人的資本
OpenWork(社員クチコミ)-
社員数1,108名(単体) 3,723名(連結)
-
平均年齢40.5歳(単体)
-
平均勤続年数16.2年(単体)
-
平均年収7,018,578円(単体)
-
平均年収の
対前年増減率3.7%(単体)
従業員の状況
人材戦略に関する基本方針等
(1)【人材戦略に関する基本方針等】
当社は、2031年の創業100周年に向け「テクノロジーと現場力で、お客様の未来を創造するロジスティクスパートナー」を目指しています。「人材こそが企業価値の源泉」と捉え、第9次中期経営計画にありますDX戦略の推進やグローバル物流事業の拡大に対応し、変化に柔軟で自律的に行動できる人材の育成・確保を推進します。さらに、多様なバックグラウンドを持つ人材を新卒・中途を問わず積極的に採用することで、組織の活性化とイノベーションの創出を図ります。これにより、労働生産性を高め、強靭な現場力を支えるバランスの取れた人材ポートフォリオを構築してまいります。
従業員の給与に関しては、職能資格や役割などに基づき決定します。昇給については、労働市場における賃金水準を参考としつつ、グループの業績や財務状況などの評価指標に基づき総合的に決定します。賞与は会社業績や個人の成果を反映して支給し、業績貢献への意欲を高めます。中長期的な視点で持続的成長に貢献した従業員が適切に報われる報酬体系を構築し、モチベーションの向上と優秀な人材の確保を図ります。
(2)【従業員の状況】
①連結会社の状況
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2026年3月31日現在 |
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セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
物流事業 |
2,544 |
|
構内作業及び機械荷役事業 |
822 |
|
報告セグメント計 |
3,366 |
|
その他 |
127 |
|
全社(共通) |
230 |
|
合計 |
3,723 |
(注)1.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であります。
2.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。
②提出会社の状況
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2026年3月31日現在 |
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従業員数(人) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(円) |
平均年間給与の 対前事業年度増減率 (%) |
|
|
1,108 |
(451) |
40.5 |
16.2 |
7,018,578 |
3.7 |
|
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
|
物流事業 |
947 |
(359) |
|
構内作業及び機械荷役事業 |
25 |
(39) |
|
報告セグメント計 |
972 |
(398) |
|
その他 |
27 |
(15) |
|
全社(共通) |
109 |
(38) |
|
合計 |
1,108 |
(451) |
(注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、当事業年度の平均人員を( )外数で記載しております。
2.平均年間給与は、基準外賃金及び賞与を含めています。
3.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。
③労働組合の状況
主な労働組合は、丸全昭和運輸労働組合・丸十運輸倉庫労働組合であり、会社と労働組合の間には特記すべき事項はなく、労使関係は安定しております。
④管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異
ア 提出会社
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当事業年度 |
補足説明 |
||||
|
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%) (注)1. |
男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2. |
労働者の男女の賃金の額の差異(%) (注)1. |
|||
|
全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・有期労働者 |
|||
|
4.9 |
75.0 |
74.7 |
78.9 |
74.7 |
労働者の男女の賃金の額の差異(%)は男性の賃金を100%とした際の女性の賃金を記載しております。 |
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
イ 連結子会社
国内連結子会社の内、常時雇用する労働者が101人以上の会社について、下記のとおり記載しております。
|
当事業年度 |
補足説明 |
|||||||
|
名称 |
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 (%) (注) |
男性労働者の育児休業取得率(%) (注) |
労働者の男女の賃金の額の差異(%) (注) |
|||||
|
全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・有期労働者 |
全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・有期労働者 |
|||
|
丸十運輸倉庫㈱ |
0.0 |
0.0 |
0.0 |
- |
73.0 |
76.1 |
90.5 |
労働者の男女の賃金の額の差異(%)は男性の賃金を100%とした際の女性の賃金を記載しております。 |
|
丸全トランスポート㈱ |
0.0 |
0.0 |
0.0 |
- |
54.0 |
50.5 |
78.8 |
〃 |
|
丸全流通サービス㈱ |
50.0 |
- |
- |
- |
88.5 |
85.3 |
76.8 |
〃 |
|
丸全茨城流通㈱ |
0.0 |
50.0 |
50.0 |
- |
71.4 |
72.5 |
56.7 |
〃 |
|
武州運輸倉庫㈱ |
20.0 |
0.0 |
0.0 |
- |
34.7 |
78.1 |
20.7 |
〃 |
|
丸全関西流通㈱ |
0.0 |
0.0 |
0.0 |
- |
68.8 |
80.3 |
54.8 |
〃 |
|
丸全中部流通㈱ |
0.0 |
- |
- |
- |
68.0 |
86.4 |
59.1 |
〃 |
|
丸全電産 ロジステック㈱ |
6.7 |
- |
- |
- |
74.9 |
77.4 |
54.0 |
〃 |
(注)「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループのサステナビリティに関する考え方および取り組みは、次のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)ガバナンス
当社では、気候関連リスクを業務執行上の重要な経営課題と認識し、代表取締役社長を議長とするCSR推進会議にて気候関連リスクに対応すべき事項につき、検討・協議を行い、定期的および必要に応じて取締役会へ報告しております。
CSR推進会議は、当社グループのCSR推進体制を維持管理するため、取締役会の直轄組織として設置されているものであり、CSR基本方針1の策定、同方針に基づく各種委員会の統括、その他CSRに関する課題の取組みを実施しています。同会議の事務局は、経営企画部内のサステナビリティ推進課に設置しています。
サステナビリティ推進課は、2023年4月に従来のCSR推進課より名称変更された組織であり、気候関連リスクをはじめとする各種サステナビリティを巡る課題への対応(リスク、機会)を主体的に行うとともに、CSR推進会議の事務局及び日常的なCSR推進活動の管理を行っています。
(気候関連リスクのガバナンス体制)
(CSR推進会議)
|
議長 |
代表取締役社長 |
|
メンバー |
役付執行役員 |
|
開催頻度 |
年4回及び必要に応じて |
|
事務局 |
経営企画部サステナビリティ推進課 |
(取締役会による監督体制)
CSR推進会議は、取締役会の直轄組織となっており、適宜、同会議より気候関連リスクにかかる報告を受けております。
(2)戦略
当社では、気候関連にかかるリスクおよび機会として検討すべき要因について、1.5℃シナリオ/2℃未満シナリオ2および4℃シナリオ3に基づき、想定される影響、対応策の検討を行っております。なお、影響にかかる期間の定義は下記となります。
|
分類 |
期間の目安 |
|
短期 |
2~3年後 |
|
中期 |
~2030年度4 |
|
長期 |
2030年度~ |
シナリオ分析においては、主に下記を参照しております。また、現状は定性分析に留まっておりますが、今後、事業インパクト評価等含めた定量分析も検討してまいります。
|
シナリオ |
参照シナリオ |
|
1.5℃シナリオ/2℃未満シナリオ |
IEA/Net Zero Emissions by 2050 Scenario IPCC/RCP2.6 等 |
|
4℃シナリオ |
IPCC/RCP8.5 等 |
①リスクと機会
|
区分 |
種類 |
要因 |
想定される影響 |
期間 |
|
移行リスク <1.5℃シナリオ/2℃未満シナリオ> |
政策・ 法規制 |
カーボンプライシングの導入 |
炭素税や排出権取引制度により、コスト増が見込まれ、価格転嫁が難しければ、利益率の低下に繋がる。 |
短中期 |
|
環境規制の強化 |
リサイクルや廃棄物規制の強化 |
短中期 |
||
|
CO2排出量の抑制(EV化の促進) |
ガソリン車の使用禁止に伴う車両入替コストの発生 |
中長期 |
||
|
技術 |
再生可能エネルギーの普及 |
光熱費等の増加 |
短中期 |
|
|
脱炭素燃料の普及 |
燃料コストの増加 |
短中期 |
||
|
市場 |
脱炭素を意識したトラック配送需要の低下 |
収益の低下 |
中長期 |
|
|
顧客における運送事業者の選別が進む(GHG排出基準等) |
シェアの低下 |
中期 |
||
|
脱炭素促進に伴うエネルギーコストの増加 |
燃料コストの増加 |
短中期 |
||
|
評判 |
ESG投資の増加 |
市場調達コストの増加 |
中長期 |
|
|
環境への関心の高いZ世代が主要労働力となる |
人材獲得が困難/採用コストの増加 |
中長期 |
||
|
物理リスク <4℃シナリオ> |
急性 |
自然災害/異常気象の規模・頻度の増加 |
本業の営業停止に伴う減収 |
短中期 |
|
拠点の罹災に伴う修繕・移転コストの増加 |
短中期 |
|||
|
従業員が被災するリスク |
短中期 |
|||
|
リスクが高い地域の拠点(資産)に対する保険料の増加 |
短中期 |
|||
|
慢性 |
降水/気象パターンの変化・ボラティリティの増加 |
本業の営業停止に伴う減収 |
中長期 |
|
|
拠点の物理的増強に伴うコストの増加 |
中長期 |
|||
|
平均気温の上昇 |
従業員の健康面等への悪影響(離職、生産性の低下) |
中長期 |
||
|
空調設備新設・更新等に伴うコストの増加 |
中長期 |
|||
|
海水面の上昇 |
沿岸部の拠点が罹災し、稼働停止となるリスク |
中長期 |
||
|
リスク増大地域における保険料の増加又は保険が付与できないリスク |
中長期 |
|
区分 |
種類 |
要因 |
想定される影響 |
期間 |
|
機会 |
資源効率性 |
共同輸送システム |
輸送効率向上に伴うコストの削減 |
短中期 |
|
省エネ |
原価の低減可能性 |
短中期 |
||
|
エネルギー源 |
新エネルギーの活用 |
EV等の技術進歩/エネルギー源の多様化によるコストの減少 |
短中期 |
|
|
製品/ サービス |
顧客の「脱炭素」選考 |
グリーン物流推進によるシェアの拡大 |
中長期 |
|
|
輸送手段多様化 |
収益機会の拡大 |
中長期 |
||
|
市場 |
SDGsに関するビジネスの拡大 |
再生可能エネルギー・新エネルギー/リバースロジスティクスへの取組による収益機会の拡大 |
短中期 |
|
|
調達手段の拡大 |
グリーンボンド(ローン)、サステナビリティボンド(ローン)等の調達市場の拡大 |
短中期 |
||
|
レジリエンス |
強靭な物流システム(ハード・ソフト)の維持 |
顧客の信頼確保、市場価値の向上 |
中長期 |
②対応策
|
区分 |
項目 |
対応策 |
|
移行リスク |
カーボンプライシングの導入 |
EVシフト、自然エネルギー由来の電力への切替 |
|
CO2排出量の抑制(EV化の促進) |
||
|
再生可能エネルギーの普及 |
||
|
脱炭素燃料の普及 |
||
|
脱炭素を意識したトラック配送需要の低下 |
||
|
顧客における運送事業者の選別が進む (GHG排出基準等) |
||
|
脱炭素促進に伴うエネルギーコストの増加 |
||
|
環境規制の強化 |
リサイクルの推進、廃棄物処理に関する管理の強化 |
|
|
ESG投資の増加 |
ESG関連指標の開示強化及び質の改善・向上 |
|
|
環境への関心の高いZ世代が主要労働力となる |
||
|
物理リスク |
自然災害/異常気象の規模・頻度の増加 |
BCPの維持・更新 |
|
降水/気象パターンの変化・ボラティリティの増加 |
||
|
海水面の上昇 |
||
|
平均気温の上昇 |
健康管理経営の推進、適切な設備(更新)の実施 |
|
|
機会 |
共同輸送システム |
パートナー企業との共同プラットフォームの策定 |
|
強靭な物流システム(ハード・ソフト)の維持 |
||
|
省エネ |
モーダルシフトの推進 |
|
|
輸送手段多様化 |
||
|
新エネルギーの活用 |
蓄電池他新エネルギー分野の物流推進 |
|
|
顧客の「脱炭素」選考 |
CO2排出量(荷主からみたスコープ3)の可視化 |
|
|
SDGsに関するビジネスの拡大 |
蓄電池他新エネルギー分野の物流推進、 CO2排出量(荷主からみたスコープ3)の可視化 |
|
|
調達手段の拡大 |
外部評価(ESG関連)の向上 |
(3)リスク管理
①気候関連リスクの識別・評価プロセス
気候関連リスクについては、経営企画部サステナビリティ推進課にて収集したデータを基に、リスク管理委員会にて識別・評価を実施、CSR推進会議にてその適切性を確認しています。また、その結果を取締役会へ報告しています。
②気候関連リスクの管理プロセス
③企業全体のリスク管理への統合
当社を取り巻く業務執行上のリスクに対する基本的な方針および管理体制は取締役会にて承認された「リスク管理規程」に定められています。リスク管理委員会は、各部支店・各グループ会社からの報告内容を評価し、全社リスク把握を行った上で、CSR推進会議へ報告しています。CSR推進会議は、気候関連リスクを含む統合したリスク管理活動状況を把握した上で、取締役会へ報告しています。取締役会は、CSR推進会議より定期的および必要に応じてリスク管理活動の報告を受けることにより、リスク管理基本方針に沿ってリスク管理活動が適正に実施されていることを確認・監督しています。
(4)指標及び目標
①当社は、気候関連にかかるリスクおよび機会を評価・管理する際の指標として、下記のとおり中長期的なCO2排出量5の削減目標を掲げます。
|
~2030年度 |
対2018年度比50%削減 |
|
~2050年度 |
実質排出量ゼロ |
②今後、グループ全体でのスコープ1、2、3のCO2排出量の把握に努めていくとともに、グループ全体およびスコープ3含むCO2排出量の削減目標の検討を進めます。
③CO2排出量6(提出会社)(単位:t-CO2)
|
|
2020年度 |
2021年度 |
2022年度 |
2023年度 |
2024年度 |
2025年度 |
|
スコープ1 |
5,633 |
5,796 |
5,405 |
4,773 |
4,452 |
3,816 |
|
スコープ2 |
8,873 |
9,528 |
9,290 |
9,200 |
8,343 |
8,424 |
|
計 |
14,506 |
15,324 |
14,695 |
13,974 |
12,796 |
12,240 |
④参考:CO2排出量(国内グループ計)(単位:t-CO2)
|
|
2020年度 |
2021年度 |
2022年度 |
2023年度 |
2024年度 |
2025年度 |
|
スコープ1 |
- |
- |
- |
29,974 |
30,589 |
28,368 |
|
スコープ2 |
- |
- |
- |
14,537 |
13,485 |
13,871 |
|
計 |
- |
- |
- |
44,511 |
44,075 |
42,239 |
(注)1.算出範囲の変更により2024年度の数値を修正しております。
なお、本修正による影響は軽微であると判断しております。
2.当社グループでは、CO2排出量に関する暫定的な算定結果を記載しております。
最終的な数値は、2026年8月を目途に確定予定であり、それに基づき変更が生じる可能性があります。
(CO2排出量の推移(提出会社))
(スコープ1、2の排出シェア(提出会社/直近年度))
(売上1億円当たりのCO2排出量の推移(提出会社))
1丸全昭和運輸グループは、物流が公益に深くかかわる事業であることを自覚し、豊かで持続可能な社会の実現のために、透明性と健全性の高い経営を通して、あらゆるステークホルダーに対し企業としての社会的責任を果たします。
2パリ協定で示された世界の平均気温の上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力をするという目標に基づくもの
3現時点を超える政策的な緩和策を取らない場合、世界の平均気温の上昇が今後100年で4℃上昇するというもの
4政府の地球温暖化対策計画の削減目標設定年度
5提出会社のスコープ1および2、スコープ2については、ロケーション基準での算定
6提出会社のみ
(5)人材の育成及び社内環境整備に関する方針及び指標
当社では来たる2031年に迎える創業100周年に向けての長期ビジョンの中で当社の目指す姿を「テクノロジーと現場力で、お客様の未来を創造するロジスティクスパートナー」としています。
2025年度から始まった第9次中期経営計画における成長ターゲットとして、今後の成長が予想される業界・分野にフォーカスを当てた3PLサービスの更なる高度化や物流プラットフォームによる新サービスの提供により事業拡大を図る事を重点施策としております。事業拡大のためには企業基盤の更なる強化は必須事項でありDXの推進や当社グループ組織体制の強化、SDGsへの取り組み等を通じて来たるべき創業100周年に向けた人的資本投資を推進します。
① 女性活躍推進
物流業界においても女性の活躍は重要な経営戦略だと考えます。物流業界は体力を必要とする業務が多いイメージがあり、時間が不規則になりがち等の理由や依然として家事育児の負担を女性が多く担う傾向があるなどの理由により働き方との両立が難しく、男性中心の職場になってしまっている現状があります。総務省が発表している労働力調査でも女性従業員比率は建設業などと並んで少ないと言う結果が報告されていますが、最近は女性活躍を重要課題と位置付けている会社も多くなりつつあります。
当社では2026年4月に初めて女性を部門長に登用しました。2025年度末時点での女性管理職人数は10人(管理職全体の4.9%)であり、引き続き女性管理職を一定数登用し続けることにより管理職全体に占める女性管理職の割合を5%以上にする事を目指します。女性管理職を増やすためには全従業員に占める女性従業員数も増加させる必要があります。2025年度末時点で全従業員に占める女性の割合は11.2%ですが、2027年度までに12.5%に増加させる事を目指します。当社でも職場環境や働き方に関する整備を進め、女性が活躍できる職場を増やすことに取組んでいます。
② 中途採用
近年の出生率低下は将来の就労可能人員減少を意味しており、将来に亘って全国的な人員不足に陥る事は明らかであります。当社としても人員不足に陥らないように、更に5年後の創業100周年に向けた業績目標必達のためにも人員確保は重要です。現場事業所の即戦力として主に第二新卒と言われる若手社会人採用に注力してきましたが、今後は管理監督的立場に立てる人材の確保、DX人材やグローバル人材の確保も積極的に進めて行きます。
2025年度には第二新卒を中心に15名の採用実績を挙げましたが、新卒採用に加えて社会人採用比率も高めていく計画です。
③ 多様な働き方
全ての従業員が働きやすいと感じられる職場を形成していくために育児・介護・治療などと仕事との両立支援に資する制度設計や教育支援を実施する計画です。また、障害者雇用率の向上やカムバック入社の拡大、男性従業員の育児休業取得等を通じて多様な働き方が出来る職場づくりを進めます。
障害者雇用率について2025年度は1.66%と法定雇用率を下回りました。引き続き、法定雇用率を達成するように取り組んでいきます。
育児休業について2022年度から男性の育児休業取得を推進しています。当社の男性社員で2025年度に育児休業を取得したのは対象者20人中15人(75.0%)でしたが2026年度も引き続き制度の趣旨について教育宣伝を行い対象者の育児休業取得80%を目標とします。
④ 健康経営について
グループ全体の業務効率化や働き方改革を推進し、従業員が心身ともに健康で、いきいきと働くことができる環境を整備することは、企業基盤の強化を図るうえで欠かせない施策であると考えています。
上記の観点から、当社では健康経営を重要な経営課題として位置づけ、健康経営優良法人の認定取得を目指して取り組みを進め、2022年度に初めて認定されて以来、継続的に健康経営優良法人の認定を取得しています。具体的な取り組みとしては、法定健康診断の受診を通じた健康の維持増進に加え、メンタルヘルス対策、禁煙支援、食事や運動などの生活習慣の改善、働き方改革の推進などを実施しています。これらの活動を通じて、働きやすく働きがいのある職場環境づくりを継続的に推進し、従業員のワークエンゲージメントを高めるとともに、離職防止や当社グループへの帰属意識の向上につなげています。
また、こうした取り組み状況を示す指標として、2025年度の法定健康診断受診率は100%、ストレスチェックの受検率は99.6%となりました。2026年度も、法定健康診断受診率及びストレスチェック受検率はいずれも100%を目標とし、従業員の健康維持増進及びメンタルヘルス不調の未然防止に取り組みます。これらを含む健康経営施策を総合的に推進し、2026年度も引き続き健康経営優良法人の認定取得を目指します。
⑤ 人材の育成
当社は、企業価値の源泉を「人」と捉え、従業員一人ひとりの成長こそが組織力強化と企業価値向上に直結すると考えています。従来からの階層別教育に加え、2022年4月の川崎研修センター「創生館」開設以来、従業員がより能動的に学び、能力を最大限に引き出せる機会と環境の提供に注力しています。
その中核を担う企業内大学「Maruzen Logistics College」では、キャリア開発を主眼とした階層別研修や、階層・職歴に捉われない物流専門知識を習得するためのテーマ別研修、さらには従業員が自ら希望して参加する公募型研修の講座を充実させています。当社は特に、プロフェッショナル人材の輩出を目指し、専門資格取得支援を強化しており、その結果として専門資格取得者数が着実に増加しています。
これは、教育の質向上による社員のキャリア自律が進んだこと、効率的な学習により従業員個々の専門スキルと現場力が向上、顧客課題解決能力の強化に繋がっていることを示しています。今後も、こうした人材育成への投資を通じて組織力を一層強化し、持続的な企業価値向上に取り組んでまいります。
イ.DX人材の育成
当社は第8次中期経営計画以降、当社独自のアセット型3PLを発展させたLLPサービス「丸全版先進的物流ソリューション MALоS(マロス)」の開発に注力しています。LLPサービスでは、デジタルトランスフォーメーション(DX)を取り入れた先進的物流ソリューションの提供で、より高度なDX技術を用いて荷主のニーズの先を行く物流の提案を行ってまいります。そのために、物流知識を持ち高度なDX技術を理解した者で荷主にサービスの提案が可能な人材の育成に努めます。
ロ.グローバル社員の育成
積極的な海外展開を図るため既存・新規を含めた海外拠点に継続的にグローバル人材を供給していく必要があります。
また、国内事業においてもグローバルな視点を持った人材を配置する事は業容拡大のために必須だと考えます。
そのため、当社独自の海外研修制度等を活用した海外拠点マネジメントの中核を担える人材の育成と、海外経験を活かし積極的に営業展開できるグローバル人材の育成に努めます。
ハ.グループ社員の育成
当社グループ全体の企業価値向上のため、当社とグループ各社が連携し、従業員教育の強化を推進しています。当社企業内大学「Maruzen Logistics College」で培った教育ノウハウや研修コンテンツをグループ全体に展開することで、グループ各社の従業員のスキル・知識レベルを高次元で平準化し、アセット型3PLの事業運営をより円滑にしています。これにより、グループ全体の経営目標の浸透とグループ間連携の強化を図るとともに、各社の競争力向上にも貢献しています。また、グループ合同の階層別研修や公募型研修を通して、グループ従業員相互のコミュニケーションを活性化し、グループ一体感の醸成にも努めています。