ストーリー・沿革
サマリ
ピーエス・コンストラクションは、国内初のPCマクラギとPC橋に始まり、プレストレストコンクリート技術で新幹線や高速道路、津波避難施設などの社会資本をつくってきた企業です。いまは高速道路リニューアルや橋梁メンテナンス、PC建築・リニューアルを軸に、THE GREEN VISIONやカーボンニュートラル、DX、人財育成を組み合わせ、「人財と技術力」を磨き続けることで、インフラの長寿命化と安全・安心な地域づくりに挑んでいます。
過去
現在
未来
目指す経営指標
・中期経営計画2025(2025~2027)の定量目標として、2027年度までに売上高1,500億円、売上利益233億円、純利益70億円を目指す
・財務・資本戦略として、ROE10.0%以上、PBR1.0倍以上、PER10倍以上、配当性向60%以上、自己資本比率40~50%、DEレシオ0.5倍以下を継続的な目標とする
・環境分野では、THE GREEN VISIONに基づき、2030年度に向けてScope1+2のGHG排出量を2022年度比42%削減、Scope3を25%削減し、2050年にカーボンニュートラルの達成を掲げる
トップメッセージの要約
サステナビリティ経営の実践
THE GREEN VISION
インパクトのある取り組み
変革
用語解説
あらかじめ鋼材で「引っぱり力」を与えた状態で固めたコンクリート構造です。ひび割れが入りにくく、長い橋や高架橋などでもたわみにくく、耐久性の高いインフラをつくるための基盤技術としてピーエス三菱が得意としてきた工法です。
■PCマクラギ
プレストレストコンクリート(PC)でつくった鉄道用まくらぎ(枕木)のことです。木製まくらぎに比べて耐久性が高く、線路のゆがみを抑えやすいことから、戦後の鉄道インフラ復旧・高度化の中で同社が量産技術を確立してきた代表的製品です。
■PC橋
主な構造部分にプレストレストコンクリートを用いた橋の総称です。長いスパンを飛ばしやすく、耐震性・耐久性に優れ、メンテナンス周期も延ばしやすいため、新幹線や高速道路、本州四国連絡橋など大規模インフラで多く採用されています。
■PC土木
橋梁や高架橋、トンネル覆工、橋脚など、土木分野でプレストレストコンクリート技術を使う工事全般を指す社内の呼び方です。ピーエス三菱では、新設のPC橋梁だけでなく、高速道路リニューアルや橋梁補修といった大規模更新・修繕も含めた中核事業となっています。
■PC非橋梁
橋以外のプレストレストコンクリート構造物をまとめた事業カテゴリーです。高架構造や擁壁、大規模建築の構造部材などが対象で、橋梁メンテナンスに次ぐ成長分野として位置づけられています。
■PC建築
柱・梁・床などの主要部材にPC部材を用いる建築のことです。工場で製作した部材を現場で組み立てることで、大空間や高層建築でも高い耐震性を確保しつつ、工期短縮や品質の均一化を図れる点が特徴で、病院・学校・体育館・津波避難施設などに多く採用されています。
■PCa部材
「Precast(プレキャスト)」の略で、工場であらかじめ製造したコンクリート部材を指します。現場での生コン打設を減らし、品質を安定させながら、組み立て作業中心で建物や構造物をつくるための同社の主要な建材です。
■PCaPC外付けフレーム
建物の外側にPCaPC(プレキャストのPC)でつくった頑丈な枠を取り付け、建物の耐震性を高める補強工法です。既存建物の内側の利用を極力止めずに外側から補強できるため、庁舎や学校、津波避難施設など、使いながら耐震性能を引き上げたい建物で活用されています。
■PCaPC工法
工場で製造したPCaPC部材を現場に運び、組み立てることで構造体をつくる建設工法です。現場の型枠・配筋作業を減らし、作業の省力化と安全性向上を図れるため、人手不足や働き方改革に対応した工法として、同社が普及を進めています。
■PCゼネコン
プレストレストコンクリート構造に強みを持つゼネコン(総合建設会社)という自社ポジションを表す呼び方です。土木・建築の両方でPC技術を軸に設計から施工まで一貫して手がける点を示しており、一般的なゼネコンとの違いを打ち出す際に用いられます。
■半断面床版取替工法
高速道路の橋の床版(路面を支える板)を、車線をすべて止めるのではなく「半分ずつ」取り替える工法です。専用の施工機械と組み合わせることで、常に一定の車線を確保しながら工事を進められるため、交通への影響を抑えつつ老朽化した床版を更新できる同社独自の強みの一つです。
■床版架設機(低空頭タイプ床版架設機など)
橋の床版を吊り上げて据え付けるための専用機械です。特に低空頭タイプは、上に余裕のない高架下などでも安全にPC床版を架設できるよう設計されたもので、高速道路リニューアル工事における施工安全性と工期短縮に貢献する装置として活用されています。
■THE GREEN VISION
ピーエス三菱が中期経営計画の中で掲げる環境ビジョンの名称です。「脱炭素社会」「循環型社会」「自然共生社会」の3つを軸に、カーボンニュートラルの推進や低炭素材料の活用、グリーン電力の導入などを体系的に進めるための長期的な方向性を示しています。
■人財と技術力
同社が企業価値の源泉として繰り返し強調しているキーワードで、「人材」をあえて「人財」と表記し、社員一人ひとりとその技能・経験を「財産」ととらえる姿勢を表しています。個々のエンジニアの挑戦心や現場力と、PC技術をはじめとする高度な技術力の掛け合わせこそが、社会インフラに貢献するための核であるという考え方を示す言葉です。
■サステナビリティ経営の実践
財務面だけでなく、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)の取り組みを事業戦略と結びつけ、長期の企業価値向上につなげようとする同社の経営方針を指します。7つの部会による全社的な活動やTHE GREEN VISION、人財・労働安全への投資などを通じて、インフラの安全・安心と企業の成長を両立させようとする姿勢を表す用語です。
沿革
2【沿革】
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1952年3月 |
東日本重工業株式会社(現三菱重工業株式会社)が数年に亘り試作、研究を行なってきたプレストレスト・コンクリート製品の製造を本格的に企業化するため、同社七尾造船所の諸施設及び従業員を引継ぎ同社の現物出資40,000千円とその他より10,000千円の現金出資を得てピー・エス・コンクリート株式会社を設立し、東京都千代田区に本社、石川県七尾市に七尾工場設置 |
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1962年6月 |
東京証券取引所市場第二部に当社株式を上場 |
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1980年10月 |
建設用資機材の製造・販売を目的とする関係会社、株式会社秦野製作所を設立 |
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1984年10月 |
損害保険代理業の関係会社、有限会社大菱(1994年株式会社大菱に組織変更)を設立 |
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1987年7月 |
土木建築構造物の設計、施工管理及び工事の請負を目的とする関係会社、新栄エンジニアリング株式会社を設立 |
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1989年11月 |
インドネシア共和国にコンクリート二次製品の製造販売を目的とする関係会社、PT.Komponindo Betonjayaを設立 |
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1991年4月 |
不動産の所有賃貸業を目的とする銭函土地有限会社を買収 |
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1991年8月 |
土木建築構造物の維持・補修を目的とする関係会社、株式会社ニューテックを設立 |
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1991年10月 |
社名をピー・エス・コンクリート株式会社から株式会社ピー・エスに変更 |
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1996年9月 |
東京証券取引所市場第一部に当社株式を上場 |
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1999年10月 |
土木建設用機器の運用管理等を目的とする関係会社、株式会社ピーエス機工を設立 |
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2002年10月 |
三菱建設株式会社と合併、社名を株式会社ピー・エスから株式会社ピーエス三菱に変更 |
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2002年12月 |
本社・東京土木支店及び東京建築支店を東京都中央区銀座に移転 |
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2003年1月 |
関係会社である銭函土地有限会社と合併 |
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2003年4月 |
関係会社である菱建商事株式会社は同社を存続会社として関係会社である株式会社大菱と合併 |
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2004年7月 |
ベトナム社会主義共和国にコンクリート二次製品の製造販売を目的とする関係会社、VINA- PSMC PRECAST CONCRETE JOINT VENTURE COMPANY(現VINA-PSMC Precast Concrete Company Limited)を設立 |
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2006年12月 |
本社・東京土木支店及び東京建築支店を東京都中央区晴海に移転 |
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2007年10月 |
北上、茨城、滋賀、兵庫、水島他1工場において営むPC(プレストレスト・コンクリート)製品の製造・販売等事業を分社化し、新設したピー・エス・コンクリート株式会社に承継 |
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2007年10月 |
関係会社である株式会社ニューテックは同社を存続会社として関係会社である康和建設株式会社、新栄エンジニアリング株式会社と合併、社名を株式会社ニューテック康和に変更 |
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2008年4月 |
関係会社である株式会社ピーエス機工は同社を存続会社として関係会社である株式会社秦野製作所と合併、社名を株式会社ピーエスケーに変更 |
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2012年5月 |
インドネシア共和国にコンクリート二次製品の製造販売を目的とする関係会社、PT.Wijaya Karya Komponen Betonを設立 |
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2016年8月 |
関係会社である株式会社ニューテック康和が、土木建築工事の請負等を目的とする関係会社、株式会社亀田組を子会社化 |
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2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
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2023年7月 |
本社・東京土木支店及び東京建築支店を東京都港区東新橋に移転 |
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2023年12月 |
大成建設株式会社が当社株式の50.2%を取得し、当社の親会社となる |
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2024年2月 |
関係会社である株式会社ピーエスケーが、PC工事向けコンクリート二次製品用鋼製型枠及び架設機材の設計・製作を目的とする、株式会社東葉製作所を子会社化 |
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2024年7月 |
社名を株式会社ピーエス三菱からピーエス・コンストラクション株式会社に変更 |
(注)2026年4月1日付で、当社はピー・エス・コンクリート株式会社を吸収合併しております。
関係会社
4【関係会社の状況】
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名称 |
住所 |
資本金 |
主要な事業の内容 |
議決権の所有割合又は被所有割合(%) |
関係内容 |
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(親会社) |
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大成建設株式会社 (注)2 |
東京都 新宿区 |
122,742 |
建設事業等 |
被所有 50.2 |
同社の執行役員が当社の役員を兼任しております。 建設工事の請負等をしております。 |
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(連結子会社) |
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株式会社ニューテック康和 |
東京都 北区 |
90 |
関係会社事業 (工事請負) |
100 |
役員を派遣しております。 補修工事及び舗装工事を発注しております。 |
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株式会社ピーエスケー |
東京都 中央区 |
90 |
関係会社事業 (機器賃貸・資材販売) |
100 |
役員を派遣しております。 資材等を仕入れております。 土木建築用機材を賃借しております。 設備及び土地の賃貸を行っております。 |
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PT.Komponindo Betonjaya |
インドネシア ジャカルタ |
百万 ルピア 17,830 |
関係会社事業 (製造販売) |
99.9 |
役員を派遣しております。 |
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菱建商事株式会社 |
東京都 北区 |
50 |
関係会社事業 (損害保険代理・不動産管理等) |
100 |
役員を派遣しております。 建築工事を発注しております。 材料等を仕入れております。 |
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菱建基礎株式会社 |
東京都 豊島区 |
50 |
関係会社事業 (工事請負) |
100 |
役員を派遣しております。 基礎工事を発注しております。 設備及び土地の賃貸を行っております。 |
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ピー・エス・コンクリート株式会社(注)3 |
東京都 千代田区 |
90 |
関係会社事業 (製造販売) |
100 |
役員を派遣しております。 コンクリート製品を仕入れております。 設備及び土地の賃貸を行っております。 |
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株式会社亀田組 (注)4 |
大阪府 大阪市 |
40 |
関係会社事業 (工事請負) |
100 (100) |
役員を派遣しております。 土木工事を発注しております。 |
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(持分法適用関連会社) |
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VINA-PSMC Precast Concrete Company Limited |
ベトナム |
千 USドル 2,580 |
関係会社事業 (製造販売) |
30 |
役員を派遣しております。 コンクリート製品を仕入れております。 |
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PT.Wijaya Karya Komponen Beton |
インドネシア ジャカルタ |
百万 ルピア 93,500 |
関係会社事業 (製造販売) |
49 |
役員を派遣しております。 技術指導を行っております。 |
(注)1.連結子会社及び持分法適用関連会社の「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。
2.有価証券報告書を提出しております。
3.当社は2026年4月1日付でピー・エス・コンクリート株式会社を吸収合併しております。
4.議決権の所有割合の( )内は間接所有割合で内数であります。