2026.05.18更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

アイフルグループは、独立系ノンバンクとして培った与信ノウハウと膨大なデータを武器に、個人向けローンや信用保証、海外事業、ペイメント、SESなど多様な金融サービスを自前のITとデザインで磨き込む企業。データ×デジタル×デザインを掛け合わせ、社員と顧客の「自分の色」が安心して輝ける、ストレスの少ないお金の世界をつくろうとしている。

目指す経営指標

・長期Visionとして、将来的に経常利益1,000億円、営業債権残高2兆円以上の規模を目指す
・中期経営計画2024では、2027年3月期までに営業債権残高1兆5,900億円、営業収益2,180億円、経常利益420億円を達成することを財務目標としている
・2025年3月期~2027年3月期の3年間でROA2.0%以上、実質ROE10%超、自己資本比率15%以上を維持することを経営指標の基本方針とする
・同期間にコスト構造改革として3年間累計50億円以上(うち内製化15億円、センター運営コスト10億円など)のコスト削減を目標とする
・株主還元では、2027年3月期までの期間を通じて総還元性向20%程度、自己資本比率15%以上を維持する方針を掲げている

用語解説

■独立系ノンバンク
銀行グループに属さず、自前の資本と判断でローンやクレジットなどの金融サービスを行う会社のことです。銀行のように預金は集めず、貸付や保証、決済などに特化して事業を展開するスタイルを指します。

■与信ノウハウ
お金を貸してもきちんと返してもらえるかを見極めるための「審査・リスク管理の技術と経験」のことです。申込者の属性や過去の返済履歴など膨大なデータを分析し、貸付額や金利、与信枠を適切に決める社内の知見を指します。

■信用保証
銀行や信用金庫などが行うローンに対して、アイフルグループが「もし返済が滞ったら代わりに支払います」と保証人の役割を担うビジネスです。金融機関は保証付きで安心して融資ができ、借り手はローンを利用しやすくなるという仕組みです。

■サービサー
債権管理・回収の専門会社のことで、金融機関などから貸付債権を受託・譲り受けて、返済の督促や条件変更の相談などを行う事業です。アイフルグループでは、グループ内外の債権を適切に管理しながら、できるだけ円滑な返済を支援する役割も担います。

■自動契約受付機「お自動さん」
店頭に設置された無人の契約機で、カードローンの申込から契約、カード発行までをその場で完結できるアイフル独自の機械です。人を介さずに申し込めるため、営業時間外や人目が気になる顧客でも利用しやすいチャネルとして機能してきました。

■個別信用購入あっせん
エステや美容医療、スクールなどでの高額サービス料金を、利用者が分割払いできるようにする決済スキームです。アイフルグループの会社が利用者に代わって加盟店へ一括支払いを行い、その後、利用者から分割で代金を回収するビジネスモデルを指します。

■データ×デジタル×デザイン
アイフルグループが掲げる強みの組み合わせを表す言葉で、「蓄積したデータ」「デジタル技術(IT・アプリ・システム)」「UI/UXなどのデザイン力」を同時に高める考え方です。単にシステムを作るだけでなく、見やすさ・使いやすさを含めて一体で設計する姿勢を示しています。

■SPA(SPA的なものづくり力/SPAという理想のカタチ)
本来は「製造小売業」を意味し、企画から開発、販売までを一気通貫で自社で行うビジネスモデルを指します。アイフルグループでは、この考え方を金融サービスに応用し、ローンやアプリ、Webサイトなどを外注に頼りきらず、自社で企画・開発・運用し続けることで、スピードと質を両立させる理想の姿として「SPA的なものづくり力」と表現しています。

■SES
「システムエンジニアリングサービス」の略で、ITエンジニアが顧客企業に常駐し、システム開発や運用を支援するサービス形態です。アイフルグループはSES事業会社をM&Aでグループインし、社内システムやアプリ開発の内製化を進めるうえでのエンジニアリソースとしても活用しています。

■営業債権残高
ローンやクレジットなど、利息や手数料収入を生む貸付金・債権の残高合計を指す指標です。どれだけ多くの顧客にお金を貸しているか、どれだけビジネス規模があるかを示す目安として、アイフルグループの成長度合いを測る主要な指標の一つになっています。

■前払い式電子マネー
事前にお金をチャージしておき、その残高の範囲内で決済に使えるプリペイド型の電子マネーです。アイフルグループでは、前払い式プリペイドカードを展開する子会社を通じてペイメント領域の事業を広げ、ローン以外の決済ビジネスの柱づくりを進めています。

■ムニノバホールディングス
2026年4月に設立予定の新しい純粋持株会社で、アイフルグループ全体を統括する親会社の名称です。「ムニノバ」は「無二の場」を意味し、グループの核となる新しい場所というコンセプトを込めています。「ムニ」に唯一無二のユニークさ、「ノバ」に新星という意味を持たせ、多様な個性やビジネスが集まり輝く場として、ローン事業にとどまらない事業多角化とブランド価値向上を目指す存在として位置づけられています。

■長期Vision「IT企業への変革~100年続く企業を目指す~」
アイフルグループが掲げる長期的な方向性を示すキーワードで、金融会社でありながらIT企業並みの開発力やデータ活用力を持つ存在に変わり、100年続く企業になることを目標とする考え方です。単に金融商品を提供するだけでなく、ITとデザインを武器にしたサービスづくりを通じて、長期的に選ばれ続ける企業体へ変革していく意思を表しています。

■「自分の色が輝く社会」(For Colorful Life.)
アイフルグループのビジョンを表すフレーズで、一人ひとりが自分らしさ=「自分の色」を大切にしながら生活できる社会を目指すという意味です。金融サービスを通じて、お金の不安やストレスを減らし、年齢や属性に関わらず、個人の選択肢と可能性を広げることをグループ全体の方向性として掲げています。

■太陽のような会社/北風と太陽
社長メッセージで使われる比喩表現で、「北風と太陽」の寓話になぞらえた経営スタイルを指します。厳しく追い立てる北風型ではなく、太陽のように社員やお客さまをあたたかく照らし、良いサービス・プロダクトづくりを通じて自発的な成長や成果を引き出す会社を目指すという意味合いで使われています。短期的な成果だけを求めるのではなく、働く人が「楽しい」「イケてる」と感じられる場をつくることを重視する姿勢を表しています。
2025年3月期有価証券報告書より

沿革

 

2【沿革】

当社は1967年4月に現代表取締役会長福田吉孝により、京都市上京区に個人経営の消費者金融業として創業いたしました。その後、九州地区を主な営業基盤に事業拡大を行ってまいりました。1978年2月に、個人経営から法人経営への脱却による企業信用力の強化を図るため、株式会社丸高を京都市左京区に設立いたしました。

会社設立後現在までの沿革は次のとおりであります。

年月

概要

1978年2月

京都市左京区において株式会社丸高を設立し、九州地区3店舗及び京都市1店舗で営業開始。

1980年1月

本店を京都市西京区に移転。

1982年5月

資金需要の増加に伴う資本調達力の強化及び全国への事業展開を図るため、株式会社丸高(存続会社)が、株式会社大朝・株式会社山勝産業・株式会社丸東の3社を吸収合併。商号をアイフル株式会社に変更。本店を京都市右京区に移転。

1984年3月

貸金業の規制等に関する法律の制定により貸金業の登録を実施。(3年毎更新)
(登録番号「近畿財務局長(1)第00218号」)

1992年8月

経営合理化の促進と金融事業の拡大を図るため、当社の100%子会社である株式会社都市ファイナンスを吸収合併。

1994年3月

経営合理化の促進と業容の拡大を図るため、当社の100%子会社である丸東地所株式会社を吸収合併。

1997年7月

日本証券業協会に株式を店頭登録。

1998年10月

東京証券取引所市場第二部、大阪証券取引所市場第二部及び京都証券取引所に株式を上場。

1999年5月

「金融業者の貸付業務のための社債の発行等に関する法律」の規定により特定金融会社の登録を実施。(登録番号「近畿財務局長第1号」)

2000年3月

東京証券取引所及び大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定。

2000年6月

ハッピークレジット株式会社並びに株式会社スカイからの営業財産を当社の100%子会社が譲受、ハッピークレジット株式会社として営業開始。

2000年6月

株式会社信和を簡易株式交換方式により子会社化。

2001年1月

スモールビジネス向けローン会社、ビジネクスト株式会社(現・連結子会社)を住友信託銀行株式会社(現・三井住友信託銀行株式会社)との合弁で設立。

2001年3月

本店を京都市下京区(現在地)に移転。

2001年3月

更生会社株式会社ライフの株式を取得し、子会社化。

2001年11月

各種債権の管理・回収を専門に行う会社、アストライ債権回収株式会社(現・連結子会社)を株式会社あおぞら銀行との合弁で設立。

2002年8月

事業者ローン会社、株式会社シティズの株式を一部取得。

2002年10月

株式会社シティズの持株会社である株式会社シティグリーンを簡易株式交換方式により子会社化。

2004年3月

国際キャピタル株式会社(現・連結子会社 2004年7月にニュー・フロンティア・パートナーズ株式会社へ商号変更)の株式を取得し、子会社化。

2004年4月

ハッピークレジット株式会社(存続会社)、株式会社信和及び山陽信販株式会社は合併し、社名をトライト株式会社に商号変更。

2004年6月

株式会社ワイドの株式を取得し、子会社化。

2005年2月

更生会社株式会社ティーシーエムの株式を取得し、子会社化。

2005年3月

株式会社パスキーの株式を取得し、子会社化。

2005年9月

インターネットローン専用会社として、idクレジット株式会社及びネットワンクラブ株式会社を設立。

2007年3月

当社の100%子会社であるidクレジット株式会社及びネットワンクラブ株式会社を吸収合併。

2009年9月

当社の連結子会社であった株式会社ワイド、トライト株式会社、株式会社ティーシーエム及び株式会社パスキーの全株式をネオラインキャピタル株式会社へ売却。

2010年4月

大阪証券取引所市場第一部における株式の上場を廃止。

2010年7月

当社の子会社である株式会社ライフが100%出資し、包括信用購入あっせん及び信用保証を行う会社、ライフカード株式会社(現・連結子会社)を設立。

2011年7月

株式会社ライフを吸収分割会社、ライフカード株式会社(現・連結子会社)を吸収分割承継会社とする吸収分割並びに当社を吸収合併存続会社、会社分割後の株式会社ライフ、株式会社シティズ、株式会社シティグリーン及び株式会社マルトーの4社を吸収合併消滅会社とする吸収合併を実施。

2013年4月

当社の100%子会社であるニュー・フロンティア・パートナーズ株式会社(現・連結子会社)が、当社及び三井住友信託銀行株式会社の所有するビジネクスト株式会社(現・連結子会社)の全株式を取得し、100%子会社化。

2014年12月

タイ王国に合弁会社AIRA & AIFUL Public Company Limited(現・連結子会社)を設立。

2016年4月

ニュー・フロンティア・パートナーズ株式会社が、AGキャピタル株式会社(現・連結子会社)に商号変更。

 

 

年月

概要

2020年6月

当社の子会社であるライフカード株式会社(現・連結子会社)が100%出資し、AGミライバライ株式会社を設立。

2020年7月

当社の子会社であるビジネクスト株式会社(現・連結子会社)が100%出資し、アイフルメディカルファイナンス株式会社(現・連結子会社)を設立。

2020年7月

ビジネクスト株式会社がアイフルビジネスファイナンス株式会社(現・連結子会社)に、アストライ債権回収株式会社がAG債権回収株式会社(現・連結子会社)に、ライフギャランティー株式会社がアイフルギャランティー株式会社(現・連結子会社)に、それぞれ商号変更。

2021年5月

アイフルメディカルファイナンス株式会社が、AGメディカル株式会社(現・連結子会社)に商号変更。

2022年1月

当社の子会社であるライフカード株式会社(現・連結子会社)が、子会社であるすみしんライフカード株式会社の株式を追加取得し、100%子会社化。

2022年4月

ライフカード株式会社(現・連結子会社)を存続会社、すみしんライフカード株式会社を消滅会社とする吸収合併を実施。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。

2022年7月

アイフルギャランティー株式会社が、AGギャランティー株式会社(現・連結子会社)に商号変更。

2023年1月

株式会社FPCの全株式を取得し、持分法適用非連結子会社化。

2023年2月

アイフルビジネスファイナンス株式会社が、AGビジネスサポート株式会社(現・連結子会社)に商号変更。

2024年1月

AGギャランティー株式会社を存続会社、AGミライバライ株式会社を消滅会社とする吸収合併を実施。同日、AGギャランティー株式会社は、AGペイメントサービス株式会社(現・連結子会社)に商号変更。

2024年4月

重要性が増したため、持分法適用非連結子会社であった株式会社FPC(現・連結子会社)を連結子会社化。

2024年6月

ビットキャッシュ株式会社(現・連結子会社)の全株式を取得し、連結子会社化。

2025年4月

SES事業拡大及び経営効率化を高めることを目的に、当社が保有する非連結子会社のSES事業3社(セブンシーズ株式会社・株式会社Liblock・株式会社セイロップ)の全株式を、非連結子会社である中間持株会社AGソリューションテクノロジー株式会社へ譲渡し、同社の配下に移行。

2025年5月

単独株式移転による持株会社設立を取締役会で決議。

2025年6月

定時株主総会において単独株式移転による持株会社設立について承認決議(予定)。

 

 

関係会社

 

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金
(百万円)

主要な事業
の内容

議決権の所有割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

ライフカード株式会社 (注)5

横浜市
青葉区

100

クレジット事業、
信用保証事業

100.00

・業務委託をしております。

・役員の兼任…7名

AGビジネスサポート株式会社 (注)2

東京都
港区

110

ローン事業

100.00

(100.00)

・当社より資金援助を受けております。

・債務保証をしております。

AG債権回収株式会社

滋賀県

草津市

600

債権管理
回収事業

100.00

・当社より資金援助を受けております。

AGキャピタル株式会社

(注)6

東京都
港区

10

ベンチャーキャピタル事業

100.00

・当社より資金援助を受けております。

・役員の兼任…1名

AGペイメントサービス株式会社

東京都

目黒区

110

クレジット事業

100.00

・当社より資金援助を受けております。

・役員の兼任…1名

AGメディカル株式会社 (注)2

東京都
港区

110

ローン事業

100.00

(100.00)

・当社より資金援助を受けております。

AIRA & AIFUL Public
Company Limited (注)3

タイ王国
バンコク

2,500百万

タイバーツ

ローン事業

49.75

・当社より資金援助を受けております。

・債務保証をしております。

株式会社FPC

広島県

福山市

263

少額短期保険業

100.00

・役員の兼任…1名

ビットキャッシュ株式会社

東京都

港区

450

電子マネー事業

100.00

・当社が資金援助を受けております。

・役員の兼任…2名

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

あんしん保証株式会社 (注)2,4

東京都

品川区

680

家賃債務

保証事業

39.07

(2.18)

・役員の兼任…2名

 

(注) 1.特定子会社に該当する会社はありません。

2.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。

3.持分は、100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため子会社としております。

4.有価証券報告書を提出しております。

5.ライフカード株式会社については、営業収益(連結会社相互間の営業収益の内部取引を除く)の連結営業収益に占める割合が10%を超えております。

 主要な損益情報等 ①営業収益     38,516百万円
         ②経常利益           682百万円
         ③当期純利益         772百万円
         ④純資産額       42,796百万円
         ⑤総資産額      228,409百万円

6.債務超過会社であり、2025年3月末時点で債務超過額は以下のとおりであります。

  AGキャピタル株式会社    236百万円