまで一体で提供し、液面監視や人感センシングなど多用途に使えるよう汎用化した製品です。

■ A2B(Automotive Audio Bus)
車載向けのデジタルオーディオ伝送規格で、A2B対応マイク/スピーカ/加速度センサを用いることで、ハンズフリー通話、ANC(アクティブノイズコントロール)、インカー・コミュニケーション等を実現します。

■ A2Bアレイマイク
複数マイクを配列して指向性や検知性能を高めたA2B対応マイクで、緊急車両の接近検出や音声認識など車外・車内での用途に対応します。

■ 高周波電流センサ
産業用の電力設備や変換装置の「高周波ノイズ」を高感度で検知し、ケーブル劣化などの故障予兆を把握するためのセンサです。

■ 統合ECU/ゾーンECU
車載機器の制御・信号処理を集約する電子制御ユニットで、統合ECUやゾーンECUを中心にディスプレイやADAS用カメラへ高速デジタル映像を配信する構成が広がっています。

■ CID/HUD
CIDはセンターインフォメーションディスプレイ、HUDはヘッドアップディスプレイの略で、車内の主要表示装置として高速デジタルインターフェースの受け手となります。

■ ハーネスAssy(ハーネスアッセンブリ)
配線束(ワイヤーハーネス)の組立品で、高速デジタルインターフェース用コネクタと併せて、開発から製品化まで一体で推進されます。

■ QCD
部品メーカーに求められる基本要件であるQuality(品質)・Cost(コスト)・Delivery(納期)の総称です。ホシデンは従来のQCDに加えて、生産の「自動化進捗」を評価基準として求められていると記載しています。

■ Bluetooth® LE接続
ミリ波センサをクラウドに接続する際の通信方法として使われ、Gateway端末を介しBluetooth® LE経由で接続する構成を採用しています。