2026.05.18更新

用語解説

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025
■デジタルコモンズ
BIPROGYグループが掲げる中核コンセプトで、社会にすでにある私有財(企業・個人が持つ設備や知見、データなど)や、余剰になっている資源をデジタルの力でつなぎ直し、パートナー企業や社員と共に「みんなで使える共有の場」として活かす考え方です。単なるIT基盤ではなく、共感や信頼をベースに価値を共創するコミュニティとして位置付けられています。

■Vision2030
BIPROGYグループの長期ビジョンで、「社会的価値」と「経済的価値」を同時に生み出しながら、企業価値1兆円の企業グループになることを目指す方向性を示したものです。デジタルコモンズを社会に根付かせ、レジリエンス・リジェネラティブ・ゼロエミッションという3つの社会インパクトを実現することがゴールとして描かれています。

■コア事業
BIPROGYグループの現在の収益や実績を支えている中核領域を指し、金融(ファイナンシャル)、リテール、エネルギー、モビリティ、OTインフラなど、長年のシステム実装力と顧客基盤を持つ分野をまとめた呼び方です。既存の強みを活かしながら安定した収益を生み出す「土台となる事業」として定義されています。

■成長事業
コア事業で培った技術・顧客基盤をもとに、新たな市場やテーマ(例えば社会DXやSX関連など)に挑戦する領域を指します。短期的な利益よりも将来の拡大余地を重視し、投資や新サービスの立ち上げを通じて次の収益の柱を育てるポジションづけがされています。

■コア事業と成長事業のスパイラルアップ
コア事業で得た知見や顧客との信頼関係を成長事業の立ち上げに生かし、成長事業で生まれた新しいサービスやモデルを再びコア事業側に還元することで、双方を段階的(スパイラル状)に引き上げていくというBIPROGY独自の成長イメージです。安定収益と新規成長を切り離さず、循環させて高め合う経営方針を表しています。

■顧客DX
企業や団体の業務プロセス・サービス・ビジネスモデルを、BIPROGYのシステムサービスやアウトソーシングなどを通じてデジタル化・高度化する取り組みを指します。顧客自身の競争力向上や新サービス創出を後押しする「顧客側の変革」を意味しており、単なるIT導入ではなく業務や収益構造の見直しまで含む点が強調されています。

■社会DX
個々の企業のDXにとどまらず、金融、エネルギー、流通、社会インフラなど複数のプレーヤーが連携することで、社会全体の仕組みやサービスをデジタルで変えていく取り組みを指します。BIPROGYは、デジタルコモンズとビジネスエコシステムを通じて、多様な企業・自治体・パートナーと一緒に社会DXを進める役割を担うことを目標としています。

■OTインフラ
工場の設備やエネルギー・交通・プラントなどを制御する「OT(Operational Technology)」領域のインフラを指す言葉です。IT(情報システム)とは異なり、現場の機械や設備を動かす制御システムが対象となり、BIPROGYはこのOTインフラとITをつなぐシステム構築やサービス提供を強みの一つとしています。

■志追求型人財(ココツイ人財)
BIPROGYグループが人財戦略で定義している理想の人財像で、自分の「志(やりたいこと・大事にしたいこと)」を起点に価値創出へ動き続ける人を指します。「志に“ココロがツイている人”」というニュアンスを込めて「ココツイ人財」と名付けており、会社のPurposeやVision2030と重ね合わせながら、自ら納得した目標に挑戦する姿勢を重視しています。

■ビジネスエコシステム
BIPROGYグループの社員だけでなく、約5,000人規模のパートナー企業のエンジニアや多様なステークホルダーが、共通の志や目標に向かって価値を共創するネットワークを指します。仕事を単なる発注・受注関係とみなさず、パートナーも社員と同じ仲間として育成・情報共有しながら、デジタルコモンズを支える「生態系」として機能させる考え方です。

■BankVision
BIPROGYが金融機関向けに提供してきた勘定系システムで、銀行業務全体(勘定系)を包括的に処理する「フルバンキング」システムとして展開されてきたブランドです。日本の金融機関のオンラインバンキング処理や基幹業務を長年支えてきた中核ソリューションの一つであり、後述のクラウド版につながる基盤となっています。

■BankVision on Azure
BankVisionをクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」上で稼働させた共同利用型のフルバンキングシステムです。銀行側は自前で大型ハードウェアやインフラを持たずに、クラウド上の勘定系システムを共同利用することができ、コスト効率や柔軟性を高めつつ、BIPROGYの金融ノウハウを享受できる仕組みになっています。

■CADCEUS(キャドセウス)
BIPROGYが開発した統合CAD/CAMシステムで、製造業などの設計(CAD)から生産準備・加工(CAM)までのプロセスを一体で支えるソリューションです。設計データをそのまま生産側で活用できるようにすることで、手戻りの削減やリードタイム短縮を実現し、製造現場の生産性向上に貢献してきたシステムとして紹介されています。

■フルバンキングシステム
銀行の預金・融資・為替など、基幹となる勘定系業務を一体的に処理するシステムを指します。BIPROGYはWindowsやクラウド環境上でのフルバンキングシステムを早期から実現しており、BankVisionおよびBankVision on Azureとして、金融機関の基幹業務のデジタル化を支えてきました。

■キャラバン(CEOメッセージにおける使い方)
齊藤昇社長が就任後、取締役とともに全国の支社・支店・グループ会社を巡り、現場の社員と直接対話した取り組みを指す言葉です。単なる視察ではなく、経営方針や思いを自ら伝え、現場からの率直な声を聞く「移動型タウンミーティング」のような意味合いで用いられており、トップ自らが対話を通じて共感と信頼を築くスタイルを象徴しています。

■レジリエンス(Vision2030の社会インパクト)
危機や変化が起きても、社会や事業が素早く立ち直り、安定して機能し続ける状態を指します。BIPROGYは、金融インフラやエネルギー・OTインフラなどのミッションクリティカルなシステムを支えることで、災害・サイバー攻撃・社会変化に強いレジリエントな社会づくりに貢献することを目標としています。

■リジェネラティブ(Vision2030の社会インパクト)
単に現状維持するのではなく、自然環境や地域コミュニティ、産業構造などを「再生」し、より良い状態へと回復・発展させていく考え方を指します。BIPROGYは、デジタル技術やパートナーとの共創を通じて、資源循環や地域再生につながるサービスを広げることで、リジェネラティブな社会の実現に寄与しようとしています。

■ゼロエミッション(Vision2030の社会インパクト)
温室効果ガスの排出量をできるだけ削減し、残る排出も吸収・除去などで相殺して「実質ゼロ」に近づけていく考え方を指します。BIPROGY自身の事業活動における排出削減だけでなく、顧客や社会のGX・SXを支援するサービスを通じて、サプライチェーン全体の排出削減に貢献することを目指すキーワードとして位置づけられています。