2025.11.10更新

コーポレートストーリー

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: リコーグループ 統合報告書2025

サマリ

リコーは「ワークプレイス」をオフィスとサイバー空間の双方と捉え、プロセスオートメーション/ワークプレイスエクスペリエンス/ITサービスの3領域で“はたらく”のDXを推進。世界140万社の顧客接点と自社IP(複合機・ソフト等)を基盤に、オフィスサービスのストック収益を伸ばしつつ、商用印刷やグローバルM&Aも活用してデジタルサービス企業への変革を加速している。

目指す経営指標

2025年度見通し:売上高2兆5,600億円、営業利益800億円、ROE5.4%(5/14時点発表)

中長期:ROE10%以上の実現と維持(ストック収益拡大×アセットライトで達成を目指す)

企業価値向上プロジェクト効果:2024–2025年度累計で520億円創出を必達目標

オフィスサービスKPI:顧客数(世界140万社)・導入率36%・ストック売上成長率+10%(為替除く、2024年度実績)を土台に拡大

株主還元方針:総還元性向50%を基本に、機動的な追加還元を実施(自社株取得の実績記載)

専門用語

■RICOH Smart Integration(RSI)
リコーの共通プラットフォームで、複合機などのエッジデバイスとソフトウェア、サービスをつなぎ、各地域で生まれた価値や機能を横展開して提供価値を高める仕組みです。

■エトリア
リコーと東芝テックが2024年7月に設立した合弁会社で、複合機など画像機器の開発・生産を担います。エンジンの共通化や共同購買、生産拠点の相互活用でコスト競争力と供給の安定性を高める役割を持ちます。

■オフィスサービス
業務プロセスの自動化(PA)、働く環境の設計・運用(WE)、ITインフラやセキュリティを含むITサービスを組み合わせ、時間や場所にとらわれない働き方を支えるサービス群の総称です。

■プロセスオートメーション(PA)
業務プロセスの自動化・最適化により、タスクを減らすことで提供価値を拡大する取り組みを指します。AI活用も含め、お客様のDXを具体的に支援する領域として位置づけられています。

■ワークプレイスエクスペリエンス(WE)
創造力を発揮できる職場環境の実現を狙い、会議やコラボレーションの質を高める場の設計・運用を支援する領域です。ハイブリッドワークの定着を背景に成長領域とされています。

■DocuWare
2019年にグループ入りしたドキュメント管理/ワークフロー自動化のCSP(Contents Service Platform)を提供する企業で、クラウドサービスがPA領域のストック収益拡大を牽引しています。

■企業価値向上プロジェクト
CEO就任後に始動した収益構造転換の全社プロジェクトで、「本社改革」「事業の選択と集中」「オフィスプリンティング事業の構造改革」「オフィスサービス利益成長」の4本柱で進められています。

■ストック収益
製品やサービスの利用期間にわたり継続的に積み上がる収益で、契約数の拡大によって追加の資本投下を抑えつつ資本収益性の向上が期待できる収益構造を指します。