2025.11.10更新

コーポレートストーリー

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

三菱電機は、100年超のものづくり基盤(電動機・変圧器・FA機器・パワー半導体など)にデジタル基盤「Serendie」を掛け合わせ、現場データを循環させて新たなサービスと価値を創出することに挑戦。オペレーショナルから「イノベーティブカンパニー」への変革を掲げ、カーボンニュートラルや安全・安心といった社会課題の解決を事業成長の軸に据えています。

目指す経営指標

2025年度目標:連結売上高 5.0〜5.4兆円、営業利益率 8.0%以上、ROE 9.0%(中長期で10%を継続達成目標)、ジェネレーション・キャッシュ 3.1〜3.3兆円/5年。

Serendie関連事業(2030年目標):売上高1.1兆円、営業利益率23%。

気候関連(中長期目標):2030年に工場・オフィスのScope1・2実質ゼロ、2050年にバリューチェーン全体の温室効果ガス実質ゼロ。2025年までに2013年度比53%以上削減(Scope1・2)、2030年までに2018年度比30%以上削減(Scope3)。

専門用語

■Serendie
三菱電機が掲げるデジタル基盤/事業コンセプトで、社内外の現場に散らばるデータと知見を“出会わせて循環”させ、新しいサービスや価値を継続的に生み出す仕組みを指します。

■イノベーティブカンパニー
「既存業務の最適運用」に偏る状態から脱し、リスクを取ってでも新しい価値創出に挑む企業像として三菱電機が自ら掲げる変革の方向性を指します。

■オペレーショナルカンパニー
効率や安定運用を最優先し、現状のやり方を守る志向が強い企業像を指す社内用語で、同社はここからの脱却を宣言しています。

■コンポーネント×デジタル
モータやパワー半導体、FA機器などの“強いコンポーネント”にデータ分析やソフトウェアを組み合わせ、現場課題を解くソリューションへ拡張する三菱電機の提供スタイルを示す表現です。

■オン・トレード
全社で進める重点アクションを束ね、組織の壁を越えてスピード感を持って実行し続けることを狙った同社の運動体や取り組みの呼称です。

■自走する組織
現場の判断で自ら考え、試し、改善まで回しきる人材とチームを育てるという、三菱電機の組織づくりの方針を表す言葉です。

■ジェネレーション・キャッシュ
中期で「どれだけキャッシュを生み出すか」を累積額で示す社内指標で、資本配分や投資判断の基準として用いられます。

■MELSEC(メルセック)
三菱電機のプログラマブルコントローラ(シーケンサ)シリーズの名称で、製造現場の機械や装置を制御し、生産ラインの自動化・高効率化を支える中核製品群です。

■MELDAS(メルダス)
同社のCNC(コンピュータ数値制御)システムの名称で、工作機械の高精度・高速な制御を実現し、加工品質と生産性を引き上げるために用いられます。

■DIPIPM(ディップ・アイピーエム)
三菱電機が展開するモールド型パワー半導体モジュール(Intelligent Power Module)のシリーズ名で、モータ駆動などの電力変換回路を小型・高効率に実装するための製品群です。