2024年6月期有価証券報告書より

社長・役員

代表取締役社長執行役員  栗沢 威臣 (53歳) 議決権保有率 0.75%

略歴

1997年10月 当社入社

2010年9月 当社執行役員

2023年9月 当社取締役執行役員

2023年10月 当社取締役執行役員欧米事業部長

2024年7月 当社代表取締役社長執行役員(現任)

2024年8月 ㈱エイチエムインベストメント代表取締役社長(現任)

2024年8月 ㈱ナビ取締役(現任)

2024年8月 ㈱マインズ取締役(現任)

所有者

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2024年6月30日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数 100株)

単元未満株式の状況(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品取引業者

その他の法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

3

11

21

14

7

1,823

1,879

所有株式数(単元)

2,636

337

4,555

287

459

24,155

32,429

6,000

所有株式数の割合(%)

8.13

1.04

14.05

0.89

1.42

74.49

100.00

(注)自己株式166,670株は、「個人その他」に1,666単元、「単元未満株式の状況」に70株含まれております。

 

役員

(2)【役員の状況】

① 役員一覧

男性 7名 女性 -名 (役員のうち女性の比率-%)

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数

(株)

代表取締役

社長執行役員

栗沢 威臣

1970年12月28日

1997年10月 当社入社

2010年9月 当社執行役員

2023年9月 当社取締役執行役員

2023年10月 当社取締役執行役員欧米事業部長

2024年7月 当社代表取締役社長執行役員(現任)

2024年8月 ㈱エイチエムインベストメント代表取締役社長(現任)

2024年8月 ㈱ナビ取締役(現任)

2024年8月 ㈱マインズ取締役(現任)

(注)3

24,500

(4,285)

取締役

専務執行役員

国内事業担当役員兼

国内子会社統括部長

 

冨永 尚志

1971年8月11日

1992年4月  静岡リコー㈱入社

1996年6月 当社入社

2007年12月  当社執行役員

2009年1月 当社執行役員国内事業部長

2010年11月  当社取締役常務執行役員

      国内事業本部長

2017年1月  当社取締役常務執行役員

      国内事業部長

2017年7月  大野印刷㈱代表取締役社長

2020年1月 ㈱ナビ取締役(現任)

2021年7月 ㈱マインズ取締役(現任)

2023年7月 大野印刷㈱取締役(現任)

2024年7月 当社取締役専務執行役員 国内事業担当

            役員兼国内子会社統括部長(現任)

2024年8月 ㈱パセイジ取締役(現任)

(注)3

100,100

(1,377)

取締役

専務執行役員

海外事業担当役員兼

海外第2事業部長

千村 隆夫

1967年11月9日

1989年4月 GAC㈱入社

1992年4月 クレストサービス㈱入社

1993年3月 当社入社

2010年9月 当社執行役員

2012年7月 当社取締役執行役員海外事業部長

2024年7月 当社取締役専務執行役員 海外事業担当

            役員兼海外第2事業部長(現任)

(注)3

40,200

(1,560)

取締役

専務執行役員

財務担当役員

三輪 雅人

1969年2月15日

1991年4月  かずさカントリークラブ入社

1992年6月 ㈱エイワ入社

2000年8月 ㈱パスカル研究所入社

2001年6月 ㈱網屋入社

2004年8月 ㈱キューネット入社

2005年2月  当社入社

2011年7月 当社執行役員

2012年7月 当社取締役執行役員管理部長

2013年1月 ㈱パセイジ監査役(現任)

2017年7月 大野印刷㈱取締役(現任)

2020年1月 ㈱ナビ監査役(現任)

2021年7月 ㈱マインズ取締役(現任)

2024年7月 当社取締役専務執行役員 財務担当

            役員(現任)

(注)3

40,200

(1,548)

取締役

(常勤監査等委員)

鈴木 康明

1965年10月14日

1989年4月 ㈱情報システムエンジニアリング入社

1993年2月 当社入社

2012年10月  当社常勤監査役

2016年9月 当社取締役(常勤監査等委員)(現任)

2017年7月 大野印刷㈱監査役(現任)

2021年7月 ㈱マインズ監査役(現任)

(注)4

8,500

取締役

(監査等委員)

竹澤 隆国

1962年9月14日

1988年10月  大原簿記学校入社

1990年10月 井上斉藤監査法人入所(現有限責任 あずさ監査法人)

2000年8月 竹澤公認会計士事務所所長(現任)

2012年10月  当社社外監査役

2016年9月 当社社外取締役(監査等委員)(現任)

(注)4

2,500

 

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数

(株)

取締役

(監査等委員)

佐藤 雅秀

1964年2月10日

1992年10月 太田昭和監査法人入所(現EY新日本有限責任監査法人)

2005年9月 佐藤雅秀公認会計士事務所所長(現任)

2010年6月  ㈱エフ・シー・シー社外監査役

2015年4月  当社社外取締役

2016年6月  ㈱エフ・シー・シー社外取締役(監査等委員)

2016年9月 当社社外取締役(監査等委員)(現任)

(注)4

216,000

(8,770)

 

(注)1.取締役(監査等委員)竹澤隆国、佐藤雅秀は、社外取締役であります。

2.当社の監査等委員会の体制は次のとおりであります。

委員長 鈴木康明、委員 竹澤隆国 委員 佐藤雅秀

なお、鈴木康明は、常勤の監査等委員であります。常勤の監査等委員を選定している理由は、取締役会以外の重要な会議への出席を継続的・実効的に行うなど、情報収集や監査の実効性を高めることを目的としているからであります。

3.2024年9月26日開催の定時株主総会の終結の時から1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までであります。

4.2024年9月26日開催の定時株主総会の終結の時から2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までであります。

5.当社では、取締役会の一層の活性化を促し、取締役会の意思決定・業務執行の監督機能と各部の業務執行機能を明確に区分し、経営効率の向上を図るために執行役員制度を導入しております。当社の執行役員は以下の6名であります。

代表取締役社長執行役員 栗沢 威臣

取締役専務執行役員国内事業担当役員兼国内子会社統括部長 冨永 尚志

取締役専務執行役員海外事業担当役員兼海外第2事業部長 千村 隆夫

取締役専務執行役員財務担当役員 三輪 雅人

執行役員国内事業部長 綱取 信幸

執行役員海外第1事業部長 塚本 幹浩

6.所有株式数の( )は、役員持株会での間接保有分を記載しております。

 

② 社外役員の状況

 現在、当社は社外取締役を2名選任しており、コーポレート・ガバナンスのより一層の強化を図っております。社外取締役は毎月の取締役会、監査等委員会に出席して十分な協議を行っており、取締役会及び監査等委員会は十分機能していると考えております。

 企業統治において社外取締役が果たす役割は、専門性及び独立性があり、その知識や経験から、客観的な視点で当社の経営の意思決定に参画することであり、当社では上記のような人材を選任しております。社外取締役を選任するための当社からの独立性に関する基準又は方針を明文化したものはありませんが、選任にあたっては証券取引所の定める独立役員の要件(一般株主と利益相反が生じるおそれのない社外役員)等を参考としております。

 社外取締役の竹澤隆国氏は公認会計士で、会計及び財務に関する専門的な知識があり、その高い知見を当社グループの経営に生かしていただけると判断し社外取締役独立役員に選任しております。同氏は、当社株式を2,500株所有しておりますが、それ以外に当社との間で人的・資本的関係、又は取引関係、その他の重要な利害関係はありません。また、同氏は就任以前から当社グループとは特段の関係もありません。

 社外取締役の佐藤雅秀氏は公認会計士で、会計及び財務に関する専門的な知識があり、その高い知見を当社グループの経営に生かしていただけると判断し社外取締役独立役員に選任しております。同氏と当社との間で人的・資本的関係、又は取引関係、その他の重要な利害関係はありません。

 

③ 社外取締役による監督又は監査と内部監査、監査等委員監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係

 社外取締役は、監査等委員会において、常勤監査等委員より監査及び内部監査の内容や内部統制の業務運営状況について説明・報告を受けており、十分協議がなされております。また、会計監査人からは、監査方針の説明・監査結果について報告を受ける他、定期的に情報交換・意見交換も行っております。

関係会社

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

主要な事業の内容

議決権の所有割合又は被所有割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

㈱パセイジ

東京都

港区

20,000

千円

ドキュメント事業

100.0

役員の兼任あり。

大野印刷㈱

(注)2

東京都

練馬区

10,000

千円

ドキュメント事業

100.0

当社の製品(マニュアルなど)を製造している。

役員の兼任あり。

㈱ナビ

静岡県

浜松市中央区

10,000

千円

ドキュメント事業

100.0

役員の兼任あり。

㈱マインズ

(注)2

東京都

港区

39,000

千円

ドキュメント事業

100.0

役員の兼任あり。

㈱エイチエムインベストメント

静岡県

浜松市中央区

10,000

千円

株式の保有

100.0

役員の兼任あり。

CRESTEC (ASIA) LTD.

(注)2

中国

香港

1,000

千HKD

ドキュメント事業

100.0

役員の兼任あり。

CRESTEC PRINTING (DONGGUAN) LTD.

(注)2

中国

広東省東莞市

38,547

千CNY

ドキュメント事業

100.0

役員の兼任あり。

CRESTEC ELECTRONICS TECHNOLOGY(ZHUHAI) CO.,LTD.

中国

広東省珠海市

1,348

千CNY

ドキュメント事業

100.0

役員の兼任あり。

CRESTEC SYSTEM SOFTWARE (SHANGHAI)CO., LTD.

(注)2

中国

上海市

2,480

千CNY

ドキュメント事業

100.0

当社の制作案件(DTPなど)を委託している。

役員の兼任あり。

SUZHOU CRESTEC PRINTING CO., LTD.

(注)2,4,8

中国

江蘇省蘇州市

76,716

千CNY

ドキュメント事業

70.0

(20.0)

当社の製品(マニュアルなど)を製造している。

役員の兼任あり。

債務保証あり。

PT. CRESTEC INDONESIA

(注)2,4

インドネシア共和国

西ジャワ州ブカシ県

3,000

千USD

ドキュメント事業

100.0

(25.0)

当社の製品(マニュアル、カートンボックスなど)を製造している。

役員の兼任あり。

債務保証あり。

CRESTEC PHILIPPINES, INC.

(注)2,7

フィリピン共和国

リパ市

23,400

千PHP

ドキュメント事業

100.0

役員の兼任あり。

債務保証あり。

CRESTEC (THAILAND) CO., LTD.

(注)2,4

タイ王国

バンコク市

26,080

千THB

ドキュメント事業

73.9

(24.9)

当社の制作案件(DTPなど)を委託している。

役員の兼任あり。

債務保証あり。

BANGKOK CRESTEC CO., LTD.

(注)3,5

タイ王国

バンコク市

2,000

千THB

タイ法人の株式保有

49.0

[3]

役員の兼任あり。

資金援助あり。

 

 

名称

住所

資本金

主要な事業の内容

議決権の所有割合又は被所有割合(%)

関係内容

CRESTEC (MALAYSIA) SDN. BHD.

マレーシア

ジョホールバル市

500

千MYR

ドキュメント事業

100.0

役員の兼任あり。

CRESTEC VIETNAM CO., LTD.

(注)2

ベトナム社会主義共和国

ホーチミン市

400

千USD

ドキュメント事業

100.0

役員の兼任あり。

CRESTEC DIGITAL SOLUTION INDIA PVT.LTD.

(注)2、4、6

インド共和国

タミル・ナードゥ州チェンナイ市

37,000

千INR

ドキュメント事業

100.0

(8.6)

印刷物及び物流梱包資材の販売をしている。

役員の兼任あり。

CRESTEC EUROPE B.V.

(注)2

オランダ王国

アムステルダム市

72

千EUR

ドキュメント事業

100.0

当社の制作案件(翻訳など)を委託している。

役員の兼任あり。

同社より資金借入あり。

CRESTEC USA, INC.

(注)2

米国

カリフォルニア州ロングビーチ市

18

千USD

ドキュメント事業

100.0

当社が制作案件(DTPなど)を請負っている。

役員の兼任あり。

同社より資金借入あり。

(注)1.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

2.特定子会社に該当しております。

3.議決権の所有割合の[ ]内は、同意している者の所有割合で外数であります。

4.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。

5.持分は100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため子会社としております。

6.CRESTEC DIGITAL SOLUTION INDIA PVT.LTD.は、2023年8月に5,000千INR増資を行い、資本金が増加しております。

7.CRESTEC PHILIPPINES, INC.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等  (1) 売上高    3,746,970千円

(2) 経常利益    312,393千円

(3) 当期純利益   147,320千円

(4) 純資産額    656,324千円

(5) 総資産額   2,678,443千円

8.SUZHOU CRESTEC PRINTING CO., LTD.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等  (1) 売上高    2,981,468千円

(2) 経常利益    331,361千円

(3) 当期純利益   244,964千円

(4) 純資産額   3,526,735千円

(5) 総資産額   5,258,275千円

 

 

沿革

2【沿革】

 当社は、主に輸送機器関連に添付する取扱説明書の制作や翻訳を目的として、1984年9月に株式会社クレステックを設立いたしました。その後、顧客のグローバル化に伴い、海外拠点を徐々に展開してまいりました。当社グループの沿革は、次のとおりであります。

 

年月

変遷の内容

1984年9月

      12月

 静岡県浜松市に株式会社クレステックを設立。

アメリカ・ロサンゼルスにオフィス(クレステックUSA)を開設。

1985年8月

東京にサテライトオフィスを開設。

1988年4月

      9月

ベルギー・ブリュッセルにオフィスを開設。

クレステックUSAをクレステックL.A.に改組。

1991年1月

1993年3月

香港にオフィスを開設。

 東京サテライトオフィスを事業所として再設。

 

1995年1月

松本事業所を開設。

ベルギーオフィスをオランダ・アムステルダムに移転し、現地法人(クレステック・アムステルダム)を設立。

   11月

 

1996年5月

名古屋事業所を開設。

タイ・バンコクに現地法人を設立。

香港オフィスをクレステックアジアに社名変更し、現地法人を設立。

1997年7月

印刷工場として、インドネシア・ジャカルタに現地法人を設立。

1998年2月

   9月

大阪事業所を開設。

フィリピン・マニラにオフィスを開設。

1999年1月

   2月

   9月

中国・上海に現地法人を設立。

中国・蘇州の印刷会社(蘇州印刷総廠)と合弁で、現地法人を設立。

インドネシアにカートンボックス印刷工場を新設。

2000年6月

   9月

フィリピン・マニラに現地法人を設立。

アメリカ・ニュージャージのOKI Business Digitalを買収してCrestec Digital Inc(CDI)を設立。

2001年9月

インドネシア・ジャカルタ/スラバヤ工場操業開始。

2002年1月

   10月

福岡事業所(現 福岡営業オフィス)を開設。

マレーシアに現地法人を設立。

   11月

中国・珠海に現地法人を設立。

2003年3月

   7月

中国・東莞の印刷工場操業開始。

静岡県磐田市にデジタル印刷専門のフルフィルメントサテライトセンターを開設。

2004年9月

中国・大連にクレステック上海のブランチを開設。

2005年3月

   4月

クレステックアムステルダムを移転し社名をクレステックヨーロッパに変更。

ベトナム・ホーチミンに現地法人を設立。

   9月

 

海外支援室 梱包設計グループを名古屋に開設。

㈱クレステックソリューションズを東京都港区に設立。

2006年1月

   3月

中国・東莞に新現地法人を設立し、第二印刷工場操業開始。

クレステックL.A.とCDIを合併し、クレステックUSAとして一本化。

2007年3月

   7月

制作専門部署であるプロダクションセンターを福岡に開設。

蘇州クレステックのデジタル印刷部門を子会社化。

   12月

2009年9月

中国・東莞の2工場を統合し効率化。

㈱クレステックソリューションズを吸収合併。

2011年6月

決算期を6月に変更。

2012年3月

   12月

仙台にプロダクションサテライトセンターを開設。

㈱パセイジの全株式を取得、子会社化。

2013年4月

アトランタにクレステックUSAのブランチを開設。

2015年7月

東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。

 

 

年月

変遷の内容

2017年7月

2018年9月

   11月

2019年7月

2020年1月

2021年7月

2022年4月

 

   10月

 

2023年1月

2024年6月

大野印刷㈱の全株式を取得、子会社化。

インド・チェンナイに現地法人を設立。

インド・ニューデリーにクレステックインドのNCRブランチを開設。

東京証券取引所市場第二部に市場変更。

㈱ナビの全株式を取得、子会社化。

㈱マインズの全株式を取得、子会社化。

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。

本社を浜松市北区東三方町(現 浜松市中央区東三方町)に移転し、同社屋1階に浜松プリントセンターを移転。

中国・東莞の現地法人を完全商社化。

中国・蘇州の現地法人を新工場に移転し、操業開始。