人的資本
OpenWork(社員クチコミ)-
社員数3,682名(単体) 11,661名(連結)
-
平均年齢42.9歳(単体)
-
平均勤続年数21.7年(単体)
-
平均年収7,533,063円(単体)
従業員の状況
5【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況
(2024年3月31日現在) |
運輸業 (人) |
流通業 (人) |
不動産業 (人) |
その他の事業 (人) |
全社 (人) |
計 (人) |
6,635(682) |
698(1,220) |
818(98) |
3,026(3,582) |
484(20) |
11,661(5,602) |
(注) 従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しています。
(2) 提出会社の状況
|
|
|
(2024年3月31日現在) |
従業員数(人) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(円) |
3,682 |
42.9 |
21.7 |
7,533,063 |
運輸業 (人) |
流通業 (人) |
不動産業 (人) |
その他の事業 (人) |
全社 (人) |
計 (人) |
2,998 |
- |
133 |
67 |
484 |
3,682 |
(注) 1 従業員数は就業人員です。
2 平均年間給与は、賞与および基準外賃金を含んでいます。
(3)労働組合の状況
労使間において、特記すべき事項はありません。なお、提出会社の労働組合の名称および組合員数は、次のとおりです。
(2024年3月31日現在) |
名称 |
組合員数(人) |
上部組織 |
小田急労働組合 |
3,203 |
日本労働組合総連合会・日本私鉄労働組合総連合会 |
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
① 提出会社
当事業年度 |
||||
管理職に占める 女性労働者の割合(%) (注1) |
男性労働者の 育児休業取得率(%) (注2) |
労働者の男女の賃金の差異(%)(注1) |
||
全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・有期労働者 |
||
5.4 |
92.0 |
63.3 |
77.4 |
71.2 |
(注)1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。
2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものです。
3 人事制度(給与・昇格等)において性別による差異はありません。また、深夜労働を伴う職種における女性の採用が2000年代以降に可能になったため、男性の平均勤続年数が比較的長くなっています。女性管理職比率の向上に関する取り組み等については、「第2 事業の状況」の「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (3) 人的資本・多様性」に記載しています。
② 連結子会社
当事業年度 |
|||||
名称 |
管理職に占める 女性労働者の割合 (%) (注1) |
男性労働者の 育児休業取得率 (%) (注2) |
労働者の男女の賃金の差異(%)(注1) |
||
全労働者 |
正規雇用 労働者 |
パート・ 有期労働者 |
|||
江ノ島電鉄㈱ |
0.0 |
120.0 |
34.7 |
79.8 |
112.3 |
㈱江ノ電バス |
0.0 |
50.0 |
44.1 |
76.0 |
74.4 |
小田急バス㈱ |
- |
77.8 |
76.3 |
83.8 |
76.2 |
立川バス㈱ |
3.8 |
- |
56.8 |
76.6 |
16.0 |
㈱東海バス |
- |
- |
63.6 |
63.4 |
93.3 |
小田急ハイウェイバス㈱ |
25.0 |
- |
- |
- |
- |
㈱小田急百貨店 |
10.9 |
0.0 |
44.1 |
69.2 |
68.9 |
小田急商事㈱ |
1.3 |
28.6 |
55.4 |
74.1 |
103.9 |
小田急不動産㈱ |
12.8 |
50.0 |
55.3 |
72.7 |
22.9 |
㈱小田急ハウジング |
4.5 |
※ |
- |
- |
- |
㈱小田急リゾーツ |
11.8 |
20.0 |
60.3 |
70.1 |
71.4 |
㈱ホテル小田急サザンタワー |
16.7 |
※ |
- |
- |
- |
UDS㈱ |
46.3 |
※ |
66.9 |
82.7 |
82.5 |
㈱小田急レストランシステム |
11.1 |
0.0 |
57.0 |
76.1 |
87.5 |
ジローレストランシステム㈱ |
- |
- |
40.5 |
76.7 |
85.9 |
㈱小田急エンジニアリング |
16.7 |
- |
- |
- |
- |
㈱小田急ビルサービス |
- |
71.4 |
55.3 |
78.1 |
62.7 |
㈱小田急エージェンシー |
- |
40.0 |
- |
- |
- |
(注)1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。
2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものです。
なお、「※」は育児休業等の対象となる男性労働者がいないことを示しています。
3 人事制度(給与・昇格等)において性別による差異はありません。
4 「-」および記載のない連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)および「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき選択公表をしていない、もしくは公表義務の対象ではないため、記載を省略しています。
③ 連結会社
当連結会計年度 |
||||
管理職に占める 女性労働者の割合(%) |
男性労働者の 育児休業取得率(%) |
労働者の男女の賃金の差異(%) |
||
全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・有期労働者 |
||
12.9 |
70.4 |
42.5 |
70.4 |
76.4 |
(注) 連結会社における各指標の数値は、提出会社および連結子会社を合計して算出したものです。
サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当報告書提出日現在において当社グループが判断したものです。
(1) サステナビリティ全般
当社グループは、経営理念を「お客さまの“かけがえのない時間(とき)”と“ゆたかなくらし”の実現に貢献します。」と定めています。環境や社会の持続性に配慮しながら継続的な企業成長を目指す「サステナビリティ経営の推進」はその根幹を成すものです。経営計画体系において、経営ビジョン「UPDATE 小田急」の上位概念となる不変の考え方として「サステナビリティ経営の推進」を位置付けることで、6つのマテリアリティ(重要テーマ)を経営の中心に据え、社会課題の解決を通じた持続可能な成長を実現していきます。
マテリアリティ |
|
1.安全・安心 |
・安全・安心を最優先した公共交通サービスの提供 ・誰もが安心して暮らせる社会の追求 |
2.まちづくり・地域社会 |
・職,住,商,学・遊、ウェルネスを兼ねそなえたまちづくりの実現 ・地域資源を活かしたまちの発展 |
3.日々のくらしと観光体験 |
・テクノロジーを活用したゆたかなライフスタイルの推進 ・その地域ならではの観光体験の提供 |
4.環境(カーボンニュートラル) |
・省エネ、再エネ、電動化、地域との連携による脱炭素社会の実現 ・「Beyond Waste」を目指した資源循環社会の実現 |
5.価値創造型人財の育成 |
・すべての社員が自分らしく働ける企業風土の醸成 ・持続可能な経営を実現するための人財育成 |
6.ガバナンス |
・すべてのステークホルダーの期待に応える最適なガバナンス体制の 実現 |
① ガバナンス
当社グループは、環境や社会の持続性に配慮しながら事業の継続・発展を実現するサステナビリティ経営をグループ全体で浸透・推進するとともに、お客さま・社会・市場・従業員等のさまざまなステークホルダーとの強固な信頼関係の構築を通じて企業価値の向上を実現します。
そして、サステナビリティ推進に関する施策の企画立案や推進等に関する事項の協議や推進指標の設定・進捗確認等を行う機関として、サステナビリティ担当執行役員が委員長を務めるサステナビリティ推進委員会を設置しています。取締役会および取締役社長は同委員会から報告を受け、目標に向けた進捗状況やリスク・機会等を監視し、必要により指示を出すことにしています。同委員会で協議した事項は、当社各部・室および当社グループ全体で共有・連携を図り、取り組みを推進します。
(サステナビリティ推進委員会体制図)
② 戦略、指標及び目標
外部環境の変化や当社グループの事業特性等を踏まえ、以下のようにリスク・機会を整理しています。
リスク |
機会 |
・少子高齢化による沿線人口・生産年齢人口の減少 ・自然災害による事業影響 ・物価の上昇や金利の上昇 ・適正な労働力確保に対する懸念 ・ライフスタイルの変化やデジタル化による 各事業の利用者減少 ・サイバー攻撃による情報漏洩や人権侵害等の 企業不祥事による社会的信頼の棄損 ・安全に対する信頼の棄損 |
・交通弱者の増加に伴う公共交通の利用ニーズ拡大 ・デジタルの活用によるリアルサービスの質的転換、 価値向上 ・地域の社会課題解決を通じた事業領域の拡大、 居住エリアの役割の多様化 ・サステナビリティ意識の高まり ・インバウンドの大幅な伸び
|
当社グループは日本屈指の観光地や中核都市を複数持ち、さまざまな需要回復の影響を大きく享受することが期待できるほか、一定の人口を持つ都市が集積する小田急沿線は、多様な地域特性を有するがゆえに数多くの社会課題が存在しており、これらをビジネスとして解決することで新しい事業機会につなげるとともに、個性を持ったまちの形成を通じて新たな価値を創出していきます。
なお、マテリアリティとして選定した各項目において向き合う主な社会課題は以下のとおりです。これらの社会課題を解決することを通じて、マテリアリティの実現、ひいてはサステナビリティ経営の推進につなげます。
③ リスク管理
地域価値創造型企業として地域に価値を提供し続けるために、環境変化を的確に捉え、社会課題を解決していくことが求められています。サステナビリティ推進委員会の事務局となる経営戦略部が主体となって、マテリアリティの進捗状況を確認し、その見直しを検討するなかで、各部・室、グループ会社と連携してリスク・機会に関する精査を行い、検討内容を同委員会で協議するとともに、必要に応じて取締役会・執行役員会および取締役社長に報告します。
(2) 気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)
当社グループでは気候変動問題を含む環境対応は重要な経営課題として位置づけ、2021年9月に「小田急グループ カーボンニュートラル2050※」を策定するとともに、TCFDへの賛同を表明しました。また、これらに基づきカーボンニュートラルへの取り組みを進めるとともに、当社グループの「TCFD提言に基づく情報」を取りまとめました。なお、リスクと機会については、運輸業と不動産業を対象として検討を行いました。今後もTCFD提言に基づく情報開示を進めるとともに、気候変動問題等の環境対応に積極的に取り組みます。
※ 当社ホームページ
https://www.odakyu.jp/sustainability/carbon-neutral/
① ガバナンス
当社グループでは、サステナビリティ担当執行役員が委員長を務めるサステナビリティ推進委員会を設置しています。その中で、環境長期目標を含めた行動指針「小田急グループ カーボンニュートラル2050」推進に関する事項の協議および気候関連のリスク・機会についての特定等を行っています。
また、取締役会および取締役社長は同委員会から報告を受け、目標に向けた進捗状況や気候関連のリスク・機会等を監視し、必要により指示を出すことにしています。同委員会で協議した事項は、当社各部・室および当社グループ全体で共有・連携を図り、取り組みを推進しています。
② 戦略
ア リスクと機会
当社グループにおいて運輸業と不動産業の重要なリスクおよび機会について検討した結果は次のとおりです。なお、気候変動がもたらすリスクは、TCFD提言に合わせて、低炭素社会への移行に伴うリスク(移行リスク、主に1.5℃シナリオ※1)と物理的な影響に伴うリスク(物理的リスク、主に4℃シナリオ※1)に分類し、検討しました。検討においては、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)、IEA(国際エネルギー機関)等のシナリオを参照しました。
イ リスク・機会への対応
当社グループでは、重要なリスク・機会に対し「小田急グループ カーボンニュートラル2050」とともに、以下の表のとおり対応しています。
|
対応策 |
移行リスク |
省エネ車両・設備の導入/新規物件への先進技術導入/EV・FCVバスの導入/再生可能エネルギーの導入 |
物理的リスク |
異常気象時における鉄道施設への安全対策/車両避難に備えた体制の確立/防災訓練の実施 |
機会 |
回生電力の更なる有効活用/グループ交通網の再エネ100%化等環境優位性のPR/シームレスかつ利便性の高いMaaSの推進/ウェイストマネジメント事業「WOOMS」の推進 |
③ リスク管理
「小田急グループ カーボンニュートラル2050」の実現に向けて、サステナビリティ担当執行役員が委員長を務めるサステナビリティ推進委員会においてCO2排出量を削減するための施策の計画・立案・進捗管理を四半期に1回程度行っています。また、戦略において特定した気候変動によるリスクと機会について、分析内容の更新や取り組みの進捗を同委員会で協議するとともに、必要に応じて取締役会・執行役員会および取締役社長に報告します。協議した事項は、当社各部・室および当社グループ全体で共有・連携を図っています。
なお、自然災害等発生したリスクに対しては、危機管理規則および事業継続計画(BCP)に基づき対応を行います。これらはリスクマネジメント担当執行役員が委員長を務めるリスクマネジメント委員会にて定期的に見直しを図り、レジリエンス強化に努めています。
④ 指標及び目標
「小田急グループ カーボンニュートラル2050」の中で環境長期目標を設定しています。
(3) 人的資本・多様性
① 戦略
<人財に関する基本的な考え方>
当社グループでは、経営ビジョンの実現に向けたマテリアリティの一つとして「価値創造型人財の育成」を選定しています。また、中期経営計画において、「人財の確保・定着」「“個”の多様性の発揮」「基盤の充実」の3つを人事戦略の重点課題と設定し、各種施策を推進しています。
価値創造型人財 小田急で働くすべての人が「UPDATE 小田急」につながる新しい価値を創造していく |
<大切にしたいこと>
・自分の仕事を通して地域に「価値」を生み出していくこと
・「価値」とは、お客さまや共に働く仲間たちの心を動かし、会社やビジネスパートナーの発展に寄与し、そして地域とともに自分自身の成長を生み出していくこと
多様かつ持続的に価値の総和が積みあがることで、
「UPDATE 小田急~地域価値創造型企業にむけて~」の実現につながっていく
<価値創造型人財の行動原理>
地域に新しい価値を生み出す人財とは?
1.「顧客とは?社会とは?」を自分ごととして問い続け、自ら学び続ける
2.顧客や社会にとっての価値を内部のみではなく、外部に積極的に発信して、共鳴、共感を得る
3.自前主義、委託主義を脱却し、最適なパートナーとともに、多様な視点から共創し、価値を創造していく
重点課題①人財の確保・定着 |
人財確保に向けて、初任給の引き上げをはじめとする処遇改善・福利厚生の充実や事業成長に必要な人財の積極採用を行っています。
・人財ポートフォリオの構築
グループの持続的な成長を実現しながら「地域価値創造型企業」を目指すために必要な事業領域ごとの人財像を明らかにしたうえで、育成や採用を通じて最適な人財ポートフォリオの実現を目指します。
・働きやすい環境づくり
当社では、多様な人財が仕事と家庭を両立しやすい環境を整えるために、法定を上回る内容でさまざまな両立支援制度を導入し、制度の理解・浸透・活用促進を進めています。
(主な両立支援制度)
育児 |
育児休業:最長で子が3歳に達するまで、最大6回に分割して取得可能 育児短時間勤務:小学校4年を終了するまで取得可能 配偶者出産休暇:5日間の有給休暇を付与 等 |
介護 |
被介護者1人につき、連続休業、指定日休業、短時間勤務を最大3年取得可能 等 |
治療 |
休務・休職制度 がん等の治療短時間勤務 等 |
啓発・ その他 |
監督者向けD&I・両立支援研修 育児者向けセミナー・介護者向けセミナー 妊活・産婦人科・小児科相談窓口の整備、情報発信 等 |
(2023年度の数値効果)
女性育児休業取得率 |
100.0% |
配偶者出産休暇取得率 |
93.3% |
年次有給休暇取得率 |
89.4% |
自己都合離職率 |
2.0% |
入社3年後定着率(新卒) |
94.0% |
・若年層支援
若年層を中心とした処遇改善のほか、入社後の独身寮でのフォロー体制や帰省交通費支援制度等の社会的・経済的な自立支援を行うなど、優秀な人財の獲得と定着に向けた取り組みを継続的に推進しています。
・健康経営の推進
当社では、社員や社員を支える家族が心身共に健康であることが個人の活力向上や組織の活性化を生み、企業の持続的な成長につながるものと考えることから、「健康管理から疾病を未然に防ぐための健康支援」に重点を置いた健康経営に積極的に取り組んでいます。
各健康経営施策を通じて、「アブセンティーイズム※1の低減」、「プレゼンティーイズム※2の低減」、「ワーク・エンゲージメントの向上」を実現し、安全で安定したサービスの提供につなげます。
※1 病欠
※2 職場に出勤しているが、何らかの健康問題によって業務の能率が落ちている状況
重点課題②“個”の多様性の発揮 |
・従業員のスキルアップ
当社では、資格・役割に応じた各種研修を計画的・体系的に実施しています。
また、事業運営上必要な資格の保有者を確保するとともに、自己啓発意欲を高め、従業員の能力開発に資することを目的として、「資格取得支援制度」を2012年度に制定しました。2023年度にはDX推進に向けてデジタル関連の対象資格を拡充するなど、社員へ学びの機会を提供しています。
(資格取得支援制度 対象資格数) (資格取得支援制度 申請数)
2012年度 |
2021年度 |
2023年度 |
|
2021年度 |
2022年度 |
2023年度 |
56資格 |
78資格 |
97資格 |
|
212件 |
168件 |
170件 |
・価値創造行動の加速
当社では、社員の挑戦を引き出す制度として、新規事業のアイデア公募制度や労働時間の20%を所属部署とは異なる社内プロジェクトに参画できる制度を構築し、社員の自主性に基づく挑戦を促進しています。
既に新規事業4件が事業化されるとともに、これまで本社社員の約15%(延べ人数)が社内プロジェクトに参加するなど、継続的に成果が出ています。
・女性活躍の推進
当社では、女性活躍推進に関する数値目標を設定し、その実現に向けて取り組んでいます。高い男性育児休業取得率および取得日数を実現しているほか、2021年4月に初の女性執行役員登用後、2023年4月には女性グループ会社社長就任、2024年6月には女性取締役登用など、今後も女性のキャリア促進に積極的に取り組みます。
(男性育児休業取得に関する実績・目標)
|
2022年度実績 |
2023年度実績 |
2030年度目標 |
男性育児休業取得率 |
73.8% |
92.0% |
100.0% |
男性育児休業取得日数(平均値) |
94.5日 |
84.5日 |
- |
(女性活躍に資する風土づくり施策)
プレママ面談 |
産休前に、休業中の過ごし方や復職後の働き方について考える目的で、本人・上司・人事部の三者で面談を実施しています。 |
育休者懇談会 復職セミナー |
スムーズな復職や仕事と育児の両立に向けて、育休者同士や先輩社員との交流等の機会を設けています。 |
女性活躍セミナー |
ライフイベントを経ても意欲的に働き続けることを目指し、セルフマネジメントを学ぶワークショップや各種啓発施策等を開催しています。 |
重点課題③基盤の充実 |
・社内コミュニケーションの強化
年度計画の策定を所属員全員参加型で行う「未来創造会議」をはじめとした社員同士の対話の機会を多く設けています。
管理職を中心にコーチング研修を実施し、上司のコミュニケーションスキルの向上を図っているほか、すべての社員を対象に上司と部下のキャリア対話の機会を年1回以上設けていきます。
・多様な人財の活躍推進
当社では、さまざまな特性を持つ社員一人ひとりが力を発揮し活躍できる職場環境づくりに努めています。2003年に特例子会社㈱ウェルハーツ小田急を設立し、障がい者の社会参加・自立をサポートしています。
(障がい者雇用率)
2024年3月末 3.7%
※ 法定雇用率 2.5%(2024年3月末現在)
※ 法定雇用率は段階的な引き上げが見込まれています(2026年7月に2.7%を予定)
・人権の尊重
小田急グループ人権方針を踏まえ、階層別研修において講義を行うなど、人権に関する教育機会の充実を図っています。
② 指標及び目標
(女性活躍推進に関する当社グループの実績・目標)
|
2023年度実績 |
2030年度目標 |
2050年度目標 |
女性従業員(正社員)比率 |
15.5% |
20.0% |
35.0% |
女性管理職比率 |
12.9% |
15.0% |
30.0% |
男性育児休業取得率 |
70.4% |
100.0% |
100.0% |
(注)男性育児休業取得率について、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものです。
(女性活躍推進に関する当社の実績・目標)
|
2023年度実績 |
2030年度目標 |
2050年度目標 |
女性従業員(正社員)比率 |
9.7% |
15.0% |
35.0% |
女性管理職比率 |
5.4% |
12.0% |
30.0% |
男性育児休業取得率 |
92.0% |
100.0% |
100.0% |
(注)男性育児休業取得率について、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものです。