2026.05.14更新

用語解説

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合レポート2025
■未来の子供たちにより良い地球を届ける
豊田通商グループ全体のミッション(存在意義)を示す言葉で、「将来の世代が安心して暮らせる地球環境を残すこと」を、すべての事業判断の出発点にするという宣言です。事業拡大や利益よりも、このミッションに沿うかどうかを優先する姿勢を、トップ自ら繰り返し強調しています。

■Be the Right ONE
「代替不可能・唯一無二の存在になる」というビジョンを端的に表したスローガンで、顧客・社会・未来のそれぞれにとって“正しいことをやる会社”であり続けるという意味です。同社は、自動車や資源循環など得意分野を磨き込み、「豊通ならではの価値」を提供する姿勢をこの言葉で表現しています。

■豊田通商DNA
豊田通商グループで働く全員が共有すべき価値観・行動原則をまとめた概念で、「Humanity」「Gembality」「Beyond」の3つのワードで構成されています。長年の事業経験から培った「豊田通商らしさ」を次世代にも受け継ぐための指針として位置付けられ、ミッションやビジョンを実現する土台とされています。

■Humanity
豊田通商DNAの一つで、「誠実さ」「思いやり」「情熱」を大切にする姿勢を意味します。数字や効率だけでなく、相手の立場に立って考え、共感し、情熱を持ってやり抜く人間力を重視するというメッセージが込められています。

■Gembality
「Gemba(現場=現地・現物)」と「Reality(現実)」を組み合わせた豊田通商独自の造語で、現場に足を運び、事実に向き合い、最後までやり遂げる姿勢を指します。机上の議論やバーチャルな情報に頼らず、自分の目で確かめることで付加価値を生み出すという、同社らしい仕事観を象徴するキーワードです。

■Beyond
豊田通商DNAの一つで、「壁を超え、仲間とともに新しい未来を創る」という意味合いを持ちます。部署や国境、既存のビジネスモデルといった境界にとらわれず、挑戦を続けて事業の次のステージを切り拓こうとする姿勢を表しています。

■自動車総合バリューチェーン
トヨタグループとの関係で築いてきた、鉄鋼・部品などの素材調達から、車両組立、販売・金融、アフターサービス、使用済み自動車のリサイクルまでを一気通貫で担う事業のつながりを指します。創業から約80年かけて構築した強みであり、豊田通商のCore Value(収益の柱)として位置付けられています。

■循環型静脈事業
「静脈」は使用済み製品や廃棄物の回収・再資源化の流れを指し、その中でも同社が1970年代から展開してきたリサイクル関連ビジネスを総称する言葉です。自動車や金属スクラップ、プラスチックなどを回収し、再資源化・再利用することで、資源循環と環境負荷低減を両立する事業領域と位置付けられています。

■動静脈一貫のサプライチェーン(動静脈一貫機能)
製品を「つくる・運ぶ」動脈側のビジネスと、「回収・再資源化する」静脈側のビジネスを一社でつなげる豊田通商独自のモデルを指します。素材供給から再生資源回収、再資源化、リサイクル原料の製造までを一貫して担うことで、サプライチェーン全体で資源循環を実現しようとする考え方です。

■サーキュラーエコノミー
資源を「使い捨てる」のではなく、再利用やリサイクルを通じて循環させ、付加価値を最大化する経済モデルを指します。豊田通商は、金属リサイクルや再生樹脂、再生可能エネルギーなどの事業を組み合わせ、このサーキュラーエコノミーを支えるプレーヤーになることを成長戦略の中核に据えています。

■Core Value
豊田通商の価値創造モデルにおける3つの事業領域の一つで、自動車関連事業など「豊田通商らしさ」を体現する収益基盤の領域を指します。この領域で安定的にキャッシュを生み、その資金を社会・環境課題へ挑む事業に再投資していくという循環の起点として位置づけられています。

■Social Value
価値創造モデルにおける事業領域の一つで、循環型静脈事業やアフリカ事業など、社会課題の解決に直結するビジネスをまとめた領域です。資源循環や医療、インフラ整備などを通じて、人々の暮らしの質を高めることを目的としており、Core Valueからの資金を投じて拡大していく方針が示されています。

■Nature Value
同じく価値創造モデルの一つで、再生可能エネルギー事業など、自然環境の改善や負荷低減に貢献するビジネスを束ねた領域です。風力・太陽光などの再エネを拡大しつつ、Core ValueやSocial Valueとのシナジーを通じて、経済価値と環境価値を両立させることを狙っています。

■次元上昇モデル
Core Value・Social Value・Nature Valueの3領域を単に伸ばすのではなく、「掛け合わせ」によって事業の質そのものを一段上のレベルに引き上げるという成長イメージを表すキーワードです。過去の延長線上のオーガニック成長を超え、新しい組み合わせやビジネスモデルで収益と社会価値の両方を拡大しようとする発想を「次元上昇」と呼んでいます。

■グローバルサウス
主に新興国・開発途上国が多い南半球側の地域を指す国際的な用語で、豊田通商はこの市場を成長の重要なフロンティアとして位置づけています。アフリカやアジアなどでのインフラ・モビリティ・医療などの事業を通じ、人口増加と都市化が進む地域でのニーズを取り込む戦略を「次元上昇」の一部として語っています。

■グローバルNo.1のサーキュラーエコノミープロバイダー
米Radius Recycling社の完全子会社化などを通じて、世界規模で資源循環ビジネスを展開し、「循環経済を支えるサービスを提供する会社として世界一を目指す」という目標を示した言葉です。金属スクラップやELVリサイクル、再生アルミなどを組み合わせ、グローバルな資源循環プラットフォームを構築しようとしています。

■カーボンニュートラル宣言
自社の温室効果ガス排出(Scope1・2)について、2030年までに2019年比50%削減、2050年までにカーボンニュートラルを実現するという長期目標を示した宣言です。豊田通商はこの宣言を起点に、再生可能エネルギーや省エネ投資など、自社設備の排出削減を加速させています。

■ネットゼロ宣言
カーボンニュートラル宣言を発展させ、Scope3(サプライチェーン全体の排出)まで含めたバリューチェーン全体で、2050年までに実質排出ゼロを目指すとした宣言です。2030年にはScope1・2で50%、Scope3で27.5%削減する定量目標を掲げ、2025年にはこのネットゼロ目標でSBT認定も取得しています。

■CN/CE/NP
CN(カーボンニュートラル)、CE(サーキュラーエコノミー)、NP(ネイチャーポジティブ)を一体で推進するという、豊田通商の環境経営の枠組みです。再エネや資源循環など強みのある分野に5つのワーキンググループを置き、温室効果ガス削減だけでなく、生物多様性の回復も含めた環境価値の創出を目指しています。

■ネイチャーポジティブ(NP)
自然環境の悪化を「ゼロに抑える」のではなく、生物多様性の損失を止め、回復軌道に乗せることを目指す考え方です。豊田通商は、再エネや資源循環ビジネスを通じてCNを達成した先に、このNPな世界を実現することを、環境経営の次のステップとして位置付けています。

■社内カーボンプライシング
自社の温室効果ガス排出量に社内価格(1トンあたり3万円)を設定し、設備投資などの意思決定に組み込む仕組みです。GHG排出量が減れば評価をプラス、増えればコストとして扱うことで、各本部が自律的に排出削減に取り組むインセンティブを設けています。

■カーボンニュートラルロードマップ2030
2030年までにどの事業でどれだけCO₂削減・削減貢献を行うかをまとめた豊田通商の行動計画です。再エネ・エネマネ、バッテリー、水素・代替燃料、資源循環・3R、Economy of Lifeといった5つの領域での投資と事業拡大の道筋を示し、CN・CE戦略の“地図”として位置付けられています。

■静脈なら豊通
資源循環やリサイクルといった「静脈」分野での強みをアピールする社内スローガンで、「静脈のことなら豊田通商に任せてほしい」という自負を込めた表現です。サーキュラーエコノミーや3R事業を成長エンジンと位置付ける中で、ブランドメッセージとして使われています。

■異能の総合商社
他の総合商社と同じことをするのではなく、アフリカ事業や再生可能エネルギー、資源循環など、独自に磨き込んだ得意分野で存在感を発揮するという豊田通商の志を表すフレーズです。社長メッセージなどで、「ユニークで得意分野がはっきりした総合商社」を目指す姿勢として繰り返し語られています。

■7万人の大旅団
世界130以上の国・地域で働く約7万人の従業員を、「同じ使命とビジョンに向かって旅をする一つの大きな隊(旅団)」にたとえた表現です。多様なバックグラウンドを持つ人財が、一体感を持ってBe the Right ONEの実現に向かう姿をイメージしやすくするための比喩として使われています。

■People Company Toyotsu
「モノ中心」ではなく「人中心」の会社であることを打ち出すためのキーワードで、7万人の大旅団が最大限に力を発揮する組織づくりを目指すという人事戦略の方向性を表します。社員一人ひとりの成長や挑戦を応援し、その総和として事業の次元上昇を実現しようとする考え方です。